DMEメソッドとは?効果やカランメソッドとの違いを初心者に解説

DMEメソッドはどんな学習法なのか」「カランメソッドとの違いは何なのか」を解説します。

英語を短期間で習得したい、でも効果的な方法がわからないという悩みを抱えている方も多いはずです。

そんな初心者におすすめなのがDMEメソッドです。

この記事では、DMEメソッドの効果や特徴、カランメソッドとの違いを初心者にもわかりやすく解説します。

この記事を読むと、以下のことがわかります。

  • DMEメソッドの概要と効果
  • DMEメソッドとカランメソッドの違い
  • DMEメソッドを提供しているオンライン英会話

この記事を読み終えると、DMEメソッドとは何か、DMEメソッドの効果、カランメソッドとの違いなどが理解できるようになりますよ。

ワシントン

DMEメソッドを活用して、効果的に英語力を向上させる方法を一緒に見ていきましょう。

目次

DMEメソッドとは?

DMEメソッドとは?

DMEメソッドについて、ここでは詳しく解説します。

以下の3つのポイントを中心に説明していきます。

  • DMEメソッドの概要
  • DMEメソッドの歴史と背景
  • DMEメソッドが生まれた理由

それでは1つずつ、ご紹介していきます。

①:DMEメソッドの概要

DMEメソッドとは、Direct Method for English(ダイレクトメソッド・フォー・イングリッシュ)の略称で、効果的な英語学習方法の1つです。

Direct method advantages
DMEメソッドの5つの特徴
  1. 英語のみを使用したレッスン構成
  2. 反復練習を重視
  3. 段階的な学習プログラム
  4. オンラインレッスンが中心
  5. 25分間の集中レッスン

このメソッドは、英語を英語で学ぶことを基本としています。

レッスンは全て英語で行われ、文法説明や単語の意味を日本語で教えることはありません。

代わりに、生徒は英語の質問に英語で答えることを繰り返し、自然な形で英語を習得していきます。

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初心者にとっては最初は難しく感じるかもしれません。

しかし、英語の環境に集中的に浸ることで、スピーキングとリスニング能力を効果的に向上させることができます。

②:DMEメソッドの歴史と背景

DMEメソッドは、2000年代初頭にカランメソッドを進化させるかたちで開発されたメソッドです。

19世紀末から20世紀初頭にかけて開発された直接教授法(ダイレクトメソッド)を基礎としています。

ダイレクトメソッドは、文法訳読法への反動として生まれました。

文法訳読法が文法規則の暗記や英文和訳に重点を置いていたのに対し、直接教授法は実際の会話や実用的な英語使用を重視したのです。

DMEメソッドは、この直接教授法の考え方を現代のオンラインレッスンに適応させた形です。

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カランメソッドの長所を受け継ぎつつ、文法や現代的な表現を強化しています。

③:DMEメソッドが生まれた理由

DMEメソッドが生まれた主な理由は、従来の英語学習法の問題点を解決するためです。

日本の英語教育では長年、文法や読解に重点が置かれ、実際のコミュニケーション能力の向上が課題とされてきました。

例えば、多くの学習者が、TOEIC®などの高得点を取得しても、実際の英会話では苦戦するという問題があります。

DMEメソッドは、このギャップを埋めるために開発されました。

英語を英語で学ぶことで、文法や単語を個別に学ぶのではなく、文脈の中で理解し、使えるようになることを目指しています。

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25分という短い時間で集中的に学習することで、忙しい社会人や学生でも継続しやすいという利点もあります。

DMEメソッドの効果をわかりやすく解説

DMEメソッドの効果をわかりやすく解説

次に、DMEメソッドの具体的な効果について詳しく解説します。

  • DMEメソッドで期待できる効果
  • 短期間で英語力が向上する理由

それでは1つずつ、ご紹介していきます。

①:DMEメソッドで期待できる効果

DMEメソッドを使うことで、様々な効果が期待できます。

英語脳が鍛えられ、英語の反射速度が向上します。DMEメソッドは、自身のレベルに合わせた文章での質問と回答を反復する学習方法です。

反復練習によって、英語を聞いて即座に理解し、回答する能力が養われます。

また、リテンション力(記憶力)も向上します。DMEメソッドでは、文章をまるごと覚えることが求められるため、自然と記憶力が鍛えられます。

ちなみに、スピーキング力とリスニング力も同時に向上します。

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講師との対話形式のレッスンを通じて、話す力と聞く力を効果的に伸ばすことができます。

②:短期間で英語力が向上する理由

DMEメソッドが短期間で効果を発揮する理由は、その学習方法にあります。

DMEメソッドでは、英語のみの環境に身を置くことで、英語脳が活性化されます。

日本語を介さずに英語で考え、話す習慣が身につくのです。

質問と回答を繰り返す形式により、実践的な会話力が養われます。実際のコミュニケーション場面を想定しているため、学んだ内容をすぐに活用できます。

さらに、文法や単語を文脈で理解することで、より自然な英語表現を習得できます。

定期的な復習と練習も、短期間での上達を支える重要な要素です。

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DMEメソッドは、効果的な復習システムを備えており、学んだ内容を確実に定着させることができます。

DMEメソッドを使った学習方法の紹介

DMEメソッドを使った学習方法の紹介

DMEメソッドを効果的に活用するための具体的な学習方法をご紹介します。

これらの方法を実践することで、英語力の向上を加速させることができます。

  • 英語のみの環境に身を置く
  • 質問と回答を繰り返す
  • 文法や単語を文脈で理解する
  • 定期的な復習と練習

それでは1つずつ、ご紹介していきます。

①:英語のみの環境に身を置く

DMEメソッドの特徴の一つは、英語のみの環境で学習することです。

レッスン中は日本語を一切使用せず、英語だけでコミュニケーションを行います。

初めは戸惑うかもしれませんが、この環境に慣れることで、英語で考え、英語で表現する能力が自然と身につきます。

オンラインレッスンでは、ネイティブスピーカーの講師と1対1で対話することで、より実践的な英語環境を体験できます。

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日常生活でも英語の音楽を聴いたり、英語のポッドキャストを聞いたりすることで、英語に触れる機会を増やすことができます。

②:質問と回答を繰り返す

DMEメソッドの核心部分は、質問と回答を繰り返す学習方法です。

講師が英語で質問し、生徒がフルセンテンスで回答するという形式を取ります。

上記は、イングリッシュベルのDMEメソッドを使った英語学習の動画です。

この方法により、リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えることができます。

質問の内容は、生徒のレベルに合わせて徐々に難しくなっていきます。

初めは簡単な質問から始まり、徐々に複雑な内容や長文の質問に移行していきます。

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この過程で、文法構造や語彙を自然に習得することができ、英語の表現力が向上します。

③:文法や単語を文脈で理解する

DMEメソッドでは、文法や単語を単独で学ぶのではなく、文脈の中で理解することを重視します。

単なる暗記ではなく、実際の会話で使える実用的な英語力を身につけることができます。

例えば、「have」という単語を学ぶ際、「I have a book.」「Do you have any questions?」など、様々な文脈で使用することで、その単語の多様な用法を自然に理解できます。

また、文法規則も、実際の会話の中で使用することで、より深く理解し、適切に活用する力が身につきます。

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英語の自然な表現力が向上し、より流暢な会話が可能になります。

④:定期的な復習と練習

DMEメソッドでは、定期的な復習と練習が重要です。

各レッスンの終わりには、学んだ内容の復習セッションがあり、新しく習得した表現や文法を確実に定着させることができます。

DMEメソッドでは、E-ラーニングシステムを活用した自習も推奨されています。レッスン外でも効果的に学習を継続することができます。

定期的にテストを受けることで、自身の進捗を確認し、弱点を把握することもできます。

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復習と練習を通じて、学んだ内容を長期記憶に定着させ、実際のコミュニケーションで活用できる英語力を養うことができます。

DMEメソッドのメリットとデメリット

DMEメソッドのメリットとデメリット

DMEメソッドのメリットとデメリットについて、詳しく紹介します。

  • DMEメソッドのメリット
  • DMEメソッドのデメリット
  • メリットとデメリットを比較

それでは1つずつ、ご紹介していきます。

①:DMEメソッドのメリット

DMEメソッドの最大のメリットは、初心者でも取り組みやすい点です。

英語の基礎から始めるため、文法や単語の知識が少ない人でも安心してスタートできます。

反復練習を通じて、自然な英語のセンテンスを身につけることができます。スピーキング力やリスニング力がアップするのです。

DMEメソッドでは、生徒が先生に質問する機会も多く、インタラクティブなレッスンが特徴です。

英語を使ったコミュニケーション能力が自然と身につきます。

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テキストも定期的に更新されるため、最新の英語表現やトピックを学ぶことができます。

②:DMEメソッドのデメリット

DMEメソッドには、いくつかのデメリットもあります。

  1. 反復練習が多く単調に感じる:自由に意見を述べたい人やフリートークを楽しみたい人にとっては、退屈に感じることがあるでしょう。
  2. 中級者以上の人には向いていない:DMEメソッドはどのレベルの生徒もステージ1から始めることが推奨されているため、既に基本的な文法や単語を習得している人には向いていません。

レッスンの進行が速いため、高い集中力が求められます。

③:メリットとデメリットを比較

DMEメソッドのメリットとデメリットを比較すると、初心者にとっては非常に効果的な学習法であることがわかります。

基礎からしっかりと学べるため、英語の土台を固めるのに最適です。

しかし、反復練習が多いため、単調に感じることがある点や、全てのレベルの生徒がステージ1から始める必要がある点は注意が必要です。

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中級者以上は、DMEメソッド以外の学習方法に着手するのがおすすめです。

DMEメソッドとカランメソッドの違いは?

DMEメソッドとカランメソッドの違いは?

DMEメソッドとカランメソッドは、どちらもダイレクトメソッドを基にした英語学習法ですが、いくつかの違いがあります。

ここでは、その違いについて詳しく紹介します。

  • DMEメソッドとカランメソッドの違い
  • どちらのメソッドが自分に合っているか判断する方法

それでは1つずつ、ご紹介していきます。

①:DMEメソッドとカランメソッドの違い

DMEメソッドとカランメソッドの主な違いは、文法学習の有無とレッスンの進行方法です。

カランメソッドは、文法学習を重視せず、反射的に英語を答える訓練に重点を置いています。

一方、DMEメソッドでは文法学習も組み込まれており、文法を理解した上で実践的な会話練習を行います。

DMEメソッドは初心者でも取り組みやすいように設計されており、ゆるやかに難易度が上がっていくのが特徴です。

カランメソッドは、既に基本的な文法力や語彙力がある人向けで、進行が速く、初心者には難しいと感じることが多いです。

②:どちらのメソッドが自分に合っているか判断する方法

どちらのメソッドが自分に合っているかを判断するためには、自分の英語学習の目的や現在のレベルを考慮することが重要です。

初心者で基礎からしっかり学びたい人や、文法を重視したい人にはDMEメソッドが向いています。

一方、既に基本的な英語力があり、スピード感のあるレッスンを好む人にはカランメソッドが適しています。

また、実際に両方のメソッドを体験してみることもおすすめです。

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無料体験レッスンのあるオンライン英会話もあるので、実際のレッスンを受けてみて、自分に合ったメソッドを選ぶと良いでしょう。

DMEメソッドを提供しているオンライン英会話3選

DMEメソッドを提供しているオンライン英会話3選

DMEメソッドを提供しているオンライン英会話スクールは数多くあります。

ここでは、主要なスクールをいくつか紹介します。

  • イングリッシュベル
  • ENGLISH METHOD(イーメソッド)
  • iTalk English(アイトーク)

それでは1つずつ、ご紹介していきます。

①:イングリッシュベル

①:イングリッシュベル
①:イングリッシュベル

イングリッシュベルは、DMEメソッドを提供しているオンライン英会話スクールの一つです。

このスクールでは、初心者からビジネスパーソンまで幅広いレベルに対応したレッスンが受けられます。

DMEメソッドの他にも、ビジネス英語TOEIC対策など多彩なコースが用意されています。

また、イングリッシュベルでは、フレンドリーな講師陣が揃っており、楽しく学べる環境が整っています。

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テキストの購入が不要で、レッスン中はテキストを見ずに進行するため、集中して学習に取り組むことができます。

②:ENGLISH METHOD(イーメソッド)

②:ENGLISH METHOD(イーメソッド)
②:ENGLISH METHOD(イーメソッド)

ENGLISH METHOD(イーメソッド)は、DMEメソッドを専門に提供しているオンライン英会話スクールです。

24時間いつでもレッスンを受けることができ、忙しい人でも自分のペースで学習を進めることができます。

イーメソッドの特徴は、3年に一度新しいエディションが開発されるため、常に最新の内容を学べる点です。

また、文法部分が強化されており、初心者からビジネスパーソンまで幅広いニーズに対応しています。

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無料で利用できるオンライン学習システムも充実しており、総合的な英語力を効果的に向上させることができます。

③:iTalk English(アイトーク)

③:iTalk English(アイトーク)
③:iTalk English(アイトーク)

iTalk English(アイトーク)は、DMEメソッドを提供するオンライン英会話スクールです。

特にスピーキング力の向上に重点を置いています。マンツーマンのレッスンが中心で、生徒一人ひとりのニーズに合わせたカスタマイズが可能です。

iTalk Englishでは、DMEメソッドの他にも、TOEICやTOEFL、IELTSなどの試験対策コースも提供しています。

講師陣は経験豊富で、生徒の発音や文法の間違いを丁寧に指導してくれます。

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レッスンの進行が速いため、高い集中力が求められますが、その分効果的に英語力を向上させることができます。

DMEメソッドについてよくある質問

DMEメソッドについてよくある質問

最後に、DMEメソッドに関するよくある質問について解説します。

  • DMEメソッドのデメリットは?
  • DME Kidsの英語レベルは?

それでは1つずつ、ご紹介していきます。

①:DMEメソッドのデメリットは?

DMEメソッドのデメリットは下記の3点です。

  1. レッスン中に高いプレッシャーにさらされる:レッスン中は先生からの質問に対して即座に回答する必要があり、これが初心者にとってはプレッシャーとなることがあります。また、反復練習が多いため、単調に感じることもあるでしょう。
  2. 上級者であっても最初から始める必要がある:DMEメソッドはステージ1からの受講が推奨されています。すでにある程度の英語力を持っている人にとっては退屈に感じる可能性が高いです。
  3. レッスンの費用がかさむ:長期間の受講が必要となるため、費用がかさむことがあります。

上記を理解した上で、DMEメソッドに取り組みましょう。

②:DME Kidsの英語レベルは?

DME Kidsは、DMEメソッドの初心者向けシリーズです。

小学校高学年からのお子様を対象に作られていますが、大人の初心者にも適しています。

DME Kidsのレベルは「Nice to meet you」から始まるため、基本的な英会話が既に理解できることが望ましいです。

DME Kidsでは、英語の基礎からしっかりと学ぶことができます。

文法や単語の習得に加え、スピーキングやリスニングの力を養うことができます。特に、反復練習を通じて自然な英会話力を身につけることができます。

DME Kidsは楽しく学べるように工夫されています。カラフルなビジュアルやイラストを使用し、子供たちの興味を引く教材が用意されています。

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こういった工夫によって、飽きずに楽しく学習を続けることができます。

まとめ:DMEメソッドで英語を効果的に学習しよう

まとめ:DMEメソッドで英語を効果的に学習しよう

DMEメソッドは、初心者でも取り組みやすく、短期間で英語力を向上させる効果的な学習法です。

カランメソッドとの違いを理解し、自分に合った方法を選ぶことで、英語学習の成果を最大化できます。

ワシントン

この記事を参考に、DMEメソッドを活用して英語力を飛躍的に向上させましょう。

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この記事を書いた人

当サイトの管理人です🦦

社会人になってから英語学習を始めて、2024年6月にTOEIC825点をとれました。英語力UPに関する情報を発信しています✈️

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