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「深夜2時の読書論」管理人のトバリです。普段はWEBマーケティングの会社を運営しており、夜に本を読む時間が私の癒しです。当ブログでは、哲学・社会学・思想・小説など、人文系のおすすめ本を紹介しています。深夜の静けさの中で、あなたにとっての特別な一冊が見つかりますように。
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大乗仏教の本おすすめ11選【般若経・法華経・中観を学ぶ入門書から名著まで】

大乗仏教に興味はあるけれど、般若経や法華経、中観や唯識と言われてもどこから手をつければいいかわからない。

そんな方は、少なくありません。

大乗仏教とは、紀元前後のインドで生まれた「すべての人が仏になれる」という革命的な思想運動です。

日本の仏教はそのすべてが大乗仏教から花開いたものであり、私たちの文化や死生観の根底にこの思想が流れています

この記事では、大乗仏教を基礎から学べるおすすめ本11冊を厳選しました。

概説書、経典の入門書、思想史の名著まで、僕が実際に読んできた本のなかから、初心者でも挫折しない読む順番で紹介します。

この記事を読めば、大乗仏教という壮大な思想体系の地図が頭のなかにできあがるはずです。

📿 大乗仏教おすすめ本診断

Q1. 大乗仏教について学ぶのは初めてですか?

Q2. どんな切り口で学びたい?

Q2. 深めたいのは?

Q3. 読んでみたい経典は?

Q3. 関心がある分野は?

あなたにおすすめの一冊は…

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目次

大乗仏教の入門おすすめ本3選

大乗仏教の入門おすすめ本3選
大乗仏教の入門おすすめ本3選

大乗仏教は「すべての人が仏になれる」という革命的な理念を掲げた思想運動です。

ここでは、予備知識がなくても大乗仏教の全体像をつかめる3冊を紹介します。

  • 竹村牧男『はじめての大乗仏教』:大乗仏教の世界観と人間観を平易に解説する決定版
  • 佐々木閑『大乗仏教 ブッダの教えはどこへ向かうのか』:ブッダの教えがいかに変容したかを追う
  • 梶山雄一『大乗仏教の誕生』:大乗仏教の出現を思想史的に解明する名著

竹村牧男『はじめての大乗仏教』(講談社現代新書)

大乗仏教を初めて学ぶなら、まずこの一冊をおすすめします。

著者の竹村牧男氏は東洋大学学長を務めた仏教学者であり、唯識思想の研究でも知られる大家です。

本書は、大乗仏教の世界観と人間観の核心を一冊に凝縮しています。

縁起の関係主義的な世界観、空の思想、自力と他力の問題。

大乗仏教という巨大な思想体系の見取り図が、新書のコンパクトなサイズでしっかりと描かれています。

日本の仏教が大乗仏教のどの土壌から花開いたのかが見えてくると、お寺や仏像の見え方も変わります。

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「大乗仏教って何?」から始められる、これ以上ない出発点です。

佐々木閑『大乗仏教 ブッダの教えはどこへ向かうのか』(NHK出版新書)

もともと自己鍛錬を目的としていたブッダの教えが、なぜ衆生救済を目指す大乗仏教へと変わっていったのか。

本書は、その思想的変容のプロセスを歴史的にたどる一冊です。

著者の佐々木閑氏は花園大学教授として仏教学・インド哲学を専門とし、NHKの番組でもおなじみの研究者です。

原始仏教と大乗仏教の違いがわかると、日本の各宗派の立ち位置もくっきりと見えてきます。

「なぜ大乗仏教は生まれたのか」という根本的な問いに答えてくれる一冊です。

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ブッダの出発点を知ってこそ、大乗の広がりが実感できます。

梶山雄一『大乗仏教の誕生』(講談社学術文庫)

大乗仏教がどのような思想的変遷を経て出現したのかを、「さとり」と「廻向」というキーワードを軸に解明した学術的名著です。

著者の梶山雄一氏は、インド仏教学の世界的権威として知られた研究者です。

原始仏教と他の宗教を比較する広い視野から、難解な思想を平易に説き明かしています。

大乗仏教の「誕生」という出来事がいかに画期的だったかを、知的興奮とともに追体験できます。

入門書を読んだあとのステップアップに最適な一冊です。

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大乗仏教の「なぜ」に真正面から答えてくれる、知のスリルに満ちた本です。

大乗経典の入門おすすめ本4選

大乗経典の入門おすすめ本4選
大乗経典の入門おすすめ本4選

大乗仏教の魅力は、何といってもその経典群の豊かさにあります。

ここでは、般若経・法華経・維摩経という三大経典に近づくための4冊を紹介します。

  • 中村元・紀野一義訳注『般若心経・金剛般若経』:サンスクリット原典からの現代語訳
  • 菅野博史『法華経入門』:法華経の歴史・構造・思想を解き明かす
  • 植木雅俊『100分de名著 法華経』:法華経の核心を100分で学べる
  • 植木雅俊訳『維摩経』:在家仏教の理想を描いた大乗の名経典

中村元・紀野一義訳注『般若心経・金剛般若経』(岩波文庫)

著:中村 元, 著:紀野 一義
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般若心経はわずか276文字に大乗仏教の精髄を凝縮した、世界でもっとも読まれている仏教経典のひとつです。

本書は、日本のインド哲学・仏教学の泰斗である中村元氏と紀野一義氏が、サンスクリット原典から翻訳した決定版です。

玄奘の漢訳とその読み下し文も収録されており、原典と漢訳を対照しながら読むことができます。

「色即是空 空即是色」。

この有名な一節が何を意味しているのか、本書を読めばその深みがはじめて見えてきます。

金剛般若経もあわせて収録されており、般若経の思想を体系的に学べます。

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般若心経を「暗唱できる」から「理解できる」に変えてくれる一冊です。

菅野博史『法華経入門』(岩波新書)

法華経は「誰もが仏になれる」という究極のメッセージを説いた、大乗仏教の根幹をなす経典です。

著者の菅野博史氏は、創価大学教授として法華経研究の最前線に立つ研究者です。

本書は、法華経の歴史、構造、思想を過不足なく解き明かした入門書です。

法華経がなぜ日蓮や最澄といった日本仏教の巨人たちを動かしたのか。

その思想的な力の源泉が、岩波新書のコンパクトな紙幅のなかで明快に語られます。

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法華経の「すごさ」を知るための最短ルートになる一冊です。

植木雅俊『NHK「100分de名著」ブックス 法華経』(NHK出版)

大乗仏教の経典に関心はあるけれど、学術書はハードルが高い。

そんな人にぴったりなのが、この『100分de名著 法華経』です。

著者の植木雅俊氏は、法華経のサンスクリット原典からの現代語訳を手がけた稀有な研究者です。

NHKの人気番組をベースに加筆修正された本書は、法華経の壮大な物語と思想を、短時間でわかりやすく伝えてくれます。

「三車火宅の喩え」「長者窮子の喩え」など、法華経の豊かな比喩の世界に気軽にふれられます。

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法華経の入り口としては、もっとも敷居の低い一冊です。

植木雅俊訳『維摩経』(角川ソフィア文庫)

維摩経は、在家の仏教者・維摩居士を主人公にした、大乗仏教でもっともドラマチックな経典のひとつです。

出家しなくても悟りに至れるという在家仏教の理想が、生き生きとした対話形式で描かれています

著者の植木雅俊氏はサンスクリット原典にもとづく正確な翻訳で知られ、本書でもその力が遺憾なく発揮されています。

維摩居士が仏弟子たちを次々と論破していくさまは、読み物としても痛快です。

維摩の沈黙で知られるクライマックスまで、大乗の精神が凝縮された一冊です。

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「在家でも悟れる」という大乗のメッセージが、もっとも鮮やかに描かれた経典です。

大乗仏教の思想を深掘りするおすすめ本4選

大乗仏教の思想を深掘りするおすすめ本4選
大乗仏教の思想を深掘りするおすすめ本4選

入門書と経典で大乗仏教の全体像がつかめたら、いよいよ思想の核心に迫りましょう。

ここでは、中観思想や仏教哲学の深みに分け入るための4冊を紹介します。

  • 中村元『龍樹』:空の思想を確立した大乗の巨人を描く名著
  • 三枝充悳『龍樹・親鸞ノート』:龍樹と親鸞を結ぶ思想の水脈をたどる
  • 竹村牧男『入門 哲学としての仏教』:大乗仏教を「哲学」として読み解く
  • 佐々木閑・宮崎哲弥『ごまかさない仏教』:仏・法・僧から仏教全体を問い直す

中村元『龍樹』(講談社学術文庫)

龍樹(ナーガールジュナ)は、大乗仏教の思想を体系化した最重要人物です。

本書は、日本の仏教学の巨人・中村元氏が、龍樹の生涯から思想の核心である「空」と「中道」までを描いた名著です。

龍樹は『中論』において、すべての存在に固定的な実体はないと論じました。

この「空の哲学」は大乗仏教の根幹をなす思想であり、中観派として後世に巨大な影響を与えています。

チベット仏教にも中国の三論宗にも、龍樹の思想は深く刻まれています。

大乗仏教を学ぶうえで、龍樹を避けて通ることはできません。

とばり

大乗仏教の「空」を理解するなら、龍樹から始めるのが王道です。

三枝充悳『龍樹・親鸞ノート』(法藏館)

龍樹の空の思想と、親鸞の浄土思想。

一見すると遠く離れた二人の思想家を結ぶ線を、著者の三枝充悳氏は鮮やかに描き出します。

三枝氏は中観思想の研究で知られる仏教学者であり、本書はインドの龍樹から日本の親鸞へと流れる大乗仏教の思想的水脈をたどった一冊です。

大乗仏教の思想がインドから東アジア、そして日本へと伝わるなかで何が受け継がれ、何が変わったのか。

その問いに答えてくれる、知的刺激に満ちた本です。

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インド仏教と日本仏教をつなぐ一本の線が、くっきりと見えてきます。

竹村牧男『入門 哲学としての仏教』(講談社現代新書)

仏教を「信仰」ではなく「哲学」として読み解くとどう見えるのか。

本書は、縁起・空・唯識という大乗仏教の三本柱を哲学的なフレームワークで横断的に解説する新書です。

唯識の専門家でもある竹村牧男氏だからこそ書ける、大乗仏教の思想の本質に迫る一冊です。

大乗仏教の概説書を読んだあとに、各思想の関係性を整理するのにぴったりです。

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大乗仏教を「思想」としてつかみたい人への、最良のガイドブックです。

佐々木閑・宮崎哲弥『ごまかさない仏教』(新潮選書)

仏教学者の佐々木閑氏と評論家の宮崎哲弥氏が、仏・法・僧という仏教の三本柱から仏教全体を問い直した対談本です。

大乗仏教はブッダの教えから逸脱しているのか、それとも正統な発展なのか。

この論争的な問いに対して、二人が妥協なく議論を交わします。

上座部仏教と大乗仏教の違い、日本仏教の特殊性、仏教と科学の関係まで。

大乗仏教を相対化する視点が得られることで、かえってその思想の独自性が際立ちます。

とばり

大乗仏教を「外側」から見つめ直す、刺激的な一冊です。

本をお得に効率よくインプットするコツ2選

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大乗仏教の本は入門書だけでも何冊もあるため、すべてを購入するとなかなかの出費になります。

そこで、僕が実際に使っている2つのサービスを紹介します。

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Amazonが運営するAudibleは、プロのナレーターが朗読した本を耳で聴けるサービスです。

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通勤中や家事のあいだに大乗仏教の入門書を「ながら読み」できるのは、忙しい社会人にとって大きなメリットです。

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Kindle Unlimitedは、月額980円で500万冊以上の本が読み放題になるサービスです。

仏教関連の書籍もラインナップに含まれており、気になった本を片っ端から試し読みできます。

「まずは広く浅く読んで、自分に合う一冊を見つけたい」という人には最適です。

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大乗仏教の本おすすめの読む順番ガイド

大乗仏教の本おすすめの読む順番ガイド
大乗仏教の本おすすめの読む順番ガイド

大乗仏教の本は、読む順番によって理解度が大きく変わります。

以下の3ステップで進めると、初心者でも自然にレベルアップできます。

ステップ目的おすすめ本
①入門大乗仏教の全体像をつかむ竹村牧男『はじめての大乗仏教』
佐々木閑『大乗仏教』
②経典大乗経典にふれる中村元『般若心経・金剛般若経』
菅野博史『法華経入門』
③深掘り思想を深め視野を広げる中村元『龍樹』
竹村牧男『入門 哲学としての仏教』

まずは竹村牧男氏の『はじめての大乗仏教』で全体像を把握し、次に般若心経や法華経の入門書で経典にふれる。

そこから中村元氏の『龍樹』で空の思想に踏み込み、最終的に『ごまかさない仏教』で大乗仏教を相対化する。

この順番で読み進めれば、大乗仏教という壮大な思想体系を自分の足で歩けるようになるはずです。

まとめ

まとめ
まとめ

大乗仏教とは、「すべての人が仏になれる」という革命的な理念のもとに生まれた思想運動です。

般若経が説く空の思想、法華経が描く一乗の理想、維摩経が示す在家の悟り。

中観と唯識という二大学派、そして如来蔵思想。

これらの思想の流れが、千数百年の時をこえて日本の文化と精神性の根底に息づいています。

今回紹介した11冊のなかから、まずは気になる一冊を手に取ってみてください。

大乗仏教の世界は、読むたびに慣れ親しんだ風景の見え方が変わっていく、奥深い読書体験を与えてくれるはずです。

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この記事を書いた人

とばりのアバター とばり 管理人

ブログ「深夜2時の読書論」の管理人🦉 20歳の時、読書家の友人から人文書をおすすめされて、本を読む楽しさを知る。昼間はWEB系の仕事、深夜に読書する毎日。人文書の「何から読めばいい?」を解決します📚 好み:哲学/思想/社会学/ミステリー/SF🕊️幼少期は『大泥棒ホッツェンプロッツ』を愛読。1994世代。

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