悩んでいる人安部公房の本を読んでみたいけど、どれから手をつけていいかわからない…。代表作が多すぎて迷います。
安部公房を読みたいけれど、『砂の女』『壁』『箱男』など代表作が多く、最初の一冊を決められない人も多いはずです。
不条理、SF、戯曲と作風が広いため、難しい作品から選ぶと途中で止まりやすくなります。
この記事では、2,000冊以上読んできた僕が、安部公房のおすすめ本13冊を初心者が入りやすい順にランキングで紹介します。
読みやすさ、作品の代表性、次の一冊へ進みやすいかを基準に比べるので、自分に合う入口と読む順番がわかります。
分野を横断して次の本も探すなら、文学作品のおすすめ本も参考にしてください。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
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本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
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kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
1位:『砂の女』(安部公房)
砂穴に閉じ込められた男を通して、自由と帰属の意味を問い直す長編です。
安部公房が、記録のような筆致と脱出劇の緊張感を重ねて構成しています。
昆虫採集に来た男、穴底の女、逃亡を阻む村人の関係が少しずつ変わります。
初めて安部公房を読む人や、不条理文学の入口を探す人に向く一冊です。
安部公房の入口として、これ以上ない一冊です。読みやすさと衝撃の両方を兼ね備えた傑作。
2位:『壁』(安部公房)
名前を失った男の姿から、社会の中で存在を認められる条件を考える作品集です。
芥川賞受賞作を中心に、寓意とユーモアを備えた複数の短編を収録しています。
S・カルマ氏は帰属を失い、現実そのものを奇怪な不条理として見るようになります。
短い作品から安部公房の変身、孤独、存在の主題にふれたい人に向く一冊です。
短いのに密度が濃い。安部公房のエッセンスを最短で体験してみてください。
3位:『他人の顔』(安部公房)
顔を失った男の仮面づくりを通して、外見と自己の結びつきを問う長編です。
医学部出身の安部公房が、仮面の製作を科学的な細部まで書き込んでいます。
男はプラスチック製の別の顔で妻に近づき、愛と人格の境界を試そうとします。
心理と科学が交わる不条理小説を読みたい人に向く一冊です。
SNSで「顔」を加工する時代にこそ、読んでみてください。60年前の小説がいまを予言していたことに驚くはずです。
4位:『箱男』(安部公房)
箱をかぶって都市を歩く男から、見ることと見られることの関係を考える長編です。
手記や場面転換、複数の仕掛けを重ね、語りの確かさまで揺らす構成です。
箱男、贋箱男、看護婦の関係が錯綜し、帰属を捨てた自由の行方が問われます。
安部公房の代表作を読んだあと、さらに実験的な小説へ進みたい人向けです。
難解さを含めて楽しめる方に。安部公房の最も尖った作品を体験したいなら、避けて通れない一冊です。
5位:『燃えつきた地図』(安部公房)
失踪者を追う興信所員が自分まで見失う過程から、都会の孤独を描く長編です。
安部公房が捜索劇の形を借り、手がかりが消えていく構成で不安を深めます。
依頼人の夫を追うほど、調査員自身の輪郭と帰る場所まで曖昧になります。
謎を追う物語と都市の不条理を一緒に味わいたい人に向く一冊です。
『砂の女』を読んで安部公房にハマったら、ぜひ次に手を伸ばしてみてください。
6位:『第四間氷期』(安部公房)
予言機械が人類の未来を語る展開から、現在と未来の関係を問うSF長編です。
安部公房が電子頭脳を軸に、予測実験から人類規模の危機へ物語を広げます。
平凡な中年男の未来を調べた試みが、文明の苛酷な行く先を示し始めます。
科学技術と社会を考えるSFから安部公房に入りたい人におすすめです。
AIの時代に読むと、1959年の小説がなぜここまで現代を見透かしていたのかと驚くはずです。
7位:『人間そっくり』(安部公房)
自称火星人との対話から、人間と正常の境界が揺らぐ恐怖を描くSF長編です。
ラジオ番組の脚本家と訪問者の応酬を中心に、立場が反転する構成です。
火星の土地や小説化を持ちかける男の弁舌に、脚本家の自己認識が崩れます。
会話中心で進む短めの不条理SFを最初に読みたい人に向く一冊です。
気軽に読み始められるのに、読後に考えこんでしまう。安部公房初心者にまず手にとってほしい一冊です。
8位:『カンガルー・ノート』(安部公房)
脛にかいわれ大根が生えた男の冥府巡りを、黒いユーモアで描く長編です。
安部公房最後の完成長編で、七章を通して奇妙な移動が連鎖します。
生命維持装置付きのベッドが、坑道や運河、賽の河原へ男を運びます。
代表作のあとに、晩年の軽さと死のイメージを読みたい人に向く一冊です。
安部公房の代表作を読み終えたあとに、最後の一冊として読んでほしい作品です。
9位:『水中都市・デンドロカカリヤ』(安部公房)
日常が水中世界や植物へ変わる瞬間から、人間存在の不安を描く短編集です。
安部公房の初期作品十一編を収め、寓意とユーモアで現実の境を崩します。
魚へ変わる父を描く『水中都市』や、植物になる男の『デンドロカカリヤ』を収録します。
長編の前に、変身と闖入の主題を一編ずつ味わいたい人におすすめです。
長編を読む時間がないときにも、一篇ずつ味わえるのがうれしい短編集です。
10位:『友達・棒になった男』(安部公房)
善意や変身が他者との関係を壊す怖さを、舞台の会話と動きで描く戯曲集です。
『友達』『棒になった男』『榎本武揚』の代表的な三編を収録しています。
九人家族が男の部屋へ入り込み、隣人愛を掲げて生活を支配していきます。
小説とは違う安部公房の演劇性を、台詞中心で読みたい人に向く一冊です。
「善意の押しつけ」に息が詰まった経験がある方に、読んでみてほしい一冊です。
11位:『飛ぶ男』(安部公房)
空を飛ぶ男の目撃から始まる、安部公房の未完の遺作を読める一冊です。
死後にフロッピーディスクから見つかった原稿と『さまざまな父』を収録します。
三人の目撃者と二発の銃弾が、飛ぶ男、中学教師、女性を結びつけます。
完成作を読んだあと、作家が最後に構想した世界をたどりたい人向けです。
未完であることを覚悟して読めば、安部公房が最後に見ていた風景を垣間見ることができます。
12位:『けものたちは故郷をめざす』(安部公房)
敗戦前夜の満州を南へ逃れる久木久三を通して、故郷と自由を問う長編です。
安部公房が四章構成で、政治勢力が入り乱れる雪原の逃避行を描きます。
久木は国籍さえ定かでない男と進み、敵味方を見分けられない状況に置かれます。
後年の帰属の主題が生まれた背景を、初期作品から知りたい人に向く一冊です。
安部公房の作風がどこから来たのかを知りたい方にとって、欠かせない一冊です。
13位:『笑う月』(安部公房)
夢の断片から、安部公房の創作にあるユーモア、恐怖、皮肉を味わう一冊です。
意識下の創作ノートと位置づけた夢のスナップショット十七編を収録します。
追いかけてくるオレンジ色の月など、夢の像が短い文章で生け捕りにされます。
小説を数冊読んだあと、発想の源をのぞきたい人におすすめです。
安部公房の小説を何冊か読んで「この人の頭のなかを知りたい」と思ったときに、手にとってほしい一冊です。
安部公房のおすすめ本についてのよくある質問


安部公房の本に関して、よく寄せられる質問にお答えします。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選


安部公房の小説は、耳と電子書籍を使い分けると生活の中で読み進めやすくなります。
移動時間を読書に変えるAudibleプレミアム


Audibleを使うと、通勤、移動、家事の時間を読書時間へ変えられます。
僕はAudibleプレミアムを数年使っていますが、机に向かえない日も本を進められ、読書効率が上がりました。
先に音声で全体を聴き、気になった章を紙またはKindleで読み直すと、内容を整理しやすくなります。
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Kindle Unlimitedなら、対象本を試し、合わなければ次の本へ移れるため、最初の一冊を選びやすくなります。
宇野常寛さんが紹介する読書術のように、Kindle本を読み上げながら文字を目で追う方法もあります。
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対象本、登録条件、読み上げの可否は本と端末で異なるため、公式画面と商品ページで確認してください。
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まとめ:安部公房のおすすめ本ランキング13選


13冊のランキングを、書名、著者、ジャンルとともに一覧へまとめました。
| ランキング | 書名 | 著者 | ジャンル | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 砂の女 | 安部公房 | 長編小説 | |
| 2位 | 壁 | 安部公房 | 長編小説 | |
| 3位 | 他人の顔 | 安部公房 | 長編小説 | |
| 4位 | 箱男 | 安部公房 | 長編小説 | |
| 5位 | 燃えつきた地図 | 安部公房 | 長編小説 | |
| 6位 | 第四間氷期 | 安部公房 | SF・実験小説 | |
| 7位 | 人間そっくり | 安部公房 | SF・実験小説 | |
| 8位 | カンガルー・ノート | 安部公房 | SF・実験小説 | |
| 9位 | 水中都市・デンドロカカリヤ | 安部公房 | 短編・戯曲 | |
| 10位 | 友達・棒になった男 | 安部公房 | 短編・戯曲 | |
| 11位 | 飛ぶ男 | 安部公房 | 短編・戯曲 | |
| 12位 | けものたちは故郷をめざす | 安部公房 | 初期作品・随筆 | |
| 13位 | 笑う月 | 安部公房 | 初期作品・随筆 |
おすすめ度は、初めて読む人の入りやすさと、テーマを考える深さをもとにした本記事独自の目安です。
次に読む本を広げるなら、カフカのおすすめ本も参考にしてください。
次に読む本を広げるなら、日本SF小説のおすすめも参考にしてください。





















