悩んでいる人「歴史学」を学問として学びたいけど、歴史の本と歴史学の本って何が違うの…?
この記事を読めば、歴史の読み物と歴史学の入門書の違いがわかり、最初に読む一冊を選べます。
この記事では、2,000冊以上読んできた僕が、歴史学を初めて学ぶ人のために10冊を厳選しました。
初心者向けの入門書から、史料の読み方や歴史叙述を学べる本まで順に紹介するので、歴史学の基本をつかみ、その次に読む本まで決められます。
歴史学に加えて、ほかの分野の入門書も探したい人は、教養おすすめ本ランキングも参考にしてください。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
>> 30日間無料でオーディブルを試す
本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
>> 30日間無料でKindle Unlimitedを試す
kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
1位:『歴史とは何か 新版』(E.H.カー)
歴史が事実の集積ではなく、歴史家と事実の対話で成り立つと学べる古典です。
E.H.カーの1961年講義をまとめ、2022年新版は近藤和彦氏が全面改訳しました。
歴史家の問題意識が、過去の事実に意味を与えるという考えを示します。
歴史学の考え方を最初に学びたい人が、まず読むべき一冊です。
2位:『歴史学入門 新版』(福井憲彦)
現代の歴史学が扱う問題と研究方法を、包括的に学べる史学概論です。
福井憲彦氏が、社会史の問題意識を軸に全14章で構成しています。
史料、地域、身体、家族、宗教、ジェンダーなど多様な方法を見渡せます。
現代歴史学の全体像をつかみたい大学生や独学者に向く標準テキストです。
3位:『東大連続講義 歴史学の思考法』(東京大学教養学部歴史学部会 編)
歴史家が史料をどう見て考えるかを、12回の講義で学べる本です。
東京大学教養学部の異なる専門を持つ歴史学者が、各自の研究をもとに解説します。
年号暗記ではなく、史料から過去を研究する歴史学の面白さを体感できます。
高校生や社会人が、歴史学的な思考法へ入るのに向く講義録です。
4位:『歴史学ってなんだ?』(小田中直樹)
歴史学の役割と方法を、身近な疑問から学べる入門書です。
フランス社会経済史を専門とする小田中直樹氏が、平易な言葉で解説します。
従軍慰安婦論争や歴史教科書問題を通じ、歴史学の方法と可能性を考えます。
歴史を暗記科目だと思っている人にこそ読んでほしい一冊です。
5位:『歴史学はこう考える』(松沢裕作)
歴史家が史料を読み、論文を組み立てる方法を学べる実践的な入門書です。
日本近代史を専門とする松沢裕作氏が、研究現場の作法を具体的に解説します。
史料批判の手続きと論証の組み立てから、歴史学固有の思考を理解できます。
歴史学の仕事を知り、自分の論文の読み方を変えたい人に向きます。
6位:『新版 歴史のための弁明――歴史家の仕事』(マルク・ブロック)
「歴史は何のためにあるのか」を根本から問い直す、歴史学の古典です。
アナール学派の創設者マルク・ブロックが、第二次大戦中に書いた未完の著作です。
歴史を過去の記録ではなく、人間の営みを理解する知的活動として説きます。
歴史学の必要性を深く考えたい人が、カーと並べて読むべき一冊です。
7位:『歴史を哲学する――七日間の集中講義』(野家啓一)
「歴史的事実」とは何かを、科学哲学・分析哲学から考える入門書です。
野家啓一氏が、7日間の講義形式で歴史認識の問題を解説します。
歴史の物語り論、歴史修正主義、遅塚忠躬との論争までを扱います。
歴史学と哲学が交わる地点で、認識論を深めたい人に向きます。
8位:『歴史的に考えるとはどういうことか』(南塚信吾・小谷汪之 編著)
日常にあふれる歴史表現を、誰がどう語ったのか考える本です。
6人の歴史家が、身近な題材から歴史との向き合い方を問題提起します。
教科書・漫画・ゲーム・映画・ドラマを、語り手と偏りの両面から見直せます。
ニュースを含む歴史の語られ方を批判的に読みたい人に向きます。
9位:『史学概論』(遅塚忠躬)
歴史学の研究手法と理論の変遷を体系的に学べる本格テキストです。
フランス革命史の泰斗・遅塚忠躬氏が、研究と教育の経験をもとに解説します。
496ページの大著で、歴史とは何かという問いを学問として掘り下げます。
大学史学科の水準で、歴史学を本気で究めたい人が読むべき一冊です。
10位:『日本の歴史をよみなおす(全)』(網野善彦)
日本中世史の農業中心の見方を覆し、歴史を読み直す力を学べる本です。
網野善彦氏が、漁民・職人・芸能民・遊女など非農業民に光を当てます。
「百姓=農民」という常識を疑い、別の日本史像を組み立てていきます。
方法論を具体的な研究成果から体感したい人に向く、歴史学の実例です。




歴史学の本をお得に効率よくインプットするコツ2選


歴史学の本は一冊で終わらせず、複数の著者や立場を読み比べるほど、論点の違いが見えてきます。
読む時間が足りない人は、移動中に聴けるAudibleと、対象本を定額で試せるKindle Unlimitedを使い分けてください。
通勤中にも歴史学の本を聴けるAudibleプレミアム


Audibleのプレミアムプランでは、月額1,500円で数十万以上の対象作品を聴き放題で楽しめます。
通勤中や家事の合間など、目で本を開けない時間を歴史学のインプットへ変えられます。
実際、僕もAudibleプレミアムを数年使っていますが、移動中にも本を聴けるので読書効率が上がりました。
無料体験を利用できる場合がありますが、対象条件と期間は登録画面で確認してください。
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気になる歴史学の本を定額で試せるKindle Unlimited


Kindle Unlimitedは、読み放題バッジの付いた対象本を定額で読み比べられるサービスです。
歴史学の本を開き、合わなければ次へ進めるので、自分に合う著者と難易度を見つけやすくなります。
読み放題の対象作品は変動するため、利用前に各商品ページの表示を確認してください。
気になる歴史学の本を一冊ずつ試し、読み続けたい本だけ紙やKindle版で手元に残してください。
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まとめ:歴史学おすすめ本ランキング10選


今回紹介した10冊を、初心者の読みやすさと歴史学への理解が深まる順にまとめました。
おすすめ度は、読みやすさ・扱う範囲・次の読書へつながるかをもとにした筆者の評価です。
| ランキング | 書名 | 著者 | ジャンル | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 歴史とは何か 新版 | E.H.カー | 歴史学入門 | |
| 2位 | 歴史学入門 新版 | 福井憲彦 | 史学概論 | |
| 3位 | 東大連続講義 歴史学の思考法 | 東京大学教養学部歴史学部会 編 | 歴史思考 | |
| 4位 | 歴史学ってなんだ? | 小田中直樹 | 歴史学入門 | |
| 5位 | 歴史学はこう考える | 松沢裕作 | 歴史学方法論 | |
| 6位 | 新版 歴史のための弁明――歴史家の仕事 | マルク・ブロック | 歴史学古典 | |
| 7位 | 歴史を哲学する――七日間の集中講義 | 野家啓一 | 歴史哲学 | |
| 8位 | 歴史的に考えるとはどういうことか | 南塚信吾・小谷汪之 編著 | 歴史思考 | |
| 9位 | 史学概論 | 遅塚忠躬 | 史学概論 | |
| 10位 | 日本の歴史をよみなおす(全) | 網野善彦 | 日本史・歴史学 |
迷ったら、1位の『歴史とは何か 新版』から読み始めてください。
一冊目で気になった論点が見つかったら、そのテーマを扱う次の本へ進むと理解を深められます。




















