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とばり
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「深夜2時の読書論」管理人のトバリです。普段はWEBマーケティングの会社を運営しており、夜に本を読む時間が私の癒しです。当ブログでは、哲学・社会学・思想・小説など、人文系のおすすめ本を紹介しています。深夜の静けさの中で、あなたにとっての特別な一冊が見つかりますように。
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村上春樹のおすすめ本23選【初心者向け読む順番と最高傑作を厳選】

悩んでいる人

村上春樹って作品が多すぎて、初心者はどの本から読めばいいか全然わかりません。

その気持ち、よくわかります。村上春樹は長編だけで15作、短編集や翻訳、エッセイまで含めると著作は100冊をこえます。

この記事では、村上春樹の著作を23冊厳選し、初心者でも迷わない読む順番付きで紹介しました

本記事の内容は、下記のとおりです。

  • 初心者向けの読む順番を短編→長編→大作のステップで紹介
  • 最高傑作と呼ばれる長編5選を難易度付きで解説
  • 小説だけでなくエッセイまで23冊を網羅
  • 村上春樹の全作品リストとよくある質問も掲載

この記事を読めば、あなたに合った村上春樹の一冊が必ず見つかるはずです。

とばり|深夜2時の読書論 管理人
とばり
✍️ この記事を書いた人

哲学・思想・文学を中心に2,000冊以上を読了。初心者向けにおすすめ本をご紹介しています。運営者情報では、自宅の本棚や、これまで売却してきた書籍数も公開しています。本オタクです。

村上春樹は「読む順番」で印象がまるで変わる作家です。短編で文体に慣れてから長編へ進み、リアリズム作品から幻想的な作品へとステップアップする構成にしました

とばり

どの本から読めばいいか迷っている方は、下の診断をやってみてください。

いくつかの質問に答えるだけで、あなたにぴったりの一冊が見つかります。

📚 村上春樹おすすめ本診断

Q1. 村上春樹の小説を読んだことはありますか?

Q2. どんな作品に興味がありますか?

Q2. 次にどの方向を深めたいですか?

Q3. どんなテーマに惹かれますか?

あなたにおすすめの一冊は…

目次

村上春樹の初心者向けおすすめ短編集3選

村上春樹の初心者向けおすすめ短編集3選
村上春樹の初心者向けおすすめ短編集3選

村上春樹の入口として最適な短編集を3冊選びました。まずはここで文体のリズムに慣れてください。

  • 『カンガルー日和』(講談社文庫)
  • 『女のいない男たち』(文春文庫)
  • 『神の子どもたちはみな踊る』(新潮文庫)

『カンガルー日和』(講談社文庫)

スクロールできます
発行年ページ数本の難易度
1986年183ページ
入門

村上春樹の短編のなかでも、とびきり軽くて楽しい一冊です。

表題作「カンガルー日和」をはじめ、日常のなかに不思議がするりと入りこんでくる18編が収められています。

村上春樹特有の文体のリズムに慣れるには、この短編集が最適です。

1編あたり数ページなので、通勤電車のなかでも読めます。

とばり

村上春樹を一度も読んだことがない方に、最初の一冊としておすすめです。

★★★★☆ 4.2 Amazonレビュー
良い口コミ:「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて、という有名な短編が入った本です。暗い気持ちの時にパっと明るさをくれた本です。」(船本 千代さん)
気になる口コミ:「ことばの肌触りみたいなのを楽しむ」(鹿野苑さん)

『女のいない男たち』(文春文庫)

スクロールできます
発行年ページ数本の難易度
2016年251ページ
初心者向け

映画「ドライブ・マイ・カー」の原作を含む短編集です。

「女のいない男たち」という共通テーマのもと、喪失と孤独を描いた6編が収められています。

映画をきっかけに村上春樹に興味を持った方にとっては、原作と映画の違いを楽しめる入口になります。

短編としての完成度が高く、どの一編から読んでも引きこまれます。

とばり

映画「ドライブ・マイ・カー」が好きだった方に、原作の深みを味わってほしい一冊です。

★★★★☆ 4.0 Amazonレビュー
良い口コミ:「村上ワールドを旅先の飛行機内で気楽に楽しむのにちょうどよい読み物でした。」(カスタマーさん)
気になる口コミ:「ひさしぶりに村上春樹の小説を読んだけど、面白かった。 『イエスタデイ』の主人公は、ちょっと村上作品には珍しい感じの人だと思った。」(アマゾン一郎さん)

『神の子どもたちはみな踊る』(新潮文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2002年172ページ
初心者向け

1995年の阪神・淡路大震災をモチーフにした連作短編集です。

地震そのものを直接描くのではなく、震災後の人々の心のゆれを静かに掬いとるのが本書の特徴です。

「かえるくん、東京を救う」は村上春樹の短編のなかでも屈指の人気作です。

連作なので通して読むと一つの世界が浮かびあがりますが、一編ずつ独立しても楽しめます。

とばり

村上春樹の「軽さ」と「深さ」が同時に味わえる、短編集の最高峰です。

★★★★☆ 4.3 Amazonレビュー
良い口コミ:「図書館で借りて読み、購入決めました 村上春樹は長編やエッセイ、どれも全て苦手ですが(ハルキストの皆様すみません)、 この一冊だけは私にしっくりきました 子どもの」(kamomeさん)
気になる口コミ:「無駄に性的な描写や低俗な下ネタをぶっ込んでくる性癖がなければ面白いと思うが、 性的描写があまりに露骨かつ低俗なために身構えてしまい、特に前半はまともに読むことが」(GSさん)

村上春樹の初心者が最初に読むべき長編おすすめ4選

村上春樹の初心者が最初に読むべき長編おすすめ4選
村上春樹の初心者が最初に読むべき長編おすすめ4選

短編で文体に慣れたら、次は長編へ。リアリズムから幻想へ、段階的にステップアップできる4冊を選びました。

  • 『ノルウェイの森』(講談社文庫)
  • 『風の歌を聴け』(講談社文庫)
  • 『海辺のカフカ』(新潮文庫)
  • 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(新潮文庫)

『ノルウェイの森』(講談社文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2004年304ページ
入門〜初心者

累計発行部数1000万部をこえた、村上春樹の最も有名な長編です。

大学生のワタナベが、心を病んだ直子と活発な緑のあいだで揺れ動く青春と喪失の物語です。

村上春樹作品のなかでは珍しく幻想的な要素がほとんどなく、リアリスティックな恋愛小説として読めます。

読みやすさという点では全長編のなかで群を抜いています。

とばり

村上春樹の長編に初めて挑む方に、迷わずおすすめできる一冊です。

★★★★☆ 4.1 Amazonレビュー
良い口コミ:「時代設定が今から50年くらい前なのですが、好きな人への情熱とか、男女の恋愛とか…気持ちは現在も変わらないなぁと思いました。」(しょこらさん)
気になる口コミ:「うつ病の女の子とアスペルガーの男のはなし」(あにょーさん)

『風の歌を聴け』(講談社文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2004年128ページ
入門〜初心者

1979年のデビュー作にして、村上春樹の原点です。わずか130ページ。

21歳の「僕」が、海辺の街で過ごしたある夏の記憶を振りかえる。それだけの物語です。

しかしこの薄い一冊に、村上春樹の文章のDNAがすべて詰まっているのです。

群像新人文学賞を受賞。ここからすべてが始まりました。

とばり

ノルウェイの森を読んだあとに読むと、村上春樹の出発点が見えてきます。

★★★★☆ 4.2 Amazonレビュー
良い口コミ:「高橋源一郎さんがこの小説が出た時に、やられた!と思ったという記事をどこかで読んだことがある。何についてそう思ったは書いてなかった(はず)。」(bb3danさん)
気になる口コミ:「港とレコードと文章を書くことと。 なんか好き 思い出の一冊。」(Kindleのお客様さん)

『海辺のカフカ』(新潮文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2005年809ページ
初〜中級者向け

15歳の少年カフカが家出をする。そこから始まる、成長と冒険の物語です。

少年の現実の旅と、老人ナカタさんの不思議な旅が交互に語られ、やがて交差していきます

村上春樹の幻想的な世界観を本格的に体験できる、最初の一冊として最適です。

上下巻で分量はありますが、物語の推進力が強いので一気に読めます。

とばり

村上春樹の「リアリズムではない世界」に足を踏み入れたいとき、この本が最良の入口です。

★★★★☆ 4.4 Amazonレビュー
良い口コミ:「「途方に暮れる」ことから始まる、始める。」(たおさん)
気になる口コミ:「よくわからない時代とよくわからない人間のためのわかりやすい作品」(オジサン太郎さん)

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(新潮文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2010年715ページ
初〜中級者向け

二つのまったく異なる物語が交互に進行し、最後に交差する。村上春樹の最高傑作と呼ぶ声が多い長編です。

「ハードボイルド・ワンダーランド」では計算士の男が地下世界で冒険し、「世界の終り」では壁に囲まれた静かな街で影を失った男が暮らす

谷崎潤一郎賞を受賞した本作は、村上春樹の想像力が全開で炸裂する傑作です。

初心者にも読めますが、少し助走をつけてから挑むと味わいが深まります。

とばり

「最高傑作は?」と聞かれたら、多くのファンがこの一冊を挙げます。

★★★★☆ 4.3 Amazonレビュー
良い口コミ:「「ハードボイルド・ワンダーランド (意識の世界)」と「世界の終り (意識下の世界)」が交互に語られ、物語作家としての村上春樹の力量が遺憾なく発揮されている作品で」(tanabataさん)
気になる口コミ:「やはり私的に彼の絶頂本は1Q84ですね。ここでも作者のフレーズは相変わらず素晴らしいですが、彼が何故にノーベル獲れないのかが良く理解できる作品だと思いました。」(SORAさん)

村上春樹の最高傑作と呼ばれる長編おすすめ5選

村上春樹の最高傑作と呼ばれる長編おすすめ5選
村上春樹の最高傑作と呼ばれる長編おすすめ5選

村上春樹の長編のなかでも「最高傑作」の呼び声が高い5作品を紹介します。読みごたえは保証します。

  • 『羊をめぐる冒険』(講談社文庫)
  • 『ねじまき鳥クロニクル』(新潮文庫)
  • 『1Q84』(新潮文庫)
  • 『騎士団長殺し』(新潮文庫)
  • 『街とその不確かな壁』(新潮社)

『羊をめぐる冒険』(講談社文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2004年532ページ
初〜中級者向け

「僕」と「鼠」が登場する三部作の完結編です。野間文芸新人賞を受賞しました。

北海道の牧場を舞台に、謎の「羊」を探す旅が展開される冒険小説です。

前2作(風の歌を聴け、1973年のピンボール)で描かれた青春が終わり、物語が本格的に動きだす転換点になっています。

鼠三部作を順番に読んできた方にとって、この完結の後味は格別です。

とばり

風の歌を聴けを読み終えたら、次はこの一冊に進んでください。

★★★★☆ 4.2 Amazonレビュー
良い口コミ:「時代背景から当時の若者たちの考え方やアイデンティティも容易に想像でき、ぐんぐんと惹き込まれる物語です。」(永井 由紀江さん)
気になる口コミ:「学生時代に読んだ本、再度読んでみた」(ライター希望さん)

『ねじまき鳥クロニクル』(新潮文庫)

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発行年ページ数本の難易度
1997年1121ページ
中・上級者向け

読売文学賞を受賞した、村上春樹の長編のなかでも最も重厚な作品です。全3巻。

失踪した妻を探す男・岡田トオルの物語は、やがてノモンハン事件という歴史の闇へと接続していきます

暴力、権力、意識の深層。村上春樹がそれまで避けてきたテーマに正面からぶつかった転機の作品です。

読みごたえは全作品中トップクラス。覚悟して臨んでください。

とばり

村上春樹の「深い側」を知りたい方に、避けて通れない大作です。

★★★★☆ 4.3 Amazonレビュー
良い口コミ:「この全くわからないストーリー展開で惹きつける力。さすがです。次巻が楽しみです。。。」(ちのひろうさん)
気になる口コミ:「upper層のための文学なのだと強く感じた。 作者は意図を持って創作に及んだと聞くが、読者の対象となっていない人間にとって、ただのファンタジーに過ぎない。」(24601さん)

『1Q84』(新潮文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2012年2000ページ以上
中級者向け

2009年の発売時に社会現象となった超ベストセラーです。全3巻。

1984年から「1Q84年」に迷いこんだ青豆と天吾。二人の物語が交互に語られ、やがて「空気さなぎ」をめぐる謎に収束していきます

壮大なスケールのラブストーリーであり、同時に村上春樹流のディストピア小説でもあります。

まずはBOOK1を読んで、引きこまれたらBOOK2、BOOK3へ。

とばり

村上春樹の長編を「一気読み」する快感を味わいたい方に、最適な大作です。

★★★★☆ 4.4 Amazonレビュー
良い口コミ:「星1つをつけてる方たちがあまりにも熱いレビューを書いているものだから逆に気になって読んでみた。」(todoroさん)
気になる口コミ:「初めて作者の作品を読みましたが、読みやすい。それに安く買えて助かりました。」(k2さん)

『騎士団長殺し』(新潮文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2019年1000ページ以上
中級者向け

2017年に発表された、村上春樹の15作目の長編小説です。全2巻。

妻と別れた画家が小田原の山荘で暮らしはじめ、屋根裏で見つけた一枚の絵「騎士団長殺し」をきっかけに、不思議な出来事に巻きこまれていきます

「イデア」と「メタファー」という概念が物語の鍵を握っており、村上春樹の円熟した筆致が光ります。

とばり

村上春樹の最新期の長編を読みたい方に、騎士団長殺しか街とその不確かな壁から入るのがおすすめです。

★★★★☆ 4.4 Amazonレビュー
良い口コミ:「1からの続き。ページターナー。読んでいただきたい。オススメです。」(shellyさん)
気になる口コミ:「ランキングが高かったので、購入。読んでみたが、いまいち面白くないし作品に没頭出来ない。つまらないお伽話みたい。」(Oyajimaruさん)

『街とその不確かな壁』(新潮社)

著:村上 春樹
¥1,600 (2026/02/23 22:31時点 | Amazon調べ)
スクロールできます
発行年ページ数本の難易度
2023年672ページ
中・上級者向け

2023年に6年ぶりに発表された最新長編です。

壁に囲まれた「街」と、現実世界を行き来する物語。1980年の中編をベースに、40年の歳月を経て書きなおされた集大成です。

村上春樹がキャリアを通じて描いてきた「壁の内と外」というテーマの到達点と言える作品です。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドを先に読んでおくと、より深く味わえます。

とばり

世界の終り〜を読んで「あの壁の街をもっと知りたい」と感じた方に、答えを用意してくれる一冊です。

★★★★☆ 4.3 Amazonレビュー
良い口コミ:「This was a beautiful book with some of the ideas from Hard Boiled Wonderland rei」(悟さん)

村上春樹の隠れた名作・穴場おすすめ長編4選

村上春樹の隠れた名作・穴場おすすめ長編4選
村上春樹の隠れた名作・穴場おすすめ長編4選

定番とは言いきれないけれど、読んだ人の満足度が極めて高い穴場的な長編を4冊紹介します。

  • 『ダンス・ダンス・ダンス』(講談社文庫)
  • 『国境の南、太陽の西』(講談社文庫)
  • 『スプートニクの恋人』(講談社文庫)
  • 『アフターダーク』(講談社文庫)

『ダンス・ダンス・ダンス』(講談社文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2004年約800ページ
初〜中級者向け

多くのファン投票で1位に輝く、隠れた人気作です。

鼠三部作の続編にあたり、「僕」がホテルで奇妙な体験を重ねながら、消えた人々の行方を追う物語です。

80年代バブル期の東京と北海道を舞台にした空気感が、読者のノスタルジーを誘います

羊をめぐる冒険を読んだあとに読むと、物語がきれいにつながります。

とばり

鼠三部作が気に入った方に、その「続き」として必ず読んでほしい一冊です。

★★★★★ 4.5 Amazonレビュー
良い口コミ:「文句なしの傑作 大人版「千と千尋の神隠し」」(Amazon Customerさん)
気になる口コミ:「変わりゆく時代への戸惑いを描いた上巻」(しまとらさんさん)

『国境の南、太陽の西』(講談社文庫)

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発行年ページ数本の難易度
1995年264ページ
初心者向け

村上春樹の長編のなかで最もコンパクトで、最もストレートな恋愛小説です。

バーを経営するハジメが、初恋の女性・島本さんと再会し、安定した現在と過去の情熱のあいだで揺れる物語です。

村上春樹にしては珍しく、物語の構造がシンプル。だからこそ感情の機微がダイレクトに伝わります。

とばり

村上春樹の恋愛小説を読みたいとき、ノルウェイの森の次に手に取ってほしい一冊です。

★★★★☆ 4.3 Amazonレビュー
良い口コミ:「村上春樹では、ノルウェイの森と、これがリアリズム寄りの作品です。」(29さん)
気になる口コミ:「いつも別れた恋人に恋焦がれて、今目の前にいる彼女を気づつけてしまう男の物語に感じました。2021年ではいわゆる不倫男として叩かれるような男だと思います。」(dsukeさん)

『スプートニクの恋人』(講談社文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2001年274ページ
初〜中級者向け

ギリシャの小さな島を舞台にした、幻想的な恋愛小説です。

22歳のすみれが年上の女性ミュウに恋をし、ギリシャの島で忽然と消えてしまう。「僕」はすみれを探しに島へ向かいます。

喪失と不在のテーマが、エーゲ海の光のなかで美しく結晶した作品です。

とばり

村上春樹の「どこかに消えてしまう人」というモチーフが好きな方に、たまらない一冊です。

★★★★☆ 4.2 Amazonレビュー
良い口コミ:「村上春樹は今、人生2回目のハマり時期?ということで色々読んでますが、これも中々面白かったです。ラストがちょっとスッキリして物足りない、という気もしましたが笑。」(かこさん)
気になる口コミ:「一度では理解しきれない部分が多くあると思う、もう一度時間をおいて読みたい」(Amazonさん)

『アフターダーク』(講談社文庫)

スクロールできます
発行年ページ数本の難易度
2006年213ページ
初心者向け

真夜中から明け方までの一晩だけを描いた、映画的な構成の長編です。

深夜のファミレス、ラブホテル、コンビニ。東京の夜の風景のなかで、それぞれの人生が静かに交差していきます

村上春樹の長編のなかで最も短く、最も実験的な一冊です。

一晩で読める分量なので、村上春樹の穴場作品として気軽に手に取れます。

とばり

夜ふかししたくなる夜に読むと、物語の時間と自分の時間がリンクする不思議な体験ができます。

★★★★☆ 4.0 Amazonレビュー
良い口コミ:「物語というより、記録に近い作品。 真夜中から明け方までに起きた出来事を、正確に淡々とつづっている。」(えすこさん)
気になる口コミ:「ちょっと短く感じる作品です、続編があってもいいかも」(アトゥーシさん)

村上春樹のエッセイ・ノンフィクションおすすめ4選

村上春樹のエッセイ・ノンフィクションおすすめ4選
村上春樹のエッセイ・ノンフィクションおすすめ4選

小説とは違う村上春樹の素顔にふれられるエッセイを4冊選びました。小説が苦手な方にもおすすめです。

  • 『走ることについて語るときに僕の語ること』(文春文庫)
  • 『村上ラヂオ』(新潮文庫)
  • 『職業としての小説家』(新潮文庫)
  • 『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』(新潮文庫)

『走ることについて語るときに僕の語ること』(文春文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2010年272ページ
入門

村上春樹がマラソンランナーとしての自分を語った、自伝的エッセイです。

走ることと書くことの共通点。フルマラソンを完走するために何が必要で、それが小説を書くこととどうつながるのかを率直に語ります。

村上春樹の創作の秘密を知りたい方にとって、最もアクセスしやすい一冊です。

小説が苦手な方でも楽しめるエッセイです。

とばり

走ることが好きな方にも、書くことが好きな方にも、等しくおすすめできる一冊です。

★★★★★ 4.5 Amazonレビュー
良い口コミ:「村上春樹が好きなので、気軽に読める一冊として購入しました。 すぐに届き、旅行前に間に合ってくれて、良い旅の友になりました。」(綾香さん)
気になる口コミ:「楽しみだったのにカバーがボロボロのものが来た。」(Amazon カスタマーさん)

『村上ラヂオ』(新潮文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2003年140ページ
入門

安西水丸のイラストとともに綴られた、日常エッセイの傑作です。

好きな音楽、食べもの、日々のちょっとした出来事。村上春樹のユーモアと感性が肩の力を抜いた文体で綴られています

小説とはまったく違う村上春樹の素顔がのぞける、ファン必読のエッセイです。

とばり

小説の合間の気分転換に読むと、村上春樹という人物への親しみが倍増します。

★★★★☆ 4.3 Amazonレビュー
良い口コミ:「✨️人生は人の事情にはお構いなく勝手に流れていく。」(やすらぎさん)
気になる口コミ:「村上春樹さん、初めて読みました」(雑読おやじさん)

『職業としての小説家』(新潮文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2016年264ページ
初心者向け

村上春樹が「小説家とは何か」を正面から語った、自伝的エッセイです。

デビューの瞬間、毎日の執筆習慣、批判への向きあい方。35年以上の作家生活で得た知見を率直に明かしています。

創作に興味がある方にとっては、最高の「書くこと」の教科書です。

とばり

「村上春樹はどうやって小説を書いているのか」を知りたい方への決定版です。

★★★★★ 4.5 Amazonレビュー
良い口コミ:「いかにして、小説家、村上春樹は誕生したのか?」(安達武史さん)
気になる口コミ:「人間の深いところを見た気がする」(においさん)

『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』(新潮文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2002年106ページ
入門〜初心者

スコットランドのアイラ島とアイルランドを旅しながら、ウイスキーについて語るエッセイです。

ラフロイグやボウモアの蒸留所を訪ね、グラスを傾けながら「言葉にできないもの」について考える

ウイスキーを飲みながら読みたくなる、五感に訴えかける旅行エッセイです。

とばり

ウイスキーが好きな方はもちろん、旅と読書が好きなすべての方におすすめです。

★★★★☆ 4.4 Amazonレビュー
良い口コミ:「この本を読んで、ラフロイグとボウモアの違いが良くわかりました。まだ飲み比べはしていませんが、その日が楽しみです。」(船本 千代さん)
気になる口コミ:「思ったより薄く、ページの紙も厚いので、実際にそこまでの文量はありません。」(ゼオさん)

村上春樹をさらに深く味わう短編集おすすめ3選

村上春樹をさらに深く味わう短編集おすすめ3選
村上春樹をさらに深く味わう短編集おすすめ3選

長編をいくつか読んだあとに手を伸ばすと、より深く楽しめる短編集を3冊紹介します。

  • 『東京奇譚集』(新潮文庫)
  • 『螢・納屋を焼く・その他の短編』(新潮文庫)
  • 『一人称単数』(文春文庫)

『東京奇譚集』(新潮文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2007年178ページ
初心者向け

日常のなかに潜む「奇妙な出来事」を描いた5編の短編集です。

偶然の一致、消えた猫、見知らぬ女からの電話。現実のすぐ隣にある不思議が、村上春樹らしい筆致で描かれます。

「品川猿」は短編としての完成度が特に高く、ファンのあいだでも評価の高い一編です。

とばり

短編で村上春樹の「不思議な味わい」をもっと楽しみたい方におすすめです。

★★★★☆ 4.3 Amazonレビュー
良い口コミ:「日々移動する腎臓のかたちをした石という作品がとても好きでした。「すごく大事なことだよ、それは。職業というのは本来愛の行為であるべきなんだ。」(船本 千代さん)
気になる口コミ:「この人の小説は、短編のほうが面白うと思う。不思議な5つの物語。「品川猿」がよかったかな。」(チャリンコの拓海?さん)

『螢・納屋を焼く・その他の短編』(新潮文庫)

スクロールできます
発行年ページ数本の難易度
1987年158ページ
初心者向け

「螢」はノルウェイの森の原型となった短編です。

この一編を読むと、あの長編がどのような種から育ったのかがわかります

「納屋を焼く」は韓国映画「バーニング」の原作としても知られ、村上春樹の短編の代表作の一つです。

長編ファンが短編に手を伸ばすきっかけになる一冊です。

とばり

ノルウェイの森が好きだった方に、その「種」である螢を読んでほしいです。

★★★★☆ 4.2 Amazonレビュー
良い口コミ:「村上春樹「螢」 「ノルウェーの森」の元になった小説ということだ。」(Boochanhouseさん)
気になる口コミ:「長編に関連する短編。こっちの方が好きかも。」(鹿野苑さん)

『一人称単数』(文春文庫)

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発行年ページ数本の難易度
2023年197ページ
初〜中級者向け

2020年に発表された最新の短編集です。円熟した筆致の8編が収められています。

「一人称単数」というタイトルどおり、すべての物語が「僕」の一人称で語られます

村上春樹70代の文章は、若いころの軽やかさとは異なる、静かな深みを湛えています。

初期作品を読んできた方が最後に読むと、作家の変化と一貫性の両方を感じられます。

とばり

村上春樹の「今」を知りたい方に、最新の短編集としておすすめです。

★★★★☆ 4.0 Amazonレビュー
良い口コミ:「これまで読んだ村上さんの短編集の中で、ダントツいちばんに好きです!限りなくノンフィクションの香りのするフィクション?のようで、妙に現実味があります。」(Amazon カスタマーさん)
気になる口コミ:「大変素晴らしいとは思いますが、」(やまちゃんさん)

村上春樹の本をお得に効率よくインプットするコツ2選

村上春樹の本をお得に効率よくインプットするコツ2選
村上春樹の本をお得に効率よくインプットするコツ2選

村上春樹の著作をお得に楽しむなら、Amazonの読書サービスを活用するのがおすすめです。

12万冊が耳で聴けるAudibleプレミアム

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Audibleは、Amazonが提供するオーディオブックサービスです。

月額1,500円で12万冊以上の本が聴き放題になります。村上春樹の長編は分量があるため、通勤中やランニング中に耳で聴くのも一つの楽しみ方です。

30日間の無料体験があるので、気になる方はまず試してみてください。

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500万冊が読み放題のKindle Unlimited

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村上春樹のエッセイや一部の短編集もKindle版で配信されています。

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村上春樹の全作品リスト【長編・短編集・エッセイ】

村上春樹の全作品リスト【長編・短編集・エッセイ】
村上春樹の全作品リスト【長編・短編集・エッセイ】

村上春樹の主要作品を一覧にまとめました。☆は本記事で紹介している作品です。

長編小説発表年受賞歴
☆ 風の歌を聴け1979年群像新人文学賞
1973年のピンボール1980年
☆ 羊をめぐる冒険1982年野間文芸新人賞
☆ 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド1985年谷崎潤一郎賞
☆ ノルウェイの森1987年
☆ ダンス・ダンス・ダンス1988年
☆ 国境の南、太陽の西1992年
☆ ねじまき鳥クロニクル1994年読売文学賞
☆ スプートニクの恋人1999年
☆ 海辺のカフカ2002年
☆ アフターダーク2004年
☆ 1Q842009年毎日出版文化賞
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年2013年
☆ 騎士団長殺し2017年
☆ 街とその不確かな壁2023年
短編集発表年
中国行きのスロウ・ボート1983年
☆ カンガルー日和1983年
☆ 螢・納屋を焼く・その他の短編1984年
回転木馬のデッド・ヒート1985年
パン屋再襲撃1986年
TVピープル1990年
レキシントンの幽霊1996年
☆ 神の子どもたちはみな踊る2000年
☆ 東京奇譚集2005年
☆ 女のいない男たち2014年
☆ 一人称単数2020年
エッセイ・ノンフィクション発表年
村上朝日堂1984年
ランゲルハンス島の午後1986年
うずまき猫のみつけかた1996年
☆ もし僕らのことばがウィスキーであったなら1999年
☆ 村上ラヂオ2001年
意味がなければスイングはない2005年
☆ 走ることについて語るときに僕の語ること2007年
☆ 職業としての小説家2015年
猫を棄てる2020年

村上春樹のおすすめ本に関するよくある質問

村上春樹のおすすめ本に関するよくある質問
村上春樹のおすすめ本に関するよくある質問

村上春樹作品についてよく聞かれる質問をまとめました。

村上春樹の最高傑作は?

ファン投票で多いのは『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ねじまき鳥クロニクル』『ノルウェイの森』の3作です。初心者にはノルウェイの森を、ある程度読み慣れた方には世界の終り〜をおすすめします

村上春樹を読む順番は?

短編集(カンガルー日和)→ ノルウェイの森 → 風の歌を聴け → 海辺のカフカ → 世界の終り〜の順が、無理なくステップアップできるルートです。鼠三部作を制覇したあとに大作へ進むのが理想的です。

村上春樹のエッセイで一番おすすめは?

「走ることについて語るときに僕の語ること」が最も読みやすく、創作の秘密にもふれられる一冊です。ランニングに興味がなくても楽しめます。

村上春樹の短編のおすすめは?

初めてなら「カンガルー日和」。映画好きなら「女のいない男たち」。長編を読んだあとなら「螢・納屋を焼く」でノルウェイの森の原型を読むのがおすすめです。

まとめ

まとめ
まとめ

村上春樹のおすすめ本23冊を、短編から長編、エッセイまで読む順番付きで紹介しました。

迷ったときの参考に、一覧表をまとめておきます。

書名出版社難易度
『カンガルー日和』講談社文庫
『女のいない男たち』文春文庫
『神の子どもたちはみな踊る』新潮文庫
『ノルウェイの森 上』講談社文庫
『風の歌を聴け』講談社文庫
『海辺のカフカ 上』新潮文庫
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上』新潮文庫
『羊をめぐる冒険 上』講談社文庫
『ねじまき鳥クロニクル 第1部』新潮文庫
『1Q84 BOOK1』新潮文庫
『騎士団長殺し 第1部』新潮文庫
『街とその不確かな壁』新潮社
『ダンス・ダンス・ダンス 上』講談社文庫
『国境の南、太陽の西』講談社文庫
『スプートニクの恋人』講談社文庫
『アフターダーク』講談社文庫
『走ることについて語るときに僕の語ること』文春文庫
『村上ラヂオ』新潮文庫
『職業としての小説家』新潮文庫
『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』新潮文庫
『東京奇譚集』新潮文庫
『螢・納屋を焼く・その他の短編』新潮文庫
『一人称単数』文春文庫

村上春樹の作品は、一冊読むともう一冊読みたくなる不思議な引力を持っています。

まずは「カンガルー日和」か「ノルウェイの森」あたりから手に取って、この作家の世界に足を踏み入れてみてください。

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この記事を書いた人

とばりのアバター とばり 管理人

ブログ「深夜2時の読書論」の管理人🦉 2,000冊以上の本を読んできました|人文書の「何から読めばいい?」を解決します|好み:哲学/思想/社会学/ミステリー/SF|幼少期は『大泥棒ホッツェンプロッツ』を愛読。

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