悩んでいる人ユングの本を読んでみたいけど、専門用語が多くてどれを選べばいいかわからない…。原著は難しそうだし、入門書もたくさんありすぎて迷います。
ユングの本は入門書と原著が多く、専門用語や翻訳の違いもあるため、最初の一冊を選びにくい分野です。
この記事では、初心者が読みやすい入門書からユング自身の原著まで、おすすめ13冊をランキングで紹介します。
2,000冊以上読んできた僕が、予備知識の要否と各書籍で学べる内容を確かめて選びました。
自分に合う入口と次に読む本がわかり、集合的無意識や元型、個性化へ無理なく進めます。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
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本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
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kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
哲学全体の入口も知りたい人は、哲学のおすすめ本30選も参考にしてください。
1位:『ユング心理学入門』(河合隼雄)
ユング心理学の主要概念を一冊で見渡せる入門書です。
ユング派分析家の河合隼雄が、臨床経験をもとに解説しています。
タイプ論、夢分析、元型、個性化のつながりを順に学べます。
予備知識なしでユング心理学の土台を作りたい人に向きます。
「ユングって何?」という方が最初に手にとる本として、これ以上のものはありません。
2位:『心のトリセツ「ユング心理学」がよくわかる本』(長尾剛)
専門用語を避け、ユング心理学を日常語で学べる超入門書です。
長尾剛が、初学者のつまずきやすい概念を平易に整理しています。
ペルソナ、影、アニマなどを身近な心の動きと結びつけます。
河合隼雄の入門書でも難しいと感じた人におすすめです。
「入門書の入門書」がほしいとき、まず手にとってほしい一冊です。
3位:『無意識の構造』(河合隼雄)
無意識の層構造に焦点を絞って学べるユング心理学の定番です。
河合隼雄がNHK市民大学で行った講義をもとに書いています。
ペルソナ、影、アニマ、自己が心の中でどう働くかをたどれます。
コンパクトな新書で無意識の考え方を深めたい人に向きます。
新書1冊で無意識の全体像をつかめるので、忙しい方の最初の一冊にぴったりです。
4位:『マンガ ユング深層心理学入門』(石田おさむ)
ユングの生涯と理論の成立をマンガで追える入門書です。
石田おさむが、ユングの生涯と主要概念をマンガで整理しています。
フロイトとの決別から集合的無意識、元型、共時性まで扱います。
活字中心の入門書に入る前に全体像をつかみたい人向けです。
マンガだからといって侮れない内容。最短でユングの全体像をつかみたい方にこそ読んでほしいです。
5位:『自我と無意識の関係 新装版』(C.G.ユング)
ペルソナと集合的無意識、個性化をユング自身の言葉で学べます。
ユングが自身の心理学を解説する目的でまとめた原著です。
自我の同一化や無意識への没入を経て心を統合する過程を論じます。
入門書を一冊読んだあと、最初の原著へ進みたい人に向きます。
ユングの原著に初めて挑戦するなら、最もハードルの低いこの一冊からどうぞ。
6位:『ユング自伝 2―思い出・夢・思想』(C.G.ユング)
ユングの思想が生まれた内面体験と人生を追える自伝です。
晩年のユングが口述し、回想と夢、思想を一つの物語にしています。
研究、塔、旅、幻像、死後の生命、晩年の思想をたどります。
理論より先にユングという人物を深く知りたい人におすすめです。
理論から入るのが苦手な方は、ユングの人生に寄り添うこの自伝から読み始めるのも一つの手です。
7位:『人間と象徴 上』(C.G.ユング 他)
夢や神話、芸術に現れる象徴を図版とともに学べる本です。
ユングが一般読者へ向けて構想し、弟子たちと分担して書きました。
夢の象徴と元型的イメージが心の理解にどう役立つかを示します。
文章だけでなく視覚からユング心理学へ入りたい人に向きます。
図版が多く視覚的に楽しめるので、活字が続くと疲れるという方にも読みやすいです。
8位:『タイプ論』(C.G.ユング)
外向・内向と四つの心理機能を組み合わせたタイプ論の原典です。
ユングが文学、哲学、宗教の事例をたどり、人の態度を分類します。
思考、感情、感覚、直観の働きと八つの類型を詳しく定義します。
MBTIの背景にある理論を原著で確かめたい人におすすめです。
MBTIの結果だけでは物足りないと感じたとき、その先にあるのがこの本です。
9位:『元型論〈増補改訂版〉』(C.G.ユング)
集合的無意識と元型に関するユングの論考をまとめた大著です。
ユングが生涯にわたり展開した元型理論を主題別に収録しています。
母、子ども、トリックスター、アニマなどの元型を論じます。
ユング思想の中核を原著で本格的に研究したい人に向きます。
「ユングをもっと深く知りたい」と思った段階で手に取るべき本格的な理論書です。
10位:『エセンシャル・ユング』(A・ストー 編著)
ユングの膨大な著作から重要箇所を選んだアンソロジーです。
分析心理学者アンソニー・ストーが選び、各章に案内を付けています。
無意識、元型、夢、宗教などをテーマごとに拾い読みできます。
複数の原著へ進む前にユングの全体像を確かめたい人向けです。
時間がないけれどユングの原文にふれたいという方に、最高の一冊です。
11位:『ユング 心の地図』(マレー・スタイン)
ユング心理学の主要概念を一枚の地図のように整理する概説書です。
ユング派分析家マレー・スタインが、各概念の関係を解説しています。
ペルソナ、影、アニマ、自己、個性化がどう連動するかを示します。
入門書を読んだあと、知識を体系的に結び直したい人に向きます。
バラバラに学んだユングの概念を一枚の地図に統合してくれる、整理の一冊です。
12位:『心のしくみを探る ユング心理学入門II』(林道義)
心の構造モデルとしてユング心理学を整理した入門書です。
林道義が長年の研究と講義をもとに、理論の全体を解説しています。
前作を読まなくても、意識と無意識の関係を一冊で学べます。
河合隼雄とは異なる視点から理解を補いたい人におすすめです。
河合隼雄の入門書とセットで読むと、ユング心理学の理解が格段に深まります。
13位:『魂にメスはいらない ユング心理学講義』(河合隼雄・谷川俊太郎)
ユング心理学を詩人と心理学者の対話から味わえる本です。
河合隼雄と谷川俊太郎が、ことばを手がかりに語り合っています。
夢、死、魂、心の病いを、理論書とは異なる角度から掘り下げます。
概念の勉強を離れ、対話として心理学を考えたい人に向きます。
難しい本が続いたあとの息抜きに。河合隼雄と谷川俊太郎の掛け合いに癒やされます。
ユングを理解するための3つのキーワード


ここでは、ユング心理学をより深く理解するための3つの重要キーワードを掘り下げます。
集合的無意識とは何か
フロイトが発見した「無意識」は、個人の抑圧された記憶や欲望の貯蔵庫でした。
ユングはそのさらに深い層に、個人の経験とは無関係に人類全体が共有している無意識があると考えました。これが「集合的無意識」です。
世界中の神話や昔話に似たモチーフが繰り返し現れるのも、この集合的無意識のはたらきだとユングは説明しています。
元型(アーキタイプ)とは何か
集合的無意識のなかに存在する、普遍的なイメージや行動のパターンを「元型」と呼びます。
代表的な元型には「影」(自分が認めたくない側面)、「アニマ/アニムス」(異性的な心の側面)、「グレートマザー」(母なるもの)、「老賢者」(知恵の象徴)などがあります。
元型は夢や芸術、宗教体験のなかにさまざまな姿で現れ、私たちの心に強い感情的インパクトを与えるとされています。
個性化(インディヴィデュエーション)とは何か
ユング心理学の最終的な目標ともいえる概念が「個性化」です。
意識と無意識を対話させ、影やアニマ/アニムスを統合していくことで、その人だけの「全体性」を実現するプロセスを指します。
個性化は一度きりのゴールではなく、生涯をかけて続く心の旅です。ユングが晩年まで自分自身の個性化を追い求めたことは、『ユング自伝』に詳しく書かれています。
ユングのおすすめ本についてのよくある質問


ユングの本を選ぶときによく寄せられる疑問にお答えします。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選


ユング心理学の本は、耳と電子書籍を使い分けると生活の中で読み進めやすくなります。
移動時間を読書に変えるAudibleプレミアム


Audible(オーディブル)を使うと、通勤、移動、家事の時間を読書時間へ変えられます。
僕はAudibleプレミアムを数年使っていますが、机に向かえない日も本を進められ、読書効率が上がりました。
先に音声で全体を聴き、気になった章を紙またはKindleで読み直すと、内容を整理しやすくなります。
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読み上げと目読を組み合わせるKindle Unlimited


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宇野常寛さんが紹介する読書術のように、Kindle本を読み上げながら文字を目で追う方法もあります。
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まとめ:ユングのおすすめ本ランキング13選


13冊のランキングを、書名、著者、ジャンルとともに一覧へまとめました。
| ランキング | 書名 | 著者 | ジャンル | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ユング心理学入門 | 河合隼雄 | 分析心理学 | |
| 2位 | 心のトリセツ「ユング心理学」がよくわかる本 | 長尾剛 | 分析心理学 | |
| 3位 | 無意識の構造 | 河合隼雄 | 分析心理学 | |
| 4位 | マンガ ユング深層心理学入門 | 石田おさむ | 分析心理学 | |
| 5位 | 自我と無意識の関係 新装版 | C.G.ユング | 分析心理学 | |
| 6位 | ユング自伝 2―思い出・夢・思想 | C.G.ユング | 分析心理学 | |
| 7位 | 人間と象徴 上 | C.G.ユング 他 | 分析心理学 | |
| 8位 | タイプ論 | C.G.ユング | 分析心理学 | |
| 9位 | 元型論〈増補改訂版〉 | C.G.ユング | 分析心理学 | |
| 10位 | エセンシャル・ユング | A・ストー 編著 | 分析心理学 | |
| 11位 | ユング 心の地図 | マレー・スタイン | 分析心理学 | |
| 12位 | 心のしくみを探る ユング心理学入門II | 林道義 | 分析心理学 | |
| 13位 | 魂にメスはいらない ユング心理学講義 | 河合隼雄・谷川俊太郎 | 分析心理学 |
おすすめ度は、初めて読む人の入りやすさと、テーマを考える深さをもとにした本記事独自の目安です。
次に読む本を広げるなら、フロイトのおすすめ本も参考にしてください。





















