悩んでいる人かわいい猫の本を読みたいのですが、泣ける小説と猫との暮らしを描くエッセイのどちらから選べばよいでしょうか。
猫の本は、猫が語り手になる文学、出会いと別れを描く小説、実際の暮らしを記す随筆、生態を知るノンフィクションで読み心地が変わります。
物語へ深く入りたいなら『旅猫リポート』、短篇をやさしく読みたいなら『猫のお告げは樹の下で』、実話の愛情と喪失を読むなら『ノラや 愛猫随筆集』が入口です。
日本語で読める10冊を、猫が物語で担う役割、文章の読みやすさ、別れの重さ、実際の暮らしとの距離から比べます。
今は笑いたいのか、泣きたいのか、静かな随筆を読みたいのかを一つ決めれば、その気分から最初の一冊と次の一冊を選べます。
猫が物語を動かすのか、人との暮らしを記録するのか、生態を知るのかを分けると、表紙のかわいさだけで決めずに済みます。
健康、食事、飼育環境、保護や譲渡の判断は文学作品へ求めず、獣医師、自治体、動物愛護団体、出版社が示す最新の専門情報を確認してください。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
>> 30日間無料でオーディブルを試す
本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
>> 30日間無料でKindle Unlimitedを試す
kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
1位:『旅猫リポート』(講談社)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2017年 | 336ページ | 入門〜初心者向け |
『旅猫リポート』は、猫と人の友情を一つの旅の始まりから終わりまで追いたい方に向くロードノベルです。
元野良猫のナナと飼い主のサトルが銀色のワゴンで旧友を訪ねるうちに、二人が旅へ出た理由と互いへの思いが見えてきます。
別れに関わる物語なので軽い猫の読み物だけを求める日には重く感じますが、猫の視点が会話へ温かさとユーモアを加えます。
一冊の長篇へ深く入り、猫と暮らす時間のかけがえのなさを物語として受け止めたい方に最もおすすめです。
2位:『猫のお告げは樹の下で』(宝島社)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2020年 | 368ページ | 初心者向け |
『猫のお告げは樹の下で』は、やさしい短篇を一話ずつ読みながら、悩みを抱えた人々の変化を見守れる連作集です。
神社に現れる猫のミクジが残す葉っぱの言葉をきっかけに、美容師、父親、就職活動中の学生など七人の日常が動き始めます。
猫そのものの冒険より、人と人の関係を猫が静かにつなぐ物語なので、強い事件のない穏やかな読後感を求める日に合います。
長篇へ入る気力がない方や、猫が幸運の案内役になる現代小説から試したい方が選びやすい一冊です。
3位:『猫を処方いたします。』(PHP研究所)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2023年 | 304ページ | 初心者向け |
京都の不思議なクリニックが薬ではなく本物の猫を処方する連作短篇で、現代の猫小説へ気軽に入りたい方に向きます。
心の不調を抱えた患者たちは決められた期間だけ猫と暮らし、その手間と予想できない行動を通して周囲との関係を見直していきます。
医療の代わりになるという実用書ではなく、猫と過ごす時間が人の生活へ変化をもたらす設定を楽しむフィクションとして読む本です。
少し不思議で温かな物語を区切って読みたい方や、猫を飼っていなくても暮らしの手触りを想像したい方におすすめです。
4位:『猫の客』(河出書房新社)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2009年 | 176ページ | 初〜中級者向け |
『猫の客』は、隣家の猫が訪れるようになった夫婦の日々を、静かな散文でたどる文学作品です。
稲妻小路の光や庭の気配とともに猫との距離が少しずつ変わり、借家で暮らす二人の時間にも新しい輪郭が生まれます。
愛らしい場面だけでなく突然の別れまで描くため、かわいさよりも、小さな命が残す喪失と記憶をゆっくり読みたい日に向きます。
余白の多い文章を味わいながら、猫との出会いを文学として深く受け止めたい方におすすめです。
5位:『ノラや 愛猫随筆集』(中央公論新社)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2024年 | 256ページ | 初〜中級者向け |
『ノラや 愛猫随筆集』は、内田百閒が愛猫の失踪と帰りを待つ日々を記した随筆を、2024年に精選した版です。
ノラの姿を思い出して涙し、新聞へ捜索広告を出すほどの思いが、猫を探す広告などの口絵写真とともに収められています。
文語的な言い回しと時代の語彙へ少し慣れが必要ですが、猫を失った人の悲しみが古びずに伝わり、実際の暮らしを飾らず読めます。
実話の愛情と喪失を受け止めたい方や、猫をめぐる日本の随筆を一冊だけ読む方に向く選集です。
6位:『猫にかまけて』(講談社)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2010年 | 288ページ | 初心者向け |
『猫にかまけて』は、町田康が猫たちと暮らす日常を写真と文章で記した、現代の愛猫エッセイです。
猫の愛らしさだけを並べず、食事や体調を気にかける時間、病気、死と向き合う場面までが飼い主の言葉で綴られます。
笑える観察と重い別れが同じ生活の中にあるため、気持ちが沈んでいる日は一度に通読せず、短い章ごとに読む方法も合います。
猫と暮らす喜びだけでなく、命を預かる責任まで含む率直な文章を読みたい方におすすめです。
7位:『吾輩は猫である』(新潮社)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 1961年 | 624ページ | 中級者向け |
『吾輩は猫である』は、名もない猫の観察を通して人間社会を笑う、日本の猫文学を代表する長篇です。
苦沙弥先生の家へ集まる人々の会話を猫が皮肉に眺め、明治の知識人の虚栄や文明開化の空回りを映し出します。
時代特有の言葉や人物の議論も続くため、筋だけを急がず、猫の語りが面白い章から区切って読むと入りやすくなります。
かわいい猫物語より、猫の視点を借りた風刺と文章のリズムを味わいたい方が古典へ進む一冊です。
8位:『猫と庄造と二人のおんな』(新潮社)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 1951年 | 176ページ | 初〜中級者向け |
『猫と庄造と二人のおんな』は、一匹の猫を中心に、庄造と二人の女性の執着がぶつかる短い風刺小説です。
猫を溺愛する男、猫へ嫉妬する女、猫を引き取って男の心をつなぎとめようとする女の関係が、滑稽さを伴って崩れていきます。
動物との美しい絆だけを描く作品ではなく、人間の欲望を猫の自由さが照らすため、少し意地悪な喜劇を楽しめる日に合います。
古典へ構えてしまう方が、谷崎の軽妙な猫文学と人間観察へ入る一冊としておすすめです。
9位:『吾輩も猫である』(新潮社)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2016年 | 224ページ | 入門〜初心者向け |
『吾輩も猫である』は、八人の現代作家が猫を主人公や語り手にした物語を一篇ずつ寄せたアンソロジーです。
自由を好む猫、秘密を抱える猫、人間を観察する猫など、作家が替わるたびに声とジャンルが変わり、猫小説の幅を比べられます。
夏目漱石へのオマージュですが原作を読み終えていなくても各篇は独立しており、原作の後なら語り方の置きかえをさらに楽しめます。
一人の作家へ決めきれない方や、短篇から好みの猫の語りと次に読む作家を見つけたい方に向きます。
10位:『ねこはすごい』(朝日新聞出版)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2022年 | 216ページ | 初心者向け |
『ねこはすごい』は、物語ではなく、動物学者の調査から猫の身体、感覚、行動、人との関係を知るノンフィクションです。
身体能力と感覚器の章に加え、招き猫、猫碑、猫道祖神などのフィールドワークから、日本人と猫の交流の歴史もたどります。
個別の猫の病気や飼育方法を診断する本ではないため、生活上の判断は獣医師や公的機関の最新情報と分けてください。
小説で感じた猫らしさを知識でも確かめたい方や、猫を飼っていなくても人との共存を考えたい方におすすめです。
猫の本を今の気分で選ぶ3つのポイント


猫の本は、求める感情、猫が担う役割、実話とフィクションの距離を分けると選びやすくなります。
| 読みたい気分 | 最初に選ぶ本 | 読み心地 |
|---|---|---|
| 旅と別れに泣きたい | 旅猫リポート | 猫と人の友情を長篇で追う |
| やさしい連作を読みたい | 猫のお告げ/猫を処方 | 短い話を区切って読む |
| 実際の暮らしを読みたい | 猫の客/ノラや/猫にかまけて | 愛情と別れを随筆で受け止める |
| 文学と知識を深めたい | 吾輩は猫である/ねこはすごい | 猫の視点と生態を比べる |
猫が人間を観察する物語と、人が猫を見つめる随筆では視線の向きが逆になるため、今はどちらの立場から読みたいかを決めてください。
『旅猫リポート』『猫の客』『ノラや 愛猫随筆集』『猫にかまけて』は別れを扱うため、気持ちが弱っている日は軽い連作短篇から入る選択もできます。
古典は人間への風刺や時代の言葉を味わい、現代小説は猫と暮らす今の生活へ近い会話と悩みから読めます。
猫を飼っていない方は物語か生態の本から入り、飼い主の実話は命を預かる責任まで知りたい段階で加えてください。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選


猫の本は、長篇の会話を耳で追う音声版と、古典の言葉や短篇へすぐ戻れる電子版を読みたい場面に合わせて使い分けられます。
耳で聴く読書を楽しめるAudibleプレミアム


Audibleは、猫と人の会話が多い小説を移動や家事の時間にも進め、物語の感情へ声から入りたい方に合います。
長い『吾輩は猫である』は章ごとに区切り、人物が増えたところで一度止めると、皮肉な会話と猫の観察を追いやすくなります。
静かな散文や別れを扱う作品は再生速度を急に上げず、気持ちが重くなったときに中断できる時間で聴いてください。
口絵や写真を含む『ノラや 愛猫随筆集』と『猫にかまけて』は、音声だけで完結させず紙版か電子版の図版も確かめると本の形を味わえます。
音声版の有無、聴き放題対象、ナレーター、再生時間は変わるため、利用前にAudible公式の商品ページで正確な書名を確認してください。
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電子書籍を定額で読めるKindle Unlimited


Kindle Unlimitedは、現代小説と古典のサンプルを読み比べ、語り口と文字量が今の気分に合うかを確かめたい方に便利です。
検索とハイライトを使えば、猫の語り、人間の会話、暮らしの記録へ戻り、同じ猫が作品ごとに担う役割を比べられます。
写真や口絵の見え方は端末サイズで変わるため、図版のある随筆はサンプルを開き、拡大とページ移動のしやすさを確認してください。
古典には複数の版があるので、表紙だけで決めず、出版社、ISBN、底本、注釈の有無を商品ページで照合してください。
読み放題の対象は入れ替わるため、対象外なら通常購入の電子版と紙版を比べ、読みたい版を出版社の公式書誌でも確かめてください。
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猫の本を気分に合わせて広げるおすすめの読む順番


猫の本は、読みやすい現代短篇、感情を追う長篇、実際の暮らし、古典と生態の順に広げると違いをつかめます。
- 現代短篇から入る:『猫のお告げは樹の下で』か『猫を処方いたします。』で猫が人をつなぐ物語を読む
- 一冊の物語へ深く入る:『旅猫リポート』で猫と人の旅を最後まで追う
- 実際の暮らしへ進む:『猫の客』『ノラや 愛猫随筆集』『猫にかまけて』で出会いと別れを読む
- 視点を広げる:『吾輩は猫である』と『猫と庄造と二人のおんな』を読み、『吾輩も猫である』と『ねこはすごい』へ進む
別れを扱う本を続けると重く感じるときは、現代小説と随筆の間に『吾輩も猫である』の短篇を一つ挟むと読み心地を変えられます。
『吾輩は猫である』を先に読むと現代アンソロジーの遊びが見えますが、古典の文体に不慣れなら『吾輩も猫である』から原作へ戻っても構いません。
最後に『ねこはすごい』を読むと、小説で印象に残った動きや距離の取り方を生態と文化の知識から見直せます。


猫の本に関するよくある質問


最初の一冊、泣ける小説、実話の随筆、猫を飼っていない方の入口、飼育情報との違いについて答えます。
猫の本おすすめまとめ


猫の本を一冊だけ選ぶなら、猫と人の旅を長篇で追える『旅猫リポート』が物語の入口です。
短篇をやさしく読みたい方は『猫のお告げは樹の下で』、少し不思議な設定を楽しみたい方は『猫を処方いたします。』が合います。
実際の暮らしと別れを読むなら『猫の客』『ノラや 愛猫随筆集』『猫にかまけて』から、受け止められる重さに合わせて選んでください。
猫の視点で人間を笑う古典は『吾輩は猫である』、短い風刺小説は『猫と庄造と二人のおんな』です。
複数作家の猫の声を比べるなら『吾輩も猫である』、猫の行動と文化を知識から見るなら『ねこはすごい』へ進めます。
今ほしいのが温かさ、涙、静かな実話、古典の笑い、猫の知識のどれかを決め、最も近い一冊の冒頭から読んでください。

















