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「深夜2時の読書論」管理人のトバリです。普段はWEBマーケティングの会社を運営しており、夜に本を読む時間が私の癒しです。当ブログでは、哲学・社会学・思想・小説など、人文系のおすすめ本を紹介しています。深夜の静けさの中で、あなたにとっての特別な一冊が見つかりますように。
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日本思想の本おすすめ12選【初心者向け入門書から一生モノの名著まで】

質問者

日本の思想について学んでみようと思っています。
初心者におすすめの本を教えてください!

このようなお悩みを解消いたします。

日本思想を学ぼうと思っても、難解な専門書が多く、何から読むべきか迷ってしまいますよね。

そこで、日本思想の流れをざっくり理解できる、おすすめの書籍をレベル別・ジャンル別にご紹介します。

日本思想を知ることは、周囲に流されない「自分軸」を持つことに直結します。

日本思想のおすすめ本まとめ
  • 基礎・概論:日本思想の流れを網羅するなら『日本思想全史(ちくま新書)』や『日本の思想(岩波新書)』が定番です。
  • 古典・教え:武士道精神なら『武士道(岩波文庫)』、幕末の志士の思想なら『覚悟の磨き方(サンクチュアリ出版)』が人気です。
  • 教養・入門:初心者が親しみやすいのは『自分とか、ないから。(サンマーク出版)』や、齋藤孝氏の概説書です。
  • 選び方のヒント:全体像を知りたいなら「通史」を、特定の価値観を深めたいなら「古典の現代語訳」から入るのが挫折しないコツと言えます。

結論からいえば、最初に日本思想の全体を見渡せる、見取り図になるような入門書を読み、そこからジャンル別に深掘りしていくのがおすすめです。

東洋思想に関しては、下記記事でも解説していますのでご覧ください。

目次

日本思想の本はどう選ぶ?3つのポイント

そもそも、日本思想についての本をどうやって選ぶべきなのか3つのポイントで解説します。

①:「通史」か「個別テーマ」か選ぶ

日本思想を学ぶ第一歩は、本の種類を見極めることです。

全体の流れを時代順に解説した「通史(つうし)」は、日本思想の変遷を体系的に理解するのに適しています。

一方で、武士道や禅、儒教など特定の興味があるなら、そのテーマに特化した解説書を選ぶと興味が持続しやすいでしょう。

②:現代語訳や「超訳」を活用する

古事記や武士道といった古典に挑戦する場合、いきなり原文(昔の言葉)に挑むのはおすすめしません。

現代の言葉で分かりやすく翻訳されたものや、要点だけを抽出した「超訳(ちょうやく)」から入ることで、思想の本質をスムーズに吸収できます。

③:著者の視点をチェックする

同じテーマでも、大学教授が書いた学術的な分析から、作家が書いた生き方のバイブルまで様々です。

自分が求めているのが、客観的な歴史的知識なのか、それとも現代の悩みを解決するための実践的な知恵なのかによって、選ぶべき一冊は変わってきます。

本のタイプおすすめの書籍こんな人に向いています
基礎・概論『日本思想全史』日本思想の全体像を体系的に学びたい人
古典・教え『武士道』日本人の道徳観や精神性を知りたい人
入門・教養『自分とか、ないから。』難しい言葉抜きで、本質だけを掴みたい人

【入門書】日本思想の流れをつかむおすすめ本3選

まずは、日本思想の歴史全体を俯瞰できる3冊をご紹介します。

これらは、個別の思想を深く学ぶための土台となる重要な書籍です。

  • 『日本思想全史(ちくま新書)』
  • 『日本の思想(岩波新書)』
  • 『日本思想史の名著30(ちくま新書)』

『日本思想全史(ちくま新書)』(清水正之)

古代から現代までの日本思想の流れを一気通貫で解説している名著です。専門的な内容ながらも、時代の変遷(へんせん)が丁寧に追われており、辞書のような使い方も可能です。思想の「地図」を手に入れたい人には、まずこの一冊から読み始めることを推奨します。

『日本の思想(岩波新書)』(丸山真男)

戦後日本思想史の金字塔と呼ばれ、今なお読み継がれている不朽の名作です。

「日本思想には思考の核がない」という鋭い批判的視点は、現代の日本人にとっても衝撃的かもしれません。自分の国の精神構造を客観的に見つめ直したい人にとって、避けては通れない必読書です。

『日本思想史の名著30(ちくま新書)』(苅部直)

重要な30冊の著作をピックアップし、それぞれのエッセンスを抽出して解説したガイドブックです。一冊一冊の内容が凝縮されているため、日本思想の主要テーマを効率よく把握できます。次にどの本を深掘りすべきかという読書案内の役割も果たしてくれる、非常に便利な構成となっています。

【古典・教え】日本人の精神的支柱を知るおすすめ本3選

私たちが無意識に「正しい」と感じる価値観は、古くからの教えに根ざしています。ここでは、日本人の背筋を伸ばしてくれるような力強い3冊を厳選しました。

  • 『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰(サンクチュアリ出版)』
  • 『武士道(岩波文庫)』
  • 『「いき」の構造(岩波文庫)』

『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰(サンクチュアリ出版)』(吉田松陰/池田貴将編)

幕末の志士、吉田松陰の言葉を現代人向けに超訳したベストセラーです。

小難しい解説は一切なく、一言一言が魂に響くような力強い言葉で溢れています。困難に立ち向かうための「心の持ち方」を学びたいビジネスパーソンにとって、これ以上の入門書はありません。

『武士道(岩波文庫)』(新渡戸稲造)

日本人が大切にしてきた「義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義」の教えを解き明かした古典です。

もともと新渡戸が海外向けに英語で書いた背景があるため、日本思想を外部の視点から論理的に解説しています。国際人として日本の道徳観を説明できるようになりたい人にふさわしい内容です。

『「いき」の構造(岩波文庫)』(九鬼周造)

日本独自の美意識である「いき」を哲学的に分析した稀有な一冊です。

単なるファッションの話ではなく、日本的な人間関係の距離感や、色気の正体についても深く考察しています。デザインや芸術に関わる人はもちろん、大人の教養を身につけたい人にも刺激的な読書体験となるでしょう。

【入門・教養】現代の悩みを見つめ直すおすすめ本3選

「難しそうな思想を、もっと身近に感じたい」という方に最適な3冊です。

現代的な視点で、私たちの生き方をアップデートしてくれる本を集めました。

  • 『自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学(サンマーク出版)』
  • 『「おのずから」と「みずから」 日本思想の基層(ちくま学芸文庫)』
  • 『日本人は何を考えてきたのか 日本の思想1300年を読みなおす(祥伝社)』

『自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学(サンマーク出版)』(しんめいP/鎌田東二監修)

「自分らしさ」に疲れた現代人に向けて、東洋・日本思想の神髄を驚くほど軽やかに解説した本です。

小難しい用語を排除し、悟りの境地を身近な例えで語る語り口は、初心者でも一気に読み進められます。ストレスフルな社会を生き抜くための新しい視点を得られるはずです。

『「おのずから」と「みずから」 日本思想の基層(ちくま学芸文庫)』(竹内整一)

日本人が物事の成り行きを「おのずから」と呼ぶ背景にある、独特の倫理観を掘り下げた専門書です。

自然をコントロールするのではなく、ありのままを受け入れるという日本的な姿勢が、今の自分にどう影響しているかが分かります。日本人のアイデンティティの深層に触れたい人におすすめします。

『日本人は何を考えてきたのか 日本の思想1300年を読みなおす(祥伝社)』(齋藤孝)

テレビでもお馴染みの齋藤孝先生が、日本思想の主要トピックを分かりやすく噛み砕いて解説しています。

古事記から武士道、現代思想までをわずか数時間で予習できるほど、情報の整理が秀逸です。短時間で教養の基礎を固めたい人にとって、最適なエントリーモデルと言えます。

【文学】物語を通して思想に触れる名作3選

思想は論理だけでなく、物語を通じても深く理解できます。日本人が抱える葛藤や心の機微を描いた、世界に誇れる名作文学をご紹介します。

  • 『こころ(新潮文庫)』
  • 『人間失格(新潮文庫)』
  • 『日本的霊性(岩波文庫)』

『こころ(角川文庫)』(夏目漱石)

日本文学の最高傑作の一つであり、近代化の中で日本人が失ったものや、孤独の問題を描いています。

単なる小説としてではなく、エゴイズムと自己犠牲という日本思想の葛藤を描いた思想書としても読めます。時代を超えて共感される「人間の弱さ」への深い眼差しが、読者の心を打ちます。

『人間失格(角川文庫)』(太宰治)

日本的な「世間(せけん)」という存在に怯え、適応できない個人の苦悩を極限まで描き出した作品です。

「世間とは個人ではないのか?」という問いかけは、現代の同調圧力(どうちょうあつりょく)に悩む私たちにも深く刺さります。物語を通じて、日本社会の構造的特徴を体感できる貴重な一冊です。

『日本的霊性(岩波文庫)』(鈴木大拙)

世界的な禅(ZEN)の普及者である鈴木大拙が、日本人の魂の根底にある「霊性(れいせい)」を論じた本です。

鎌倉仏教や浄土思想の中に、いかに日本独自の大地のような精神が流れているかを解説しています。日本人の深い宗教心や自然観を学びたい人にとって、座右(ざゆう)の書となるはずです。

日本思想を学ぶおすすめの順番

日本思想は広大で複雑ですが、以下のステップで読み進めると、知識がバラバラにならず体系的に身につきます。まずは身近なところからスタートしましょう。

  • ステップ1:齋藤孝氏の本で「ざっくり」全体像を掴む
  • ステップ2:『自分とか、ないから。』で現代的な意味を知る
  • ステップ3:『日本思想全史』を辞書代わりに、興味が出た古典へ

ステップ1:齋藤孝氏の本で「ざっくり」全体像を掴む

まずは詳細を追う前に、1300年の流れを数時間で俯瞰しましょう。

歴史的なイベントと思想のつながりを把握することで、後の読書が驚くほどスムーズになります。

ステップ2:『自分とか、ないから。』で現代的な意味を知る

次に、古い教えが「今の自分の生活にどう役立つのか」を実感しましょう。

思想を自分事として捉えることで、学習のモチベーションが劇的に高まります。

ステップ3:『日本思想全史』を辞書代わりに、興味が出た古典へ

全体像が見えてきたら、清水正之氏の『日本思想全史』を手元に置きつつ、自分が最も興味を持った人物や時代(例えば吉田松陰や漱石)の原著に挑戦してみてください。

まとめ:日本思想に本を通して触れてみよう!

日本思想を学ぶことは、決して過去の記録をなぞることではありません。

それは、自分たちが無意識のうちに持っている思考のクセや価値観の正体を知り、より自由に生きるためのヒントを得る行為です。

今回紹介した12冊の中に、あなたの人生を支える運命の一冊が必ずあるはずです。

とばり

まずは直感で気になる本を、一冊だけ手に取ってみてくださいね。

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