大学生のうちに小説を読みたいと思っても、青春、就活、恋愛、古典まで候補が多く、いま読む意味のある一冊を選びにくいものです。
この記事では、大学生におすすめの小説35冊を、人気、読みやすさ、学生生活との近さを基準にランキングで紹介します。
キャンパスや就活を描く作品から、ミステリー、感動作、一生読み返せる名作までバランスよく読めます。
上位から関心の近い作品へ進めば、物語を楽しみながら進路や人間関係を考える読書ができます。
ここからは、大学生向け小説を初めて読む人が入りやすく、関心を深めやすい順に35冊を紹介します。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
>> 30日間無料でオーディブルを試す
本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
>> 30日間無料でKindle Unlimitedを試す
kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
1位:『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈)
宮島未奈による、滋賀県大津市の天才少女・成瀬あかりの青春連作短編集です。
閉店する西武大津店に毎日通う、ずっと前髪を伸ばす、漫才師を目指すなど、成瀬の独自すぎる行動の数々を描きます。
中学から大学までの成瀬の歩みを、周囲の人物の視点で複層的に描く構成が新鮮です。2024年本屋大賞・全国の書店員が支持した、爽快で読後感の素晴らしい現代の青春群像です。
爽快な青春小説を読みたい方、自分らしく生きる主人公に憧れる大学生におすすめです。
2位:『6人の嘘つきな大学生』(浅倉秋成)
浅倉秋成による、就活中の心理戦をミステリーで描いた現代の就活小説の代表作です。
大手企業の最終選考でグループディスカッションに残った6人の大学生が、内定を巡って繰り広げるエゴの攻防が描かれます。
誰かを蹴落とすか連帯するか、最後の選択を迫られた瞬間に明らかになる、それぞれの嘘と真実が衝撃的です。本屋大賞2位・このミス2位・各種ミステリ賞ノミネートと評価も高く、就活生は1度読んでおきたい一冊です。
就活中の方、ミステリーで人間心理を読みたい大学生におすすめです。
3位:『何者』(朝井リョウ)
朝井リョウによる、就活生のSNS時代の自意識と比較心理を描いた直木賞受賞作です。
就活中の5人の大学生が、SNSで自己演出しながら本音をすり減らしていく過程を、痛いほどリアルに描きます。
他人との比較に疲れ、自分は何者かを問い続ける現代の若者の姿に、就活経験者は誰もが共感する一冊です。直木賞・映画化と長く愛され、就活モードに疲れた時に距離を取って自分を見つめ直すきっかけになります。
就活モードに疲れた方、自意識の物語を文学で考えたい大学生におすすめです。
4位:『コンビニ人間』(村田沙耶香)
村田沙耶香による、普通とは何かを問う芥川賞受賞作で世界的に翻訳されている話題作です。
コンビニで18年働く36歳独身女性・古倉恵子の、普通の人生からはみ出した日常を独特の文体で描きます。
結婚・正社員・家族という社会の規範と、自分の生き方のずれを淡々と語る視点が新鮮です。芥川賞・世界30カ国以上で翻訳と国際評価も高く、現代の日本社会を映す名作です。
普通という規範に疲れた方、現代日本社会を文学で考えたい大学生におすすめです。
5位:『君の膵臓をたべたい』(住野よる)
住野よるによる、死をテーマに生きる喜びを描いた現代青春文学のベストセラーです。
膵臓の病を抱えた女子高生・桜良と、地味で目立たない男子高校生「僕」の限られた時間を描きます。
病を知る2人だからこそ生まれる対話と日常が、生きる意味を考えさせる切ない物語です。本屋大賞2位・映画化・アニメ映画化と全方向で愛される住野よるの代表作です。
切ない恋愛小説を読みたい方、感動で一晩泣きたい大学生におすすめです。
6位:『かがみの孤城』(辻村深月)
辻村深月による、不登校の少年少女が孤城で出会う2018年本屋大賞受賞の感動作です。
学校に行けなくなった中学生・こころが、部屋の鏡から異世界の城に迷い込む物語です。
似た境遇の7人と城で過ごす1年間を通じて、少しずつ現実と向き合う勇気を取り戻す姿が丁寧に描かれます。本屋大賞・吉川英治文学新人賞・映画化と評価も高く、不登校をテーマにした感動の傑作です。
感動の物語を読みたい方、現代の悩みを文学で考えたい大学生におすすめです。
7位:『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦)
森見登美彦が京都を舞台に描く、不条理で楽しい青春恋愛ファンタジーの代表作です。
黒髪の乙女に恋する先輩が、彼女に出会うために繰り返す奇妙な作戦と、夜の京都の不思議な交流が描かれます。
古本市・学園祭・恋・電気ブランと、章ごとに変わる季節と京都の風景が、独特の文体で立ち上がります。山本周五郎賞・本屋大賞2位・アニメ映画化と評価も高く、森見登美彦の代名詞ともいえる名作です。
京都が好きな方、独特な文体の青春ファンタジーを読みたい大学生におすすめです。
8位:『舟を編む』(三浦しをん)
三浦しをんによる、辞書編纂に人生を捧げる人々の物語で本屋大賞を受賞した名作です。
営業部から辞書編集部に異動になった馬締光也が、15年かけて辞書「大渡海」を完成させていく物語です。
言葉の奥深さ、地道な作業、職人魂、不器用な恋愛が、丁寧な筆致で重なり合います。本屋大賞・映画化・アニメ化と全方向で愛される、働くことの意味を伝える三浦しをん代表作です。
働く意義を物語で考えたい方、職人的な仕事に憧れる大学生におすすめです。
9位:『十角館の殺人』(綾辻行人)
綾辻行人による、新本格ミステリーの金字塔と評される日本ミステリー史に残る傑作です。
大学のミステリ研究会の学生たちが、孤島の十角形の館で起きる連続殺人に巻き込まれます。
有名な「あの一行」で全てが反転する叙述トリックの完成度が、ミステリ好きを唸らせます。館シリーズ第1作で映像化不可能と長年言われ続けた名作です。
本格ミステリの定番を読みたい方、叙述トリックを体験したい大学生におすすめです。
10位:『容疑者Xの献身』(東野圭吾)
東野圭吾によるガリレオシリーズの最高傑作で、直木賞・本格ミステリ大賞W受賞の名作です。
天才物理学者・湯川と、隣人を守るために犯罪に手を染める天才数学者・石神の対決が描かれます。
数学的な美しさと愛の犠牲を物語に織り込んだ、現代日本ミステリの最高峰です。映画化・連続ドラマ化と全方向で人気の、東野圭吾を1冊だけ読むなら推したい代表作です。
本格ミステリの最高峰を読みたい方、東野圭吾の代表作を探している大学生におすすめです。
11位:『告白』(湊かなえ)
湊かなえによる、教師の告白から始まる衝撃的なイヤミスの傑作で本屋大賞を受賞した名作です。
中学校の女性教師が、終業式に「私の娘を殺した犯人はこのクラスにいる」と告白する衝撃の冒頭から始まります。
複数の語り手による独白形式で、事件の真相が少しずつ明かされていく構成が圧巻です。本屋大賞・映画化・湊かなえの出世作として現代ミステリのスタンダードになった一冊です。
イヤミスを体験したい方、湊かなえの作品を試したい大学生におすすめです。
12位:『ノルウェイの森 上』(村上春樹)
村上春樹による、青春の孤独と喪失を描いた現代日本文学の金字塔です。
大学生のワタナベくんが、亡き友人の恋人・直子と現代的で奔放な緑との関係を生きる物語です。
1960年代後半の東京を舞台に、村上春樹独特の文体で繊細な感情と性愛が描かれます。世代を超えて読まれる現代日本文学のロングセラーで、20代のうちに必ず読みたい一冊です。
現代日本文学を読みたい方、村上春樹をまず1冊読みたい大学生におすすめです。
13位:『人間失格』(太宰治)
太宰治の代表作で、累計1000万部超のロングセラーである近代日本文学の必読書です。
「恥の多い生涯を送って来ました」という冒頭の一文から、自意識と社会の問題を独白として描く物語が始まります。
現代の大学生にも刺さる繊細で痛切な心理描写が、世代を超えて読まれ続ける理由です。近代日本文学の通過儀礼として、20代のうちに一度は通読しておきたい古典です。
太宰治を初めて読む方、自意識の物語を文学で考えたい大学生におすすめです。
14位:『こころ』(夏目漱石)
夏目漱石による、人間の罪悪感・孤独・愛を描いた近代日本文学の最高峰です。
大学生の私と先生の交流を通じて、明治末期の青年と先生の二世代の人間ドラマが描かれていきます。
先生の遺書という構成で過去の罪が明かされる、近代日本文学の構造美を体感できる傑作です。東大生スゴイ本ランキング上位常連で、卒業前に必ず読みたい古典の代表作です。
近代日本文学の入口を探している方、人間心理を文学で深く考えたい大学生におすすめです。
15位:『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス)
ダニエル・キイスによる、知能を高める手術を受けた青年の日記体小説で世界文学SFの感動的傑作です。
知的障害のあるチャーリイが、最先端の脳手術で天才へと変貌していく過程を、本人の日記として描きます。
知能の上昇と低下を文体の変化で表現する独特の構成が、読み手の心を強く揺さぶります。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・世界各国で読み継がれるSF文学の最高峰です。
感動の名作SFを読みたい方、人間とは何かを文学で考えたい大学生におすすめです。
16位:『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(東野圭吾)
東野圭吾による、時を超えて手紙が届く奇跡の物語で中央公論文芸賞を受賞した感動作です。
33年の時を超えてつながるナミヤ雑貨店と、人々の悩みに答え続けた店主の物語が織り重なる連作短編です。
過去から届く手紙に現代の若者が答える設定で、世代を超えた人生の選択を温かく描きます。映画化・舞台化と全方向で愛される、東野圭吾の感動作の代表として読み継がれています。心温まる感動作を読みたい方、ミステリと感動の融合を体験したい大学生におすすめです。
重厚なテーマで揺さぶられたい方は考えさせられる小説のおすすめ15選、純文学に進みたい方は純文学のおすすめ本37選へ。
17位:『風が強く吹いている』(三浦しをん)
三浦しをんによる、箱根駅伝に挑む寄せ集めチームの熱い青春小説です。
ぼろアパート「竹青荘」の住人10人が、ハイジの突然の宣言で箱根駅伝出場を目指すことになります。
陸上未経験者を含む10人が、1年かけて練習し本戦の山道で本物のチームになっていく感動の物語です。本屋大賞2位・アニメ化・映画化と長く愛される、三浦しをんの青春長編の頂点に立つ一冊です。
熱いスポーツ小説を読みたい方、チームでの成長物語を求める大学生におすすめです。
18位:『四畳半神話大系』(森見登美彦)
森見登美彦による、京大の文系4回生が並行世界の大学生活を体験する青春ファンタジーです。
「黒髪の乙女」と出会うはずだった主人公が、4つの異なるサークルに入った場合の並行世界を生きる物語です。
腐れ大学生活・四畳半・テニスサークル・映画サークル・読書サークルと、選択がもたらす運命の差を描きます。アニメ化もされた森見ワールド初期の傑作で、続編『四畳半タイムマシンブルース』もあわせて楽しめます。
並行世界やもしものストーリーが好きな方、森見登美彦をもっと読みたい大学生におすすめです。
19位:『青くて痛くて脆い』(住野よる)
住野よるが描く、サークル活動と人間関係の痛みをリアルに描いた現代大学生小説です。
大学2年の田端楓は、入学時に出会った秋好寿乃と「楓と秋好の理想を実現する秘密結社モアイ」を立ち上げます。
それから3年後、当時とは別物に変質したモアイの姿に、楓は復讐とも呼べる行動に出ていきます。サークル運営や友人関係の理想と現実のずれを、当事者目線で痛いほど描いた住野よる屈指の青春長編です。
サークルの人間関係に悩んでいる方、住野よるの新作を試したい大学生におすすめです。
20位:『氷菓』(米澤穂信)
米澤穂信による、青春日常ミステリーの傑作・古典部シリーズ第1弾です。
省エネ主義の高校生・折木奉太郎が、千反田えるに頼まれて古典部の謎に巻き込まれていく物語です。
学園を舞台にしたゆるやかな日常の謎が、青春の空気と絡み合いながら解かれていきます。アニメ化もされた人気作で、ミステリ初心者にも入りやすく、シリーズ全体を通して楽しめます。
学園日常ミステリを読みたい方、米澤穂信の入口を探している大学生におすすめです。
21位:『六番目の小夜子』(恩田陸)
恩田陸による、ノスタルジックな空気と謎が織りなす学園ミステリーの決定版です。
中学校に伝わる「サヨコ」の伝説を巡って、3年に1度起こる不思議な現象と、転校生の謎が絡み合います。
学園が舞台で血生臭くなく、青春小説とミステリーの中間で多くの読者に長く愛される一冊です。デビュー作にして恩田陸の代表作の一つで、現在も版を重ねるロングセラーです。
学園ミステリを読みたい方、恩田陸の作品を試したい大学生におすすめです。
22位:『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(相沢沙呼)
相沢沙呼による、霊媒×ロジックの新感覚ミステリでこのミス1位・本格ミステリ大賞受賞の話題作です。
霊が見える霊媒少女・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎が連続殺人事件を解決していく短編連作です。
霊が犯人を特定できる前提でも、それを裁判で立証するためにはどうするかという独自の構成が斬新です。ドラマ化もされ、新感覚ミステリの代表作として現代ミステリ史に名を残す一冊です。
新感覚ミステリを試したい方、本格ミステリで大胆な仕掛けを欲しい大学生におすすめです。
23位:『流浪の月』(凪良ゆう)
凪良ゆうによる、世間が決める正解と本人たちの真実のずれを描いて2020年本屋大賞を受賞した名作です。
誘拐事件として報道された出来事の当事者2人が、世間の見方とは違う関係を生きていく物語です。
「事実と真実は違う」という主題を、丁寧な感情描写と現代の生きづらさで結びつけて描きます。本屋大賞・映画化と評価も高く、深く揺さぶられる感動作として読み継がれています。
重厚な感動作を読みたい方、世間と自分のずれを文学で考えたい大学生におすすめです。
24位:『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(七月隆文)
七月隆文による、切ないタイムトラベル恋愛小説で映画化もされた現代恋愛小説の代表作です。
美大生の高寿が出会った女性・愛美との恋が、時間を逆向きに進む特別な関係だったと知る物語です。
今日が君にとっての別れの日と知る切なさを、読みやすい文体で描く現代の恋愛小説の代表作です。映画化されて広く話題になり、ライトな恋愛小説の入口としても支持されています。
切ない恋愛物語を読みたい方、タイムトラベル小説に興味がある大学生におすすめです。
25位:『世界から猫が消えたなら』(川村元気)
川村元気による、悪魔との取引で世界から大切なものが消える人生を問う感動作です。
脳腫瘍で余命1週間の郵便配達員が、世界から1つ何かを消すと1日寿命が延びる悪魔との取引を始めます。
電話・映画・時計・猫を消した日々の中で、人生で本当に大事なものが何かを問い直す物語です。映画プロデューサー・川村元気の小説家デビュー作で、映画化もされた現代の感動作です。
人生で大切なものを考えたい方、短時間で読める感動作を求める大学生におすすめです。
26位:『桐島、部活やめるってよ』(朝井リョウ)
朝井リョウのデビュー作で、高校生活の人間関係と存在感をリアルに描く青春群像小説です。
バレー部のキャプテン・桐島が突然部活をやめると言い出したことで、周囲の高校生5人の日常が動き出します。
桐島本人は登場せず、桐島の不在が引き起こす同級生たちの感情の揺れを、5つの視点から描きます。小説すばる新人賞・映画化されたデビュー作で、若者の言葉にならない感情を捉えた朝井リョウの原点です。
高校時代の青春を思い出したい方、朝井リョウの作風を体験したい大学生におすすめです。
27位:『蹴りたい背中』(綿矢りさ)
綿矢りさによる、史上最年少芥川賞受賞の高校生の自意識を鮮烈な文体で描く青春文学です。
クラスでなじめないハツが、にな川という同類の同級生に異常な関心を示していく心理描写が繊細に描かれます。
10代特有の自意識・嫉妬・羨望・憎悪を、独特の言葉のリズムで切り取る綿矢りさの代表作です。19歳で芥川賞を受賞した名作で、青春期の感情のうねりが永遠の鋭さで言語化されています。純文学に挑戦したい方、自意識の物語を読みたい大学生におすすめです。
同世代の青春をもっと読みたい方は中学生におすすめの小説37選(高校生にも刺さる)もあわせてどうぞ。
28位:『海の見える理髪店』(荻原浩)
荻原浩による、家族と仕事をテーマにした6編を収めた直木賞短編集です。
表題作は、海辺の理髪店で老主人が髪を切りながら自分の人生を語る一編で、職人として生きるとは何かを静かに問います。
親子・夫婦・兄妹の繊細な感情を、6つの異なる視点で描く心に染みる短編集です。直木賞・映像化と評価も高く、就活で働くこと家族のことを考える大学生にも刺さります。
短編で気軽に読みたい方、家族・仕事のテーマを考えたい大学生におすすめです。
29位:『プリンセス・トヨトミ』(万城目学)
万城目学による、会計検査院の調査官3人が大阪の謎に挑む人気エンタメ小説です。
東京から大阪に出張した会計検査院の調査官3人が、街の特殊な仕組みと豊臣家の秘密に巻き込まれていきます。
公務員として組織で働く意味、地域コミュニティとの関わり、職業人としての矜持といったテーマが楽しく描かれます。映画化もされた人気作で、就活の重い空気を一旦リセットしたい時にちょうどいい一冊です。
組織で働くとは何かを楽しく考えたい方、エンタメ小説で気分転換したい大学生におすすめです。
30位:『神様のカルテ』(夏川草介)
夏川草介による、地方医療現場の医師の葛藤と成長を描く感動の連作短編集です。
信州・松本の本庄病院で働く内科医・栗原一止と、その日常を彩る妻ハル・先輩医師たちの物語です。
地域医療・終末期・大学病院との関係といったテーマを、夏目漱石の文体を意識した格調高い文章で描きます。本屋大賞2位・映画化と長く愛される、職業観と幸福を考えさせる感動作です。医療現場の物語を読みたい方、就活で職業観を考えたい大学生におすすめです。
就活と並行して読むなら大学生が就活で読むべき本20選が思考の土台を作ります。価値観を揺さぶる作品をもっと読みたい方は考えさせられる小説のおすすめ15選もどうぞ。
31位:『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ)
乾くるみによる、最後の二行で全てが反転する叙述トリックの傑作恋愛ミステリです。
1980年代の静岡を舞台に、恋愛で出会う2人の青春が描かれていきます。
普通の恋愛小説と思って読んでいると、最後の2行で全てが覆る衝撃の構成が話題になりました。映画化もされた叙述トリック小説の代表作で、ミステリ初心者にも刺さる一冊です。叙述トリックを体験したい方、恋愛小説で意外な驚きを欲しい大学生におすすめです。
ミステリを本格的に深掘りしたい方はミステリ小説のおすすめ20選、SF寄りならSF小説のおすすめ47選やディストピア小説のおすすめ17選もあわせてどうぞ。
32位:『山月記・李陵』(中島敦)
中島敦による、漢文調の格調高い名文で人間の業と運命を描く名作短編集です。
詩人・李徴が虎に変身する『山月記』、漢の武将・李陵の生涯を描く『李陵』など、中国古典題材の傑作が収められます。
高校教科書でも有名な格調高い文体で、人間の本質と運命の不条理を凝縮した珠玉の短編群です。夭折の天才作家・中島敦の代表作で、近代日本文学の到達点として読み継がれます。
高い文学性を体験したい方、漢文調の格調高い文体を味わいたい大学生におすすめです。
33位:『砂の女』(安部公房)
安部公房による、現代社会と人間の本質を寓話で描く東大生スゴイ本選定の代表作です。
砂の村に閉じ込められた男が、自由・労働・共同体について考えざるを得ない極限状況を描きます。
カフカ的不条理を日本文学に持ち込んだ独自の作風で、安部公房の代表作と評されています。映画化もされ、世代を超えて読み継がれる現代日本文学の傑作です。
現代文学の不条理を体験したい方、東大生に支持される実存主義文学を読みたい大学生におすすめです。
34位:『罪と罰 上』(ドストエフスキー)
ドストエフスキーによる、人間の罪と贖罪を描く世界文学の最高峰です。
貧しい元大学生・ラスコーリニコフが、選ばれた人間は道徳を超えてよいかという問いから老婆を殺害する物語です。
19世紀ロシアの息詰まる心理描写と、ソーニャとの魂の交流で罪と贖罪が深く描かれます。東大生スゴイ本ランキングで常に上位の、生涯にわたって読み返せる文学の最高峰です。
世界文学の頂点に挑戦したい方、人間の心理を深く読みたい大学生におすすめです。
35位:『異邦人』(カミュ)
ノーベル文学賞カミュによる、不条理文学の金字塔と評される名作です。
母の葬式で涙を流さなかった主人公・ムルソーが、太陽が眩しかったという理由で殺人を犯し裁かれていく物語です。
「太陽が眩しかったから」の一節で知られる作品ですが、事件の理由よりも、社会がムルソーに求める感情や振る舞いとのずれが読者を揺さぶります。
短い作品ながら、自由・死・意味をめぐる問いが凝縮されています。不条理文学を初めて読む大学生にも、20世紀文学の入口としておすすめです。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選
大学生向け小説の本は、音声で全体像をつかむ読書と、文字で気になる箇所を確かめる読書を分けると効率よく進められます。
AudibleとKindle Unlimitedは対象作品が異なるため、購入前の試し読み・試し聴きとして使い分けるのがコツです。
Audibleで耳から全体像をつかむ


AmazonのAudibleは、対象のオーディオブックを移動中や家事の時間に聴けるサービスです。
大学生向け小説の本を音声で一度通すと、章の流れをつかんでから重要な箇所を文字で確認できます。
最初は通常速度で聴き、話の流れを理解できた章だけ再生速度を調整すると、内容を落とさず復習できます。
固有名詞、脚注、図表は音声だけでは確認しづらいため、気になった箇所をブックマークして紙やKindleで読み直しましょう。
ランキングの全作品が対象とは限りません。配信状況、料金、無料体験の適用条件は登録画面で確認してください。
\ 10万冊以上の本が聴き放題! /
※クリックすると公式サイトへ移動します
Kindle Unlimitedで本文を比べて読む


Kindle Unlimitedは、読み放題対象の電子書籍を定額で試せるサービスです。
大学生向け小説に関する書名や著者名で検索し、目次と試し読みを比べると自分に合う一冊を絞れます。
見本と目次で候補を絞り、関心が続く本から本文へ進むと、読まずに終わる本を減らせます。
検索とハイライトを使って重要語や著者の結論を見返すと、読後の理解を短時間で整理できます。
読み放題の対象は入れ替わります。商品ページの対象表示を確かめ、繰り返し読む本は紙版やKindle版で手元に残しましょう。
\ 500万冊の電子書籍が読み放題 /
※クリックすると公式サイトへ移動します
まとめ
| ランキング | 書名 | 著者 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 『成瀬は天下を取りにいく』 | 宮島未奈 | |
| 2位 | 『6人の嘘つきな大学生』 | 浅倉秋成 | |
| 3位 | 『何者』 | 朝井リョウ | |
| 4位 | 『コンビニ人間』 | 村田沙耶香 | |
| 5位 | 『君の膵臓をたべたい』 | 住野よる | |
| 6位 | 『かがみの孤城』 | 辻村深月 | |
| 7位 | 『夜は短し歩けよ乙女』 | 森見登美彦 | |
| 8位 | 『舟を編む』 | 三浦しをん | |
| 9位 | 『十角館の殺人』 | 綾辻行人 | |
| 10位 | 『容疑者Xの献身』 | 東野圭吾 | |
| 11位 | 『告白』 | 湊かなえ | |
| 12位 | 『ノルウェイの森 上』 | 村上春樹 | |
| 13位 | 『人間失格』 | 太宰治 | |
| 14位 | 『こころ』 | 夏目漱石 | |
| 15位 | 『アルジャーノンに花束を』 | ダニエル・キイス | |
| 16位 | 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 | 東野圭吾 | |
| 17位 | 『風が強く吹いている』 | 三浦しをん | |
| 18位 | 『四畳半神話大系』 | 森見登美彦 | |
| 19位 | 『青くて痛くて脆い』 | 住野よる | |
| 20位 | 『氷菓』 | 米澤穂信 | |
| 21位 | 『六番目の小夜子』 | 恩田陸 | |
| 22位 | 『medium 霊媒探偵城塚翡翠』 | 相沢沙呼 | |
| 23位 | 『流浪の月』 | 凪良ゆう | |
| 24位 | 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 | 七月隆文 | |
| 25位 | 『世界から猫が消えたなら』 | 川村元気 | |
| 26位 | 『桐島、部活やめるってよ』 | 朝井リョウ | |
| 27位 | 『蹴りたい背中』 | 綿矢りさ | |
| 28位 | 『海の見える理髪店』 | 荻原浩 | |
| 29位 | 『プリンセス・トヨトミ』 | 万城目学 | |
| 30位 | 『神様のカルテ』 | 夏川草介 | |
| 31位 | 『イニシエーション・ラブ』 | 乾くるみ | |
| 32位 | 『山月記・李陵』 | 中島敦 | |
| 33位 | 『砂の女』 | 安部公房 | |
| 34位 | 『罪と罰 上』 | ドストエフスキー | |
| 35位 | 『異邦人』 | カミュ |
迷ったらまず1位から読み、興味が広がったら、次は大学生向け小説から別の一冊を選んでみてください。











































