悩んでいる人山口周さんがすすめる本を読んでみたいけれど、哲学や社会科学が多そうで、どれから読めばいいか迷ってしまう。
教養とビジネスを橋渡しする論客として知られる山口さんのおすすめは、哲学から歴史、アートまで幅広く、最初の一冊を選ぶだけでも迷ってしまいます。
この記事では、山口さんが読書術の本や推薦図書の記事で実際に薦めてきた本だけを10冊えらびました。
本記事の内容は、下記のとおりです。
- 山口周がすすめる本10冊
- テーマ別の読みやすい順番
- むずかしさの目安と選び方
- 耳と目で読むお得な方法
この記事を読めば、仕事にも効く教養の一冊が、きっと見つかるはずです。
選書では、山口さんが書いた本ではなく、山口さんが読んで薦めた他の人の本だけを、出典をたどれるものにしぼりました。教養を武器に変えてきた山口さんが、何を土台にしてきたのかが見えてきます。
山口周がおすすめする本10選の早見表とジャンルの傾向


山口さんが薦める本をたどると、哲学や社会科学から、歴史、自然科学、アートまで幅広く並びます。
共通しているのは、幅広い教養を、仕事や生き方を考える武器に変えるという視点です。
まずは10冊の全体像を、ジャンルとむずかしさの目安でまとめました。気になった書名から読み進められます。
| 書名 | ジャンル | むずかしさ |
|---|---|---|
| 寝ながら学べる構造主義 | 哲学・入門 | 初心者向け |
| はじめてのスピノザ | 哲学 | 初心者向け |
| これがニーチェだ | 哲学 | 中級者向け |
| タテ社会の人間関係 | 社会・日本論 | 初心者向け |
| 歴史とは何か | 歴史・思想 | 中級者向け |
| 銃・病原菌・鉄 上 | 人類史 | 中級者向け |
| 限界費用ゼロ社会 | 社会・経済 | 中級者向け |
| 利己的な遺伝子 | 自然科学 | 中級者向け |
| 西洋音楽史 | 音楽・教養 | 初心者向け |
| フェルメールとそのライバルたち | 美術・教養 | 初心者向け |
ここからは、3つのテーマに分けて一冊ずつ紹介します。
- 世界の見方を変える哲学
- 社会と歴史の仕組みを読み解く名著
- 教養とアートで視野を広げる名著
山口周がおすすめする世界の見方を変える哲学3選


当たり前を疑い、ものの見方の土台をつくる本です。
構造主義のやさしい入門から、スピノザ、ニーチェまで、読みやすい順に3冊を紹介します。
- 内田樹『寝ながら学べる構造主義』
- 國分功一郎『はじめてのスピノザ』
- 永井均『これがニーチェだ』
内田樹『寝ながら学べる構造主義』(文春新書)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2002年 | 約216ページ | 初心者向け |
『寝ながら学べる構造主義』は、ものの見方の土台をやさしく学び直したい方に向いた一冊です。
むずかしいと思われがちな構造主義を、源流の思想家から代表的な論者まで、たとえを交えてやさしく解説します。
山口さんが、独学のための必読書として挙げている一冊です。
新書一冊で、現代思想の見取り図がつかめるようになります。
ものの見方の土台を、やさしく学び直したい方に向いた一冊です。
國分功一郎『はじめてのスピノザ』(講談社現代新書)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2020年 | 約181ページ | 初心者向け |
『はじめてのスピノザ』は、哲学に苦手意識があるけれど一冊読んでみたい方に向いた一冊です。
自由とは何かをめぐるスピノザの考え方を、やわらかい語り口でたどり、その明るさにふれられます。
山口さんが、メディアの推薦図書として挙げている一冊です。
180ページほどと短く、はじめての哲学書として手に取りやすい本です。
哲学に苦手意識がある方の、最初の一冊として選びやすい本です。
永井均『これがニーチェだ』(講談社現代新書)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 1998年 | 約222ページ | 中級者向け |
『これがニーチェだ』は、当たり前を疑う力を養いたい方に向いた一冊です。
善悪や道徳といった、ふだん疑わない価値の根っこを、ニーチェの思想からゆさぶっていきます。
山口さんが、メディアの推薦図書として挙げている一冊です。
入門書でありながら、著者ならではの切り口で読み応えがあります。
当たり前を疑う力を養いたいときに開きたい一冊です。
山口周がおすすめする社会と歴史の仕組みを読み解く名著4選


社会や歴史の裏にある仕組みを、深く読み解く本です。
日本社会論から歴史の見方、人類史、経済の未来まで、読みやすい順に4冊を紹介します。
- 中根千枝『タテ社会の人間関係』
- E・H・カー『歴史とは何か』
- ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄 上』
- ジェレミー・リフキン『限界費用ゼロ社会』
中根千枝『タテ社会の人間関係』(講談社現代新書)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 1967年 | 約189ページ | 初心者向け |
『タテ社会の人間関係』は、組織の中での働きづらさの正体を知りたい方に向いた一冊です。
日本の組織が、能力よりも場や序列で動きやすいのはなぜかを、社会のしくみから解き明かします。
山口さんが、組織で働く人の必読書として挙げている一冊です。
半世紀以上前の本ですが、いまの会社や組織にそのまま当てはまります。
組織の中で働きづらさを感じたときに読みたい一冊です。
E・H・カー『歴史とは何か』(岩波新書)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 1962年 | 約244ページ | 中級者向け |
『歴史とは何か』は、ニュースや歴史を鵜呑みにしない目を養いたい方に向いた一冊です。
歴史とは事実そのものではなく、歴史家による解釈なのだという視点から、ものの見方そのものを問い直します。
山口さんが、独学のための必読書として挙げている一冊です。
歴史だけでなく、情報との向き合い方そのものを鍛えてくれます。
ニュースや歴史を鵜呑みにしない目を養いたい方に向いた一冊です。
ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄 上』(草思社文庫)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2012年 | 約415ページ | 中級者向け |
『銃・病原菌・鉄』は、なぜ世界は今のかたちなのかを知りたい方に向いた一冊です。
大陸ごとに文明の発展に差が生まれた理由を、地理や環境という大きな視点から解き明かします。
山口さんが、独学のための必読書として挙げている人類史のベストセラーです。
世界史の見え方が、根っこから変わるスケールの大きさです。
なぜ世界はこの形なのか、を知りたい方におすすめの一冊です。
ジェレミー・リフキン『限界費用ゼロ社会』(NHK出版)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2015年 | 約536ページ | 中級者向け |
『限界費用ゼロ社会』は、これからの経済のかたちを考えたい方に向いた一冊です。
ものやサービスを生み出すコストがゼロに近づくとき、社会や経済はどう変わるのかを大胆に描きます。
山口さんが、これからの時代に読んでおきたい本として挙げている一冊です。
いま起きている変化の先に何があるのかを、長い視点で考えられます。
これからの経済のかたちが気になったときに読みたい一冊です。
山口周がおすすめする教養とアートで視野を広げる名著3選


自然科学やアートから、教養の幅を広げる本です。
進化生物学の名著から、クラシック音楽、美術史まで、読みやすい順に3冊を紹介します。
- リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』
- 岡田暁生『西洋音楽史』
- 小林頼子『フェルメールとそのライバルたち』
リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』(紀伊國屋書店)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2018年 | 約584ページ | 中級者向け |
『利己的な遺伝子』は、生き物や人間の行動を新しい目で見たい方に向いた一冊です。
生き物は遺伝子が自らを残すための乗り物だという視点から、利他や協力が生まれるしくみを読み解きます。
山口さんが、独学のための必読書として挙げている進化生物学の名著です。
分厚い本ですが、人間や社会の見方そのものが変わります。
生き物や人間の行動の見方が、大きく変わる一冊です。
岡田暁生『西洋音楽史』(中公新書)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2005年 | 約264ページ | 初心者向け |
『西洋音楽史』は、クラシックを一度きちんと知っておきたい方に向いた一冊です。
中世から現代まで、クラシック音楽がどう生まれ、どう変わってきたのかを、大きな流れとしてつかめます。
山口さんが、独学のための必読書として挙げている一冊です。
音楽の知識がなくても、新書一冊で全体像が見えてきます。
クラシックを一度きちんと知りたい方におすすめの一冊です。
小林頼子『フェルメールとそのライバルたち』(KADOKAWA)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2021年 | 約256ページ | 初心者向け |
『フェルメールとそのライバルたち』は、アートを市場や戦略の視点から見たい方に向いた一冊です。
17世紀オランダの画家たちが、冷え込む絵画市場のなかでどう生き残ろうとしたのかを描きます。
山口さんが、本の帯で推薦している一冊です。
アートの話でありながら、いまの仕事や商売にも通じる戦略の本として読めます。
アートを市場や戦略の視点から見てみたい方に向いた一冊です。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選


山口さんがすすめる教養書やビジネス書は、耳で聴いたり読み放題で読めたりするものもあります。お得にインプットする方法を2つ紹介します。
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山口周のおすすめ本に関するよくある質問


山口周さんのおすすめ本について、よくある質問にお答えしていきます。
まとめ


山口さんがすすめる10冊を、ジャンルとおすすめ度でまとめました。
| 書名 | ジャンル | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 寝ながら学べる構造主義 | 哲学・入門 | |
| はじめてのスピノザ | 哲学 | |
| これがニーチェだ | 哲学 | |
| タテ社会の人間関係 | 社会・日本論 | |
| 歴史とは何か | 歴史・思想 | |
| 銃・病原菌・鉄 上 | 人類史 | |
| 限界費用ゼロ社会 | 社会・経済 | |
| 利己的な遺伝子 | 自然科学 | |
| 西洋音楽史 | 音楽・教養 | |
| フェルメールとそのライバルたち | 美術・教養 |
各界の著名人がすすめる本は、こちらのまとめページで一覧できます。


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