悩んでいる人落合陽一さんがすすめる本を読んでみたいけれど、専門的で難しそうだし、どれから読めばいいか迷ってしまう。
メディアアーティストで研究者の落合陽一さんが薦める本は、テクノロジーから東洋思想、アート、SFまで幅広く、最初の一冊を選ぶだけでも迷ってしまいます。
この記事では、落合陽一さんがインタビューや動画、読書論などで実際に薦めてきた本だけを10冊えらびました。
本記事の内容は、下記のとおりです。
- 落合陽一がすすめる本10冊
- テーマ別の読みやすい順番
- むずかしさの目安と選び方
- 耳と目で読むお得な方法
この記事を読めば、世界の見方が変わる一冊が、きっと見つかるはずです。
選書では、落合陽一さんが書いた本ではなく、落合陽一さんが読んで薦めた他の人の本だけを、出典をたどれるものにしぼりました。最先端を走る落合さんが、何に影響を受けてきたのかが見えてきます。
落合陽一がおすすめする本10選の早見表とジャンルの傾向


落合陽一さんが薦める本をたどると、テクノロジーや思想の古典から、東洋思想、アート、SFまで幅広く並びます。
共通しているのは、目の前の常識を疑い、世界をとらえ直すという視点です。
まずは10冊の全体像を、ジャンルとむずかしさの目安でまとめました。気になった書名から読み進められます。
| 書名 | ジャンル | むずかしさ |
|---|---|---|
| テクニウム | テクノロジー | 中級者向け |
| 人間機械論 | テクノロジー・思想 | 上級者向け |
| デカルトからベイトソンへ | 思想・科学史 | 上級者向け |
| 禅と日本文化 | 東洋思想 | 中級者向け |
| いかにして問題をとくか | 思考法・数学 | 初心者向け |
| 風姿花伝 | 芸道・古典 | 中級者向け |
| ガウディの伝言 | アート・建築 | 初心者向け |
| 海辺のカフカ | 文学 | 中級者向け |
| イリヤの空、UFOの夏 | SF・青春小説 | 初心者向け |
| 都市と星 | SF | 中級者向け |
ここからは、3つのテーマに分けて一冊ずつ紹介します。
- テクノロジーと知の根源にせまる
- 東洋思想と思考の技法を磨く
- アートとSFで感性を刺激する
落合陽一がおすすめするテクノロジーと知の根源にせまる3選


落合陽一さんの世界観の土台をつくった本です。
技術の進化を描く読み物から、思想の古典まで、読みやすい順に3冊を紹介します。
- ケヴィン・ケリー『テクニウム』
- ノーバート・ウィーナー『人間機械論』
- モリス・バーマン『デカルトからベイトソンへ』
ケヴィン・ケリー『テクニウム』(みすず書房)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2014年 | 約520ページ | 中級者向け |
『テクニウム』は、テクノロジーの大きな流れをつかみたい方に向いた一冊です。
テクノロジーを、まるでひとつの生命のように、自ら進化していく存在としてとらえ直す壮大な技術論です。
落合陽一さんが、テクノロジーを知るための本として挙げ、自身の読書論でも紹介している一冊です。
技術が向かう先を、長い時間の流れのなかで見渡せるようになります。
テクノロジーの大きな流れを、生き物の進化のように見渡したい方に向いた一冊です。
ノーバート・ウィーナー『人間機械論』(みすず書房)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2014年 | 約240ページ | 上級者向け |
『人間機械論』は、人と機械の関係を根っこから考えたい方に向いた一冊です。
情報という観点から人間と機械をとらえ直し、後の情報社会を見通した、サイバネティクスの古典です。
落合陽一さんが、今のメディアアーティストの仕事につながった影響書として挙げている一冊です。
AIが身近になった今こそ、読み返す価値のある一冊です。
人と機械の関係を根っこから考えたい方に向いた一冊です。
モリス・バーマン『デカルトからベイトソンへ』(文藝春秋)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2019年 | 約450ページ | 上級者向け |
『デカルトからベイトソンへ』は、じっくり時間をかけて世界観を揺さぶられたい方に向いた一冊です。
近代科学が切り捨ててきた、自然と人間のつながりを問い直し、世界をもう一度とらえ直そうとする思想の書です。
落合陽一さんが、人生に影響を与えた一冊に挙げ、復刊にあたって推薦文を寄せた、世界観の原点ともいえる一冊です。
読み終えると、世界の見え方が静かに変わっていきます。
じっくり時間をかけて世界観を揺さぶられたい方に向いた一冊です。
落合陽一がおすすめする東洋思想と思考の技法を磨く3選


東洋の知恵と、考えるための技法にふれる本です。
禅の入門書から、思考の型を磨く名著、芸道の古典まで、読みやすい順に3冊を紹介します。
- 鈴木大拙『禅と日本文化』
- G・ポリア『いかにして問題をとくか』
- 世阿弥『風姿花伝』
鈴木大拙『禅と日本文化』(岩波新書)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 1940年 | 約160ページ | 中級者向け |
『禅と日本文化』は、禅や日本文化の核心にふれてみたい方に向いた一冊です。
禅が、美術や武士道、茶道など、日本の文化や精神にどう根を張ってきたのかを、やさしく解き明かします。
落合陽一さんが、侘と寂の表現に多大な影響を受けたと公言している一冊です。
新書で読みやすく、日本人の美意識の源にふれられます。
禅や日本文化の核心にふれてみたい方に向いた一冊です。
G・ポリア『いかにして問題をとくか』(丸善出版)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 1954年 | 約270ページ | 初心者向け |
『いかにして問題をとくか』は、考える手順そのものを身につけたい方に向いた一冊です。
数学の問題をどう解くかを通して、未知の課題に立ち向かう考え方の型を、ていねいに教えてくれる名著です。
落合陽一さんが、読書論のなかで思考の型を磨く本として紹介している一冊です。
仕事や勉強のあらゆる場面に応用できる、一生ものの考え方が学べます。
考える手順そのものを身につけたい方に向いた一冊です。
世阿弥『風姿花伝』(角川ソフィア文庫)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2009年 | 約350ページ | 中級者向け |
『風姿花伝』は、表現や芸の本質を古典から学びたい方に向いた一冊です。
能を大成した世阿弥が、芸の修行や、人を惹きつける花とは何かを語った、600年読みつがれてきた芸道の書です。
落合陽一さんが、読書論のなかで人類の到達点の一つとして紹介している一冊です。
現代語訳がついた版なら、表現の本質にふれながら読み進められます。
表現や芸の本質を古典から学びたい方に向いた一冊です。
落合陽一がおすすめするアートとSFで感性を刺激する4選


理屈をこえて、感性を揺さぶってくれる本です。
アートの入門書から、文学、青春小説、SFの古典まで、読みやすい順に4冊を紹介します。
- 外尾悦郎『ガウディの伝言』
- 村上春樹『海辺のカフカ』
- 秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏』
- アーサー・C・クラーク『都市と星』
外尾悦郎『ガウディの伝言』(光文社新書)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2006年 | 約240ページ | 初心者向け |
『ガウディの伝言』は、アートや建築に興味がわいた方に向いた一冊です。
サグラダ・ファミリアの彫刻を長年手がけてきた著者が、ガウディの建築にこめられた思想を解き明かします。
落合陽一さんが、読書論のなかで紹介している、アートにふれる一冊です。
新書で読みやすく、ものづくりに向き合う姿勢にも心を打たれます。
アートや建築に興味がわいたときに読みたい一冊です。
村上春樹『海辺のカフカ』(新潮文庫)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2005年 | 上下巻各約450ページ | 中級者向け |
『海辺のカフカ』は、物語の深さにひたりたい方に向いた一冊です。
家を出た15歳の少年と、不思議な力を持つ老人の物語が交わりながら進む、村上春樹さんの長編小説です。
落合陽一さんが、高校時代から愛読し、行き詰まると読み返すと語っている一冊です。
現実と幻想が溶けあう世界に、何度でも浸りたくなります。
物語の深さにひたりたい方に向いた一冊です。
秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏』(電撃文庫)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2001年 | 全4巻・各約300ページ | 初心者向け |
『イリヤの空、UFOの夏』は、青春小説やSFが好きな方に向いた一冊です。
夏休みの終わり、中学生の少年が、UFOや謎めいた少女との出会いを通して、淡くも切ない青春を駆け抜ける物語です。
落合陽一さんが、中学時代から愛読し、今もスマホで持ち歩いていると語っている一冊です。
軽やかに読めるのに、読み終えたあと胸に残る青春の名作です。
青春小説やSFが好きな方におすすめの一冊です。
アーサー・C・クラーク『都市と星』(ハヤカワ文庫SF)
| 刊行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2009年 | 約560ページ | 中級者向け |
『都市と星』は、壮大なSFの古典を味わいたい方に向いた一冊です。
10億年後の未来、閉ざされた永遠の都市に生まれた青年が、外の世界へと旅立つ、想像力にあふれたSF長編です。
落合陽一さんが、すべてがVR化した世界を1950年代に描いた点に驚いたと語っている一冊です。
遠い未来の風景が、今のテクノロジーと重なって見えてきます。
壮大なSFの古典を味わいたい方に向いた一冊です。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選


落合陽一さんがすすめる小説や教養書は、耳で聴いたり読み放題で読めたりするものもあります。お得にインプットする方法を2つ紹介します。
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落合陽一さんがすすめる『海辺のカフカ』のように、話題の小説はオーディブルの聴き放題で聴けるものがあります。
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落合さんの選書と相性のよい小説は、こちらでもまとめて紹介しています。


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落合さんの読書と重なる、教養の名作はこちらでも紹介しています。


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落合陽一のおすすめ本に関するよくある質問


落合陽一さんのおすすめ本について、よくある質問にお答えしていきます。
まとめ


落合陽一さんがすすめる10冊を、ジャンルとおすすめ度でまとめました。
| 書名 | ジャンル | おすすめ度 |
|---|---|---|
| テクニウム | テクノロジー | |
| 人間機械論 | テクノロジー・思想 | |
| デカルトからベイトソンへ | 思想・科学史 | |
| 禅と日本文化 | 東洋思想 | |
| いかにして問題をとくか | 思考法・数学 | |
| 風姿花伝 | 芸道・古典 | |
| ガウディの伝言 | アート・建築 | |
| 海辺のカフカ | 文学 | |
| イリヤの空、UFOの夏 | SF・青春小説 | |
| 都市と星 | SF |
各界の著名人がすすめる本は、こちらのまとめページで一覧できます。


枠にとらわれず本を読む目利きの選書も、あわせてどうぞ。




落合陽一さんが薦める本は、テクノロジーから東洋思想、アート、SFまで、世界の見方を更新してくれる名著にあふれています。気になった一冊から手に取ってみてください。














