MENU
とばり
管理人
「深夜2時の読書論」管理人のトバリです。普段はWEBマーケティングの会社を運営しており、夜に本を読む時間が私の癒しです。当ブログでは、哲学・社会学・思想・小説など、人文系のおすすめ本を紹介しています。深夜の静けさの中で、あなたにとっての特別な一冊が見つかりますように。
カテゴリー
アーカイブ

尾崎世界観がおすすめする本10選【小説も書くアーティストが薦める純文学とエッセイの名著】

悩んでいる人

尾崎世界観さんがすすめる本を読んでみたいけれど、小説も書く人だけに好みが深そうで、どれから読めばいいか迷ってしまう。

ロックバンド「クリープハイプ」のボーカルで小説家でもある尾崎世界観さんが薦める本は、純文学から現代の物語、エッセイまで幅広く、最初の一冊を選ぶだけでも迷ってしまいます。

この記事では、尾崎世界観さんが読書インタビューや作家どうしの対談、文庫の解説などで実際に薦めてきた本だけを10冊えらびました。

本記事の内容は、下記のとおりです。

  • 尾崎世界観がすすめる本10冊
  • テーマ別の読みやすい順番
  • むずかしさの目安と選び方
  • 耳と目で読むお得な方法

この記事を読めば、心を深くえぐる小説やエッセイが、きっと見つかるはずです。

とばり|深夜2時の読書論 管理人
とばり
✍️ この記事を書いた人

哲学・思想・文学を中心に2,000冊以上を読了。初心者向けにおすすめ本をご紹介しています。運営者情報では、自宅の本棚や、これまで売却してきた書籍数も公開しています。本オタクです。

選書では、尾崎世界観さんが書いた本ではなく、尾崎世界観さんが読んで薦めた他の人の本だけを、出典をたどれるものにしぼりました。言葉で人の心をつかむ尾崎さんが、何に影響を受けてきたのかが見えてきます。

目次

尾崎世界観がおすすめする本10選の早見表とジャンルの傾向

尾崎世界観がおすすめする本10選の早見表とジャンルの傾向
尾崎世界観がおすすめする本10選の早見表とジャンルの傾向

尾崎世界観さんが薦める本をたどると、町田康や花村萬月といった純文学から、現代の青春小説、心をえぐるエッセイまで幅広く並びます。

共通しているのは、きれいごとを許さず、人間の弱さや痛みにまっすぐ向き合うという視点です。

まずは10冊の全体像を、ジャンルとむずかしさの目安でまとめました。気になった書名から読み進められます。

スクロールできます
書名ジャンルむずかしさ
くっすん大黒純文学中級者向け
ゲルマニウムの夜純文学・芥川賞中級者向け
蹴りたい背中純文学・芥川賞初心者向け
横道世之介青春・現代文芸初心者向け
くちなし幻想・短編初心者向け
青が破れる純文学・文藝賞中級者向け
よるのふくらみ恋愛小説初心者向け
パリの砂漠、東京の蜃気楼エッセイ初心者向け
20歳の自分に受けさせたい文章講義文章術初心者向け
死にカタログ死生観・イラスト入門

ここからは、3つのテーマに分けて一冊ずつ紹介します。

  • 原点になった純文学
  • 深く関わった現代の物語
  • 言葉と生き方にふれるエッセイ

尾崎世界観がおすすめする原点になった純文学3選

尾崎世界観がおすすめする原点になった純文学3選
尾崎世界観がおすすめする原点になった純文学3選

小説家・尾崎世界観の根っこをつくった本です。

救いのある小説から、刺激の強い芥川賞作まで、読みやすい順に3冊を紹介します。

  • 町田康『くっすん大黒』
  • 花村萬月『ゲルマニウムの夜』
  • 綿矢りさ『蹴りたい背中』

町田康『くっすん大黒』(文春文庫)

スクロールできます
刊行年ページ数本の難易度
1997年約250ページ
中級者向け

『くっすん大黒』は、生きづらさを抱えた心にそっと寄りそう小説を読みたい方に向いた一冊です。

部屋に居座る大黒様の置物を捨てに行くだけの主人公が、町をさまよいながら、おかしくも切ない一日を過ごす物語です。

尾崎世界観さんが、十代の自分を救ってくれたと語る、小説家・尾崎の原点ともいえる一冊です。

リズムのある文章が心地よく、笑いの奥にやさしさがにじみます。

とばり

生きづらさを感じたときに、そっと寄りそってくれる一冊です。

★★★★☆ 4.2 Amazonレビュー
良い口コミ:「惹き込まれるような筆致で、おもわず読み進んでしまう作者の技量に感心しました。」(仲村将輝さん)
気になる口コミ:「まわりは激賞していますが、独特の文体に、読みながら少し不安な気持ちにもなりました。」(ねこまちさん)

花村萬月『ゲルマニウムの夜』(文春文庫)

スクロールできます
刊行年ページ数本の難易度
1998年約330ページ
中級者向け

『ゲルマニウムの夜』は、刺激の強い文学にあえて踏み込みたい方に向いた一冊です。

罪を犯して育った教護院へ戻った青年が、信仰と暴力のはざまで、生のぎりぎりの輪郭を見つめていく物語です。

尾崎世界観さんが、最も影響を受けた作家として花村萬月さんの名を挙げる、その芥川賞受賞作です。

性や暴力の描写は強く人を選びますが、それだけに生きる力がむき出しで迫ります。

とばり

刺激の強い文学にあえて踏み込みたいときに読みたい一冊です。

★★★★☆ 3.8 Amazonレビュー
※刺激の強い作品で評価が大きく分かれるため、掲載に適した口コミにしぼれず省略しています。

綿矢りさ『蹴りたい背中』(河出文庫)

スクロールできます
刊行年ページ数本の難易度
2003年約140ページ
初心者向け

『蹴りたい背中』は、芥川賞の小説をはじめて読む方に向いた一冊です。

教室になじめない高校生の女子が、ひとりのクラスメイトに向ける、いびつで不器用な感情を描いた青春小説です。

尾崎世界観さんが、今もずっと読み続けていると語る、綿矢りささんの芥川賞受賞作です。

短くて読みやすいのに、思春期のひりつく感覚が鮮やかによみがえります。

とばり

芥川賞作品をはじめて読む方に向いた一冊です。

★★★★☆ 3.8 Amazonレビュー
良い口コミ:「これを19歳で書くなんて、綿矢りささんは天才だと感じます。」(湯浅公男さん)
気になる口コミ:「にな川に対する主人公の感情が何なのか、僕にはよく分かりませんでした。」(Midogonpapaさん)

尾崎世界観がおすすめする深く関わった現代の物語4選

尾崎世界観がおすすめする深く関わった現代の物語4選
尾崎世界観がおすすめする深く関わった現代の物語4選

尾崎世界観さんが、対談や解説、歌詞づくりで深く関わってきた本です。

あたたかな青春小説から、艶のある短編まで、読みやすい順に4冊を紹介します。

  • 吉田修一『横道世之介』
  • 彩瀬まる『くちなし』
  • 町屋良平『青が破れる』
  • 窪美澄『よるのふくらみ』

吉田修一『横道世之介』(文春文庫)

著:吉田修一
¥935 (2026/06/28 09:56時点 | Amazon調べ)
スクロールできます
刊行年ページ数本の難易度
2009年約540ページ
初心者向け

『横道世之介』は、読み終えたあと誰かに優しくなれる青春小説を探している方に向いた一冊です。

大学進学で上京した青年・世之介の、なんでもない日々と周りの人々との出会いを、あたたかなまなざしで描いた物語です。

尾崎世界観さんが、製本所で働いていた頃から愛読してきたと語る、吉田修一さんの青春小説です。

大きな事件は起きないのに、読み終えると胸がじんわり温かくなります。

とばり

読み終えたあと、誰かに優しくなりたいときに読みたい一冊です。

★★★★☆ 4.4 Amazonレビュー
良い口コミ:「大きな事件は起きませんが、普通の大学生の日常がリアルに描かれ、そんなこともあったなと思い出させてくれる作品です。」(T.Kさん)
気になる口コミ:「時代も場所も懐かしく、まったりした時間に読むのに向いていますが、一つ一つの話はありがちにも感じました。」(Kindleユーザーさん)

彩瀬まる『くちなし』(文春文庫)

スクロールできます
刊行年ページ数本の難易度
2017年約224ページ
初心者向け

『くちなし』は、不思議で艶のある短編に浸りたい方に向いた一冊です。

別れた男の腕だけと暮らす女性など、現実と幻想が溶けあう、奇想にあふれた大人の短編集です。

尾崎世界観さんが、収録作から自身の歌詞の着想を得たと語る一冊です。

妖しくも美しい物語が、読む人の感覚をそっと揺さぶります。

とばり

不思議で艶のある短編に浸りたいときに読みたい一冊です。

★★★★☆ 4.2 Amazonレビュー
良い口コミ:「星新一が柔らかく咲いたようなショートショートで、共感と懐かしさを呼び起こしてくれます。」(Amazon カスタマーさん)
気になる口コミ:「物語の設定に慣れるのに少し時間がかかり、慣れた頃には終盤に差し掛かっていることが多かったです。」(peipeiさん)

町屋良平『青が破れる』(河出文庫)

スクロールできます
刊行年ページ数本の難易度
2016年約184ページ
中級者向け

『青が破れる』は、いまの純文学を読んでみたい方に向いた一冊です。

ボクシングに打ち込む青年と、まわりの人々の喪失や別れを、瑞々しい文体でつづった青春小説です。

尾崎世界観さんとの対談が文庫に収められた、町屋良平さんの文藝賞デビュー作です。

痛みと若さがまっすぐに描かれ、いまを生きる感覚が伝わってきます。

とばり

いまの純文学を読んでみたい方に向いた一冊です。

★★★★☆ 4.0 Amazonレビュー
良い口コミ:「青はまちがいなく青春の青で、その真っただ中にいる者にしか描けない会話や描写が散りばめられていました。」(悟空さん)
気になる口コミ:「受賞作にもいろいろあるなというのが正直な感想でした。」(Kindleのお客様さん)

窪美澄『よるのふくらみ』(新潮文庫)

スクロールできます
刊行年ページ数本の難易度
2014年約400ページ
初心者向け

『よるのふくらみ』は、恋や人との関係に揺れているときに読みたい方に向いた一冊です。

幼なじみの三人がつくる、危ういほど近い関係の行方を、繊細な心理描写で描いた恋愛小説です。

尾崎世界観さんが、文庫の解説を書いていることでも知られる、窪美澄さんの一冊です。

揺れる気持ちのひだが丁寧に描かれ、最後まで一気に読まされます。

とばり

恋や関係に揺れているときに読みたい一冊です。

★★★★☆ 4.0 Amazonレビュー
良い口コミ:「登場人物の描写がしっかりしていて、それぞれに感情移入しながら最後まで一気に読み、温かい気持ちになりました。」(まぁさん)

尾崎世界観がおすすめする言葉と生き方にふれるエッセイ3選

尾崎世界観がおすすめする言葉と生き方にふれるエッセイ3選
尾崎世界観がおすすめする言葉と生き方にふれるエッセイ3選

言葉とのつきあい方や、生き方そのものを考えさせてくれる本です。

心をさらけ出すエッセイから、死をめぐる図鑑まで、読みやすい順に3冊を紹介します。

  • 金原ひとみ『パリの砂漠、東京の蜃気楼』
  • 古賀史健『20歳の自分に受けさせたい文章講義』
  • 寄藤文平『死にカタログ』

金原ひとみ『パリの砂漠、東京の蜃気楼』(集英社文庫)

スクロールできます
刊行年ページ数本の難易度
2020年約240ページ
初心者向け

『パリの砂漠、東京の蜃気楼』は、言葉でさらけ出すことの強さにふれたい方に向いた一冊です。

パリと東京で子育てや日常に向き合う日々を、苦さもそのままに綴った金原ひとみさんのエッセイです。

尾崎世界観さんが、さらけ出しながらも芸術にまとめていると評した一冊です。

弱さも痛みも隠さない言葉に、不思議と背中を押されます。

とばり

言葉でさらけ出すことの強さにふれたい方に向いた一冊です。

★★★★☆ 4.3 Amazonレビュー
良い口コミ:「普段ほとんど本を読みませんが、すすめられて買ったエッセイが大当たりで、ずっと手元に置いておきたい一冊です。」(チキンレッグさん)

古賀史健『20歳の自分に受けさせたい文章講義』(星海社新書)

スクロールできます
刊行年ページ数本の難易度
2012年約280ページ
初心者向け

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は、文章を書くのが苦手な方に向いた一冊です。

頭の中のもやもやを、どう言葉にして読み手に届けるかを、具体的な技術として教えてくれる文章術の本です。

尾崎世界観さんが、これで書く道が拓けたと語り、今も書き方に使っていると話す一冊です。

書くことへの苦手意識が、読み終える頃には少し軽くなります。

とばり

文章を書くのが苦手な方におすすめの一冊です。

★★★★☆ 4.4 Amazonレビュー
良い口コミ:「書きたいことは浮かんでいるのに頭の中でぐるぐるしてしまう、そんなもどかしさを感じたことのある人なら絶対に刺さる一冊です。」(sarayukiさん)

寄藤文平『死にカタログ』(だいわ文庫)

スクロールできます
刊行年ページ数本の難易度
2005年約176ページ
入門

『死にカタログ』は、死を少しこわくなくしてくれる本を探している方に向いた一冊です。

世界中のさまざまな死のとらえ方を、やわらかなイラストとともに集めた、死をめぐる図鑑のような一冊です。

尾崎世界観さんが、死が視覚的に入ってきて気持ちが楽になったと語る一冊です。

ページをめくるうちに、死がほんの少し身近で、こわくないものに思えてきます。

とばり

死を少しこわくなくしてくれる一冊です。

★★★★☆ 4.3 Amazonレビュー
良い口コミ:「絵もかわいくて、重たい死のイメージを、この本がポップにしてくれました。」(るなさん)

本をお得に効率よくインプットするコツ2選

本をお得に効率よくインプットするコツ2選
本をお得に効率よくインプットするコツ2選

尾崎世界観さんがすすめる小説やエッセイは、耳で聴いたり読み放題で読めたりするものもあります。お得にインプットする方法を2つ紹介します。

12万冊が耳で聴けるAudibleプレミアム

12万冊が耳で聴けるAudibleプレミアム
12万冊が耳で聴けるAudibleプレミアム

尾崎世界観さんがすすめる『横道世之介』のように、話題の小説はオーディブルの聴き放題で聴けるものがあります。

通勤や家事の時間を、そのまま物語を楽しむ時間に変えられます。

30日間の無料体験から始められるので、耳からの読書が自分に合うか気軽に試せます。

尾崎さんの選書と相性のよい小説は、こちらでもまとめて紹介しています。

\ 10万冊以上の本が聴き放題! /

※クリックすると公式サイトに飛びます

500万冊が読み放題のKindle Unlimited

500万冊が読み放題のKindle Unlimited
500万冊が読み放題のKindle Unlimited

小説やエッセイを何冊も読みたい方には、読み放題のKindle Unlimitedが向いています。

気になった本を次々に試せるので、自分に合う一冊を見つけやすくなります。

こちらも30日間の無料体験があり、合わなければいつでも解約できます。

尾崎さんの読書と重なる、心に響く名作はこちらでも紹介しています。

\ 500万冊の電子書籍が読み放題 /

※クリックすると公式サイトに飛びます

尾崎世界観のおすすめ本に関するよくある質問

尾崎世界観のおすすめ本に関するよくある質問
尾崎世界観のおすすめ本に関するよくある質問

尾崎世界観さんのおすすめ本について、よくある質問にお答えしていきます。

尾崎世界観さんが特におすすめする本はどれですか

十代の自分を救ったと語る『くっすん大黒』、最も影響を受けた花村萬月さんの『ゲルマニウムの夜』をよく挙げています。

読書が苦手でも読みやすい本はありますか

『蹴りたい背中』『横道世之介』『死にカタログ』は短めで読みやすい本です。

じっくり読みたい歯ごたえのある本はどれですか

『ゲルマニウムの夜』『くっすん大黒』『青が破れる』は読み応えがあります。時間をとって向き合いたいときに向いています。

KindleやAudibleで読めますか

『横道世之介』『蹴りたい背中』などには電子版や音声版があります。読み放題や聴き放題の対象は時期によって変わるため、最新の対応は公式ページで確認してみてください。

尾崎世界観さん自身が出している本とは違うのですか

はい。この記事は尾崎世界観さんが薦めている他の人の本を紹介しています。『祐介』『母影』などの尾崎さん自身の本とは別のものです。

尾崎世界観さんはどこで本を薦めているのですか

読書をテーマにしたインタビューや作家どうしの対談、文庫の解説などで紹介しています。この記事では、出典をたどれるものだけを選んでいます。

どの本から読むのがいいですか

各テーマの最初に挙げた『くっすん大黒』『横道世之介』『パリの砂漠、東京の蜃気楼』など、または短い『蹴りたい背中』から始めると入りやすいです。

まとめ

まとめ
まとめ

尾崎世界観さんがすすめる10冊を、ジャンルとおすすめ度でまとめました。

スクロールできます
書名ジャンルおすすめ度
くっすん大黒純文学
ゲルマニウムの夜純文学・芥川賞
蹴りたい背中純文学・芥川賞
横道世之介青春・現代文芸
くちなし幻想・短編
青が破れる純文学・文藝賞
よるのふくらみ恋愛小説
パリの砂漠、東京の蜃気楼エッセイ
20歳の自分に受けさせたい文章講義文章術
死にカタログ死生観・イラスト

各界の著名人がすすめる本は、こちらのまとめページで一覧できます。

同じく音楽でも文章でも表現を続ける人が薦める本も、あわせてどうぞ。

尾崎世界観さんが薦める本は、人間の弱さや痛みにまっすぐ向き合う物語とエッセイにあふれています。気になった一冊から手に取ってみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

とばりのアバター とばり 管理人

ブログ「深夜2時の読書論」の管理人🦉 2,000冊以上の本を読んできました|人文書の「何から読めばいい?」を解決します|好み:哲学/思想/社会学/ミステリー/SF|幼少期は『大泥棒ホッツェンプロッツ』を愛読。

目次