悩んでいる人浅田彰の本を読みたいけれど、『構造と力』から始めてよいのか迷う。
浅田彰の著作は現代思想、芸術批評、対談に広がり、最初の一冊を選びにくいのが悩みです。
この記事では、代表作から対談・共著まで10冊を比べ、初心者が読み始めやすい順に紹介します。
2,000冊以上の本を読んできた僕が、思想の入口、批評の広がり、対話の読みやすさを基準に選びました。
読み終えるころには、『構造と力』から入るか、『逃走論』や対談集から入るかを決め、次の一冊まで選べます。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
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本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
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kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
関連する分野へ広げるなら、哲学のおすすめ本30選も参考にしてください。
1位:『構造と力 記号論を超えて』(浅田彰)
構造主義からポスト構造主義まで、現代思想の全体像を横断する見取り図を得られる本です。
浅田彰がレヴィ=ストロースからドゥルーズ=ガタリまでの議論を整理し、2023年の中公文庫版には千葉雅也の解説も収録されています。
パラノイアとスキゾフレニア、構造と力の関係をたどると、思想用語が何を批判しようとしたかをつかめます。
現代思想の地図を先に持ち、個別の哲学者や批評家へ進みたい人に向きます。
2位:『逃走論 スキゾ・キッズの冒険』(浅田彰)
固定的な生き方から離れ、軽やかに移動するスキゾ的な思考をエッセイで学べる本です。
浅田彰が『構造と力』の議論をポップカルチャーや読書へ広げ、専門書より短い文章で展開しています。
「パラノからスキゾへ」と「ツマミ食い読書論」を通して、完読や一貫性へ固執しない知の集め方を考えられます。
理論の体系より、日常に引き寄せた浅田彰の文体から読み始めたい人に合います。
3位:『ヘルメスの音楽』(浅田彰)
音楽、絵画、映画を横断し、芸術作品の外側へ思考を開く批評集です。
浅田彰がシューマンやフェルメールなどを論じ、専門領域をまたぐ批評の方法を示しています。
作品を意味や感情だけで回収せず、形式、時間、交通の動きから読み直す論考を収めています。
思想書から芸術批評へ広げたい人は、美学のおすすめ本と並べて読むと入りやすくなります。
4位:『科学的方法とは何か』(浅田彰・黒田末寿・佐和隆光・長野敬・山口昌哉)
反証可能性やパラダイム論を通して、科学的な知識がどのように成り立つかを考える本です。
浅田彰、黒田末寿、佐和隆光、長野敬、山口昌哉が、経済学、生物学、数学などそれぞれの専門から科学の方法を検討する共著です。
ポパーとクーンの対立を手がかりに、理論が事実によって反証されることと、研究の枠組み自体が変わることの違いを追えます。
科学の結論ではなく方法を問い直したい人は、科学哲学のおすすめ本へ進む入口として読めます。
5位:『映画の世紀末』(浅田彰)
ゴダール、クストリッツァ、北野武などの映画を、思想と表現の関係から読む批評集です。
浅田彰が映像の形式と文化的背景を往復し、作品の筋だけに寄らない批評を展開しています。
世紀末の映画が映像、歴史、政治をどのように結び直したかを、複数の監督と作品からたどれます。
映画が好きで思想批評へ入りたい人と、思想の概念を映像で確かめたい人の両方に向きます。
6位:『20世紀文化の臨界』(浅田彰)
建築、音楽、美術、思想を横断し、20世紀文化の到達点と限界を論じる対談・鼎談集です。
浅田彰が磯崎新、坂本龍一、岡崎乾二郎など各分野の実践家と語り、専門の境界を越えています。
異なる領域の言葉が衝突する場面を読むと、文化作品を単独のジャンルへ閉じない批評の運動がわかります。
20世紀の芸術と思想を一つの流れとして考え、浅田彰の対話的な批評を知りたい人に適します。
7位:『「歴史の終わり」を超えて』(浅田彰)
冷戦終結後の世界を、「歴史の終わり」という命題から問い直す対談集です。
浅田彰が柄谷行人、スラヴォイ・ジジェクなどと語り、資本主義とリベラル・デモクラシーのその後を検討しています。
対話相手ごとに政治、経済、思想の角度が変わり、一つの回答で閉じない問いの立て方を追えます。
1990年代の思想が現在の世界とどうつながるかを、対談の違いから考えたい人に向きます。
8位:『天使が通る』(浅田彰・島田雅彦)
文学、思想、政治、芸術をめぐる浅田彰と島田雅彦の対談集です。
批評家と小説家の視点を重ね、専門用語の解説より作品と時代を語る会話として構成されています。
三島由紀夫、大江健三郎、村上春樹などを話題に、日本文学と現代思想の接点を読めます。
浅田彰の語り口から入りたい人は、批評のおすすめ本へ広げる足がかりにできます。
9位:『柄谷行人浅田彰全対話』(柄谷行人・浅田彰)
1985年から1998年までの柄谷行人と浅田彰の対談をまとめ、両者の思考の変化を追える本です。
柄谷行人が命題を提示し、浅田彰が批判や補助線を加える対話の積み重ねを収録しています。
構造主義、ポストモダン、日本文学、資本主義と話題が動き、二人の共通点と対立点が見えます。
ニューアカからその後までの批評の流れを知りたい人は、ポストモダンのおすすめ本と並べて読めます。
10位:『必読書150』(柄谷行人・浅田彰ほか)
人文社会科学、海外文学、日本文学の150冊を一覧できるブックガイドです。
柄谷行人、浅田彰、岡崎乾二郎、奥泉光、島田雅彦らが、各分野で読むべき本を選んでいます。
一冊ごとの紹介は短く、選者の基準と各ジャンルの正典がどのように結びつくかをたどれます。
浅田彰が何を読書の背骨としているかを知り、自分の次の読書リストを作りたい人に向きます。
浅田彰を理解するための3つのキーワード


浅田彰の思想を読み解くうえで欠かせない3つのキーワードを解説します。
ニューアカデミズム(ニューアカ)
1980年代前半に日本で起きた思想ブームの総称です。
浅田彰の『構造と力』(1983年)がその火付け役となり、現代思想が大学の外へ飛び出し、一般読者や若者のあいだで消費される文化現象を指します。
中沢新一の『チベットのモーツァルト』とともに、学問が「おしゃれな教養」として受容された時代を象徴しています。
スキゾ/パラノ
ドゥルーズ=ガタリの精神分析批判を背景に、浅田彰が『逃走論』で提唱した対概念です。
一つの場所や制度に固着する「パラノイア(偏執症)」的な生き方に対して、軽やかに逃走しつづける「スキゾフレニア(分裂症)」的な生き方を推奨しました。
ドゥルーズ=ガタリの概念についてはポスト構造主義のおすすめ本10選でも解説しています。
知の横断性(トランスヴァーサリティ)
哲学・経済学・音楽・映画・建築など、あらゆる学問領域を自在に行き来する浅田彰の知的スタイルそのものを指します。
専門分野に閉じこもるのではなく、境界を越え、異なる領域を結びつけることで新たな知見を生み出すのが浅田流の批評です。
『ヘルメスの音楽』や『20世紀文化の臨界』に、その横断性がもっとも鮮やかに表れています。
浅田彰のおすすめ本についてのよくある質問


浅田彰のおすすめ本に関して、よく寄せられる質問にお答えします。
浅田彰の本をお得に効率よくインプットするコツ2選


浅田彰の本は、耳と電子書籍を使い分けると、机に向かえない時間も読書に変えられます。
移動時間を読書に変えるAudibleプレミアム


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僕はAudibleプレミアムを数年使っていますが、本を開けない日も内容を進められ、読書効率が上がりました。
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まとめ:浅田彰の本おすすめランキング10選


10冊のランキングを、書名、著者、ジャンルとともに一覧へまとめました。
| ランキング | 書名 | 著者 | ジャンル | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 構造と力 記号論を超えて | 浅田彰 | 現代思想・批評 | |
| 2位 | 逃走論 スキゾ・キッズの冒険 | 浅田彰 | 現代思想・批評 | |
| 3位 | ヘルメスの音楽 | 浅田彰 | 現代思想・批評 | |
| 4位 | 科学的方法とは何か | 浅田彰・黒田末寿・佐和隆光・長野敬・山口昌哉 | 現代思想・批評 | |
| 5位 | 映画の世紀末 | 浅田彰 | 映画批評 | |
| 6位 | 20世紀文化の臨界 | 浅田彰 | 文化批評 | |
| 7位 | 「歴史の終わり」を超えて | 浅田彰 | 現代思想・批評 | |
| 8位 | 天使が通る | 浅田彰・島田雅彦 | 対談 | |
| 9位 | 柄谷行人浅田彰全対話 | 柄谷行人・浅田彰 | 対談 | |
| 10位 | 必読書150 | 柄谷行人・浅田彰ほか | ブックガイド |
おすすめ度は、初めて読む人の入りやすさと、主題を考える深さをもとにした本記事独自の目安です。
次の著者や思想へ広げるなら、柄谷行人のおすすめ本も参考にしてください。
次の著者や思想へ広げるなら、構造主義のおすすめ本も参考にしてください。


















