悩んでいる人疲れて長い物語を追えないけれど、スマートフォンを眺め続ける夜からは離れたいです。
仕事や家事のあとに読む小説は、評判の高さだけで選ぶと、登場人物の多さや重い主題に気持ちが追いつかないことがあります。
疲れている日は、短い章で区切れる本、食事や旅など具体的な場面がある本、読後に強い緊張を残しにくい本から選ぶと読み始めやすくなります。
軽く笑いたいなら『きまぐれロボット』、静かな日常へ移りたいなら『かもめ食堂』、一話ずつ人の変化を読みたいなら『猫を処方いたします。』が入口です。
一冊を読み切ることではなく、今の余力に合う一章を見つけることを目標にすれば、疲れた日にも読書が負担になりません。
心身を治す効果をうたうものではないため、文章への入りやすさ、場面のわかりやすさ、区切りのよさを手がかりにしてください。
その日の疲れ方に合わせ、上位から順番どおりに読まず、短編、日常小説、感情を動かす物語の三方向から選んでください。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
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本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
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kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
1位:群ようこ『かもめ食堂』(幻冬舎文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2008年 | 224ページ | 入門〜初心者向け |
『かもめ食堂』は、ヘルシンキで小さな食堂を始めたサチエと、店へ集まる人々の静かな変化を描く日常小説です。
食堂を大きく成功させる競争ではなく、コーヒーをいれ、料理を出し、少しずつ客が増える時間をゆっくり追えます。
224ページの文庫で登場人物も絞られているため、疲れて複雑な相関関係を覚えたくない日にも向きます。
大きな答えを急がず、サチエたちが自分の暮らし方を選ぶ姿に身を置くと、生活の速度を落として読めます。
2位:石田祥『猫を処方いたします。』(PHP文芸文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2023年 | 301ページ | 入門〜初心者向け |
『猫を処方いたします。』は、京都の変わった病院を訪れた人が、薬の代わりに猫と暮らす連作小説です。
相談者ごとに話が区切られ、猫の気まぐれな行動と人の戸惑いを軸に進むので、一章だけでも場面を追えます。
かわいさだけで押し切らず、猫を世話する時間が相談者の生活を少しずつ変える点に、物語としての読みごたえがあります。
疲れて人間同士の衝突を読むのが重い日は、まず最初の相談者と猫の組み合わせだけ読んで閉じられます。
3位:青山美智子『月曜日の抹茶カフェ』(宝島社文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2023年 | 235ページ | 入門〜初心者向け |
『月曜日の抹茶カフェ』は、一月から十二月までの出会いが少しずつつながる連作短編集です。
一つの出来事が次の人物へ渡り、前の話で脇にいた人の暮らしが見えてくるため、短編ごとの満足と全体のつながりを両方味わえます。
235ページで一編が短く、季節と飲み物の場面が入口になるので、抽象的な説明を長く追わずに読めます。
疲れている日は一か月分だけ開き、登場人物の縁がどこへ続くか気になったときに次へ進めば十分です。
4位:群ようこ『れんげ荘』(ハルキ文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2011年 | 260ページ | 入門〜初心者向け |
『れんげ荘』は、会社を辞めたキョウコが、古いアパートで月十万円の暮らしを始める物語です。
仕事の肩書きを失った不安はありながらも、隣人との距離や季節の変化を確かめる小さな出来事が中心です。
成功のために再び走り出す展開を求めず、何もしない時間に慣れていく過程を丁寧に追います。
疲れの原因が予定の詰めこみなら、キョウコが空いた時間を持て余す姿から、休むことへの抵抗を静かに見直せます。
5位:坂木司『和菓子のアン』(光文社文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2012年 | 405ページ | 初心者向け |
『和菓子のアン』は、デパ地下の和菓子店で働き始めた杏子が、菓子に込められた意味と客の小さな謎を解いていく連作です。
柏餅やおはぎなど身近な和菓子が手がかりになり、仕事を覚える杏子の視点で話が進むため、専門知識がなくても追えます。
文庫は405ページありますが、一つの謎ごとに休めるので、長編を一気に読む集中力は要りません。
食べ物の由来を知る楽しさと、お店の仲間が杏子を支える温度の両方があり、仕事で疲れた夜にも選びやすい一冊です。
6位:中村颯希『神様の定食屋』(双葉文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2017年 | 302ページ | 入門〜初心者向け |
『神様の定食屋』は、両親を亡くした兄妹が定食屋を継ぎ、料理を通して客の心残りと向き合う物語です。
一つの料理と一人の客を軸に話が区切られ、チキン南蛮やだし巻き卵の場面から人物の記憶へ入れます。
死者との別れを扱うため明るさだけの小説ではありませんが、食卓を整える具体的な動作が話の重さを支えます。
疲れた日に読むなら一つの料理の話で区切り、感情が揺れたところで無理に次章へ進まない読み方が合います。
7位:秋川滝美『ひとり旅日和』(角川文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2021年 | 304ページ | 入門〜初心者向け |
『ひとり旅日和』は、人づき合いが苦手な日和が、熱海から一人旅を始め、少しずつ行動範囲を広げる連作です。
一話ごとに旅先と食事が変わり、移動、観光、食べるという順序があるため、疲れていても現在地を見失いにくい構成です。
休みの日まで予定を立てる元気がないときも、日和の旅を読むだけで、知らない街と料理の空気へ移れます。
最初は熱海の一編だけ読み、自分も出かけたくなったら次の旅へ進むと、物語の勢いを負担にせず楽しめます。
8位:原田マハ『旅屋おかえり』(集英社文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2014年 | 352ページ | 初心者向け |
『旅屋おかえり』は、旅番組を失った丘えりかが、依頼人に代わって旅をする仕事へ踏み出す物語です。
秋田と愛媛の旅がそれぞれまとまり、土地の景色と出会った人の事情を、えりかの明るい行動から追えます。
仕事を失う場面から始まりますが、再起を急いで成功へ進むより、依頼人の思いを受け取りながら役割を見つけます。
自分の疲れを直接考えたくない日は、えりかの旅へ視線を預け、景色と人情を一つずつ受け取る読み方が向きます。
9位:原田ひ香『図書館のお夜食』(ポプラ社)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2023年 | 321ページ | 初心者向け |
『図書館のお夜食』は、仕事に迷う乙葉が、亡くなった作家の蔵書を集めた夜の図書館で働き始める物語です。
本に登場する料理をまかないで作る設定があり、蔵書の謎と職場の人間関係を食事の場面がつなぎます。
働くことへの迷いを扱うため、仕事の疲れから距離を置きたい夜には重く感じる可能性があります。
本と料理の組み合わせを楽しみたい日や、自分に合う働き方を少し考えられる余力が戻った日に選んでください。
10位:星新一『きまぐれロボット』(角川文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2006年 | 224ページ | 入門 |
『きまぐれロボット』は、発明品や宇宙人が思わぬ騒動を起こすショートショートを36編収めた作品集です。
数ページで設定、出来事、オチまで進むため、人物名や長い伏線を覚え続ける必要がありません。
やさしい言葉で読めますが、便利さや人の欲をひっくり返す皮肉があり、大人も結末を考えて楽しめます。
文章を追う集中がほとんど残っていない日は、一編だけ読み、オチで気分が切り替わったところで閉じられます。
11位:川口俊和『コーヒーが冷めないうちに』(サンマーク出版)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2015年 | 348ページ | 初心者向け |
『コーヒーが冷めないうちに』は、決められた席に座ると過去へ戻れる喫茶店で、四人の客が会いたい相手と向き合う連作です。
過去は変えられず、コーヒーが冷める前に戻るという規則が明快なので、時間移動の仕組みを複雑に考えず読めます。
恋人、夫婦、姉妹、親子の別れを扱い、涙を誘う話が続くため、感情まで疲れている日は後回しにしてください。
泣ける物語で張りつめた気持ちを動かしたい日なら、一つの関係だけ選んで読むと余韻を受け止めやすくなります。
12位:瀬尾まいこ『天国はまだ遠く』(新潮文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2006年 | 192ページ | 初心者向け |
『天国はまだ遠く』は、仕事と人間関係に行き詰まった千鶴が、山奥の民宿で暮らしの感覚を取り戻す短い小説です。
食事、睡眠、村の人とのやり取りが物語を支え、192ページで千鶴の滞在と決断まで読み通せます。
冒頭に自死未遂の描写があるため、心が弱っているときや、その主題を避けたいときには選ばないでください。
重い入口を読める余力があり、休む場所と戻る場所について考えたい日に手に取ると、静かな旅立ちまで見届けられます。
疲れた時に読む小説を選ぶ3つの基準


疲れている日は、読みたいテーマより先に、今どのくらい文章を追えるかを確かめると本選びに失敗しにくくなります。
一編の長さ、登場人物の数、読後に残る感情の重さを見て、その日の余力に合わせましょう。
集中が短い日は連作短編を選ぶ
『月曜日の抹茶カフェ』『猫を処方いたします。』『きまぐれロボット』は、一編で場面がまとまります。
次の章へ進むかを毎回選べる本なら、読み切れなかったという負担を残さずに閉じられます。
頭を休めたい日は食事や旅の本を選ぶ
『かもめ食堂』『和菓子のアン』『ひとり旅日和』は、料理、店、旅先という具体的な場面から物語へ入れます。
抽象的な悩みを追い続けず、味や景色を想像できる本へ替えると、考える量を抑えながら読書を楽しめます。
感情が弱っている日は重い主題を避ける
『コーヒーが冷めないうちに』『神様の定食屋』『天国はまだ遠く』は、別れや死を扱います。
泣ける本を読みたい日には合いますが、強い感情を受け止められない夜は『かもめ食堂』や『きまぐれロボット』へ替えてください。
疲れている日にも読書を続ける3つの工夫


疲れた日の読書では、ページ数を進めるより、読み始めるまでの動作を少なくするほうが続きます。
読む時間と終わり方を先に決め、途中で眠くなったらそのまま閉じられる環境を作りましょう。
最初の10分だけ読む
一冊を読み切る予定を立てず、最初の一編か10分だけ読むと決めて本を開きます。
続きが気になれば延ばし、文章が頭に入らなければ、しおりを挟んで休んでください。
スマートフォンを本から離す
疲れていると通知へ注意が移りやすいため、スマートフォンは充電場所へ置き、本と飲み物だけを手元に残します。
電子書籍で読む場合は通知を切り、読書アプリだけを開いてから座りましょう。
眠気が来たところで閉じる
同じ行を読み直し始めたら、理解しようと粘らず、その段落の終わりで閉じます。
読めなかった量ではなく、一度スマートフォンから離れて物語へ入れたことを、その日の読書の区切りにしてください。


本をお得に効率よくインプットするコツ2選


疲れた日は書店で長く比較するより、家にいながら冒頭や朗読を試し、今の集中に合う形式を選ぶほうが始めやすいです。
読み放題と聴き放題は対象作品が変わるため、使いたい書名が現在の対象かを申し込み前に確認してください。
Audibleで目を休めながら物語を聴く
パソコンやスマートフォンを見続けて目が疲れた日は、Audibleの対象作品を朗読で聴く方法があります。
家事や入浴後の支度と重ねられますが、登場人物が多い作品では名前を聞き分ける集中が必要です。
試し聴きで声と速度を確かめ、会話が多い作品か、聞き慣れた本から始めると内容を見失いません。
再生速度は速さを競わず、固有名詞を一度で聞き取れる範囲に下げ、章の終わりまでの残り時間を見てから再生します。
無料体験やキャンペーンの適用条件はアカウントごとに異なるため、申込画面で料金と次回請求日を確かめ、使わない月を惰性で続けないことも大切です。
眠る前は停止タイマーを使い、続きを聞き逃さない長さで止めると、聴き進めることが新しい疲れになりません。
Audibleで聴ける小説では、有名作品と再生時間から候補を比べられます。
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Kindle Unlimitedで短い章から試す
Kindle Unlimitedは、対象作品を端末へ入れ、冒頭の一章が今の気分に合うかを確かめるときに使えます。
連作短編、食べ物の小説、旅の小説を一冊ずつ検索し、最初の数ページで読みやすいものだけ残しましょう。
対象外の本まで含めた長い一覧を眺めると疲れるため、作品名で直接検索して読み放題表示を確認します。
目次とサンプルを先に開き、一章の長さと行間が今の集中に合うかを確かめてから、端末へダウンロードしてください。
読み放題対象は入れ替わるので、候補を見つけた日はライブラリへ追加し、読了後に端末から外して次の一冊を選べる枠を空けます。
一冊目が合わなくても購入を失敗したと考えず、その日の集中に合う次の候補へ替えられる点を活かしてください。
Kindle Unlimitedで読める小説では、対象本を選ぶときの入口も確認できます。
\ 500万冊の電子書籍が読み放題 /
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疲れた時に読む小説のよくある質問


疲れ方は、目を使いすぎた日、考え続けた日、人と話し続けた日で異なります。
同じ本でも負担は変わるため、今の状態に合わないと感じたら途中で替えてかまいません。
何も考えたくない夜はどの小説が読みやすいですか?
数ページで一話が終わる『きまぐれロボット』か、食堂の日常をゆっくり追える『かもめ食堂』から選んでください。
人物の悩みに深く入りたくない日は、重い別れを扱う作品を後回しにします。
短編と長編のどちらが疲れた日に向きますか?
集中できる時間が読めない日は、一編ごとに閉じられる短編か連作短編が向きます。
一つの場所へ長く浸りたい日は、登場人物が少なく、筋が穏やかな長編を選びましょう。
仕事のことを思い出したくない日はどれを避けますか?
『図書館のお夜食』『れんげ荘』は働き方を扱うため、仕事から完全に離れたい夜には後回しにします。
旅や食事へ視線を移せる『ひとり旅日和』『和菓子のアン』のほうが、職場の場面から距離を取りやすいです。
疲れた時に泣ける小説を読んでもよいですか?
涙を流す物語を求めているなら、『コーヒーが冷めないうちに』や『旅屋おかえり』が候補です。
別れや自死の主題が負担になる状態なら、無理に感情を動かそうとせず、穏やかな日常小説へ替えてください。
まとめ


疲れた時に読む小説は、人気だけでなく、一編の長さ、登場人物の数、読後に残る感情の重さで選ぶと外しにくくなります。
迷ったら穏やかな日常の『かもめ食堂』、一話ずつ読める『猫を処方いたします。』、数ページで笑える『きまぐれロボット』から始めてください。
食事の場面へ入りたい日は『和菓子のアン』、遠くの景色を見たい日は『ひとり旅日和』、感情を動かしたい日は『旅屋おかえり』が候補です。
最初の一章で文章が入ってこなければ、その日は閉じるか別の本へ替え、読める量より今の自分に合う時間を守りましょう。


















