悩んでいる人雨で予定がなくなった日に本を読みたいのですが、暗い気分を引きずらず、雨音まで楽しめる一冊はありますか?
雨の日は、外へ出られない不便さがある一方で、音や光がやわらぎ、物語へ長く集中しやすい日でもあります。
雨の情景に深く浸るなら『いま、会いにゆきます』、読み終えた気分まで明るく変えたいなら『パンとスープとネコ日和』から選ぶと迷いません。
短い連作、恋愛小説、幻想文学、エッセイまで読み味が広く、しっとり過ごしたい日にも、笑って気分を切り替えたい日にも一冊を選べます。
今の雨を物語の景色として味わいたいか、雨を忘れて別の世界へ移りたいかを決めると、今日の一冊が見つかります。
雨を物語の一部として味わう本、部屋の静けさに合う本、停滞した気分をほぐす本では、読後に向かう気分が変わります。
移動中の読みやすさではなく、自宅でまとまった時間を過ごす日の没入感と読後の変化を軸に選んでください。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
>> 30日間無料でオーディブルを試す
本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
>> 30日間無料でKindle Unlimitedを試す
kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
1位:市川拓司『いま、会いにゆきます』(小学館文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2007年 | 432ページ | 初心者向け |
『いま、会いにゆきます』は、雨の季節に起きる再会を通して、家族と過ごす何気ない時間の重さを描く恋愛小説です。
妻の澪を亡くした巧と息子の佑司の前に、記憶を失った澪が現れ、三人は限られた季節をもう一度暮らします。
雨が奇跡の入口であると同時に別れの期限にもなり、窓の外の雨音が物語の時間と自然に重なります。
涙の残る作品を避けたい日には重く感じますが、雨の日にしか味わえない余韻を一冊に求める方には最初の候補です。
2位:新海誠『小説 言の葉の庭』(角川文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2016年 | 400ページ | 初心者向け |
『小説 言の葉の庭』は、雨の朝だけ庭園で会う高校生の孝雄と雪野の距離を、緑と水の気配の中で描く青春小説です。
劇場アニメーションでは描ききれなかった人物の事情や心の動きが加わり、二人がそれぞれ歩き出すまでをゆっくり追えます。
濡れた葉、東屋、靴といった手ざわりのある描写が多く、雨を室内から眺める日の感覚に合います。
映像の印象だけで知っている方も、言葉で補われた孤独と回復を読み直すと、雨の日の静けさを別の角度から味わえます。
3位:新海誠『小説 天気の子』(角川文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2019年 | 320ページ | 入門から初心者向け |
『小説 天気の子』は、雨が降り続く東京で、家出少年の帆高と空を晴れにできる陽菜が出会う物語です。
天候をめぐる大きな出来事と、居場所を探す二人の選択が速いテンポで進み、長い雨の日でもページをめくる勢いが落ちません。
映画の場面を知っていれば情景を補いながら読めますが、小説だけでも帆高の内面を追って物語へ入れます。
しんみりするだけでなく、雨の閉塞感を物語の勢いで破りたい日に向いています。
4位:日向理恵子『雨ふる本屋』(童心社)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2008年 | 232ページ | 入門向け |
『雨ふる本屋』は、少女ルウ子がカタツムリに導かれ、忘れられた物語から本を作る不思議な本屋へ迷いこむ児童文学です。
ドードー鳥の店主や妖精たちがいる店では、人間に忘れられた物語へ雨をかけて、新しい本を生み出します。
雨で外遊びができない午後を、本と想像力が育つ冒険へ変えてくれるため、大人の気分転換にも親子の読書にも合います。
難しい説明を追わずに別世界へ移りたい日は、挿絵を眺めながらルウ子と本屋の奥へ進んでみてください。
5位:宮木あや子『雨の塔』(集英社文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2011年 | 216ページ | 初心者から中級者向け |
『雨の塔』は、外の世界から隔てられた全寮制の女子大で暮らす四人の少女の孤独と関係を描く小説です。
閉ざされた環境の中で互いを意識し、惹かれ合い、傷つけ合う時間が、216ページの濃密な物語に収まっています。
明るい慰めよりも、雨雲の下でしか見えない感情を静かに見つめる読み味です。
軽い本を求める日には向きませんが、人との距離や孤独を考えながら一気に読みたい方に残る一冊です。
6位:水野敬也『雨の日も、晴れ男』(文春文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2008年 | 240ページ | 入門向け |
『雨の日も、晴れ男』は、幼い神たちのいたずらで不運が続くアレックスが、それでも前を向く姿を描く小説です。
仕事の失敗や家族との別れなど、次々と起きる出来事にもユーモアを失わない彼の行動が、物語を軽快に進めます。
雨自体を描く物語ではなく、予定が崩れた日に物事の受け取り方を変える、気分転換の候補です。
外出できない苛立ちを引きずらず、笑いと勢いで明るい方向へ動かしたい日に向いています。
7位:上田秋成『雨月物語 ビギナーズ・クラシックス』(角川ソフィア文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2017年 | 208ページ | 初心者から中級者向け |
『雨月物語 ビギナーズ・クラシックス』は、上田秋成の怪異小説九編を、現代語訳と原文の一部で味わえる入門版です。
亡霊、蛇の化身、約束を守る友など、あの世とこの世が交わる物語を一編ずつ読めます。
現代語訳を先に読んでから原文へ戻れるため、古典の語彙に慣れていなくても物語を見失いにくいです。
雨と夕闇で外が静かな日に、少し怖くて美しい日本の古典へ入りたい方の最初の一冊になります。
8位:五木寛之『雨の日には車をみがいて』(幻冬舎)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2022年 | 197ページ | 初心者向け |
『雨の日には車をみがいて』は、九台の車と九人の女性をめぐる青春と恋の記憶を収めた連作短編集です。
シムカ、アルファ・ロメオ、ボルボなど、車の個性が出会いと別れの時間をつなぎます。
一話ずつ区切って読めるので、まとまった時間が取れない雨の午後にも、自分のペースで進められます。
車の知識を競う本ではなく、過ぎた季節と人を振り返る物語として読むと、題名の静かな寂しさが残ります。
9位:千早茜『透明な夜の香り』(集英社文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2023年 | 288ページ | 初心者から中級者向け |
『透明な夜の香り』は、古い洋館で働き始めた一香と、人並み外れた嗅覚を持つ調香師の朔をめぐる長編小説です。
朔のもとへ届く風変わりな依頼を通し、香りが呼び起こす記憶と、人に近づくことへの怖さが少しずつ見えてきます。
湿った庭や古い家を思わせる感覚的な文章は、雨で匂いが濃くなる日の読書とよく合います。
派手な展開よりも、見えない香りと心の距離へ意識を澄ませたい日に選びたい本です。
10位:群ようこ『パンとスープとネコ日和』(ハルキ文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2013年 | 208ページ | 入門向け |
『パンとスープとネコ日和』は、母を亡くしたアキコが出版社を辞め、母の食堂を自分らしい店として開き直す物語です。
サンドイッチとスープを中心にした店、手伝いのしまちゃん、猫のたろとの日々が、働き方と暮らし方を少しずつ整えます。
食べ物と店の空気が中心にあるため、雨で冷えた日に温かいものを用意して読むと、物語の居心地が増します。
外へ出られない退屈を、食事と小さな仕事を楽しむ時間へ変えたい方に合います。
11位:星野源『そして生活はつづく』(文春文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2013年 | 208ページ | 入門向け |
『そして生活はつづく』は、うまくいかない日常を笑いへ変える、星野源の最初のエッセイ集です。
料金の払い忘れ、散らかった部屋、人付き合いの苦手さなど、立派ではない生活を隠さずにおもしろがります。
一編が短く、重い筋を追う必要がないため、低気圧で集中が続かない日にも少しずつ読めます。
雨で何もできなかったと落ちこむ前に、何も整わない日も生活の一部として笑いたい方へすすめたい一冊です。
12位:坂井希久子『おじさんは傘をさせない』(PHP文芸文庫)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2024年 | 320ページ | 入門から初心者向け |
『おじさんは傘をさせない』は、変わる社会の常識と自分の感覚のずれに悩む中年男性たちを描く連作短編集です。
会社での立場、家族との関係、孤独や見栄といった問題を、切なさとコミカルな視線の両方から見つめます。
単行本『雨の日は、一回休み』を改題した文庫版なので、同じ作品を重ねて買わないよう題名を確かめてください。
雨で予定が止まった日を、自分の考え方や人との接し方を一度立ちどまって見直す時間に変えられます。
雨の日に読む本を選ぶ3つのコツ


雨の日の一冊は、晴れた日に読む予定だった本ではなく、その日の明るさと気分に合わせて選ぶと集中しやすくなります。
雨を味わう本、静けさに浸る本、気分を変える本のどれが必要かを先に決めましょう。
雨の景色に浸るなら天気が物語を動かす本を選ぶ
窓の外の雨と物語を重ねたい日は、『いま、会いにゆきます』『小説 言の葉の庭』『小説 天気の子』が候補です。
雨が単なる背景ではなく、出会い、期限、選択を動かす本なら、悪天候そのものが読書の一部になります。
気持ちを落ち着けるなら五感の描写が多い本を選ぶ
雨音を聞きながら静かに過ごす日は、『透明な夜の香り』や『パンとスープとネコ日和』のように、匂いと食べ物を感じられる本が合います。
筋を急いで追わず、一つの香りや食卓を想像すると、外へ出られない時間が落ち着いていきます。
集中が続かないなら短編かエッセイを選ぶ
気圧や湿気で頭が重い日は、『雨の日には車をみがいて』『そして生活はつづく』『おじさんは傘をさせない』を一編ずつ読めます。
一冊を読み切る目標を置かず、最初の一編で気分が変わったら、その日はそこで閉じても十分です。
雨音を読書の味方にする3つの工夫


雨音は集中を助けることもあれば、強さによっては文章を追う邪魔にもなります。
読む場所と本の長さを先に整え、途中で気が散るきっかけを減らしましょう。
窓から少し離れて同じ場所で読む
雨脚が強い日は窓際を避け、照明と飲み物を用意した場所へ移ると、雨音を背景として受け取りやすくなります。
通知を見るために席を立たず、スマートフォンを手の届かない場所へ置いてから本を開きます。
雨の強さに合わせて読む長さを変える
小雨なら長編へゆっくり入り、雷や激しい雨が気になるときは、短編を一つだけ読むと中断の負担を減らせます。
ページ数よりも、次の章へ進む前に今の集中が残っているかを確かめてください。
温かい飲み物は本を開く前に用意する
読書の途中で湯を沸かすと物語から離れるため、飲み物と本を同時に席へ運びます。
図書館の本や紙の文庫を読むときは、倒れにくい容器を選び、本から少し離して置きましょう。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選


雨の日に読む本は、外出できない数時間で試せる形式を選ぶと、今の気分と文体の相性を確かめやすいです。
電子書籍と音声は、紙の本を買う代わりではなく、雨で移動しにくい日にすぐ読み始める手段として使い分けます。
Kindle Unlimitedで冒頭を読み比べる
Kindle Unlimitedは、読み放題の対象本を端末へ入れ、雨の音がある部屋でも文章へ入れるかを冒頭から試すのに使えます。
恋愛、幻想、エッセイの候補を一冊ずつ開き、最初の数ページで今の気分に合う本だけを読み進めます。
読みたい書名をサービス内で直接検索すると、対象外の本を含む長い一覧を眺め続けずに済みます。
対象作品は入れ替わるため、登録前と読書を始める前に、各商品ページの読み放題表示を確かめてください。
雨が長引く日に一冊を抱え込みたくない場合は、短編集やエッセイを選び、一編を読み終えた時点で続けるか決めると疲れにくくなります。
Kindle Unlimitedで読める小説では、対象作品を探すときの見方も確認できます。
\ 500万冊の電子書籍が読み放題 /
※クリックすると公式サイトに飛びます
Audibleで雨の日の家事と読書を両立する
Audibleは、洗濯物をたたむ時間や温かい食事を作る時間にも、対象のオーディオブックを朗読で聴けます。
雨音が大きい日はイヤホンの音量を上げすぎず、試し聴きで声が聞き取りやすい作品を選びます。
登場人物が多い本や古典は紙を手元に置き、名前や言葉を確かめながら聴くと内容を見失いません。
朗読の速度が雨音と合わないときは、再生速度を少しずつ調整し、会話と地の文を無理なく聞き分けられる速さに戻しましょう。
家事が終わったところで続きを紙か電子へ切り替えると、雨の日を一つの作品に浸る時間として使えます。
Audibleで聴ける小説は、再生時間とナレーターを確認してから選びましょう。
\ 10万冊以上の本が聴き放題! /
※クリックすると公式サイトに飛びます
雨の日に読む本のよくある質問


雨の日は読める時間が増える一方で、気分や体調によって集中の長さが変わります。
読み切ることより、その日の雨と自分の状態に合う本を選ぶことを優先してください。
気分が沈んでいる雨の日はどの本から読めばよいですか?
重い恋愛や孤独を扱う本を避け、『パンとスープとネコ日和』か『そして生活はつづく』から開くと気分を切り替えやすいです。
物語を追う集中力がないときは、短いエッセイを一編だけ読んで閉じてもかまいません。
雨の日らしい小説を一冊だけ選ぶならどれですか?
雨の季節が再会と別れの時間を作る『いま、会いにゆきます』が、天気と物語の結びつきを最も強く味わえます。
涙を引きずりたくない方は、雨と緑の情景を楽しめる『小説 言の葉の庭』へ替えてください。
親子で読める雨の日の本はありますか?
小学中学年から読める『雨ふる本屋』なら、読み聞かせと一人読みのどちらにも使えます。
物語の本屋がどうやって本を作るのかを親子で話すと、雨で遊びに出られない時間を想像の遊びへ変えられます。
雨音で文章に集中できないときはどうしますか?
窓から少し離れ、短編かエッセイに替え、10分だけ読む時間を決めます。
音を消そうとしてイヤホンの音量を上げるより、雨が弱まるまで『そして生活はつづく』を一編読むほうが無理なく続けられます。
まとめ


雨の日に読む本は、雨の景色へ深く入りたいか、停滞した気分を別の方向へ動かしたいかで選ぶと外しにくくなります。
一冊だけなら『いま、会いにゆきます』、静かな情景なら『小説 言の葉の庭』、明るい気分転換なら『パンとスープとネコ日和』が候補です。
集中が続かない日は『そして生活はつづく』を一編だけ読み、幻想へ逃れたい日は『雨ふる本屋』や『雨月物語』を開いてください。
窓の外の雨を止むまで待つのではなく、今日の気分に合う最初の数ページから、雨の日だけの読書時間を始めましょう。



















