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「深夜2時の読書論」管理人のトバリです。普段はWEBマーケティングの会社を運営しており、夜に本を読む時間が私の癒しです。当ブログでは、哲学・社会学・思想・小説など、人文系のおすすめ本を紹介しています。深夜の静けさの中で、あなたにとっての特別な一冊が見つかりますように。
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多和田葉子のおすすめ本10選【代表作と初心者向けの読む順番】

多和田葉子のおすすめ本10選【代表作と初心者向けの読む順番】
悩んでいる人

多和田葉子の本は不思議な題名が多く、どの作品から読めばよいのか迷います。

多和田葉子は、日本語とドイツ語の間を往来しながら、言葉、国境、身体を描く小説家です。

初めてなら芥川賞受賞作『犬婿入り』から入り、近未来を描く『献灯使』へ進むと作風をつかめます。

動物の視点に惹かれる方は『雪の練習生』、街と記憶を歩きたい方は『百年の散歩』を選べます。

言葉と国境をめぐる長い物語を読みたい方には、『地球にちりばめられて』から始まる三部作が合います。

この記事では、小説十作を物語の入りやすさ、語り方、主題、シリーズの関係から比べます。

まずは一冊の物語に身を委ね、言葉の意味がずれる瞬間を楽しんでください。

とばり|深夜2時の読書論 管理人
とばり
✍️ この記事を書いた人

哲学・思想・文学を中心に2,000冊以上を読了。初心者向けにおすすめ本をご紹介しています。運営者情報では、自宅の本棚や、これまで売却してきた書籍数も公開しています。本オタクです。

多和田葉子は東京で生まれ、ドイツを拠点に日本語とドイツ語で作品を発表しています。

芥川賞、野間文芸賞、谷崎潤一郎賞などを受賞し、英訳『献灯使』も全米図書賞翻訳文学部門に選ばれました。

本を無料で読む方法を知っていますか?

今回紹介する本には、オーディブルKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。

2つの違いは、

  • オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
  • Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け

このような感じ。

本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。

本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
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本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
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とばり

kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。

目次

1位:『犬婿入り』(講談社)

¥660 (2026/09/08 21:23時点 | Amazon調べ)
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発行年ページ数本の難易度
1998年147ページ
A:民話的な展開から入れる

『犬婿入り』は、学習塾を営む女性の日常へ、犬のような男と民話的な記憶が入り込む表題作を収めた中編集です。

現実とおとぎ話の境目がいつの間にか揺らぎ、言葉と身体を遊ばせる多和田葉子の特徴をつかめます。

表題作は第108回芥川龍之介賞を受賞し、日常の会話から異界へ移る作風の入口になります。

作家の代表作から始め、不思議な設定と言葉のリズムを同時に味わいたい方におすすめです。

2位:『献灯使』(講談社)

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発行年ページ数本の難易度
2017年268ページ
A:近未来の設定を追いやすい

『献灯使』は、外の世界から孤立した日本で、衰えない老人と弱い子どもたちが生きる近未来を描く表題作と短編を収めます。

社会の常識が反転した設定を通して、世代、国家、健康、希望をめぐる問いが広がります。

英訳版が全米図書賞翻訳文学部門を受賞した作品で、海外で読まれる多和田文学の力も知れます。

現代社会をそのまま説明するより、反転した世界から現在を考えたい方におすすめです。

3位:『雪の練習生』(新潮社)

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発行年ページ数本の難易度
2013年328ページ
A:三代の家族記を追える

『雪の練習生』は、サーカスで文字を学んだホッキョクグマから、その娘と孫へ続く三代の物語です。

動物の視点を通すことで、人間が引いた国境や家族の制度が異なる輪郭で見えてきます。

第64回野間文芸賞受賞作で、幻想的な語りと歴史の記憶が家族記として結び付きます。

人間以外の語り手に身を委ね、世代を越える長い時間を味わいたい方に合います。

4位:『白鶴亮翅』(朝日新聞出版)

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発行年ページ数本の難易度
2026年306ページ
A:都市の日常から読める

『白鶴亮翅』は、ベルリンで家を探すミティが、太極拳と街の人々を通して新しい居場所へ近づく小説です。

移住者が行き交う都市の日常と、身体をゆっくり動かす時間が、言葉による出会いと重なります。

多和田葉子の作品でくり返し描かれる移動と異言語の主題を、暮らしに近い場所から読めます。

新しい文庫版で近年の代表作へ入り、人と街の関係をじっくり味わいたい方におすすめです。

5位:『百年の散歩』(新潮社)

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発行年ページ数本の難易度
2019年293ページ
B:都市と歴史の重なりを味わう

『百年の散歩』は、ベルリンの十の通りを歩く語り手が、街の風景から人々と言葉の記憶へ進む連作です。

建物や店の名前が過去の芸術家、亡命者、家族を呼び起こし、一回の散歩が時代を越える旅になります。

章ごとに異なる通りへ向かうため、都市を読む楽しさと言葉の連想を一緒に味わえます。

旅、街歩き、記憶の物語が好きで、ベルリンを文学の地図として読みたい方に合います。

6位:『研修生』(中央公論新社)

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発行年ページ数本の難易度
2025年508ページ
B:仕事と異文化生活を追う

『研修生』は、1980年代のドイツで書籍取次会社に入る日本人女性が、仕事と生活の中で言葉を学ぶ長編です。

仕事で出会う人、本が流通する仕組み、异なる言葉で自分を説明する難しさが具体的に描かれます。

作家自身の移住経験と響き合う主題を持ちつつ、仕事小説として登場人物の変化を追えます。

海外で働くこと、本に関わる仕事、母語の外で生きることに関心がある方におすすめです。

7位:『地球にちりばめられて』(講談社)

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発行年ページ数本の難易度
2021年349ページ
B:三部作の第一作から始める

『地球にちりばめられて』は、消滅した母国の言葉を話すHirukoが、仲間と共に同じ出自の人を探す旅に出る小説です。

Hirukoが作った言葉や、異なる母語を持つ仲間たちの会話から、言語とアイデンティティの関係を考えられます。

この作品から『星に仄めかされて』と『太陽諸島』へ続くため、三部作は必ず本書から始めてください。

多国籍の仲間と旅をする物語から、言葉の境界を越える想像力を味わいたい方に合います。

8位:『星に仄めかされて』(講談社)

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発行年ページ数本の難易度
2023年383ページ
B:三部作の人物関係を受け継ぐ

『星に仄めかされて』は、Hirukoたちの旅と言葉をめぐる探索が続く三部作の第二作です。

前作で出会った人々の視点がさらに交差し、聞き取れる声と理解できない言葉の間が描かれます。

人物関係と探索の目的は『地球にちりばめられて』から続くため、前作の後に読むのが基本です。

一つの母語だけでは捉えきれない世界を、複数の声から読み深めたい方に合います。

9位:『太陽諸島』(講談社)

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発行年ページ数本の難易度
2025年371ページ
C:三部作の完結まで読む

『太陽諸島』は、Hirukoたちが消えた故郷と新しい居場所の意味へ近づく三部作の完結編です。

旅の目的が変わる中で、故郷とは土地なのか、言葉なのか、誰かとの関係なのかが問われます。

『地球にちりばめられて』と『星に仄めかされて』の人物と言葉を受け継ぐため、完結編からの単独読みは避けましょう。

三部作を通して、国境、母語、仲間の関係がどう変化するか見届けたい方におすすめです。

10位:『容疑者の夜行列車』(青土社)

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発行年ページ数本の難易度
2002年163ページ
C:二人称の語りを味わう

『容疑者の夜行列車』は、「あなた」が列車で都市と国境を越える二人称の旅を描く連作です。

語り手が読者へ呼びかけるたびに、旅行者、容疑者、夢を見る人の境界が曖昧になります。

谷崎潤一郎賞と伊藤整文学賞を受賞した作品で、多和田文学の実験性を正面から味わえます。

入口の作品を読んだ後に、二人称と国境の感覚をより深く味わいたい方に向きます。

多和田葉子のおすすめ本を選ぶ4つのポイント

多和田葉子のおすすめ本を選ぶ4つのポイント
多和田葉子のおすすめ本を選ぶ4つのポイント

受賞歴だけでなく、日常と幻想、動物、都市、言葉の旅のどれに惹かれるから選ぶと入口が見つかります。

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読みたい要素最初の候補次の一冊
日常と幻想犬婿入り献灯使
動物の視点雪の練習生白鶴亮翅
街と歴史百年の散歩研修生
言葉と国境地球にちりばめられて星に仄めかされて

現実が少しずつ変形する感覚を味わうなら『犬婿入り』と『献灯使』が入口です。

人間以外の声から世界を見直したい方は『雪の練習生』を選んでください。

ベルリンの街と生活から作家へ入るなら『百年の散歩』か『研修生』が合います。

三部作は物語と人物が続くため、『地球にちりばめられて』から刊行順に読みましょう。

本をお得に効率よくインプットするコツ2選

本をお得に効率よくインプットするコツ2選
本をお得に効率よくインプットするコツ2選

多和田作品は同じ単語が異なる意味へ開かれるため、紙や電子と音声の読書を往復すると表現をつかみやすくなります。

耳で聴く読書を楽しめるAudibleプレミアム

耳で聴く読書を楽しめるAudibleプレミアム
耳で聴く読書を楽しめるAudibleプレミアム

Audibleで音声版が見つかる作品は、語りのリズムと言葉遊びを耳から味わい、固有名詞の響きや文の切れ目を紙面とは異なる手がかりとして確かめられます。

作品名だけでなく、日本語版かドイツ語版かを商品詳細で確かめてください。

登場人物の視点が変わる作品は、章の切れ目で一度止め、前後の語り手と呼びかけられる相手をメモすると声を整理できます。

言葉の表記、反復、地名のつながりを確かめたい場面は、紙書籍か電子版と往復してください。

聴き放題の対象は入れ替わるため、利用前にAudible公式で作品名、著者名、言語を確認しましょう。

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電子書籍を定額で読めるKindle Unlimited

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Kindle Unlimitedで対象作品が見つかる場合は、サンプルから語り口が自分に合うか確かめられます。

検索結果に旧版と新版が並ぶときは、書名、出版社、ISBNを照合してください。

三部作は『地球にちりばめられて』から順にライブラリへ入れると読み間違いを防げます。

意味がずれる言葉にハイライトを付け、後から見返すと作品ごとの発見を残せます。

読み放題対象は変わるため、対象外なら通常購入の電子版と紙書籍から読み方に合う形式を選んでください。

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多和田葉子の本を初心者が読むおすすめの順番

多和田葉子の本を初心者が読むおすすめの順番
多和田葉子の本を初心者が読むおすすめの順番

まず独立した受賞作で作風をつかみ、都市と言葉の作品へ広げ、最後に三部作と実験的な語りへ進むのが自然です。

  • 入口:『犬婿入り』→『献灯使』→『雪の練習生』
  • 都市と生活:『白鶴亮翅』→『百年の散歩』→『研修生』
  • 三部作:『地球にちりばめられて』→『星に仄めかされて』→『太陽諸島』
  • 実験的な語り:『容疑者の夜行列車』

迷ったら『犬婿入り』を選び、日常と民話が混ざる感覚から作家へ入ってください。

『献灯使』と『雪の練習生』へ進むと、近未来と動物の視点から作風の幅をつかめます。

街歩きが好きなら『百年の散歩』、仕事と移住を読みたいなら『研修生』を先に選べます。

三部作は刊行順でなければ人物の出会いと探索の目的がつながらないため、順番を入れ替えないでください。

二人称の語りに挑戦する『容疑者の夜行列車』は、入口の数作で言葉遊びに慣れてから読むと味わいが深まります。

多和田葉子の本に関するよくある質問

多和田葉子の本に関するよくある質問
多和田葉子の本に関するよくある質問

最初の一冊、三部作の順番、初心者向けの作品、小説以外の本、受賞作について答えます。

多和田葉子の本を初めて読むならどれがおすすめですか?

芥川賞受賞作『犬婿入り』が最初の一冊におすすめです。

近未来小説から入りたい方は『献灯使』を選んでください。

『地球にちりばめられて』三部作はどの順番で読みますか?

『地球にちりばめられて』『星に仄めかされて』『太陽諸島』の順です。

人物と旅の目的が続くため、完結編から読まないでください。

読みやすい多和田葉子の作品はありますか?

物語の軸を追いやすい『犬婿入り』と『雪の練習生』が候補です。

街の日常から入りたい方には『白鶴亮翅』も合います。

多和田葉子の小説以外の本も読むべきですか?

小説の後に言語論的なエッセイ『エクソフォニー』へ進むと創作の背景を考えられます。

この記事は物語と読む順番を明確にするため、小説を中心に選びました。

多和田葉子の主な受賞作はどれですか?

『犬婿入り』は芥川賞、『雪の練習生』は野間文芸賞を受賞しました。

『容疑者の夜行列車』は谷崎潤一郎賞と伊藤整文学賞を受賞しています。

多和田葉子のおすすめ本10選まとめ

多和田葉子のおすすめ本10選まとめ
多和田葉子のおすすめ本10選まとめ

最初の一冊は、日常と民話が交差する芥川賞受賞作『犬婿入り』がおすすめです。

近未来の社会から現在を考えたい方は『献灯使』を選んでください。

動物の視点と家族の歴史を読むなら『雪の練習生』が合います。

ベルリンの街と生活に惹かれる方は『白鶴亮翅』『百年の散歩』『研修生』から選べます。

三部作は『地球にちりばめられて』から刊行順に進み、言葉と故郷の変化を追いましょう。

一冊を選んだら、答えを急がず、言葉が思いがけない意味へ開かれる瞬間を楽しんでください。

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この記事を書いた人

とばりのアバター とばり 管理人

ブログ「深夜2時の読書論」の管理人🦉 2,000冊以上の本を読んできました|人文書の「何から読めばいい?」を解決します|好み:哲学/思想/社会学/ミステリー/SF|幼少期は『大泥棒ホッツェンプロッツ』を愛読。

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