悩んでいる人ドゥルーズに興味があるけど、本が難しそうで何から読めばいいかわからない…。入門書も色々あって、どれを選べばいいのか迷ってしまう。
ドゥルーズの本は独自の概念が多く、入門書と原著の順番を決めないまま主著へ進むと読みづらくなります。
2,000冊以上読んできた僕が、入門書から代表作まで13冊を読む順番に沿って選びました。
解説書で差異・生成変化の見取り図をつかみ、『ニーチェと哲学』から共著へ進む道筋がわかります。
読み終えるころには、最初の入門書と次に読む原著を一冊ずつ決められます。
現代思想の著者を横断して探すなら、現代思想のおすすめ本12選も参考にしてください。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
>> 30日間無料でオーディブルを試す
本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
>> 30日間無料でKindle Unlimitedを試す
kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
1位:『ドゥルーズの哲学原理』(國分功一郎)
ドゥルーズが他の哲学者を読む方法から、思想の組み立て方を学べる入門書です。
國分功一郎が「自由間接話法」を補助線に、ヒュームからフーコーまでの読解を整理しています。
他者のテキストを写すのではなく、自分の概念へ変換する過程を追えます。
講談社学術文庫の現行版で、最初の一冊を選びたい人に向きます。
2位:『ドゥルーズ 解けない問いを生きる』(檜垣立哉)
差異、反復、生成変化を思想史の流れに置き、全体像をつかめる入門書です。
ドゥルーズ研究者の檜垣立哉が、旧版を増補してちくま学芸文庫にまとめています。
中心概念が代表作のどこで働くかを、コンパクトな章立てで確認できます。
短い解説書を読み切ってから原著へ進みたい人に向きます。
3位:『ドゥルーズの哲学 生命・自然・未来のために』(小泉義之)
生命と自然を軸に、同一性を疑うドゥルーズの問いを学べる入門書です。
哲学者の小泉義之が、常識が作られる仕組みを力強い文体で論じています。
差異と生成変化が、生命や自然を考える視点へつながる過程を追えます。
概説の次に、議論の強度を感じられる解説書を読みたい人に向きます。
4位:『ドゥルーズ 流動の哲学 増補改訂』(宇野邦一)
主要著作を刊行順にたどり、思想の変化を見渡せる入門書です。
ドゥルーズに学んだ宇野邦一が、初期のヒューム論から晩年の共著までを整理しています。
増補改訂版では映画論や政治思想との関係も確認できます。
著作の順番と全体像を一冊でつかみたい人に向きます。
5位:『動きすぎてはいけない ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(千葉雅也)
接続を増やし続ける生き方を問い直し、切断の意味を考えるドゥルーズ論です。
千葉雅也が博士論文をもとに、「非意味的切断」を軸として議論します。
人や情報とのつながりから距離を取り、自分を守る可能性を読めます。
基本的な入門書のあと、現代社会へ応用された議論を読みたい人に向きます。
6位:『ニーチェと哲学』(ジル・ドゥルーズ)
ニーチェの力、永劫回帰、ニヒリズムを再構成し、ドゥルーズ初期思想を示す著作です。
ジル・ドゥルーズがヘーゲル的な弁証法に対抗し、能動的な力と反動的な力を区別します。
ニーチェ解釈とドゥルーズ自身の差異の哲学が重なる地点を追えます。
ニーチェの原典とあわせて初期思想を読みたい人に向きます。
7位:『記号と事件 1972-1990年の対話』(ジル・ドゥルーズ)
1972年から1990年までの対話から、ドゥルーズ本人の言葉で主著をたどれる本です。
インタビュー形式で、『アンチ・オイディプス』や『千のプラトー』の意図が語られます。
哲学だけでなく、映画や文学へ思考が広がる過程も確認できます。
論文形式の原著に入る前に、本人の語りから全体像を得たい人に向きます。
8位:『スピノザ 実践の哲学』(ジル・ドゥルーズ)
スピノザの思想を道徳ではなく、生命の力を測る倫理として読み直す著作です。
ドゥルーズが概念辞典と論考を組み合わせ、スピノザの議論を整理しています。
善悪よりも、行為が生きる力を増やすか減らすかという基準を学べます。
スピノザの原典とあわせて内在の哲学を読みたい人に向きます。
9位:『フランシス・ベーコン 感覚の論理学』(ジル・ドゥルーズ)
画家フランシス・ベーコンの作品から、感覚と力を考える美術論です。
ドゥルーズが歪んだ人体像を読み、器官なき身体という概念へつなげます。
抽象的な概念を、絵画の色・形・身体の変形を通して追えます。
美術を入口にドゥルーズの一次文献へ進みたい人に向きます。
10位:『哲学とは何か』(ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ)
哲学を「概念を創造すること」と定義し、科学・芸術との違いを論じる共著です。
ドゥルーズとガタリが晩年に、それぞれの思考が扱う対象と方法を整理しています。
概念、関数、感覚という三つの創造の仕方を比較できます。
河出書房新社の現行商品で、二人の思想の総決算を読みたい人に向きます。
11位:『差異と反復 上』(ジル・ドゥルーズ)
同一性ではなく差異そのものから、反復が新しいものを生む仕組みを論じる主著です。
ドゥルーズが博士論文としてまとめ、西洋哲学の前提を根本から読み直しています。
上巻では差異それ自体と反復そのものをめぐる議論を追えます。
入門書を読み終え、河出文庫の上巻から主著へ挑みたい人に向きます。
12位:『アンチ・オイディプス 上』(ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ)
欲望を欠如ではなく、生産し接続する力として捉え直すドゥルーズ=ガタリの共著です。
二人が精神分析のエディプス・コンプレックスを批判し、欲望機械を提示します。
上巻では欲望的生産と社会的生産が結びつく議論を追えます。
河出文庫の上巻から、資本主義と欲望の関係を読みたい人に向きます。
13位:『千のプラトー』(ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ)
リゾーム、ノマド、戦争機械などの概念から、国家と資本主義を横断的に考える大著です。
ドゥルーズとガタリが言語学、音楽、地質学、歴史学を行き来して議論します。
中心を持たず横へ広がるリゾームが、思考と組織の別の形を示します。
『アンチ・オイディプス 上』のあと、二人の共著をさらに深く読みたい人に向きます。
ドゥルーズを理解するための3つのキーワード


ドゥルーズの著作を読み進めるうえで、押さえておきたい3つの核心概念を紹介します。
これらのキーワードを頭に入れておくだけで、一次文献の読み方がぐっと変わります。
リゾーム
『千のプラトー』の冒頭で提示された、ドゥルーズ=ガタリを象徴する概念です。
木のように幹から枝が分かれていく「ツリー」型の構造に対して、「リゾーム」は根茎のようにどこからでも横にのび、中心を持たないネットワーク的な思考のかたちを指します。
学問の序列や組織のヒエラルキーに疑問を感じたことがある方なら、この概念は直感的に響くはずです。
インターネットやSNSの構造そのものがリゾーム的であることからも、30年以上前に提唱されたこの概念が、いかに先見的だったかがわかります。
差異と生成変化
『差異と反復』の核心テーマであり、ドゥルーズ哲学の出発点です。
同じことの繰り返しに見える行為のなかに、つねに微細な「ずれ」が生じている。
その「ずれ」を消すのではなく肯定することで、新しいものが生まれる可能性が開かれます。
ドゥルーズはこの考え方を、ニーチェの永劫回帰やベルクソンの持続の概念から引き継ぎ、独自に発展させました。
『意味の論理学』でもこのテーマは中心的に扱われており、変化を恐れずに肯定するドゥルーズの哲学的態度がよく表れた概念です。
器官なき身体
もともとはフランスの詩人アントナン・アルトーの言葉で、ドゥルーズとガタリが哲学的概念として練り上げました。
「器官なき身体」とは、心臓は血を送るもの、胃は消化するものといった固定された機能や役割から解放された身体のあり方を指します。
『アンチ・オイディプス』では欲望の問題として、『フランシス・ベーコン 感覚の論理学』では絵画の問題として、それぞれ異なる角度から論じられています。
「自分とは何者か」という問いに固定的な答えを求めるのではなく、つねに別のかたちへ変わりうる存在としての自分を肯定する、ドゥルーズらしい概念です。
ドゥルーズのおすすめ本についてのよくある質問


ドゥルーズの本選びでよく寄せられる疑問にお答えします。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選


ドゥルーズの入門書と原著は、耳と電子書籍を使い分けると生活の中で読み進めやすくなります。
移動時間を読書に変えるAudibleプレミアム


Audible(オーディブル)を使うと、通勤、移動、家事の時間を読書時間へ変えられます。
僕はAudibleプレミアムを数年使っていますが、目で本を開けない日も読書を進められます。
先に音声で全体を聴き、気になった章を紙またはKindleで読み直すと内容を整理しやすくなります。
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読み上げと目読を組み合わせるKindle Unlimited


Kindle Unlimitedなら対象本を試し、合わなければ次の本へ移れるため、最初の一冊を選びやすくなります。
宇野常寛さんが紹介する読書術のように、Kindle本を読み上げながら文字を目で追う方法もあります。
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読み上げの可否は本と端末で異なるため、商品ページのアクセシビリティ表示を確認してください。
Kindle Unlimitedの対象本と登録条件も変わるため、申込前に公式画面と商品ページの対象表示を確認しましょう。
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まとめ:ドゥルーズのおすすめ本ランキング13選


13冊のランキングを、書名、著者、ジャンルとともに一覧へまとめました。
| ランキング | 書名 | 著者 | ジャンル | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ドゥルーズの哲学原理 | 國分功一郎 | 現代思想・哲学 | |
| 2位 | ドゥルーズ 解けない問いを生きる | 檜垣立哉 | 現代思想・哲学 | |
| 3位 | ドゥルーズの哲学 生命・自然・未来のために | 小泉義之 | 現代思想・哲学 | |
| 4位 | ドゥルーズ 流動の哲学 増補改訂 | 宇野邦一 | 現代思想・哲学 | |
| 5位 | 動きすぎてはいけない ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学 | 千葉雅也 | 現代思想・哲学 | |
| 6位 | ニーチェと哲学 | ジル・ドゥルーズ | 現代思想・哲学 | |
| 7位 | 記号と事件 1972-1990年の対話 | ジル・ドゥルーズ | 現代思想・哲学 | |
| 8位 | スピノザ 実践の哲学 | ジル・ドゥルーズ | 現代思想・哲学 | |
| 9位 | フランシス・ベーコン 感覚の論理学 | ジル・ドゥルーズ | 現代思想・哲学 | |
| 10位 | 哲学とは何か | ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ | 現代思想・哲学 | |
| 11位 | 差異と反復 上 | ジル・ドゥルーズ | 現代思想・哲学 | |
| 12位 | アンチ・オイディプス 上 | ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ | 現代思想・哲学 | |
| 13位 | 千のプラトー | ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ | 現代思想・哲学 |























