悩んでいる人デカルトの本を読んでみたいけど、方法序説?省察?入門書?種類が多すぎてどれから手をつけていいかわからない…。
『方法序説』と入門書のどちらから読むかを決めると、デカルト哲学へ無理なく入れます。
2,000冊以上読んできた僕が、原典と解説書13冊を初心者の読みやすさに沿って選びました。
『方法序説』から『省察』へ進む順番と、入門書で先に全体像をつかむルートの両方を比べられます。
読み終えるころには、最初の一冊とその次に読む本を自分で決められます。
デカルトから近代哲学全体へ広げたい人は、哲学のおすすめ本37選も参考にしてください。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
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このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
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1位:『方法序説』(デカルト/谷川多佳子訳)
この言葉が生まれたのが、デカルトの代表作『方法序説』です。
1637年、当時の学術言語だったラテン語ではなく、あえてフランス語で書かれたという点がこの本の画期的なところです。
そのため文章は比較的平易で、哲学書にありがちな難解さが薄いのが特徴です。
デカルトの原典を最初の一冊として読みたい人に向きます。
2位:『方法序説 まんがで読破』(デカルト/バラエティ・アートワークス企画・漫画)
「まんがで読破」シリーズの一冊で、デカルトの思想の核心を漫画で一気につかめます。
主人公の塀凡哲夫がデカルトと出会い、方法的懐疑から「我思う、ゆえに我あり」にたどり着くまでの流れを物語形式で追えます。
活字の原典に進む前のウォームアップとして読めば、『方法序説』本体の理解が格段に深まるはずです。
漫画で思考の流れをつかみ、その後に原典へ進みたい人に向きます。
3位:『省察』(デカルト/山田弘明訳)
『方法序説』で提示されたアイデアを、さらに深く掘り下げたのがこの『省察』です。
正式タイトルは「第一哲学についての省察」で、デカルトが6日間にわたる思索の過程をそのまま綴った作品です。
感覚や夢と現実の区別を疑い尽くし、「考えている自分だけは疑えない」という確信へ進みます。
『方法序説』の次に、疑う思考をより深く追いたい人に向きます。
4位:『哲学原理』(デカルト/山田弘明ほか訳)
デカルトは哲学の全体を一本の木にたとえました。
形而上学を根、自然学を幹、機械学・医学・道徳を枝とする「哲学の木」の根と幹をまとめています。
第1部で「我思う、ゆえに我あり」から始まる形而上学的原理を確立し、第2部以降で物質の本質や運動の法則、宇宙の構造について体系的に論じています。
形而上学から自然学まで、デカルトの体系を見渡したい人に向きます。
5位:『情念論』(デカルト/谷川多佳子訳)
デカルトの晩年に書かれた、「感情」を正面から論じた作品です。
デカルトは驚き・愛・憎しみ・欲望・喜び・悲しみを基本情念とし、複合して感情が生まれる仕組みを論じます。
理性の哲学者というイメージの強いデカルトですが、本書では感情を否定するどころか、「情念は正しく使えば人生を豊かにする」と肯定的にとらえています。
理性だけでなく、感情と身体をめぐるデカルトの議論を知りたい人に向きます。
6位:『デカルト入門』(小林道夫)
デカルト研究の第一人者である小林道夫氏が、わずか186ページにデカルト哲学の全体像を凝縮した入門書です。
認識論、形而上学、自然学、人間論と、デカルト思想の主要な領域をひととおりカバーしています。
新書サイズなので通勤時間にも読めますし、薄さのわりに内容は本格的です。
新書一冊でデカルト哲学の全体像をつかんでから原典へ進みたい人に向きます。
7位:『デカルト入門講義』(冨田恭彦)
タイトルどおり「講義」の形式をとった入門書で、大学の授業を受けているような感覚で読み進められます。
文体は「ですます調」で統一されていて、哲学書にありがちな堅さがありません。
デカルトの生涯から始まり、方法的懐疑、コギト、神の存在証明、心身問題と、主要なテーマを順番にたどっていきます。
講義の順番に沿って、コギトから心身問題まで学びたい人に向きます。
8位:『デカルト 人と思想新装版』(伊藤勝彦)
清水書院の「人と思想」シリーズのデカルト編です。
このシリーズの特徴は、哲学者の「人」と「思想」を切り離さずに語ることです。
ラ・フレーシュ学院での教育と、「世間という大きな書物」をめぐる旅に出た理由をたどれます。
思想だけでなく、生涯と時代背景からデカルトを知りたい人に向きます。
9位:『デカルト「方法序説」を読む』(谷川多佳子)
『方法序説』の訳者でもある谷川多佳子が、翻訳者の視点から原典を読み解く岩波現代文庫のガイドです。
訳文の選択とデカルトの執筆意図を照らし合わせることで、原典の読み方が変わります。
方法序説の全6部をていねいにたどりながら、17世紀の時代背景やデカルトの執筆意図まで解説している点が秀逸です。
『方法序説』を読み終え、訳文と執筆意図まで確かめたい人に向きます。
10位:『仕事に使えるデカルト思考 「武器としての哲学」が身につく』(齋藤孝)
デカルトの哲学を、原典ではなく日常の思考法から学びたい人に向けた一冊です。
教育学者の齋藤孝氏が、デカルトの「方法的懐疑」をビジネスや日常の思考法として応用する方法を解説しています。
「本当にそれは正しいのか」と一度すべてを疑い、確実なものだけを積み上げていくデカルトの方法論は、仕事の判断にもそのまま使えます。
方法的懐疑を、仕事の判断や思考の整理に応用したい人に向きます。
11位:『デカルトはそんなこと言ってない』(ドゥニ・カンブシュネル/津崎良典訳)
「心と体を完全に切り離した」といったデカルト像を、原典に戻って検証する本です。
フランスのデカルト研究者カンブシュネルが、デカルトにまつわる21の誤解を一つずつ取り上げ、原典に立ち返りながら真の思想に迫った一冊です。
心身二元論、コギト、理性と情念をめぐる通俗的な理解が、原典に即して見直されます。
入門書で得たデカルト像を原典に戻って検討したい人に向きます。
12位:『デカルト=エリザベト往復書簡』(デカルト・エリザベト/山田弘明訳)
デカルトとボヘミア王女エリザベトが交わした書簡を収録した一冊です。
エリザベトは鋭い知性の持ち主で、デカルトの心身二元論に対して「精神と身体がどうやって相互作用するのか」と率直に疑問をぶつけました。
心身問題だけでなく、道徳や感情の問題についても率直に語り合っており、『情念論』の執筆にもつながる議論が含まれています。
心身問題や情念論が書簡の応酬から深まる過程を読みたい人に向きます。
13位:『デカルト形而上学の成立』(村上勝三)
デカルトの形而上学がどのように形成されたのかを、初期の書簡から『方法序説』、そして『省察』にいたるまで丹念に追った専門的研究書です。
デカルトの思想をスコラ哲学との連続性のなかで読み解くという、ほかの入門書にはない視点が本書の核心です。
デカルトは中世哲学を断絶して近代を切り開いたとよく言われますが、本書を読むとその見方が単純すぎることに気づかされます。
形而上学の本おすすめ10選へ進む前に、デカルト研究を深めたい人に向きます。
デカルトのおすすめ本についてのよくある質問


デカルトの本を選ぶときによく出てくる疑問に、まとめてお答えします。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選


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まとめ:デカルトのおすすめ本ランキング13選


13冊のランキングを、書名、著者、ジャンルとともに一覧へまとめました。
| ランキング | 書名 | 著者 | ジャンル | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 方法序説 | デカルト/谷川多佳子訳 | 近代哲学 | |
| 2位 | 方法序説 まんがで読破 | デカルト/バラエティ・アートワークス企画・漫画 | 近代哲学 | |
| 3位 | 省察 | デカルト/山田弘明訳 | 近代哲学 | |
| 4位 | 哲学原理 | デカルト/山田弘明ほか訳 | 近代哲学 | |
| 5位 | 情念論 | デカルト/谷川多佳子訳 | 近代哲学 | |
| 6位 | デカルト入門 | 小林道夫 | 近代哲学 | |
| 7位 | デカルト入門講義 | 冨田恭彦 | 近代哲学 | |
| 8位 | デカルト 人と思想新装版 | 伊藤勝彦 | 近代哲学 | |
| 9位 | デカルト「方法序説」を読む | 谷川多佳子 | 近代哲学 | |
| 10位 | 仕事に使えるデカルト思考 「武器としての哲学」が身につく | 齋藤孝 | 近代哲学 | |
| 11位 | デカルトはそんなこと言ってない | ドゥニ・カンブシュネル/津崎良典訳 | 近代哲学 | |
| 12位 | デカルト=エリザベト往復書簡 | デカルト・エリザベト/山田弘明訳 | 近代哲学 | |
| 13位 | デカルト形而上学の成立 | 村上勝三 | 近代哲学 |
近代哲学の流れへ広げるなら、哲学史のおすすめ本15選とギリシャ哲学の本おすすめ21選も参考になります。





















