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「深夜2時の読書論」管理人のトバリです。普段はWEBマーケティングの会社を運営しており、夜に本を読む時間が私の癒しです。当ブログでは、哲学・社会学・思想・小説など、人文系のおすすめ本を紹介しています。深夜の静けさの中で、あなたにとっての特別な一冊が見つかりますように。
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歴史学の本おすすめ10選【歴史とは何かを問う入門書から名著まで】

歴史学って、年号や人物名を暗記する学問だと思っていませんか。

実は、歴史学の本質は「過去の出来事を、根拠にもとづいて解釈し、現在と未来を考える」ところにあります。

歴史とは何か、史料はどう読むのか、歴史家はどのように考えるのか。

この記事では、歴史学をはじめて学ぶ方から、歴史学の方法論を本格的に学びたい方まで、10冊を厳選しました。

読み終えたとき、教科書の年表がまったく違って見えてくるはずです。

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目次

歴史学の入門書おすすめ5選

歴史学の入門書おすすめ5選
歴史学の入門書おすすめ5選

歴史学を学ぶ最初の一歩は、「歴史とはどのような営みなのか」という問いと出会うところから始まります。

暗記科目としての歴史を超えて、歴史学の「考え方」を身につけるための5冊を紹介します。

  • E.H.カー『歴史とは何か 新版』:歴史学入門の世界的古典
  • 福井憲彦『歴史学入門 新版』:現代歴史学の全体像がわかる教科書
  • 東大教養学部『東大連続講義 歴史学の思考法』:歴史学的思考力を鍛える講義録
  • 小田中直樹『歴史学ってなんだ?』:歴史学の存在意義を問う入門書
  • 松沢裕作『歴史学はこう考える』:歴史学の方法論を解説する実践ガイド

E.H.カー『歴史とは何か 新版』(岩波新書)

「歴史とは、歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話である。」

この有名な一節を生んだ、歴史学入門の世界的古典です。

1961年のケンブリッジ大学での講義をまとめたもので、近藤和彦氏による全面改訳の新版(2022年)は、現代の読者にとってさらに読みやすくなっています。

歴史とは客観的な「事実の集積」ではなく、歴史家の問題意識に照らされて初めて意味を持つ。

この洞察は、60年以上経った今なお揺るぎません。

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歴史学を学ぶなら、まずこの一冊。世界中の大学で読み継がれている不朽の名著です。

福井憲彦『歴史学入門 新版』(岩波テキストブックスα)

現代の歴史学が何を問題にし、どのように研究しているのかを包括的に解説した「史学概論」です。

史料論、地域とネットワーク、身体と心性、家族とソシアビリテ、宗教、ジェンダーなど、全14章にわたって現代歴史学の多様なアプローチを紹介しています。

社会史が切り開いた問題意識をベースにしながら、歴史学の「見取り図」を一冊で描ける点が強みです。

大学で歴史を学ぶすべての人にすすめたい、現代版の標準テキストです。

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歴史学の「今」を知りたいなら、この教科書が最もバランスのよい一冊です。

東京大学教養学部歴史学部会 編『東大連続講義 歴史学の思考法』(岩波書店)

編集:東京大学教養学部歴史学部会
¥2,200 (2026/02/18 19:03時点 | Amazon調べ)

東京大学教養学部で行われたオムニバス講義をまとめた、歴史学的に「みる・考える」力を鍛える一冊です。

全12回の講義で、それぞれ異なる専門の歴史学者が、自分の研究対象を通して歴史学の思考法を伝えています。

年号を覚えるのではなく、「史料に基づいて過去を研究する学問」としての歴史学の面白さを体感できます。

歴史学を志す高校生や、教養として歴史学を学びたい社会人にもおすすめです。

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「歴史家はこう考えるのか」という驚きが詰まった、知的興奮に満ちた講義録です。

小田中直樹『歴史学ってなんだ?』(PHP新書)

「歴史は何の役に立つのか?」「歴史小説と歴史書は何がちがうのか?」

こうした素朴な疑問に正面から答える、歴史学の「存在意義」を問う入門書です。

フランス社会経済史を専門とする著者が、従軍慰安婦論争や歴史教科書問題を題材に、歴史学の方法と可能性を平易に解説しています。

歴史学を「常識を覆す知の技法」「コミュニケーション改善のツール」として再定義している点が新鮮です。

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「歴史なんて暗記科目でしょ」と思っている人にこそ読んでほしい一冊です。

松沢裕作『歴史学はこう考える』(ちくま新書)

歴史学者がどのように史料と向き合い、論文を書くのか。

その「方法論」と「作法」を具体的に解説した実践的な入門書です。

日本近代史を専門とする著者が、史料批判の手続きや論証の組み立て方など、歴史学固有の思考プロセスを丁寧に教えてくれます。

「歴史とは何か」といった抽象的な問いよりも、歴史家の「仕事のやり方」を知りたい方に最適です。

とばり

歴史学の「現場」を覗きたいなら、この新書がいちばんです。論文の読み方も変わります。

歴史学の名著・古典おすすめ5選

歴史学の名著・古典おすすめ5選
歴史学の名著・古典おすすめ5選

入門書で歴史学の輪郭をつかんだら、次は歴史学の古典と名著に直接触れましょう。

歴史学という学問の土台を築いた思想家・歴史家たちの代表作を5冊紹介します。

  • マルク・ブロック『新版 歴史のための弁明』:アナール学派の創設者による歴史学の弁明
  • 野家啓一『歴史を哲学する』:分析哲学から歴史認識に迫る
  • 南塚信吾ほか『歴史的に考えるとはどういうことか』:6人の歴史家の問題提起
  • 遅塚忠躬『史学概論』:東大講義をもとにした歴史学の体系書
  • 網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』:日本中世史の常識を覆した名著

マルク・ブロック『新版 歴史のための弁明――歴史家の仕事』(岩波書店)

20世紀の歴史学に革命をもたらしたアナール学派の創設者マルク・ブロックが、「歴史は何のためにあるのか」を根本から問い直した名著です。

第二次世界大戦中のレジスタンス活動の合間に書かれ、ブロックの死によって未完となったこの作品は、歴史家の使命を語る「遺言」ともいえます。

歴史学が単なる過去の記録ではなく、人間の営みを理解するための重要な知的活動であることを、深い確信をもって説いています。

カーの『歴史とは何か』と並んで、歴史学の古典中の古典です。

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「歴史学がなぜ必要か」を問われたとき、最も雄弁に答えてくれる一冊です。

野家啓一『歴史を哲学する――七日間の集中講義』(岩波現代文庫)

「歴史的事実」とは何か。

この根本的な問いに、科学哲学・分析哲学の視点から切り込む異色の歴史哲学入門です。

7日間の講義形式で、「歴史の物語り論」や「歴史修正主義」といった歴史認識の問題を解説しています。

文庫版には、歴史学者・遅塚忠躬の批判への反批判も収録されており、歴史学と哲学の対話を生々しく体感できます。

とばり

歴史と哲学の交差点に立ちたい方に。知的な刺激に満ちた集中講義です。

南塚信吾・小谷汪之 編著『歴史的に考えるとはどういうことか』(ミネルヴァ書房)

学校の教科書だけでなく、漫画、ゲーム、映画、ドラマ。

日常にあふれる「歴史」とどう向き合うべきかを、6人の歴史家が問題提起する一冊です。

歴史を記述している「誰か」を問い、自分自身の偏見を自覚することの重要性。

歴史学の専門的な方法論というよりは、歴史リテラシーを養うための本として、幅広い読者におすすめできます。

とばり

「歴史はだれが語っているのか」を意識するだけで、ニュースの見え方が変わります。

遅塚忠躬『史学概論』(東京大学出版会)

東京大学出版会
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東京大学文学部での講義ノートをもとに、「歴史とは何か」という根本的な問いを体系的に論じた大著です。

フランス革命史の泰斗として知られる遅塚忠躬が、長年の研究と教育の経験をもとに、歴史学の研究手法と理論の変遷をわかりやすく解説しています。

496ページ、7,480円と重厚ですが、歴史学を本格的に学ぶ決意がある方にとっては、これ以上の「教科書」はありません。

歴史学を学問として究めたい方の座右の書です。

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大学の史学科で使われるレベルの本格テキスト。本気で歴史学を学ぶなら必読です。

網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』(ちくま学芸文庫)

「百姓=農民」という常識を覆し、日本中世史の見方を根本から変えた名著です。

網野善彦は、漁民、職人、芸能民、遊女といった「非農業民」の存在に光を当て、農業中心の日本史像を問い直しました。

歴史学の方法論そのものを扱った本ではありませんが、「歴史を疑い、読みなおす」という歴史学の精神を体現した一冊です。

他の入門書で学んだ方法論が、実際にどのように歴史像を変えうるかを示す最良の実例です。

とばり

「歴史学がなぜ面白いのか」を一冊で体験できます。読後に日本史観が一変する本です。

本をお得に効率よくインプットするコツ2選

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歴史学の本をもっと読みたいと思ったとき、すべてを購入するのは負担がおおきいですよね。

そこで、僕がふだん活用している2つのサービスを紹介します。

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Kindle Unlimitedは、月額980円で500万冊以上の電子書籍が読み放題になるサービスです。

歴史学や歴史関連書籍も対象に含まれていることがあります。

気になる本を気軽に試し読みできるので、自分に合う一冊を見つけるのに最適です。

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歴史学の本を読む順番ガイド

歴史学の本を読む順番ガイド
歴史学の本を読む順番ガイド

最後に、今回紹介した10冊をどの順番で読むとよいか、ステップ別にまとめます。

ステップ目的おすすめ本
Step 1歴史学の核心に触れるE.H.カー『歴史とは何か 新版』
Step 2歴史学の方法論を知る松沢裕作『歴史学はこう考える』
Step 3現代歴史学の全体像を掴む福井憲彦『歴史学入門 新版』
Step 4歴史学の実例を体験する網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』
Step 5歴史認識を哲学的に問う野家啓一『歴史を哲学する』

まずはカーの『歴史とは何か』で歴史学の根本に触れ、松沢本で方法論をつかむのが王道のルートです。

そこから先は、現代歴史学の全体像を学ぶか、網野本で日本史を読みなおすか、関心に応じて自由に進んでください。

まとめ

まとめ
まとめ

歴史学は、「過去を知る」だけの学問ではありません。

根拠に基づいて過去を解釈し、現在を相対化し、未来を考える。

それが「歴史学的に考える」ということです。

今回紹介した10冊は、その知的冒険への最良の入口になる本ばかりです。

気になった一冊を手にとって、「歴史とは何か」を自分自身で考えてみてください。

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この記事を書いた人

とばりのアバター とばり 管理人

ブログ「深夜2時の読書論」の管理人🦉 20歳の時、読書家の友人から人文書をおすすめされて、本を読む楽しさを知る。昼間はWEB系の仕事、深夜に読書する毎日。人文書の「何から読めばいい?」を解決します📚 好み:哲学/思想/社会学/ミステリー/SF🕊️幼少期は『大泥棒ホッツェンプロッツ』を愛読。1994世代。

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