日本史を学び直したいけれど、どの本を読めばいいかわからない。
学生時代に暗記した年号や人物名は、ほとんど忘れてしまった。
そんな方にこそ読んでほしい10冊を厳選しました。
この記事では、教科書レベルの復習から始められる入門書、ストーリーとして日本史を楽しめる通史、そして日本史の常識を覆す名著まで、レベル別に紹介します。
読み終えたとき、「日本史って面白い」と思えるはずです。
日本史の入門書・学び直しおすすめ5選

まずは、日本史の全体像をつかめる入門書・学び直し本を5冊紹介します。
年号の暗記ではなく「なぜそうなったか」を理解するための本ばかりです。
- 『新 もういちど読む山川日本史』:教科書の山川が贈る大人向け学び直し本
- 山﨑圭一『一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書』:年号なしで読める通史
- 野島博之『ストーリーで学び直す大人の日本史講義』:物語形式の日本史講義
- 安藤達朗『いっきに学び直す日本史』:佐藤優が「最高の基本書」と絶賛
- 山本博文『[東大流]流れをつかむ すごい!日本史講義』:東大教授が教える日本史の裏事情
『新 もういちど読む山川日本史』(山川出版社)
高校の日本史教科書でおなじみの山川出版社が、大人の学び直し用に全面改訂した通史です。
教科書をベースにしながら、カラーページやコラム98点を追加し、一般読者にも読みやすい構成になっています。
最新の研究動向も反映されているので、「自分が学んだ日本史」がどう変わったかも実感できます。
しっかり復習したい方の第一選択肢です。
とばり「教科書はやっぱり山川」。信頼感と網羅性で、最も手堅い学び直し本です。
山﨑圭一『一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書』(SBクリエイティブ)
公立高校教師でYouTuberでもある山﨑圭一氏が、年号を一切使わずに日本史を「ストーリー」として描いた画期的な入門書です。
時の政権を握る天皇・将軍・総理大臣を主役に据え、日本史を一つの物語として読み通せます。
累計14万部を突破した人気シリーズの日本史版で、小説のように一気に読めると評判です。
「年号が苦手で日本史が嫌いだった」という方にこそおすすめです。



年号ゼロで日本史が頭に入る。「暗記が苦手」な方の救世主的な一冊です。
野島博之『ストーリーで学び直す大人の日本史講義』
駿台予備校・東進ハイスクールの人気講師・野島博之氏が、古代から平成までを物語形式で語る大人向け日本史講義です。
5つの章(原始・古代、中世、近世、近代、現代)で構成され、テンポよく読み進められます。
歴史の因果関係がわかりやすく整理されているので、「点」だった知識が「線」でつながる感覚を味わえます。
忙しい社会人でも挫折しにくい、ちょうどいい分量と密度です。



予備校のカリスマ講師の授業を、自宅で受けている感覚。テンポが絶妙です。
安藤達朗『いっきに学び直す日本史』(東洋経済新報社)
外交官・作家の佐藤優氏が「最高の基本書」と絶賛した、本格派の日本史通史です。
元駿台予備校講師の安藤達朗氏が、かつての名著『大学への日本史』を最新情報で全面改訂しました。
「近代・現代 実用編」と「古代・中世・近世 教養編」の二部構成で、関心のある時代から読み始められます。
入門書では物足りない、本格的に学び直したい方に最適です。



佐藤優の推薦が決め手。密度の濃い通史で、読了後の達成感が違います。
山本博文『[東大流]流れをつかむ すごい!日本史講義』(PHP文庫)
東京大学史料編纂所教授だった山本博文氏が、教科書では分かりにくい日本史の「裏事情」を解説する一冊です。
聖徳太子がなぜ天皇になれなかったのか、武士はどのように生まれたのか。
最新の研究を取り入れながら、歴史の流れを大きくつかむ「東大流」の読み方を教えてくれます。
細かい知識よりも「なぜ・どうして」を重視する方におすすめです。



「教科書に書いてないこと」が詰まった一冊。東大教授ならではの切り口が新鮮です。
日本史の名著おすすめ5選


入門書で全体像をつかんだら、日本史をより深く、多角的に考える名著に挑戦しましょう。
「日本史の見方が変わる」体験ができる5冊を紹介します。
- 網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』:日本社会の通説を覆す名著
- 本郷和人『日本史のツボ』:七つの視点で日本史を一気に読む
- 磯田道史『武士の家計簿』:史料から幕末の暮らしを復元
- 半藤一利『昭和史』:昭和という戦争の時代を語り尽くす
- 井沢元彦『逆説の日本史』:通説に異議を唱えるロングセラー
網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』(ちくま学芸文庫)
「百姓=農民」という常識を覆し、日本中世社会の多様な姿を明らかにした超ロングセラーです。
網野善彦は、漁民、職人、芸能民、遊女といった人々に光を当て、「農業中心の日本」という見方を根本から問い直しました。
文字、貨幣、女性、天皇。
日本社会の成り立ちを多角的に読みなおすことで、「日本とは何か」が見えてきます。



日本史の見方を根底から変える一冊。読後に「日本」のイメージがまったく変わります。
本郷和人『日本史のツボ』(文春新書)
東大史料編纂所教授の本郷和人氏が、天皇・土地・宗教・軍事・地域・女性・経済という七つの「ツボ」から日本史を読み解く一冊です。
教科書の年表を追うのではなく、それぞれのテーマで日本史を横串に見ることで、時代を超えた構造が浮かび上がります。
「点」ではなく「面」で日本史を見る視点が身につきます。
新書一冊で日本史のエッセンスを凝縮した、コスパ抜群の一冊です。



七つの「ツボ」を押さえれば日本史が一気に見えてくる。切り口が秀逸です。
磯田道史『武士の家計簿――「加賀藩御算用者」の幕末維新』(新潮新書)
金沢藩士猪山家に残された「家計簿」から、幕末の武士の暮らしをリアルに復元する異色の歴史書です。
給料、借金、教育費、冠婚葬祭の出費。
当時の金融破綻やリストラなど、現代にも通じる課題が克明に記録されています。
映画化もされた話題作で、「歴史は人の暮らしの中にある」ことを実感できる名著です。



「武士って実は大変だった」がよくわかる一冊。歴史の面白さの原点がここにあります。
半藤一利『昭和史 1926-1945』(平凡社ライブラリー)
「昭和」という日本が最も激しく揺れ動いた時代を、語りの名手が一冊で語り尽くすロングセラーです。
なぜ日本は戦争への道を歩んだのか。
満州事変から太平洋戦争の敗戦まで、ジャーナリスト半藤一利の筆致は、専門書にはない臨場感で読者を引き込みます。
近現代史を学びたいなら、まずこの一冊からです。



「あの戦争はなぜ起きたのか」を知るための最良の入門書。読みやすさは他の追随を許しません。
井沢元彦『逆説の日本史(1)古代黎明編』(小学館文庫)
歴史学の通説に大胆に異議を唱え、独自の視点で日本史を読み替える大人気シリーズの第1巻です。
「怨霊信仰」「言霊」といった日本人のメンタリティを軸に、古代から日本史を再構成します。
賛否両論ありますが、「教科書の通説を疑う」面白さを教えてくれる一冊として、入門書の次に読むのが最適です。
シリーズ累計500万部を超えるロングセラーの出発点です。



「通説はこうだけど、本当は…」という切り口が痛快。日本史ファンなら必読のシリーズです。




本をお得に効率よくインプットするコツ2選


日本史の本をもっと読みたいと思ったとき、すべてを購入するのは負担がおおきいですよね。
そこで、僕がふだん活用している2つのサービスを紹介します。
12万冊が耳で聴けるAudibleプレミアム


Audibleは、Amazonが提供するオーディオブックサービスです。
月額1,500円で12万冊以上が聴き放題になります。
通勤中や家事のあいだに、日本史の名著を「聴く」ことができます。
30日間の無料体験もあるので、気になる方はまず試してみてください。
\ 12万冊以上の本を耳から聴ける! /
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500万冊が読み放題のKindle Unlimited


Kindle Unlimitedは、月額980円で500万冊以上の電子書籍が読み放題になるサービスです。
日本史関連の書籍も対象に含まれていることがあります。
気になる本を気軽に試し読みできるので、自分に合う一冊を見つけるのに最適です。
\ 500万冊の電子書籍が読み放題 /
※クリックすると公式サイトに飛びます
日本史の本を読む順番ガイド


最後に、今回紹介した10冊をどの順番で読むとよいか、ステップ別にまとめます。
| ステップ | 目的 | おすすめ本 |
|---|---|---|
| Step 1 | 教科書レベルの復習 | 『新 もういちど読む山川日本史』 |
| Step 2 | ストーリーで全体像をつかむ | 山﨑圭一 or 野島博之の入門書 |
| Step 3 | 日本史の常識を疑う | 網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』 |
| Step 4 | 近現代史を深掘りする | 半藤一利『昭和史』 |
| Step 5 | 多角的な視点で日本史を見る | 本郷和人『日本史のツボ』 |
まずは山川で基礎を固め、ストーリー系の入門書で楽しく通史をつかむのが王道のルートです。
そこから網野善彦で「日本史の常識を覆す」体験をすると、日本史への見方が一気に広がります。


まとめ


日本史は、過去の出来事を知るだけの学問ではありません。
「なぜ日本はこうなったのか」を考えることで、今の自分や社会を見つめ直す力が身につきます。
今回紹介した10冊は、その知的冒険への最良の入口になる本ばかりです。
気になった一冊を手にとって、日本史の新しい「読み方」を体感してみてください。















