LGBTに関する本は用語解説、当事者の経験、制度、クィア理論まで幅があり、知識の更新と読みやすさを両立する一冊を選ぶのが難しいテーマです。
この記事では、LGBTのおすすめ本10冊を、初心者への入りやすさ、当事者の声、研究上の重要性を基準にランキングで紹介します。
基礎用語と現在の課題を押さえてから、カミングアウト、同性婚、クィア・スタディーズ、思想の古典へ進めます。
上位から読むと、多様な性のあり方を個人の問題ではなく社会との関係で考える視点が身につきます。
ここからは、LGBT・クィアスタディーズを初めて学ぶ人が入りやすく、代表的な議論へ進みやすい順に10冊を紹介します。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
>> 30日間無料でオーディブルを試す
本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
>> 30日間無料でKindle Unlimitedを試す
kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
1位:『LGBTを読みとく:クィア・スタディーズ入門』(森山至貴/ちくま新書)
LGBTという言葉を手がかりに、多様な性のあり方を学問的に理解する方法を教えてくれる一冊です。
レズビアン・ゲイの歴史からトランスジェンダーの誤解をとく章、さらにクィア・スタディーズの五つの基本概念まで、段階的に読み進められる構成になっています。
この本を読むと、性的マイノリティの問題を良心だけでなく知識で考えるための土台が手に入ります。
新書サイズで240ページとコンパクトなので、通勤の行き帰りでも読みきれます。
2位:『13歳から知っておきたいLGBT+』(アシュリー・マーデル/ダイヤモンド社)
全米で累計2200万再生のYouTubeチャンネルから生まれた、約40人のLGBTQIA+当事者の声を収録したガイドブックです。
イラストを多用した構成で、スペクトラム、生物学的性、ジェンダーの表現方法といった基本概念がわかりやすく整理されています。
この本を読むと、性やジェンダーの多様性を自分ごととして受けとめる力が育ちます。
堅い本が苦手な人や、中学生・高校生にもすすめやすい一冊です。
3位:『はじめて学ぶLGBT 基礎からトレンドまで』(石田仁/ナツメ社)
社会学者である石田仁が、LGBTの基礎知識から最新の社会的動向までを一冊に凝縮した入門書です。
カミングアウト、学校教育、健康、法律、自治体の取り組みと、テーマごとに章が分かれているので、気になるところから読めます。
この本を読むと、性的マイノリティをとりまく課題が日本社会のどの領域に存在するのかが一望できます。
教育現場や職場でLGBTについて学ぶ必要がある人にとって、実用的な一冊です。
4位:『カミングアウト』(砂川秀樹/朝日新書)
文化人類学者であり、東京レズビアン&ゲイパレードの元実行委員長でもある砂川秀樹が、カミングアウトという行為の複雑さを8つのストーリーで描いた一冊です。
性的少数者であることを打ち明ける決断をした人と、その告白を受けとめた家族の葛藤が、ていねいに綴られています。
この本を読むと、カミングアウトが単なる告白ではなく、人間関係を根本から揺さぶる行為であることがわかります。
当事者だけでなく、告白を受けた側の視点も描かれている点が、この本ならではの強みです。
5位:『同性婚のリアル』(東小雪・増原裕子/ポプラ新書)
2015年に渋谷区で同性パートナーシップ証明書を取得した最初のカップルである二人が、同性婚の喜びと現実的な壁を対談形式で語った一冊です。
結婚を決めるまでの経緯から、法的に認められていないことで生じる相続や保険の課題まで、具体的に描かれています。
この本を読むと、同性カップルが日本社会で直面する制度的なハードルの実態が見えてきます。
ゲイカップルとの対談も収録されており、多角的な視点が得られます。
6位:『クイア・スタディーズ』(河口和也/岩波書店)
岩波書店の「思考のフロンティア」シリーズの一冊で、クィア・スタディーズの全体像を130ページで一望できるコンパクトな入門書です。
同性愛という概念の歴史から、レズビアン・ゲイ・スタディーズ、そしてクィア理論に至る流れが整理されています。
この本を読むと、学問がセクシュアリティの差別・抑圧にどう関わり、どう抵抗してきたかが見えてきます。
バトラーやセジウィックに進む前の足がかりとしても最適です。
7位:『歴史の中の多様な「性」』(三橋順子/岩波書店)
日本とアジアにおける多様なセクシュアリティと性別越境文化の歴史を描いた一冊です。
性社会文化史の研究者である三橋順子が、古代から近現代までの日本における性の多様性を、豊富な史料をもとにたどっています。
この本を読むと、LGBTの問題が欧米発の概念だけでは捉えきれない、日本独自の歴史的文脈を持っていることがわかります。
西洋中心の視点を相対化し、社会学や倫理学の知見とあわせて読むと、性の多様性がより立体的に見えてきます。
8位:『ジェンダー・トラブル 新装版』(ジュディス・バトラー/青土社)
クィア理論の出発点として世界中で読みつがれている一冊です。
バトラーは、ジェンダーは本質ではなくパフォーマンスであると論じ、男女の区別が自明ではないことを示しました。
この本を読むと、性別をめぐる思考の枠組みそのものが揺さぶられ、LGBTの問題を個人の属性ではなく社会構造の問題として捉え直せるようになります。
ジェンダー論のおすすめ本でも詳しく紹介していますが、入門書を一冊読んでからなら、核心部分はしっかりつかめます。
9位:『性の歴史I 知への意志』(ミシェル・フーコー/新潮社)
フーコーは、西洋社会において性が抑圧されてきたという通説を批判し、むしろ性についての言説が権力によって増殖させられてきたと論じました。
性は自然なものではなく、権力と知のネットワークを通じて作り出される歴史的な構築物である。
この本を読むと、セクシュアリティをめぐる社会の常識がいかに歴史的に形成されたものか、根本から問い直す視座が手に入ります。
LGBTの問題を社会構造から考えたい人にとって、避けてとおれない古典です。
10位:『クローゼットの認識論 新装版』(イヴ・K・セジウィック/青土社)
クィア理論のもうひとつの古典です。
セジウィックは、メルヴィルやプルーストの文学作品を読み解きながら、異性愛主義がいかにして同性愛を周縁に追いやってきたかを分析しました。
この本を読むと、セクシュアリティが個人の嗜好ではなく、社会の認識構造と深く結びついていることがわかります。
2018年の新装版が手に入りやすいです。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選
LGBT・クィアスタディーズの本は、音声で全体像をつかむ読書と、文字で気になる箇所を確かめる読書を分けると効率よく進められます。
AudibleとKindle Unlimitedは対象作品が異なるため、購入前の試し読み・試し聴きとして使い分けるのがコツです。
Audibleで耳から全体像をつかむ


AmazonのAudibleは、対象のオーディオブックを移動中や家事の時間に聴けるサービスです。
LGBT・クィアスタディーズの本を音声で一度通すと、議論の流れをつかんでから重要な章を文字で確認できます。
最初は通常速度で聴き、話の流れを理解できた章だけ再生速度を調整すると、内容を落とさず復習できます。
固有名詞、脚注、図表は音声だけでは確認しづらいため、気になった箇所をブックマークして紙やKindleで読み直しましょう。
ランキングの全作品が対象とは限りません。配信状況、料金、無料体験の適用条件は登録画面で確認してください。
\ 10万冊以上の本が聴き放題! /
※クリックすると公式サイトへ移動します
Kindle Unlimitedで本文を比べて読む


Kindle Unlimitedは、読み放題対象の電子書籍を定額で試せるサービスです。
LGBT・クィアスタディーズに関する書名や著者名で検索し、目次と試し読みを比べると自分に合う一冊を絞れます。
見本と目次で候補を絞り、関心が続く本から本文へ進むと、読まずに終わる本を減らせます。
検索とハイライトを使って重要語や著者の結論を見返すと、読後の理解を短時間で整理できます。
読み放題の対象は入れ替わります。商品ページの対象表示を確かめ、繰り返し読む本は紙版やKindle版で手元に残しましょう。
\ 500万冊の電子書籍が読み放題 /
※クリックすると公式サイトへ移動します
まとめ
| ランキング | 書名 | 著者 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 『LGBTを読みとく:クィア・スタディーズ入門』 | 森山至貴 | |
| 2位 | 『13歳から知っておきたいLGBT+』 | アシュリー・マーデル | |
| 3位 | 『はじめて学ぶLGBT 基礎からトレンドまで』 | 石田仁 | |
| 4位 | 『カミングアウト』 | 砂川秀樹 | |
| 5位 | 『同性婚のリアル』 | 東小雪・増原裕子 | |
| 6位 | 『クイア・スタディーズ』 | 河口和也 | |
| 7位 | 『歴史の中の多様な「性」』 | 三橋順子 | |
| 8位 | 『ジェンダー・トラブル 新装版』 | ジュディス・バトラー | |
| 9位 | 『性の歴史I 知への意志』 | ミシェル・フーコー | |
| 10位 | 『クローゼットの認識論 新装版』 | イヴ・K・セジウィック |
迷ったらまず1位から読み、興味が広がったら、次はLGBT・クィアスタディーズから別の一冊を選んでみてください。


















