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「深夜2時の読書論」管理人のトバリです。普段はWEBマーケティングの会社を運営しており、夜に本を読む時間が私の癒しです。当ブログでは、哲学・社会学・思想・小説など、人文系のおすすめ本を紹介しています。深夜の静けさの中で、あなたにとっての特別な一冊が見つかりますように。
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神話学の本おすすめ10選【ギリシャ・日本神話から比較神話学まで学べる入門書と名著】

神話に興味はあるけれど、どこから読み始めればいいかわからない。

そう思ったことはありませんか。

ギリシャ神話、日本神話、北欧神話。

個々の神話を読むのも楽しいのですが、「なぜ世界中に似た物語があるのか」を考える学問が神話学です。

この記事では、神話学をはじめて学ぶ方から、比較神話学や構造分析に踏み込みたい方まで、目的別に10冊を厳選しました。

読み終えたあと、神話がただの昔話ではなく、人間のこころの地図だったことに気づくはずです。

📖 あなたにぴったりの神話学本診断

Q1. まず知りたいのはどちらですか?

Q2. どのくらいの深さで学びたいですか?

Q2. 読みやすさと深さ、どちらを優先しますか?

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目次

神話学の入門書おすすめ4選

神話学の入門書おすすめ4選
神話学の入門書おすすめ4選

神話学を学ぶには、まず「神話をどう読むか」という方法論を知ることが大切です。

神話を物語として楽しむだけでなく、学問として分析する視点を身につけるための4冊を紹介します。

  • 大林太良『神話学入門』:神話研究の系譜を一冊で見渡す定番
  • 松村一男『神話学入門』:神話学の学説史を丁寧にたどる
  • 後藤明『世界神話学入門』:DNA研究と神話の驚くべき接点
  • 中村圭志『図解 世界5大神話入門』:図解で神話の全体像をつかむ

大林太良『神話学入門』(ちくま学芸文庫)

「神話学」というタイトルの本は何冊かありますが、もっとも広く読まれている入門書はこの一冊です。

著者の大林太良氏は、日本を代表する比較民族学者で、神話研究の第一人者でした。

本書では、ヨーロッパで発展した神話学の歴史をたどりながら、神話の定義、分類、さまざまな解釈の方法を体系的に解説しています。

マックス・ミュラーの自然神話学からレヴィ=ストロースの構造分析まで、主要な学説がコンパクトにまとめられていて、この一冊で神話学の見取り図が手に入ります。

ちくま学芸文庫版には山田仁史氏による充実した解説もついています。

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神話学の全体像をつかむなら、まずこの一冊。迷ったらここから始めてください。

松村一男『神話学入門』(講談社学術文庫)

大林太良氏の『神話学入門』とタイトルは同じですが、こちらは学説史に重点を置いた一冊です。

マックス・ミュラー、フレイザー、エリアーデ、レヴィ=ストロース、キャンベルといった、神話学を築いた巨人たちの思想を豊富な引用とともに丁寧にたどっています。

もともと1999年に『神話学講義』として出版されたものを改題・文庫化した本なので、大学の講義を聴いているような読み心地です。

大林本で全体像をつかんだあと、個々の学者の考えをもっと深く知りたくなったときに最適です。

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大林本と合わせて読むと、神話学の立体的な地図が完成します。

後藤明『世界神話学入門』(講談社現代新書)

なぜ、日本のイザナギとギリシャのオルフェウスは、ともに亡き妻を求めて冥界に下るのか。

この問いに、最新のDNA研究を組み合わせて答えようとするのが本書です。

著者の後藤明氏は、世界の神話を「ゴンドワナ型」と「ローラシア型」に分類する仮説を紹介しながら、人類の「出アフリカ」以降の移動と神話の伝播との関係を探ります。

神話学と遺伝学が交差する、スリリングな一冊です。

新書なので手軽に読めるのも魅力です。

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「なぜ似た神話があるのか」を科学的に考える本。知的好奇心が刺激されます。

中村圭志『図解 世界5大神話入門』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

日本神話、ギリシャ神話、インド神話、中東神話、北欧神話。

世界の五大神話の概要を、豊富な図解とともにわかりやすく解説した一冊です。

神話の背景にある文化や宗教のちがいにもふれているので、ただストーリーを追うだけでなく、比較の視点も自然に身につきます。

テキストだけの本が苦手な方でも、ビジュアルの力で頭に入ってきます。

「単なる伝説」を超えた、教養としての神話を知りたい方に最適です。

とばり

「まずは全体像をざっくり知りたい」なら、この図解本が最適解です。

神話学の名著おすすめ3選

神話学の名著おすすめ3選
神話学の名著おすすめ3選

入門書を読んだら、次は神話学の歴史をつくってきた名著に挑戦しましょう。

キャンベル、エリアーデ、レヴィ=ストロース

20世紀の神話学を代表する三人の代表作を紹介します。

  • キャンベル『千の顔をもつ英雄』:英雄神話の普遍的構造を解き明かした金字塔
  • キャンベル『神話の力』:対話形式で神話の現代的意味を語る
  • エリアーデ『永遠回帰の神話』:聖なる時間の概念を打ち立てた古典

ジョーゼフ・キャンベル『千の顔をもつ英雄』(ハヤカワ文庫NF)

世界中の英雄神話には、共通の構造がある。

キャンベルはこの発見を「モノミス(単一神話)」と名づけました。

旅立ち、試練、帰還。

ギリシャのオデュッセウスから日本のヤマトタケルまで、あらゆる英雄が同じパターンをたどることを、膨大な事例から論証しています。

映画『スター・ウォーズ』のジョージ・ルーカスが、本書に触発されて脚本を書いたことでも知られています。

ハヤカワ文庫NF版は上下巻に分かれた新訳で読みやすくなりました。

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神話学の世界的ベストセラー。物語を創る人にも読む人にも、かけがえのない一冊です。

ジョーゼフ・キャンベル『神話の力』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

著:ジョーゼフ キャンベル, 著:ビル モイヤーズ, 翻訳:飛田 茂雄
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ジャーナリストのビル・モイヤーズとの対談をまとめた一冊です。

『千の顔をもつ英雄』が学術書であるのに対し、こちらは対話形式で、神話が現代社会でどんな意味をもつかを語っています。

「あなた自身の神話を生きなさい」というキャンベルのメッセージは、自己啓発やキャリア論としても読めるほど力強いものです。

神話学の専門書を読む前に、まず「なぜ神話を学ぶのか」のモチベーションを高めたい方はこちらがおすすめです。

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『千の顔をもつ英雄』は難しそう、という方はこちらから入ると読みやすいです。

エリアーデ『永遠回帰の神話』(未來社)

古代の人々にとって、時間は直線ではなく円環でした。

正月の祭り、種まきの儀礼、収穫の祝い。

すべては「始源の時代」への回帰であり、神話的世界観のなかで人間は聖なる時間を何度も生き直していた、というのがエリアーデの洞察です。

ルーマニア出身の宗教学者エリアーデは、「聖と俗」の概念を軸に、古代社会の心性を鮮やかに描き出しました。

神話とは何かを根本から考えたい方にとって、避けて通れない古典です。

とばり

神話を「信じていた人々」の世界に入り込める一冊。読後、正月の意味が変わります。

比較神話学の古典おすすめ3選

比較神話学の古典おすすめ3選
比較神話学の古典おすすめ3選

入門書と名著を読み進めたら、神話学の源流に触れてみましょう。

構造主義、比較言語学、最新の地域研究

それぞれ異なるアプローチで神話に迫る3冊を紹介します。

  • レヴィ=ストロース『神話と意味』:構造主義的神話分析への最良の入門
  • マックス・ミュラー『比較神話学』:神話学のはじまりを記した原点的著作
  • 山田仁史『新・神話学入門』:世界各地の神話を網羅した最新テキスト

レヴィ=ストロース『神話と意味』(みすず書房)

構造主義人類学の創始者レヴィ=ストロースが、カナダのラジオで行った5回の講話をまとめた一冊です。

「神話と科学」「未開と文明」「神話と歴史」「神話と音楽」といったテーマについて、平易なことばでみずからの思想を語っています

主著『神話論理』全5巻は813もの神話を分析した大著で、通読するのは容易ではありません。

けれどもこの『神話と意味』なら、レヴィ=ストロースの思考のエッセンスを手軽に味わえます。

構造主義的な神話分析とは何かを知るための、最良の入門書です。

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レヴィ=ストロースは難しいイメージがありますが、この本はラジオ講話なので驚くほど読みやすい。

マックス・ミュラー『比較神話学』(角川ソフィア文庫)

宗教学の祖とされるマックス・ミュラーが、古代インド神話とギリシャ神話を比較した論文集です。

「神話は言語の病である」という有名なテーゼを打ち出し、自然現象を擬人化したものが神話の起源だと論じました。

この学説はのちに批判されましたが、比較神話学という学問分野を切りひらいた功績は揺るぎません。

2025年2月に角川ソフィア文庫から新訳が刊行されたばかりで、いまが読みどきです。

山田仁史訳、松村一男解説という、神話学研究者による充実の布陣です。

とばり

神話学の「原点」を知りたいなら必読。新訳が出たこのタイミングでぜひ。

山田仁史『新・神話学入門』(朝倉書店)

朝倉書店
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聖書、ギリシャ、ローマ、メソポタミア、エジプト、インド、ペルシャ、ゲルマン、ケルト、オセアニア、アフリカ、東南アジア、日本、アイヌ、琉球。

これだけの地域の神話を一冊でカバーした、網羅的な最新テキストです。

著者の山田仁史氏は東北大学の准教授で、それぞれの地域の神話が生まれた風土や歴史的背景にもふれながら解説しています。

大林太良『神話学入門』の解説も山田氏が担当しており、大林本の精神を受け継ぎつつ、最新の研究成果を反映した内容になっています。

入門書を卒業して、さらに視野を広げたい方に。

とばり

「もっといろんな地域の神話を知りたい」と思ったら、この本が導いてくれます。

本をお得に効率よくインプットするコツ2選

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神話学の本をもっと読みたいと思ったとき、すべてを購入するのは負担がおおきいですよね。

そこで、僕がふだん活用している2つのサービスを紹介します。

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神話学関連の書籍も対象に含まれていることがあります。

気になる本を気軽に試し読みできるので、自分に合う一冊を見つけるのに最適です。

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神話学の本を読む順番ガイド

神話学の本を読む順番ガイド
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最後に、今回紹介した10冊をどの順番で読むとよいか、ステップ別にまとめます。

ステップ目的おすすめ本
Step 1神話学の全体像をつかむ大林太良『神話学入門』
Step 2世界の神話を図解で知る中村圭志『図解 世界5大神話入門』
Step 3英雄神話の普遍構造を学ぶキャンベル『千の顔をもつ英雄』
Step 4神話的時間観を理解するエリアーデ『永遠回帰の神話』
Step 5構造主義的分析に入門するレヴィ=ストロース『神話と意味』

まずは大林太良『神話学入門』で学問としての枠組みをつかみ、中村圭志『図解 世界5大神話入門』で世界の神話の見取り図を手に入れるのが王道のルートです。

そこからキャンベル、エリアーデ、レヴィ=ストロースの名著へと進めば、神話学の核心に一気に迫ることができます。

まとめ

まとめ
まとめ

神話学は、古代の物語を通して人間のこころの深層に迫る学問です。

今回紹介した10冊は、その旅の最良のガイドになる本ばかりです。

気になった一冊を手にとって、神話の世界への冒険を始めてみてください。

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この記事を書いた人

とばりのアバター とばり 管理人

ブログ「深夜2時の読書論」の管理人🦉 20歳の時、読書家の友人から人文書をおすすめされて、本を読む楽しさを知る。昼間はWEB系の仕事、深夜に読書する毎日。人文書の「何から読めばいい?」を解決します📚 好み:哲学/思想/社会学/ミステリー/SF🕊️幼少期は『大泥棒ホッツェンプロッツ』を愛読。1994世代。

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