悩んでいる人フーコーの本を読んでみたいけど、哲学書って難しそうだし、入門書もたくさんあってどれを選べばいいかわからない…。
フーコーの入門書を探していても、解説書と本人の著作が混ざると、最初の一冊を決めにくくなります。
2,000冊以上読んできた僕が、入門書から代表作・講義録まで13冊を読む順番に沿って選びました。
入門書で権力・知・主体の見取り図をつかみ、『監獄の誕生』や『性の歴史I』へ進む道筋がわかります。
読み終えるころには、自分に合う入門書一冊と次に読む原著一冊を決められます。
現代思想の著者を横断して探すなら、現代思想のおすすめ本12選も参考にしてください。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
>> 30日間無料でオーディブルを試す
本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
>> 30日間無料でKindle Unlimitedを試す
kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
1位:『今を生きる思想 ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方』(箱田徹)
学校や病院などの日常空間で働く権力を、現代の生活へ引きつけて読める入門書です。
フーコー研究者の箱田徹が、権力を法律や命令だけで捉えない視点を平易に整理しています。
人が管理されるだけでなく、自ら行動を整える仕組みをたどれます。
フーコーの入門書を短い一冊から始めたい人に向きます。
2位:『フーコー入門』(中山元)
主要著作を刊行順にたどり、思想全体の見取り図を得られる入門書です。
翻訳家・思想研究者の中山元が、『狂気の歴史』から晩年の倫理までを著作ごとに解説します。
言説、生権力、パノプティコンが、どの著作でどう論じられるかを確認できます。
原著へ進む前にフーコーの読む順番を決めたい人に向きます。
3位:『ミシェル・フーコー 近代を裏から読む』(重田園江)
『監獄の誕生』を軸に、近代社会を排除と管理の側から読み直す入門書です。
政治思想史を専門とする重田園江が、権力論を統治や管理社会へ結びつけます。
身体刑、規律権力、近代国家、監獄という流れを一冊で追えます。
現代社会の具体的な制度からフーコーの権力論へ入りたい人に向きます。
4位:『知の教科書 フーコー』(桜井哲夫)
生涯、主要著作、キータームを必要な項目から引ける入門書です。
桜井哲夫が思想と人物像、時代背景を組み合わせて解説しています。
原著で立ち止まった概念を辞典のように確かめられます。
一冊を通読するより、原著のそばに置く手引きを求める人に向きます。
5位:『ミシェル・フーコー 自己から脱け出すための哲学』(慎改康之)
フーコーの著作を一冊ずつ読み、思想の変化を精密に追う入門書です。
『知の考古学』の新訳を手がけた慎改康之が、原文に即して論点を整理します。
既存の枠組みから離れ、別の仕方で考えるという哲学の動きを確認できます。
中山元の入門書の次に、著作の読解を深めたい人に向きます。
6位:『監獄の誕生 監視と処罰』(ミシェル・フーコー/田村俶訳)
刑罰が身体刑から監獄へ移る過程を通じ、規律権力の仕組みを明らかにする代表作です。
ミシェル・フーコーが刑罰制度と監獄の歴史資料をたどり、近代社会の管理を分析します。
パノプティコンから、学校・工場・病院で人が自ら行動を整える構造を読めます。
入門書のあと、フーコーの原著を一冊読む人に向きます。
7位:『性の歴史I 知への意志』(ミシェル・フーコー/渡辺守章訳)
性を抑圧されたものではなく、語らせて管理する権力から捉え直す著作です。
フーコーが『性の歴史』第1巻で、告白と人口管理を生権力へ結びつけます。
出生、衛生、人口が、生命を対象とする政治の問題になる過程を追えます。
『監獄の誕生』から後期の権力論へ進みたい人に向きます。
8位:『狂気の歴史 古典主義時代における』(ミシェル・フーコー/田村俶訳)
西洋社会が狂気を隔離し、医学の対象へ変えていく歴史を描く大著です。
フーコーが博士論文をもとに、中世から近代までの制度と史料を分析しています。
理性と非理性の境界が、歴史のなかで引かれていく過程を追えます。
排除の構造を歴史資料からじっくり読みたい人に向きます。
9位:『言葉と物〈新装版〉 人文科学の考古学』(ミシェル・フーコー/渡辺一民・佐々木明訳)
西洋の知を支える時代ごとの枠組みを、エピステーメーとして分析する代表作です。
フーコーがルネサンスから近代までの言説を比較し、人文科学の成立条件を探ります。
ベラスケス『ラス・メニーナス』の読解から、近代的な「人間」の成立へ議論が進みます。
権力論だけでなく、知の考古学を原著で学びたい人に向きます。
10位:『知の考古学』(ミシェル・フーコー/慎改康之訳)
歴史の連続した進歩ではなく、何が語り得たかの条件を記述する方法論の書です。
フーコーが『言葉と物』で用いた考古学を、言説の規則として整理し直しています。
言説が現れ、変わり、消える条件を分析する手順を追えます。
『言葉と物』を読み、考古学の方法を深く確かめたい人に向きます。
11位:『フーコー・コレクション フーコー・ガイドブック』(ミシェル・フーコー/小林康夫・石田英敬・松浦寿輝編)
フーコーの主要著作と概念を、必要な箇所から確認できるガイドブックです。
小林康夫、石田英敬、松浦寿輝の編集で、著作ごとの要点が整理されています。
原著で迷ったとき、関連する概念と議論の位置を引き直せます。
複数の原著を並行して読むための参照書を求める人に向きます。
12位:『社会は防衛しなければならない』(ミシェル・フーコー/石田英敬・小野正嗣訳)
1975〜76年度の講義から、戦争を手がかりに権力を分析する過程を追える講義録です。
フーコーがコレージュ・ド・フランスで、規律権力から生権力へ議論を進めています。
国家的人種主義と「社会を防衛する」言説が結びつく仕組みを読めます。
『監獄の誕生』と『性の歴史I』の間をつなげて理解したい人に向きます。
13位:『フーコー〈性の歴史〉入門講義』(仲正昌樹)
『性の歴史』全4巻の議論を、一冊で見渡すための講義録です。
政治思想を専門とする仲正昌樹が、各巻の論点を順に解説しています。
生権力、告白、自己への配慮が巻をまたいで変化する流れを追えます。
第1巻を読み、続巻へ進む前に全体像をつかみたい人に向きます。
フーコーを理解するための3つのキーワード


フーコーの著作を読む前に、3つの核心的な概念を押さえておくと理解が格段に深まります。
エピステーメー
ある時代に「知」が成り立つための無意識的な条件のことです。
フーコーは『言葉と物』のなかで、ルネサンス・古典主義時代・近代という3つの時代区分を設定し、それぞれの時代で知の枠組みがまったく異なっていたと論じました。
私たちが「科学的」「合理的」と感じる知識のあり方自体が、特定の時代・文化の産物にすぎない。
この視点は、知識社会学やポスト構造主義に大きな影響を与えています。
ポスト構造主義の本おすすめ10選もあわせてどうぞ。
パノプティコン
イギリスの功利主義者ジェレミー・ベンサムが設計した「一望監視装置」です。
中央の監視塔から全房が見渡せるこの建築構造は、囚人が「見られているかもしれない」という意識だけで自分の行動を律するようになる仕組みです。
フーコーは『監獄の誕生』で、このパノプティコンの原理が監獄だけでなく、学校、工場、病院、軍隊といった近代社会のあらゆる制度に浸透していると指摘しました。
SNSの「いいね」や企業の勤怠管理システムなど、現代社会にもパノプティコン的な構造は数多く存在します。
生権力(バイオパワー)
個人の身体を訓練する「規律権力」とは別に、人口全体を管理・調整する権力のことです。
フーコーは『性の歴史I 知への意志』でこの概念を提示しました。
出生率、死亡率、衛生、公衆衛生といった生命に関わるデータを通じて、国家が人口を「管理」する。
この概念は、現代のパンデミック対策やワクチン政策、移民管理といった問題を考えるうえでも頻繁に参照されています。
アガンベンやエスポジトといった現代の政治哲学者も、フーコーの生権力概念を出発点にしています。
フーコーのおすすめ本についてのよくある質問


フーコーの本を選ぶ際によく寄せられる質問に回答します。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選


フーコーの入門書と原著は、耳と電子書籍を使い分けると生活の中で読み進めやすくなります。
移動時間を読書に変えるAudibleプレミアム


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まとめ:フーコーのおすすめ本ランキング13選


13冊のランキングを、書名、著者、ジャンルとともに一覧へまとめました。
| ランキング | 書名 | 著者 | ジャンル | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 今を生きる思想 ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方 | 箱田徹 | 現代思想・哲学 | |
| 2位 | フーコー入門 | 中山元 | 現代思想・哲学 | |
| 3位 | ミシェル・フーコー 近代を裏から読む | 重田園江 | 現代思想・哲学 | |
| 4位 | 知の教科書 フーコー | 桜井哲夫 | 現代思想・哲学 | |
| 5位 | ミシェル・フーコー 自己から脱け出すための哲学 | 慎改康之 | 現代思想・哲学 | |
| 6位 | 監獄の誕生 監視と処罰 | ミシェル・フーコー/田村俶訳 | 現代思想・哲学 | |
| 7位 | 性の歴史I 知への意志 | ミシェル・フーコー/渡辺守章訳 | 現代思想・哲学 | |
| 8位 | 狂気の歴史 古典主義時代における | ミシェル・フーコー/田村俶訳 | 現代思想・哲学 | |
| 9位 | 言葉と物〈新装版〉 人文科学の考古学 | ミシェル・フーコー/渡辺一民・佐々木明訳 | 現代思想・哲学 | |
| 10位 | 知の考古学 | ミシェル・フーコー/慎改康之訳 | 現代思想・哲学 | |
| 11位 | フーコー・コレクション フーコー・ガイドブック | ミシェル・フーコー/小林康夫・石田英敬・松浦寿輝編 | 現代思想・哲学 | |
| 12位 | 社会は防衛しなければならない | ミシェル・フーコー/石田英敬・小野正嗣訳 | 現代思想・哲学 | |
| 13位 | フーコー〈性の歴史〉入門講義 | 仲正昌樹 | 現代思想・哲学 |























