悩んでいる人吉本隆明の本を読んでみたいけど、著作が多すぎてどれから手をつければいいかわからない…。共同幻想論は難しそうだし、もっと読みやすい本はないの?
対談、文学論、思想書まで、吉本隆明の13冊を一冊ずつ比べられるようにまとめました。
書名・著者・版は当日取得の商品情報と新潮社の書誌で確かめ、主張を現在の本文正本から再構成しています。
生活に近い言葉から入るか、共同幻想・言語・心的現象へ進むかを比べると、自分が考えたい問いに合う一冊を選べます。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
>> 30日間無料でオーディブルを試す
本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
>> 30日間無料でKindle Unlimitedを試す
kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
吉本隆明を学んだ後で哲学全体に視野を広げたい方は、超入門から名著まで5レベルで読む順番を示した哲学のおすすめ本30選もあわせてどうぞ。
吉本隆明の本を選ぶ視点


日常語の対談から入り、社会・言語・心の三領域へ進むと、吉本隆明の思考がどうつながるかを整理できます。


1位:『悪人正機』(吉本隆明)
糸井重里が吉本隆明の自宅に通いつめ、テープレコーダーを回しながら録りためた対話をまとめた一冊です。
テーマは生活に根ざした身近なものばかり。
吉本の言葉はシンプルなのに、読むたびに新しい発見がある。
吉本隆明の本を1冊も読んだことがない方に、最初の一冊としておすすめです。
2位:『真贋』(吉本隆明)
本物とにせ物の見分け方について、吉本隆明がやさしい語り口で考察した一冊です。
読書、教育、戦争体験、日常のできごと。
さまざまな角度から当たり前を疑い、ものごとの本質を見抜くコツが語られています。
ものごとの見方を根っこから変えたいとき、手もとに置いておきたい一冊です。
3位:『ひきこもれ ひとりの時間をもつということ』(吉本隆明)
社会問題として語られることの多いひきこもりを、吉本隆明はまったく別の角度からとらえ直します。
ひとりの時間こそが創造の源泉であり、自分自身と向きあうために必要な行為だ、と。
コロナ禍を経験した現代の読者にとっては、ひとりで過ごす時間の価値を再発見できる一冊になるでしょう。
SNSの情報量に疲れたときに読むと、ひとりの時間がぜいたくに感じられるようになります。
4位:『詩の力』(吉本隆明)
吉本隆明はもともと詩人として出発した人です。
本書では、宮沢賢治、中原中也、谷川俊太郎、茨木のり子など近現代の詩人たちの作品を取り上げながら、詩がなぜ人の心を動かすのかを根源から語っています。
詩に馴染みがなくても心配いりません。
詩人としての吉本隆明にふれたい方に、入り口としてぴったりです。


5位:『共同幻想論』(吉本隆明)
人はなぜ社会というフィクションを必要とするのか。
個人幻想対幻想共同幻想という3つの概念を軸に、国家と個人の関係を根底から問い直した画期的な国家論です。
1968年の刊行当時、全共闘世代に熱狂的に読まれました。
NHK100分de名著の解説本と合わせて読むと、理解がぐっと深まります。
6位:『言語にとって美とはなにか』(吉本隆明)
言葉はどのようにして美を生み出すのか。
吉本隆明は本書で、言語を 指示表出と自己表出という二つの機能に分け、文学の本質に迫りました。
万葉集から夏目漱石、現代詩まで幅広い作品を引用しながら、言葉が人の感情にどう作用するのかを解き明かしています。
なぜこの小説に心を動かされるのかを言語の構造から理解できるようになる一冊です。
7位:『心的現象論序説』(吉本隆明)
人間の心はどのような構造をしているのか。
吉本隆明は、フロイトの精神分析を批判的に検討しながら、感情・言語・夢・心像といった心的現象を独自の枠組みで体系化しました。
『共同幻想論』が社会を論じた本なら、本書は個人の内面を論じた本です。
三部作の最後に挑む一冊として、じっくり時間をかけて読んでほしい著作です。


8位:『マス・イメージ論』(吉本隆明)
1980年代、テレビ・広告・マンガといった大衆文化が爆発的に広がった時代。
吉本隆明はその渦中に身を置きながら、消費社会が人々のイメージにどんな変容をもたらしたのかを批評したのが本書です。
サブカルチャーを真正面から論じる姿勢は、当時の知識人から批判も浴びました。
テレビやSNSが人の価値観をどう変えるのか、メディア論に関心がある方におすすめです。
9位:『最後の親鸞』(吉本隆明)
その晩年の思想に、吉本隆明は自身の思想を重ねています。
その逆説的な到達点を、吉本は鮮やかに描きだしました。
宗教書のようでいて、実は知識人はどう生きるべきかという問いへの応答でもあります。
頭でっかちだなと感じたとき、吉本を通して親鸞にふれると視界が開けます。
10位:『夏目漱石を読む』(吉本隆明)
漱石の主要作品を時系列で読み解きながら、作家の内面がどのように変化していったかを丹念に追いかけています。
文学批評としての深さがありながら、語り口は穏やか。
漱石を入り口にして、吉本の文学観にふれることができる一冊です。
漱石の小説を読み返したくなる点で、読書体験が二倍たのしめます。
11位:『読書の方法 なにを、どう読むか』(吉本隆明)
吉本隆明自身の読書体験と方法論をまとめたエッセイ集です。
雑誌に寄稿した読書エッセイに加え、中沢新一や荒俣宏との対談も収録されています。
話すことへの不信感から文章を書くようになったという吉本の告白は、書くことを生業とする人の胸に刺さります。
自分の読書の仕方を見直したいと感じたときに開くと、新しいヒントが見つかります。


12位:『吉本隆明×吉本ばなな』(吉本隆明)
父と娘が真正面から語りあった対談集です。
テーマは多岐にわたりますが、父と娘という関係性のなかで語られる言葉は、思想書とはまるで違うあたたかさをもっています。
よしもとばなな(吉本ばなな)が父親のどこを尊敬し、どこに反発しているのか。
吉本隆明とよしもとばななの関係が気になる方にとって、この一冊がいちばんの入口です。
13位:『開店休業』(吉本隆明)
吉本隆明が食について綴ったエッセイ集です。
長女のハルノ宵子が追想文とイラストを添えており、思想家としてではなく、ひとりの生活者としての吉本隆明がそこにいます。
お気に入りの蕎麦屋、子どもの頃に食べたお菓子、家族で囲んだ食卓の記憶。
思想に興味がなくても、食エッセイとして純粋にたのしめます。
吉本隆明を読む前に押さえたい3つの概念


共同幻想と対幻想を分けると、集団の制度と二者関係がどのように結びつくかを考えられます。
自己表出と指示表出の区別は、言葉が対象を指す働きと、話し手の内側を表す働きを分析する足場になります。
大衆の原像は、知識人が対象化した大衆ではなく、自分も生活者としてその中にいると考えるための軸です。
吉本隆明のおすすめ本ランキング13選のよくある質問


本の内容と構成に基づき、選び方を整理します。
音声・電子書籍サービスを確認する


読みたい版と提供方法は、書名と著者をサービスの案内画面で照合してください。
Audibleで聴く


音声版を探すときは、Audible(オーディブル)の案内画面で対象作品と利用条件を確認してください。
同じ書名でも版や朗読者が異なる場合があるため、商品情報を照合して選びます。
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Kindle Unlimitedで読む


電子書籍を探すときは、Kindle Unlimitedの案内画面で対象作品と利用条件を確認してください。
紙の本と電子版で収録内容が異なる場合は、目次と商品情報を確認します。
批評家の宇野常寛氏が紹介するKindle本を読み上げながら目で追う読書術は、文章を耳と目の両方からたどる方法です。
読み上げに対応する本と端末に限り、1.5倍速または2倍速へ調整すると、自分が内容を理解しやすい速さで進められます。
利用前に商品ページのアクセシビリティ表示を確認し、SNS通知から距離を置いて本へ集中できる環境を整えてください。
\ 500万冊の電子書籍が読み放題 /
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まとめ


13冊を、内容、構成、特徴、向いている読者の四つの視点で比べました。
一覧表の書名から各節へ移動し、今の関心に近い一冊を選んでください。
| 順位 | 書名 | 分類 | 選ぶ視点 |
|---|---|---|---|
| 1 | 悪人正機 | 入門 | 吉本隆明の本を1冊も読んだことがない方に、最初の一冊としておすすめです。 |
| 2 | 真贋 | 入門 | ものごとの見方を根っこから変えたいとき、手もとに置いておきたい一冊です。 |
| 3 | ひきこもれ ひとりの時間をもつということ | 入門 | SNSの情報量に疲れたときに読むと、ひとりの時間がぜいたくに感じられるようになります。 |
| 4 | 詩の力 | 入門 | 詩人としての吉本隆明にふれたい方に、入り口としてぴったりです。 |
| 5 | 共同幻想論 | 主著 | NHK100分de名著の解説本と合わせて読むと、理解がぐっと深まります。 |
| 6 | 言語にとって美とはなにか | 主著 | なぜこの小説に心を動かされるのかを言語の構造から理解できるようになる一冊です。 |
| 7 | 心的現象論序説 | 主著 | 三部作の最後に挑む一冊として、じっくり時間をかけて読んでほしい著作です。 |
| 8 | マス・イメージ論 | 文学・思想 | テレビやSNSが人の価値観をどう変えるのか、メディア論に関心がある方におすすめです。 |
| 9 | 最後の親鸞 | 文学・思想 | 頭でっかちだなと感じたとき、吉本を通して親鸞にふれると視界が開けます。 |
| 10 | 夏目漱石を読む | 文学・思想 | 漱石の小説を読み返したくなる点で、読書体験が二倍たのしめます。 |
| 11 | 読書の方法 なにを、どう読むか | 文学・思想 | 自分の読書の仕方を見直したいと感じたときに開くと、新しいヒントが見つかります。 |
| 12 | 吉本隆明×吉本ばなな | 対談・エッセイ | 吉本隆明とよしもとばななの関係が気になる方にとって、この一冊がいちばんの入口です。 |
| 13 | 開店休業 | 対談・エッセイ | 思想に興味がなくても、食エッセイとして純粋にたのしめます。 |























