悩んでいる人新潮新書って『バカの壁』のイメージが強いけど、他にどんな名作があるんだろう…。
2003年に創刊された新潮新書は、出版社・新潮社が送り出す「知の刺激」を軸にした新書レーベルです。
養老孟司『バカの壁』の大ヒット(累計450万部超)を皮切りに、『ケーキの切れない非行少年たち』『スマホ脳』『日本辺境論』など時代を代表するベストセラーを次々と送り出してきたレーベルです。
この記事では、新潮新書のおすすめ本を5ジャンル25冊に分けて厳選しました。養老孟司の「壁シリーズ」は独立した殿堂入りセクションとして全5冊まとめてご紹介します。
本記事の内容は、下記のとおりです。
- 養老孟司の壁シリーズ/2026年最新・話題作/社会・心理/教養・歴史・文化/ビジネス・処世の5ジャンル25冊
- PHP新書や光文社新書との違いと選び方
- 全冊難易度付きで初心者でも安心
- 読者のリアルな感想付きで読む前に雰囲気がわかる
この記事を読めば、あなたが次に読みたい新潮新書が必ず見つかります。
今回は「気軽に読める実用・エッセイ」から「骨太な思想・論考」まで、新潮新書の幅広いラインナップを活かした3段階の難易度で配置しています。
なお、同じ新書レーベルではPHP新書のおすすめ本20選や幻冬舎新書のおすすめ本20選もあわせて紹介しています。
どの本から読むか迷ったら、まずは下の診断をやってみてください。
いくつかの質問に答えるだけで、あなたにぴったりの1冊が見つかります。
📚 新潮新書・最初の1冊診断
Q1. どんなテーマに興味がありますか?
Q2. どちらの切り口が惹かれますか?
Q2. どちらに関心がありますか?
Q3. どちらが気になりますか?
Q3. どちらの悩みに近いですか?
Q3. どちらのテーマに惹かれますか?
Q3. どちらが気になりますか?
あなたにおすすめの一冊は…
養老孟司「壁シリーズ」殿堂入りのおすすめ新潮新書5選


新潮新書を語るうえで絶対に外せないのが、養老孟司による「壁シリーズ」です。
『バカの壁』から始まった一連の作品は、シリーズ累計で数百万部を売り上げる新潮新書最大のドル箱。ここでは壁シリーズとその延長線上にある『遺言。』を合わせた5冊を殿堂入りとして紹介します。
- 『バカの壁』(新潮新書)
- 『死の壁』(新潮新書)
- 『自分の壁』(新潮新書)
- 『遺言。』(新潮新書)
- 『人生の壁』(新潮新書)
『バカの壁』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2003年 | 204ページ | 初心者向け |
累計450万部を超える、新潮新書史上最大のメガヒット作です。
解剖学者・養老孟司が、人間の脳が生み出す「壁」をテーマに、現代人の思考の癖を鮮やかに描き出した名著です。一元論と二元論、意識と無意識、知ることと分かったつもりになることの違いなど、読むたびに新しい発見がある一冊です。
「話が通じない人」の正体を解剖学の視点から読み解くスタイルは、出版から20年以上経った今も色褪せません。新書ブームの火付け役としても伝説的な存在です。
新潮新書が初めての方も、まずはこの1冊から入るのがおすすめです。
『死の壁』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2004年 | 181ページ | 初心者向け |
『バカの壁』の続編として刊行された、死生観を巡る名著です。
医学者でありながら解剖学を長年研究してきた養老孟司が、現代人がいかに死を遠ざけ、その結果として生そのものを見失っているかを鋭く指摘します。臓器移植、尊厳死、自殺など、避けて通れないテーマを正面から論じた一冊です。
「死は他人の問題」という現代日本の奇妙な空気を解体し、生きることの意味を再考させてくれます。
身近な人を看取った方や、これから迎える方に読んでほしい一冊です。
『自分の壁』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2014年 | 213ページ | 初心者向け |
壁シリーズ第3弾。自己認識と社会の関係を問い直した一冊です。
個性尊重の時代だからこそ見えにくくなっている「自分らしさ」という言葉の罠を、養老孟司が独特のユーモアで解きほぐします。エネルギー問題、震災後の日本、老いといった話題を横断しながら、自分との付き合い方を語る構成です。
「自分探し」に疲れた人、逆に「自分らしく」に違和感を覚える人、どちらにも響く内容です。
『バカの壁』を読んで合うと感じた方に、続けて手に取ってほしい一冊です。
『遺言。』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2017年 | 205ページ | 中級者向け |
壁シリーズの延長線上にある、養老孟司80歳時点の思索集です。
動物と人間の違い、意識と言語、現代文明の行き詰まりといった大きなテーマを、80歳の解剖学者が自身の研究と経験を総動員して論じた一冊です。タイトルの重さと裏腹に、ユーモアとひねりの効いた文体が魅力です。
壁シリーズで提示してきた思想を集大成した、養老孟司の代表作の一つです。
養老孟司の思想に深く触れたい方は、このあたりから入ると世界観が見えてきます。
『人生の壁』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2024年 | 224ページ | 初心者向け |
壁シリーズの最新作。86歳の養老孟司が改めて人生を語る一冊です。
コロナ禍、戦争、AIなど、大きく変わった社会環境を背景に、老いを迎えた養老孟司が「生きるとは何か」を率直に綴った新作。シリーズの出発点から20年以上を経ての到達点を味わえる一冊です。
壁シリーズを一冊も読んでいない方でも入れるよう、基本的な養老思想が平易な言葉でまとめられています。
シリーズの集大成に触れたい方に、真っ先におすすめしたい新刊です。
2026年最新・話題作のおすすめ新潮新書5選


2025〜2026年に刊行された話題作の中から、特にレビュー評価の高い5冊を厳選しました。
俵万智の言葉論、國分功一郎の哲学講話、三宅香帆の読書術など、いま書店で大きく展開されている新刊が並びます。
- 『生きる言葉』(新潮新書)
- 『天皇への敗北』(新潮新書)
- 『「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか』(新潮新書)
- 『それでも息子を日本の小学校に通わせたい』(新潮新書)
- 『コミュ力不要の社交術』(新潮新書)
『生きる言葉』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2025年 | 216ページ | 初心者向け |
歌人・俵万智が言葉と生きることの関係を綴った話題作です。
『サラダ記念日』で一世を風靡した俵万智が、AI時代に改めて問い直す「言葉の力」。短歌の創作現場で培われた感覚を軸に、日常の言葉選びがどれほど人生を豊かにするかを綴ったエッセイ集です。
言葉に関わる仕事をしている方、子育て中の親御さんに特に響く一冊です。
言葉の選び方ひとつで世界の見え方が変わる感覚を、もう一度味わってみたい方におすすめです。
『天皇への敗北』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2026年 | 288ページ | 上級者向け |
哲学者・國分功一郎による「シリーズ哲学講話」の新作です。
戦後日本の象徴天皇制を、哲学者の眼で正面から論じた挑戦的な一冊。憲法学者・加藤典洋の議論を引き継ぎながら、戦争責任と国民主権のねじれを解き明かす構成です。
政治思想・戦後史に関心がある読者にとって、今年必読の新書の一つです。
国分功一郎の他の著作(『暇と退屈の倫理学』など)を読んだ方には、さらに深く入っていけます。
『「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2025年 | 224ページ | 初心者向け |
書評家・三宅香帆による、読書と会話力をつなぐ話題作です。
「話が面白い人」をエピソード型と解釈型に分け、解釈型は読書を通じて誰でも鍛えられると説く実践的なコミュニケーション論。具体的な本の読み方・使い方まで落とし込まれており、読書術の新書としても優れた一冊です。
会話下手を自認する方、本を読んでいるのに話せないと悩む方に最適です。
三宅香帆さんのYouTubeでファンになった方にも、書き下ろしの深みを楽しめる一冊です。
『それでも息子を日本の小学校に通わせたい』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2026年 | 256ページ | 初心者向け |
ドキュメンタリー監督・山崎エマによる、日本の公教育再評価の話題作です。
NYタイムズで大きく取り上げられたアカデミー賞ノミネート映画の作り手が、日本と海外の教育の違いを比較しながら、あえて日本の公立小学校を選ぶ理由を綴った一冊です。国際結婚家庭の視点から、日本の教育の良し悪しが立体的に見えてきます。
子育て中の保護者だけでなく、教育関係者や人事の方にも響く内容です。
日本の公教育への見方が変わる、今読んでおきたい一冊です。
『コミュ力不要の社交術』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2026年 | 192ページ | 初心者向け |
社会学者・古市憲寿による、新しい人付き合いの教科書です。
「コミュ力を磨こう」という自己啓発のトレンドに真っ向から逆行し、無理な会話術に頼らずに人と付き合う方法を説く一冊。パーティー、SNS、会食など具体的な場面で使える実践的なアドバイスが並びます。
人付き合いに疲れている方、会話でマウントを取らない関係を築きたい方にうってつけです。
古市さんらしい軽やかな語り口で、読み終わると肩の力が抜けます。
社会・心理の定番ロングセラーのおすすめ新潮新書5選


社会問題・心理学の切り口で、数十万部を売り上げた定番ロングセラーを集めました。
『ケーキの切れない非行少年たち』や『スマホ脳』など、書店で繰り返し山積みされる新潮新書の代表格です。
- 『ケーキの切れない非行少年たち』(新潮新書)
- 『スマホ脳』(新潮新書)
- 『介護未満の父に起きたこと』(新潮新書)
- 『あなたはなぜ雑談が苦手なのか』(新潮新書)
- 『熟睡力』(新潮新書)
『ケーキの切れない非行少年たち』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2019年 | 188ページ | 初心者向け |
累計100万部を超える、新潮新書の社会派ロングセラーです。
児童精神科医・宮口幸治が医療少年院で出会った少年たちの姿から、「ケーキを等分に切れない」といった境界知能の問題を社会問題として提起した一冊。タイトルの衝撃とは裏腹に、冷静で実践的な議論が展開されます。
教育関係者、福祉・医療関係者、子育て中の保護者にとって必読の新書です。
社会問題を考えるきっかけとして、中学生以上におすすめできる一冊です。
『スマホ脳』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2020年 | 256ページ | 初心者向け |
世界的ベストセラー、累計70万部を超える新潮新書の翻訳大ヒット作です。
スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンが、スマホが人間の脳に与える影響を脳科学と進化医学の視点から解説した一冊。睡眠の質、集中力の低下、SNSによるメンタルヘルスへの影響など、現代人の不調とデジタル機器の関係を明快に説明します。
スマホから離れられない自覚がある方、子どものスマホ利用に悩む親御さんに刺さる内容です。
『最強脳』『運動脳』など同著者のシリーズも併せて読むと、さらに理解が深まります。
『介護未満の父に起きたこと』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2025年 | 240ページ | 初心者向け |
コラムニスト・ジェーン・スーによる、介護手前の親を描いた話題作です。
まだ介護保険が使えないレベルだが一人暮らしは心配、という「介護未満」の親を抱える著者の実体験を綴ったエッセイ。遠距離から父親を支える日常を、ユーモアと切実さを織り交ぜて描きます。
親の老いにじわじわ直面している40〜50代の読者に圧倒的な共感を呼ぶ一冊です。
介護未満という絶妙な時期をどう過ごすか、同じ悩みを持つ人に読んでほしい本です。
『あなたはなぜ雑談が苦手なのか』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2025年 | 192ページ | 初心者向け |
企画者・桜林直子が、雑談苦手の正体を解きほぐすコミュニケーション本です。
「雑談が苦手」の背景にある、自分との対話の不足や関係性のパターンを丁寧に言語化した一冊。表面的な会話術に留まらず、人との関わり方そのものを見直すヒントが詰まっています。
飲み会や初対面が苦手な方、SNSで発信はできるのに対面では固まる方に響く内容です。
雑談を技術ではなく関係性の問題として捉え直せる、読後感の良い一冊です。
『熟睡力』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2024年 | 208ページ | 初心者向け |
睡眠の質を高めるための実践的ガイド本です。
日本人の睡眠不足や睡眠の質の低さを、医学的なエビデンスに基づいて改善するための方法をまとめた一冊。「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」「日中の眠気が強い」といった悩みに対する具体策が豊富に示されます。
不眠症に悩む方、睡眠の質を根本から見直したい方にとって実用的な一冊です。
『スマホ脳』とあわせて読むと、生活習慣からの睡眠改善に取り組みやすくなります。
教養・歴史・文化のおすすめ新潮新書5選


新潮新書のもう一つの顔が、骨太な教養書のラインナップです。
新書大賞に輝いた『日本辺境論』をはじめ、古代史、思想、海外文化まで幅広く揃えています。
- 『日本辺境論』(新潮新書)
- 『反・幸福論』(新潮新書)
- 『アマテラスの正体』(新潮新書)
- 『教養としてのイギリス貴族入門』(新潮新書)
- 『プロパガンダの見抜き方』(新潮新書)
『日本辺境論』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2009年 | 255ページ | 中級者向け |
新書大賞2010で大賞を受賞した、日本論の現代的定番です。
思想家・内田樹が、日本人の思考や行動様式を「辺境」というキーワードで読み解いた一冊。中華思想や外来文化との関係を軸に、なぜ日本人は学びが上手なのかを説明する独自の文明論です。
海外勤務経験者や異文化比較に関心のある方には、一度読んでおきたい教養書です。
『日本人というリスク』など関連テーマの本と併読すると、視野が一気に広がります。
『反・幸福論』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2012年 | 222ページ | 上級者向け |
思想家・佐伯啓思による、現代幸福論への骨太な批判書です。
『新潮45』連載をまとめた思想エッセイ集の第一弾。幸福を礼賛する現代社会への違和感を、近代思想史の知見を動員して解きほぐします。リベラリズム、福祉国家、市場原理といった概念を日本人の感覚に引き寄せて語る構成です。
思想系の新書を本腰で読みたい方に、最初の一冊として勧められる一冊です。
幸福という言葉に違和感を持ち始めた方に、新しい角度を与えてくれます。
『アマテラスの正体』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2024年 | 219ページ | 中級者向け |
歴史作家・関裕二が描く、日本神話の謎に迫る古代史入門です。
日本神話の主神・アマテラスをめぐって、その正体がなぜ複雑なのか、古代の天皇家と氏族の抗争史を踏まえて読み解いた一冊。関裕二の日本古代史シリーズの流れを汲む構成です。
神社巡りが好きな方、日本史の起源に関心がある方にぴったりです。
古代史を物語として読みたい方におすすめできる一冊です。
『教養としてのイギリス貴族入門』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2024年 | 235ページ | 中級者向け |
新井潤美によるイギリス貴族文化の入門書です。
英国文学を題材に、貴族社会の爵位、邸宅、結婚、相続といった複雑な仕組みを分かりやすく解説。『ダウントン・アビー』などの英国ドラマや、オースティン・ブロンテの小説を深く楽しむための背景知識が一冊で得られます。
英国ドラマや古典文学のファン、歴史・文化の教養を広げたい方に最適な一冊です。
大人のための入門書として、分かりやすさと深みを両立した名著です。
『プロパガンダの見抜き方』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2025年 | 220ページ | 中級者向け |
ジャーナリスト・烏賀陽弘道によるメディアリテラシーの実践書です。
広告、テレビ、SNSと、あらゆる情報源にプロパガンダが紛れ込んでいる現代。元・朝日新聞記者である著者が、プロの目線で情報の真偽を見抜くチェックポイントを解説した一冊です。
広報・広告業界の方、ニュースを批判的に読みたい方にうってつけです。
フェイクニュース時代の必携書。中学生以上からぜひ読ませたい新書です。
ビジネス・処世のおすすめ新潮新書5選


経営者の哲学、話題の論破文化、テクノロジーと国家の行方まで、処世と仕事に役立つ5冊です。
新潮新書らしい硬派さを残しつつ、日常の意思決定に落とし込める実践的な内容が揃っています。
- 『伊藤忠 商人の心得』(新潮新書)
- 『「それってあなたの感想ですよね」論破の功罪』(新潮新書)
- 『人間・明石家さんま』(新潮新書)
- 『国家は巨大ITに勝てるのか』(新潮新書)
- 『人間の器量』(新潮新書)
『伊藤忠 商人の心得』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2025年 | 224ページ | 中級者向け |
元・伊藤忠商事会長、丹羽宇一郎が書き下ろした商人哲学の書です。
近江商人由来の「三方よし」の精神を軸に、現代のビジネスでも通用する商売の原則を語った一冊。机上の経営論ではなく、現役時代から現場で問い続けてきた仕事観が凝縮されています。
商社志望の学生、中堅のビジネスパーソンに長く読まれる経営論です。
丹羽氏の他の著作(『人間の器量』『仕事と人生』など)ともセットで読みたい一冊です。
『「それってあなたの感想ですよね」論破の功罪』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2024年 | 208ページ | 初心者向け |
ライター・品田遊が、若者流行語「論破」の功罪を冷静に分析した話題作です。
ひろゆき現象、SNSでの論破文化、子どもが大人を言い負かす時代といった世相を、批評家の目線で整理した一冊。単なる論破擁護でも批判でもなく、「論破」が社会にもたらしているものを多面的に捉えています。
SNSでの議論に疲れた方、子どもとの会話で違和感を覚える親御さんに刺さる内容です。
感情的に反応する前に、一度立ち止まって考えたい方に向けた一冊です。
『人間・明石家さんま』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2025年 | 256ページ | 初心者向け |
明石家さんま研究の第一人者・エムカクによる、膨大な資料で描く人物評伝です。
30年以上にわたる取材とラジオ・テレビ出演全記録の分析を通じて、明石家さんまという芸人の人生観・仕事観を浮かび上がらせた一冊。芸能ゴシップではなく、一人の人間のキャリア論として読める構成が魅力です。
さんまのファンはもちろん、エンタメ業界志望者やキャリア論が好きな方にもおすすめです。
芸人さんまの裏側にある思考パターンを丁寧に読み解いた、新しいタイプの評伝です。
『国家は巨大ITに勝てるのか』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2023年 | 224ページ | 上級者向け |
GAFAに代表される巨大ITと国家の関係を論じた時事的な一冊です。
プラットフォーム企業が国家の機能を侵食する現代、国家は何を取り戻せるのかを、独占禁止・税制・個人情報保護の観点から整理した論考。日本におけるデジタル庁の動きと合わせて読むと理解が深まります。
IT業界関係者、法務・経営戦略担当者、政策に関心のある読者に向けた一冊です。
GAFAの動向を押さえておきたいビジネスパーソンの必読書です。
『人間の器量』(新潮新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2009年 | 189ページ | 初心者向け |
評論家・福田和也による、日本人論の定番ロングセラーです。
「器量人」と呼ばれる昔の日本人像を手掛かりに、現代人が失いかけている人間の奥行きを問い直した一冊。明治の元勲や昭和の政治家・実業家のエピソードを豊富に引きながら、器の小さい時代をどう生きるかを語ります。
人物評伝や日本近代史が好きな方、処世訓として読み直したい方に支持される一冊です。
伊藤忠商事・丹羽宇一郎の『伊藤忠 商人の心得』とセットで読むと、二重に味わえます。
新潮新書の選び方と他レーベルとの違い


新潮新書は2003年創刊、『バカの壁』というメガヒットを引き金に一気に新書市場のトップブランドに躍り出たレーベルです。
他レーベルと比べた立ち位置を知っておくと、自分の関心に合う一冊を選びやすくなります。
| レーベル | 創刊年 | 得意分野 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 新潮新書 | 2003年 | 人文・社会・実用 | 『バカの壁』を筆頭にメガヒット&ロングセラーが多い。著者の力量勝負のラインナップ |
| PHP新書 | 1996年 | ビジネス・歴史・実用 | 経営者や実務家の執筆が多く、ビジネスパーソン向けに強い |
| 光文社新書 | 2001年 | 実用・科学・社会批評 | 月10〜12冊の積極刊行。ロングセラーから新刊までバランス型 |
| 幻冬舎新書 | 2006年 | 健康・実用・社会批評 | 生活実感に近いテーマを分かりやすく届ける |
はじめて新潮新書を読む方には、『バカの壁』や『ケーキの切れない非行少年たち』のようなメガヒットから入るのがおすすめです。
ビジネス寄りの実用書を探している方はPHP新書、健康・老後に関心がある方は幻冬舎新書もあわせてチェックしてみてください。
他の新書レーベルとの読み比べをしたい方は、PHP新書のおすすめ本20選や光文社新書のおすすめ本22選もあわせてご覧ください。
新潮新書のおすすめ本についてのよくある質問
新潮新書に関するよくある質問にお答えしていきます。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選


新潮新書をもっとお得に読む方法を2つ紹介します。
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まとめ
新潮新書のおすすめ本25冊を、養老孟司の壁シリーズ・最新話題作・社会心理・教養・ビジネスの5ジャンルに分けて紹介しました。
| 書名 | ジャンル | 難易度 |
|---|---|---|
| バカの壁 | 壁シリーズ | |
| 死の壁 | 壁シリーズ | |
| 自分の壁 | 壁シリーズ | |
| 遺言。 | 壁シリーズ | |
| 人生の壁 | 壁シリーズ | |
| 生きる言葉 | 話題作 | |
| 天皇への敗北 | 話題作 | |
| 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか | 話題作 | |
| それでも息子を日本の小学校に通わせたい | 話題作 | |
| コミュ力不要の社交術 | 話題作 | |
| ケーキの切れない非行少年たち | 社会心理 | |
| スマホ脳 | 社会心理 | |
| 介護未満の父に起きたこと | 社会心理 | |
| あなたはなぜ雑談が苦手なのか | 社会心理 | |
| 熟睡力 | 社会心理 | |
| 日本辺境論 | 教養 | |
| 反・幸福論 | 教養 | |
| アマテラスの正体 | 教養 | |
| 教養としてのイギリス貴族入門 | 教養 | |
| プロパガンダの見抜き方 | 教養 | |
| 伊藤忠 商人の心得 | ビジネス | |
| 「それってあなたの感想ですよね」論破の功罪 | ビジネス | |
| 人間・明石家さんま | ビジネス | |
| 国家は巨大ITに勝てるのか | ビジネス | |
| 人間の器量 | ビジネス |
迷ったら、まずは以下の読む順番ロードマップを参考にしてみてください。
- 初心者:『バカの壁』→『ケーキの切れない非行少年たち』→『スマホ脳』
- 中級者:『自分の壁』→『日本辺境論』→『教養としてのイギリス貴族入門』
- 上級者:『遺言。』→『反・幸福論』→『天皇への敗北』
2003年の創刊から20年以上、『バカの壁』を筆頭に世代を超えて読まれ続ける話題作を次々と送り出してきた新潮新書は、今の自分の関心にぴたりとハマる一冊が見つかりやすいレーベルです。
気になった1冊を手に取って、新潮新書ならではの硬派な切れ味と著者の個性を味わってみてください。
他の新書も読みたい方には、PHP新書のおすすめ本20選や幻冬舎新書のおすすめ本20選もあわせてどうぞ。
教養書全般に興味がある方は、教養のおすすめ本33選も参考にしてみてください。
























