悩んでいる人ちくまプリマー新書を読んでみたいけど、冊数が多くてどれから手に取ればいいかわからない。
ちくまプリマー新書は、中高生向けのやさしい新書に見えますが、大人が読んでも十分に考えさせられる本が多いレーベルです。
ただ、哲学・社会・心理・進路・文化までテーマが広いため、最初の一冊で迷いやすいのも事実です。
この記事では、哲学・社会・心理と生き方・学び方・教養の5ジャンルから、最初の一冊に選びやすい20冊を厳選しました。
本記事の内容は、下記のとおりです。
- ちくまプリマー新書の特徴と読みどころ
- ジャンル別のおすすめ20冊
- 他のレーベルとの違い
- Kindle Unlimited・Audibleでの読み方
この記事を読めば、ちくまプリマー新書の中から最初に読む一冊を選びやすくなるはずです。
ちくまプリマー新書の新刊・ロングセラー・人気作を確認しながら、哲学・社会・教養を中心に20冊を選びました。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
>> 30日間無料でオーディブルを試す
本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
>> 30日間無料でKindle Unlimitedを試す
kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
ちくまプリマー新書とは?レーベルの特徴・歴史


ちくまプリマー新書は、2005年に筑摩書房から創刊された若年読者向けの新書レーベルです。
「学校でも家庭でも学べない大事なことを伝える、初学者向けのさいしょの新書」をコンセプトに、累計300点を超えるロングセラーになっています。
一般読者向けの「ちくま新書」、学術系の「ちくま学芸文庫」とは姉妹レーベル関係にあり、入門と専門の橋渡しを担う位置づけです。
ちくまプリマー新書はこんな人におすすめです。
- 高校生・中学生で読書感想文や小論文の題材を探している方
- 大学生で教養を初学者向けに学び直したい方
- 中高生に本を薦めたい保護者・教員の方
- 苫野一徳・小川洋子・山口裕之などの著者から入りたい方
ちくまプリマー新書の一覧・新刊・人気作を確認する方法
ちくまプリマー新書の作品一覧や新刊情報は、筑摩書房公式サイトと「webちくま」から確認できます。
毎月の新刊・ロングセラー特集・ジャパンナレッジSchool「セレクト100」など、学校現場での採用情報も整理されています。
本記事では、その中から実際に読まれてきたロングセラーと話題作を20冊取り上げています。
哲学・自己理解のおすすめちくまプリマー新書4選


ちくまプリマー新書の入口として人気が高いのが、哲学・自己理解のジャンルです。
苫野一徳・山口裕之・小川洋子といった人気書き手の入門書を中心に、最初の一冊にちょうどよい4作を集めました。
- 『はじめての哲学的思考』(ちくまプリマー新書)
- 『みんな違ってみんないいのか?』(ちくまプリマー新書)
- 『嫌な気持ちになったら、どうする?』(ちくまプリマー新書)
- 『物語の役割』(ちくまプリマー新書)
苫野一徳『はじめての哲学的思考』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2017年 | 約220ページ | 初心者向け |
『はじめての哲学的思考』は、ちくまプリマー新書を代表する哲学入門のロングセラーです。
苫野一徳は教育哲学の研究者として、若い読者に届く哲学入門を多く書いてきた書き手です。
本作では、哲学とはどんな思考の方法なのかを、具体例と問いかけの形で順に解いていきます。
読書感想文や小論文の課題図書としても採用されることが多く、中高生の最初の哲学体験に向く一冊です。
「哲学を一冊だけ手に取るなら」という方に、まず候補に挙がる入門書です。
中高生から大人まで読める「最初の哲学」として、長く本棚に置きたくなる本です。
山口裕之『みんな違ってみんないいのか?』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2022年 | 約230ページ | 初〜中級者向け |
『「みんな違ってみんないい」のか?』は、相対主義と普遍主義のあいだで悩む人に向けた山口裕之の入門書です。
山口裕之は科学哲学を専門にする研究者で、若い読者向けの著作を多く手がけてきました。
本作では、「人それぞれ」という現代の合言葉を、哲学の言葉でいったん解きほぐしていきます。
正しさとは何かを考える基本書として、中高生・大学生にも社会人にもおすすめできる構成です。
「人それぞれ、で本当にいいの?」と感じたことがある方に、刺さる一冊です。
学校・職場・SNSで違和感を持ったときに開き直したくなる本です。
中村英代『嫌な気持ちになったら、どうする?』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2022年 | 約200ページ | 初心者向け |
『嫌な気持ちになったら、どうする?』は、ネガティブな感情との付き合い方を考える入門書です。
中村英代は社会学者として、生きづらさや依存をテーマにした書き手です。
本作では、嫌な気持ちが起きたときの自分の反応を観察し直すヒントが、具体例で示されていきます。
中高生にも読みやすい平易な文体で、感情に振り回されにくくなるための「考え方の地図」を提供します。
「気分が落ち込みやすい」「自分の感情と距離をとりたい」という方に向く一冊です。
重い心理学書の前に手に取りたい、入り口としてやさしい本です。
小川洋子『物語の役割』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2007年 | 約150ページ | 初心者向け |
『物語の役割』は、芥川賞作家・小川洋子による物語論として読まれてきたロングセラーです。
小川洋子は『博士の愛した数式』などで知られる作家で、本作は氏の講演をまとめた一冊です。
本作では、人はなぜ物語を必要とするのか、書き手はなぜ書くのかが、静かな言葉で語られていきます。
物語を「読む」「書く」両方の側からの視点が編まれており、中高生にも大人にも届く構成です。
「文学が好き」「小説の書き方に興味がある」方に、長く読み返したくなる一冊です。
読書の意味を考え直したくなる、エッセイのような新書です。
社会・時事・リテラシーのおすすめちくまプリマー新書4選


ニュース・著作権・ヤングケアラー・フェミニズムなど、現代の社会テーマを中高生にも届く言葉でまとめた4作です。
学校で習わない領域を学び直したい大学生・大人にも入りやすい構成になっています。
- 『はじめてのニュース・リテラシー』(ちくまプリマー新書)
- 『18歳の著作権入門』(ちくまプリマー新書)
- 『ヤングケアラーってなんだろう』(ちくまプリマー新書)
- 『はじめてのフェミニズム』(ちくまプリマー新書)
白戸圭一『はじめてのニュース・リテラシー』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2021年 | 約220ページ | 初心者向け |
『はじめてのニュース・リテラシー』は、白戸圭一によるニュースの読み解き方の入門書です。
白戸圭一は元・新聞記者で、現在は大学でメディア論を教えている書き手です。
本作では、ネットとテレビと新聞の違い、フェイクニュースとの付き合い方など、現代のメディア環境が整理されていきます。
中高生・大学生がスマホで情報に触れるときの「物差し」を持つために向く一冊です。
「ニュースをどう信じればいいかわからない」と感じる方に、入り口として安心して薦められる本です。
授業の課題図書としても採用されやすい、入門書らしい一冊です。
福井健策『18歳の著作権入門』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2015年 | 約220ページ | 初〜中級者向け |
『18歳の著作権入門』は、福井健策によるSNS時代の著作権の入門書です。
福井健策は著作権・エンタメ法の第一線で活動する弁護士で、若い世代向けの解説書を多く書いてきました。
本作では、画像・動画・音楽の共有や引用、SNS投稿で起きうるトラブルが、具体例で整理されていきます。
中高生・大学生がスマホで何かを発信する前に押さえておきたい知識をコンパクトにまとめた構成です。
「SNSで発信したい」「同人活動を始めたい」という方に、まず読んでほしい一冊です。
学校の情報モラル教材としても採用しやすい本です。
渋谷智子『ヤングケアラーってなんだろう』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2018年 | 約220ページ | 初心者向け |
『ヤングケアラーってなんだろう』は、渋谷智子による現代の家族問題の入門書です。
渋谷智子は社会学者として、ヤングケアラーや介護の研究を続けてきた書き手です。
本作では、家族をケアしながら暮らす子ども・若者の実情が、当事者の声と研究データの両面から描かれます。
中高生・大学生だけでなく、教員や保護者が現代の家族の在り方を学び直すのにも適した構成です。
「ヤングケアラー」という言葉を初めて聞いた方に、入り口として薦めやすい一冊です。
学校で生徒のことを考えるときにも、職員室に置いておきたい本です。
デボラ・キャメロン『はじめてのフェミニズム』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2020年 | 約240ページ | 初〜中級者向け |
『はじめてのフェミニズム』は、デボラ・キャメロンによる海外フェミニズム入門の翻訳版です。
デボラ・キャメロンは英国の言語学者・社会学者で、フェミニズム理論の入門書を多く書いてきました。
本作では、フェミニズムの歴史と主要な立場の違いが、過剰に難しくならない言葉で整理されていきます。
用語に振り回されず、自分の言葉でフェミニズムを語れるようになりたい読者に向く構成です。
「フェミニズムを一冊だけ読んでみたい」という方に、最初の一冊として向きます。
ジェンダーをめぐる議論を整理し直したいときにも頼りになる本です。
心理・生き方・社会の悩みを考えるちくまプリマー新書4選


心理学・精神医学・発達特性・多文化共生など、自分と他者の関係を考えるための4作です。
テーマがテーマだけに中高生が一人で抱え込むのではなく、保護者・教員・大人と一緒に読むほうが理解が深まる本も含まれています。一冊で結論を出すより、対話の材料として扱うのがおすすめです。
なお、本記事は医療的な判断や診断を目的にしたものではありません。気になる症状や強い不安がある場合は、本だけで抱え込まず、身近な大人や専門機関に相談してください。
- 『はじめての精神医学』(ちくまプリマー新書)
- 『「死にたい」と言われたら 自殺の心理学』(ちくまプリマー新書)
- 『ぼくらの中の発達障害』(ちくまプリマー新書)
- 『やさしい日本語ってなんだろう』(ちくまプリマー新書)
村井俊哉『はじめての精神医学』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2021年 | 約230ページ | 初〜中級者向け |
『はじめての精神医学』は、村井俊哉が精神医学の全体像をやさしくまとめた入門書です。
村井俊哉は京都大学の精神医学教授で、専門知識を一般読者向けに翻訳する書き手として知られています。
本作では、精神医学とは何を扱う学問なのか、主要な病名と症状はどのように整理されているのかが、平易な文体で説明されます。
本テーマは中高生だけでなく、保護者や教員・周囲の大人と一緒に読むことで、本の理解がいっそう深まる内容です。
「こころの病を、まず基礎から学び直したい」方に、入り口として向く一冊です。
重い専門書の前に開いておきたい、地図のような本です。
末木新『「死にたい」と言われたら 自殺の心理学』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2020年 | 約240ページ | 中級者向け |
『「死にたい」と言われたら 自殺の心理学』は、自殺学の研究者・末木新による中高生向けの入門書です。
末木新は自殺予防の研究を続ける心理学者で、本作はそのテーマを若い読者向けにまとめた一冊です。
本作では、誰かから「死にたい」という言葉を向けられたとき、どう受け止めればいいかが、研究と経験の両面から整理されます。
テーマがテーマだけに中高生が一人で読み切るより、保護者・教員など信頼できる大人と一緒に読むほうが理解が深まる内容です。
「家族や友人に向き合うための言葉を学びたい」と思う方に、入り口として薦められる一冊です。
自分一人で抱え込まず、周囲の人と話題にしながら読みたい本です。
青木省三『ぼくらの中の発達障害』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2012年 | 約210ページ | 初〜中級者向け |
『ぼくらの中の発達障害』は、青木省三が「定型と非定型のあいだ」を考えるための入門書です。
青木省三は精神科医として、発達障害の臨床に長く関わってきた書き手です。
本作では、発達障害を「特別な異常」ではなく「定型からの連続」として捉える視点で、特性ごとの違いを整理していきます。
中高生・大学生本人だけでなく、教員・保護者など周囲の大人と一緒に読むことで、本の意図を取り違えにくくなる内容です。
「発達障害という言葉を立ち止まって考え直したい」という方に、入り口として薦められる一冊です。
本の主張を断定的に受け取らず、対話の材料として読むのに向きます。
岩田一成『やさしい日本語ってなんだろう』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2016年 | 約220ページ | 初心者向け |
『やさしい日本語ってなんだろう』は、岩田一成による多文化共生時代の日本語入門です。
岩田一成は日本語教育を専門にする研究者で、「やさしい日本語」の研究と普及を続けてきた書き手です。
本作では、外国人や子ども・高齢者にも届く日本語とはどんな言葉かが、具体例で解きほぐされていきます。
学校・職場・地域で多様な人と接する場面が増える時代に、コミュニケーションを見直すための入門書です。
「日本語を教える側」「外国の方と関わる仕事をしている」方に、最初の一冊として向きます。
中高生だけでなく、保護者・教員・地域の大人にも届く本です。
学び方・進路・勉強のおすすめちくまプリマー新書4選


大学生活・学習意欲・生命倫理・AIなど、進路と学びを考えるテーマがそろうジャンルです。
高校生・新大学生だけでなく、教員・保護者にも届く4冊を選びました。
- 『大学でどう学ぶか』(ちくまプリマー新書)
- 『勉強する気はなぜ起こらないのか』(ちくまプリマー新書)
- 『高校生のためのゲームで考える人工知能』(ちくまプリマー新書)
- 『はじめて学ぶ生命倫理 「いのち」は誰が決めるのか』(ちくまプリマー新書)
濱中淳子『大学でどう学ぶか』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2022年 | 約220ページ | 初〜中級者向け |
『大学でどう学ぶか』は、濱中淳子が高校生・大学新入生に向けて書いた大学生活の入門書です。
濱中淳子は教育社会学を専門にする研究者で、大学教育の現場を長く調べてきた書き手です。
本作では、大学とは何を学ぶ場所なのか、講義・ゼミ・サークル・就職活動とどう向き合うかが整理されていきます。
受験勉強の延長で「大学=正解を覚える場所」と思いがちな読者の前提を、丁寧に組み替えていく構成です。
「大学進学を控えている」「新大学生」の方に、長く役立つ一冊です。
保護者や教員が大学生世代の本人と話す材料としても向く本です。
外山美樹『勉強する気はなぜ起こらないのか』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2021年 | 約210ページ | 初心者向け |
『勉強する気はなぜ起こらないのか』は、外山美樹による学習動機論の入門書です。
外山美樹は心理学者として、教育心理学・学習動機の研究を続けてきた書き手です。
本作では、「やる気が出ない」状態を心理学の研究知見で読み解き、内発的・外発的動機づけの違いが整理されていきます。
中高生本人だけでなく、子どもの勉強と向き合う保護者・教員にも届くテーマ設計です。
「勉強のやる気が続かない」「子どもの学習意欲をどう支えるか悩んでいる」方に向く一冊です。
学校の三者面談の前後に読むと、話の材料が変わる本です。
三宅陽一郎『高校生のためのゲームで考える人工知能』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2019年 | 約290ページ | 中級者向け |
『高校生のためのゲームで考える人工知能』は、ゲームAI研究の第一人者2人によるAI入門です。
三宅陽一郎はゲームAI開発の第一人者、山本貴光は人文と理工を横断する書き手で、本作は両者の共著です。
本作では、ゲームの中で動くAIの仕組みを通して、人工知能とは何かを段階的に考えていきます。
プログラミング経験がない読者にも届く文体で、AIを「現象として捉える」入り口として書かれた構成です。
「AIの専門書はまだ早い」「ゲームを切り口にAIを考えたい」という方に向く一冊です。
高校生・大学生がレポート課題で扱うときにも役立つ本です。
小林亜津子『はじめて学ぶ生命倫理 「いのち」は誰が決めるのか』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2011年 | 約230ページ | 初〜中級者向け |
『はじめて学ぶ生命倫理 「いのち」は誰が決めるのか』は、小林亜津子による生命倫理の入門書です。
小林亜津子は生命倫理を専門にする研究者で、医療現場の事例を中高生にも届く言葉で書いてきました。
本作では、出生・延命・脳死・遺伝子診療など、いのちをめぐる現代の論点が事例とともに整理されていきます。
小論文や生命倫理の授業の課題図書としても採用されやすい、堅実な入門書です。
「医療系の進路を考えている」「いのちのテーマを真剣に考えたい」方に向きます。
授業や読書会の課題図書として使いやすい一冊です。
教養・歴史・文化のおすすめちくまプリマー新書4選


鬼・ファッション・宗教・日本語など、身近なテーマを文化史の視点で読み直せる4作です。
中高生・大学生のレポート課題にもそのまま使える題材がそろっています。
- 『鬼と日本人の歴史』(ちくまプリマー新書)
- 『東大ファッション論集中講義』(ちくまプリマー新書)
- 『世界の教科書でよむ<宗教>』(ちくまプリマー新書)
- 『「自分らしさ」と日本語』(ちくまプリマー新書)
小山聡子『鬼と日本人の歴史』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2023年 | 約260ページ | 初〜中級者向け |
『鬼と日本人の歴史』は、小山聡子による日本の鬼文化の通史です。
小山聡子は日本宗教史を専門にする研究者で、鬼や妖怪をめぐる文化史を多く書いてきた書き手です。
本作では、平安時代から現代までの「鬼」のイメージの変化が、史料に基づいて整理されていきます。
中高生にも入りやすい平易な文体で、日本史の入門・古典の副読本としても活用できます。
「日本史を文化の側面から学び直したい」方に、入り口として薦められる一冊です。
古典作品を読むときの「背景知識」としても役に立つ本です。
平芳裕子『東大ファッション論集中講義』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2024年 | 約230ページ | 初〜中級者向け |
『東大ファッション論集中講義』は、平芳裕子による服飾文化の入門書です。
平芳裕子はファッション研究の第一線で活動する研究者で、本作は東大の人気授業をもとにまとめられました。
本作では、近代から現代までの服飾文化が、社会・経済・ジェンダーといった視点とともに整理されていきます。
ファッションを「個人の好み」だけで終わらせず、文化と社会の表現として読み解く視点が学べる構成です。
「おしゃれは好きだけど、その背景まで知りたい」という方に、入り口として向く一冊です。
中高生・大学生のレポート課題にも応用しやすい本です。
藤原聖子『世界の教科書でよむ<宗教>』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2011年 | 約220ページ | 中級者向け |
『世界の教科書でよむ<宗教>』は、藤原聖子が世界の宗教教育を比較した入門書です。
藤原聖子は宗教学を専門にする研究者で、本作は世界各国の教科書を題材にした比較宗教学の試みです。
本作では、欧米・アジアの国々が学校で宗教をどう教えているかが、教科書の内容比較を通して整理されていきます。
日本の宗教観を相対化し、グローバルな視点で考える材料が一冊にまとめられた構成です。
「宗教というテーマを世界視点で考えたい」方に向く一冊です。
高校・大学の比較文化のレポートにもそのまま役立つ本です。
中村桃子『「自分らしさ」と日本語』(ちくまプリマー新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2021年 | 約230ページ | 初〜中級者向け |
『「自分らしさ」と日本語』は、中村桃子による言葉と自己表現の入門書です。
中村桃子は社会言語学を専門にする研究者で、言葉とジェンダー・アイデンティティの関係を研究してきました。
本作では、日本語の中の「らしさ」を表す表現が、性別・世代・立場とともにどう変わってきたかが整理されていきます。
自分の言葉づかいを別の角度から眺める、独特の読書体験ができる構成です。
「日本語に少し興味がある」「言葉と自分の関係を考えてみたい」方に向く一冊です。
言葉のテーマを学術寄りに読んでみたい方にちょうどよい本です。
ちくまプリマー新書の選び方と他のレーベルとの違い


ちくまプリマー新書は点数が多いので、近い性格の新書レーベルと比較しながら選ぶと迷いにくくなります。
ここでは、ちくま新書・ちくま学芸文庫・講談社現代新書・岩波新書と比較しながら、ちくまプリマー新書らしさを整理していきます。
ちくま新書と比べたとき
ちくま新書は一般読者向けの教養新書で、社会・思想・歴史を硬派に深掘りしたい大人向けのレーベルです。
中高生・大学生・初学者の最初の一冊として読みたい場合は、ちくまプリマー新書のほうがやさしい文体です。ちくま新書については、ちくま新書のおすすめ本20選で詳しく紹介しています。
ちくま学芸文庫と比べたとき
ちくま学芸文庫は学術書・古典の文庫化を中心に扱う、専門書よりのレーベルです。
やさしい入門書から始めたい場合は、ちくまプリマー新書のほうが入りやすい構成です。ちくま学芸文庫については、ちくま学芸文庫のおすすめ本22選で詳しく紹介しています。
講談社現代新書と比べたとき
講談社現代新書は社会・思想・歴史を扱う一般向け教養新書で、大人読者を中心に長く読まれてきました。
「読書感想文・小論文・進路選択」など中高生・大学生のテーマで一冊を探したい場合は、ちくまプリマー新書のほうが入り口として向きます。講談社現代新書のラインナップは、講談社現代新書のおすすめ本20選でまとめています。
岩波新書と比べたとき
岩波新書はアカデミックな書き手による硬派な教養新書で、大学生・社会人がじっくり読む一冊が中心です。
「やさしく学び直したい」「子どもにも薦められる本」を探している場合は、ちくまプリマー新書のほうが取り回しがよくなります。岩波新書のラインナップは、岩波新書のおすすめ本20選でまとめています。
ちくまプリマー新書のおすすめ本についてのよくある質問
ちくまプリマー新書のおすすめ本に関するよくある質問にお答えしていきます。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選


ちくまプリマー新書のような入門書を継続的に読むなら、サブスクの読書サービスをうまく組み合わせると効率が上がります。
移動中に本を聴けるAudible


Audibleは、通勤や家事の合間に耳で本を聴けるオーディオブックのサブスクです。
ちくまプリマー新書はAudibleで配信されている作品もあり、入門書を耳から取り入れる新しい読書習慣を作れます。
30日間の無料体験を活用すれば、まず1冊を試してから続けるかを判断できます。
\ 10万冊以上の本が聴き放題! /
※クリックすると公式サイトに飛びます
対象作品をまとめて読めるKindle Unlimited


Kindle Unlimitedは、対象書籍が月額で読み放題になる電子書籍のサブスクです。
ちくまプリマー新書はKindle Unlimitedの対象になっている作品もあり、時期によって入れ替わるラインナップから気になる入門書をまとめて試し読みできます。
購入前に複数冊を読み比べたい人にとって、コスパの高い選択肢です。
\ 500万冊の電子書籍が読み放題 /
※クリックすると公式サイトに飛びます
まとめ


ちくまプリマー新書は、哲学・社会・心理・学び方・教養と、入門の読書を横断できる若年読者向けの新書レーベルです。
本記事で紹介した20冊は、いずれもちくまプリマー新書らしい「やさしさと深さの両立」を備えており、最初の一冊として手に取りやすい本ばかりです。
| 書名 | ジャンル | 難易度 |
|---|---|---|
| はじめての哲学的思考 | 哲学 | |
| みんな違ってみんないいのか? | 哲学 | |
| 嫌な気持ちになったら、どうする? | 哲学 | |
| 物語の役割 | 哲学 | |
| はじめてのニュース・リテラシー | 社会 | |
| 18歳の著作権入門 | 社会 | |
| ヤングケアラーってなんだろう | 社会 | |
| はじめてのフェミニズム | 社会 | |
| はじめての精神医学 | 心理・生き方 | |
| 「死にたい」と言われたら | 心理・生き方 | |
| ぼくらの中の発達障害 | 心理・生き方 | |
| やさしい日本語ってなんだろう | 心理・生き方 | |
| 大学でどう学ぶか | 学び方 | |
| 勉強する気はなぜ起こらないのか | 学び方 | |
| 高校生のためのゲームで考える人工知能 | 学び方 | |
| はじめて学ぶ生命倫理 | 学び方 | |
| 鬼と日本人の歴史 | 教養・文化 | |
| 東大ファッション論集中講義 | 教養・文化 | |
| 世界の教科書でよむ<宗教> | 教養・文化 | |
| 「自分らしさ」と日本語 | 教養・文化 |
まずは気になるジャンルから一冊を選び、読み進めるなかで好きな書き手や領域を見つけていくと、ちくまプリマー新書の楽しみ方が広がっていきます。
中高生にも大人にも届く一冊として、最初の入門書に選んでみてください。
入門・教養新書を読む
学術・古典に進む
大学生・若年層向けに進む
※ 本記事に記載の書籍情報・価格・在庫状況は執筆時のものです。最新情報はAmazon等の販売ページでご確認ください。本記事はアフィリエイトリンクを含みます。



























