悩んでいる人文章がうまく書けない…。ブログもメールも、伝えたいことはあるのに言葉にならない。文章術の本って多すぎて、どれから読めばいいかわからない。
文章術の本はAmazonで検索すると3,000件以上ヒットするほど数が多く、基礎・ビジネス・コピーライティングとジャンルもバラバラで、自分に合った一冊を見つけるのが難しいジャンルです。
この記事では、文章術のおすすめ本を20冊、目的別に5つのカテゴリに分けて厳選しました。
本記事の内容は、下記のとおりです。
- 文章力の基礎が身につく本:唐木元・阿部紘久・本多勝一など定番の4冊
- 「伝わる」文章を書くための本:ビジネス文書・論理構成に強くなる4冊
- 書くモチベーションが変わるマインド系:書く習慣と向き合い方の4冊
- コピーライティング・名著:読者の心を動かす文章と一生モノの名著8冊
この記事を読めば、あなたが読みたい文章術の本が絶対に見つかるはずです。
今回はベストセラーの実践書から文豪の文章論まで、「読んだあとに本当に書き方が変わった」と実感できる本だけを選びました。
どの文章術本が自分に合うか迷ったら、まずは下の診断を試してみてください。
いくつかの質問に答えるだけで、あなたにぴったりの文章術本が見つかります。
✏️ あなたにぴったりの文章術本診断
Q1. 文章を書く目的は?
Q2. どんな文章力を伸ばしたい?
Q2. いまの悩みに近いのは?
Q3. どんなスタイルで学びたい?
あなたにおすすめの一冊は…
はじめに読むべき!文章力の基礎が身につくおすすめ本4選


まずは、文章力をゼロから鍛えるための基礎本から紹介します。
「書き方がわからない」を卒業するには、型を知ることが最短ルートです。
- 唐木元『新しい文章力の教室』(インプレス)
- 阿部紘久『文章力の基本』(日本実業出版社)
- 藤吉豊・小川真理子『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(日経BP)
- 本多勝一『日本語の作文技術』(朝日新聞出版)
唐木元『新しい文章力の教室』(インプレス)
「書きたいことはあるのに、手が動かない」。
その原因は才能ではなく、書く前の「準備」が足りていないだけです。
本書は、ナタリー編集長だった唐木元が社内トレーニングで磨き上げた「完読される文章」の書き方を体系化した一冊。
まず伝えたいことを箇条書きにし、主眼(テーマ)を設定してから構造を組み立てる。
このプロセスを身につけるだけで、書き出しで手が止まる問題がほぼ解消されます。
文章術の最初の一冊として、これ以上の入門書はありません。
「何から書けばいいかわからない」が口ぐせの方に、最初の一冊としておすすめです。
阿部紘久『文章力の基本』(日本実業出版社)
「短く書く」ことが、良い文章への最短距離だと教えてくれる一冊です。
本書では、77のルールを見開き2ページずつで解説。
「一文を短くする」「修飾語は被修飾語の直前に置く」「主語と述語をねじらない」といった基本中の基本を、豊富なビフォー・アフターの例文で示してくれます。
辞書のようにパラパラめくるだけでも学びがあり、文章を書くすべての人の手元に置いておきたい実用書です。
読むだけで「ダメな文章」を見抜く目が養われます。
ビジネスメールやレポートの質を底上げしたい方にとって、頼れるリファレンスです。
藤吉豊・小川真理子『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(日経BP)
文章術の本を100冊読む時間がなくても、この1冊が代わりをしてくれます。
ベストセラー100冊から抽出した「大事な順」ランキング形式で、文章術のエッセンスを凝縮。
1位の「文章はシンプルに」から40位まで、プロが共通して語るポイントが一覧できます。
どの文章術本を読むか迷っている段階なら、まずこの本で全体像をつかむのが効率的です。
「まずは1冊で文章術の全体像を把握したい」という方にぴったりです。
忙しくて何冊も読めない方が、最初に手に取るべき一冊です。
本多勝一『日本語の作文技術』(朝日新聞出版)
1982年の文庫化以来、40年以上にわたって売れ続ける超ロングセラーです。
本書の真骨頂は、句読点の打ち方を「技術」として言語化したこと。
「なんとなくリズムで打っている」句読点に、明確なルールがあると知るだけで文章が引き締まります。
助詞の「の」の連続を避ける方法、修飾語の配置順など、感覚ではなくロジックで日本語を組み立てる力が身につきます。
「なぜこの文章は読みにくいのか」を構造的に理解できるようになる古典的名著です。
句読点の打ち方に迷いがある方は、この本を読むと視界がクリアになります。
伝わる文章を書きたい人のためのおすすめ本4選


基礎を固めたら、次は「相手に正確に伝える」技術を磨きましょう。
論理的な構成力は、ビジネスでもアカデミックでも一生使えるスキルです。
- 倉島保美『書く技術・伝える技術』(あさ出版)
- バーバラ・ミント『考える技術・書く技術』(ダイヤモンド社)
- 山﨑康司『入門 考える技術・書く技術』(ダイヤモンド社)
- 木下是雄『理科系の作文技術』(中公新書)
倉島保美『書く技術・伝える技術』(あさ出版)
ビジネス文書やメールで「何が言いたいのかわからない」と言われたことがある人に、真っ先に読んでほしい一冊です。
「読み手の負担を最小にする」という原則を軸に、パラグラフ・ライティングの技法を丁寧に教えてくれます。
一つのパラグラフに一つの主題を置き、先頭の一文で結論を示す。
このシンプルなルールを守るだけで、報告書や企画書の説得力が段違いに上がります。
仕事で「伝わる文章」を書く必要がある全てのビジネスパーソンの必読書です。
上司や取引先に「わかりにくい」と言われた経験がある方に、最適の処方箋です。
バーバラ・ミント『考える技術・書く技術』(ダイヤモンド社)
マッキンゼー出身のバーバラ・ミントが体系化した「ピラミッド原則」の原典です。
結論を頂点に据え、根拠をピラミッド状に積み上げる構成法は、世界中のコンサルタントやビジネスパーソンに支持されています。
文章を書く前に「相手が知りたいこと」を起点に構造を設計する思考法は、プレゼンや提案書にもそのまま応用できます。
読み応えはありますが、論理的に考え、論理的に書く力を根本から鍛えてくれる一冊です。
企画書やプレゼン資料の構成でいつも迷う方にとって、思考の土台になる本です。
山﨑康司『入門 考える技術・書く技術』(ダイヤモンド社)
バーバラ・ミントの『考える技術・書く技術』は名著ですが、翻訳が硬く挫折する人も少なくありません。
本書はそのピラミッド原則を日本語のビジネスシーンに落としこんだ入門書です。
日本人が陥りがちな「結論を後回しにする癖」を具体例で指摘し、論理的な文書構成を身につけるステップを示してくれます。
原著を読む前のウォーミングアップとしても、単独で読む実用書としても優秀です。
ミントの原著に挫折した方や、日本語での実践例がほしい方に最適です。
木下是雄『理科系の作文技術』(中公新書)
タイトルに「理科系」とありますが、文系の人にもそのまま使える文章術の古典です。
「事実と意見を分ける」「一つの文に一つの情報」という原則は、レポートでも企画書でもブログでも通用します。
1981年の刊行以来、中公新書の累計発行部数トップクラスを走り続けているのは伊達ではありません。
薄い新書一冊に、正確で簡潔な文章を書くためのエッセンスが凝縮されています。
レポートや論文を書く学生だけでなく、正確な文章を求められるすべての人に手に取ってほしい名著です。
「正確に伝わる文章」の基準を持ちたい方に、長く手元に置いてほしい一冊です。
書くモチベーションが変わる!マインド系のおすすめ本4選


テクニックよりも先に、「書くことへの向き合い方」を変えたい人へ。
苦手意識やモチベーションの壁を取り払ってくれるのが、この4冊です。
- 田中泰延『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)
- 竹村俊介『書くのがしんどい』(PHP研究所)
- いしかわゆき『書く習慣』(クロスメディア・パブリッシング)
- スティーブン・キング『書くことについて』(小学館文庫)
田中泰延『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)
「バズる文章」「SEOに強い文章」ではなく、「自分が読みたい文章を書け」と言い切る異色の文章術本です。
元電通コピーライターの田中泰延が、24年間の会社員生活を経てたどりついた結論は、とにかくシンプル。
「誰かのために書く」のをやめて、「自分が読んで面白いかどうか」を基準にする。
その割り切りが、書くことへのプレッシャーをふっと軽くしてくれます。
書くことに疲れたときに読むと、もう一度書きたくなる本です。
「何を書けばいいかわからない」と立ち止まっている方に、最初に読んでほしい一冊です。
竹村俊介『書くのがしんどい』(PHP研究所)
タイトルそのまま、「書くのがつらい」すべての人に寄り添う一冊です。
ダイヤモンド社の編集者である竹村俊介が、「書けない理由」を10パターンに分類し、それぞれに処方箋を示してくれます。
「完璧を目指すから書けない」「構成を考えすぎて手が止まる」。
心当たりのある悩みが必ず見つかり、読み終わるころには「とりあえず書いてみよう」と思えるはずです。
テクニック本の前に読むべき「書くことへの心理的ハードルを下げる本」です。
書くことに苦手意識がある方に、心をほぐしてくれる一冊としておすすめです。
いしかわゆき『書く習慣』(クロスメディア・パブリッシング)
文章力以前に、そもそも「書く習慣」が続かない。
そんな悩みに応えてくれるのが、ライター・いしかわゆきの本書です。
「うまく書こうとしない」「完璧を捨てる」「まず3行でいい」というハードルの低さが、書く習慣をつける最大のコツだと教えてくれます。
SNSやブログで発信を始めたいけれど、最初の一歩が踏み出せない人にとって、やさしく背中を押してくれる一冊。
「書きたい気持ちはあるのに続かない」方にとって、習慣化のきっかけになる本です。
スティーブン・キング『書くことについて』(小学館文庫)
『シャイニング』『IT』で知られるホラーの帝王が、自らの半生と執筆哲学を語った名著です。
前半は回想録、後半は「副詞を削れ」「受動態を避けろ」「毎日書け」といった実践的なアドバイスが並びます。
文章指南書でありながら、一人の作家の壮絶な人生を追う読み物としても圧倒的に面白い。
小説やエッセイなど「読ませる文章」を書きたい人にとって、プロの覚悟と技術を同時に学べる稀有な一冊です。
「書く仕事」に本気で向き合いたいと思ったときに読むべき一冊です。
読者の心を動かすコピーライティングのおすすめ本4選


正確に伝えるだけでなく、読者の感情を動かしたい。
「売れる言葉」「刺さるコピー」の技術を学べる4冊を紹介します。
- メンタリストDaiGo『人を操る禁断の文章術』(かんき出版)
- 大橋一慶『セールスコピー大全』(ぱる出版)
- 佐々木圭一『伝え方が9割』(ダイヤモンド社)
- 川上徹也『キャッチコピー力の基本』(日本実業出版社)
メンタリストDaiGo『人を操る禁断の文章術』(かんき出版)
「文章とは、読む人の心を動かし、行動を起こさせるためにある」。
DaiGoが心理学の知見をベースに編み出した「人を動かす文章の7つのトリガー」は、ブログ・SNS・広告のどれにも応用できます。
「あれもこれも伝えたい」を捨て、ワンメッセージに絞る技術。
読後に「何かを書きたくなる」衝動が起きるのは、この本ならではの魔力です。
読者を動かす文章の原理原則を、最も手軽に学べる一冊です。
ブログやSNSで「読まれる文章」を書きたい方の入門書としておすすめです。
大橋一慶『セールスコピー大全』(ぱる出版)
これまで1,000件以上の広告に携わり、総計100億円以上の売上に貢献したセールスコピーライターの集大成です。
「売れるキャッチコピーの型」が具体例とセットで大量に収録されており、辞書のように使えます。
「そもそもなぜ人はお金を払うのか」という本質にまで踏みこんでいる点が、他のコピーライティング本との違いです。
LP・広告・ECサイトの文章を書く人だけでなく、ブログのタイトルや見出しを磨きたい人にも役立ちます。
「売れる言葉」の引き出しを増やしたい方にとって、手元に置いておきたい辞書的な一冊です。
佐々木圭一『伝え方が9割』(ダイヤモンド社)
シリーズ累計200万部を突破した、日本で最も売れた「伝え方」の本です。
「ノー」を「イエス」に変える3ステップは、文章だけでなく日常会話やメールにもすぐ活かせます。
「相手のメリットを先に伝える」「選択の自由を与える」といったテクニックは、一度知ると手放せません。
本格的なコピーライティングの前に、「伝え方」の基礎体力をつけるのに最適な入門書です。
仕事でもプライベートでも「お願い上手」になりたい方に、まず読んでほしい一冊です。
川上徹也『キャッチコピー力の基本』(日本実業出版社)
ブログのタイトル、SNSの投稿、プレゼンの見出し。
短い言葉で人の目をとめる力は、あらゆる場面で求められます。
本書は77のテクニックを実例付きで紹介し、「引きのあるフレーズ」を量産するための思考法を教えてくれます。
「数字を入れる」「問いかけにする」「常識を否定する」など、すぐに使えるパターンが豊富です。
「長い文章は書けるけど、タイトルや見出しが弱い」と感じている方におすすめです。
ブログ記事やSNS投稿の「最初の一行」で読者をとめたい方に最適です。
一生モノの名著!文章と向き合うおすすめ本4選


テクニックのさらに先にある、「書くとは何か」を問いかけてくれる名著たちです。
何年経っても読み返すたびに発見がある、一生つきあえる4冊を紹介します。
- 古賀史健『取材・執筆・推敲』(ダイヤモンド社)
- 辰濃和男『文章のみがき方』(岩波新書)
- 谷崎潤一郎『文章読本』(中公文庫)
- 松尾茂起『沈黙のWebライティング』(エムディエヌコーポレーション)
古賀史健『取材・執筆・推敲』(ダイヤモンド社)
『嫌われる勇気』の共著者・古賀史健が、ライターという職業の全工程を一冊にまとめた大著です。
取材で何を聞くか、執筆でどう構成するか、推敲でどこを削るか。
「書く」だけでなく、その前後のプロセスまで含めた「書く人の教科書」として、圧倒的な網羅性を誇ります。
500ページを超えるボリュームですが、古賀史健の文章自体が極めて読みやすく、読了までスルスルと進みます。
プロのライターを目指す人にとって、これ一冊あれば他はいらないと思えるほどの名著です。
ライターとして一段上を目指したい方にとって、最高の教科書です。
辰濃和男『文章のみがき方』(岩波新書)
文章上達のための38個のヒントを、文章の達人たちの言葉を引用しながら紹介する新書です。
各章の冒頭に文豪や哲学者の名言を引き、そこから話を広げていく構成が秀逸で、読み物としても面白い。
「とにかく書く」「削る」「五感で書く」など、どのヒントもシンプルですが、それだけに何度読んでも新しい気づきがあります。
各章末の推薦図書リストを辿れば、さらに読書の幅を広げることもできます。
言葉を磨く喜びを味わいたい方に、ゆっくり読んでほしい一冊です。
谷崎潤一郎『文章読本』(中公文庫)
『細雪』『痴人の愛』で知られる文豪・谷崎潤一郎が、日本語の美しさと文章の本質を語った古典です。
「文章とは実用だけでなく、音とリズムの芸術でもある」という谷崎の主張は、ビジネスライティングとは対極にある世界。
しかし、一文の響きやリズムに意識を向けるだけで、文章の質は確実に変わります。
「伝わる文章」の先にある「美しい文章」を目指したい人にとって、避けては通れない名著です。
日本語の「音の美しさ」に目覚めたい方にとって、新しい扉を開いてくれる一冊です。
松尾茂起『沈黙のWebライティング』(エムディエヌコーポレーション)
Webライティングの世界で最も売れている一冊です。
SEO対策と読者に刺さる文章術を、漫画テイストのストーリー形式で学べるのが最大の特徴。
検索エンジンに評価される記事の書き方から、読者の感情を動かすライティング技法まで、Web上で文章を書く人に必要な知識が網羅されています。
ブログ運営者やWebライターにとって、SEOと文章力を同時に鍛えられる必読書です。
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まとめ


文章術の本は、基礎を学ぶ入門書からプロの哲学にふれる名著まで、幅広く存在します。
大切なのは、「どれが正解か」を探すのではなく、いまの自分の悩みに合った一冊を手に取ることです。
書き方がわからないなら『新しい文章力の教室』。
読者を動かしたいなら『人を操る禁断の文章術』。
書くことに疲れたなら『読みたいことを、書けばいい。』。
一冊の文章術本が、これからの何百本の文章を変えてくれます。

















