悩んでいる人独学で何かを学びたいけど、効率のいいやり方がわからない…。勉強法の本って種類が多すぎて、自分に合うのがどれなのか見当もつかない。
独学に関する本はAmazonで検索すると数百冊がヒットし、「方法論」「思考法」「習慣化」「教養」とジャンルもバラバラで、自分に必要な一冊を見つけるのが難しいジャンルです。
この記事では、独学のおすすめ本を15冊、目的別に5つのカテゴリに分けて厳選しました。
本記事の内容は、下記のとおりです。
- 独学の方法論が学べる本:独学大全・独学の技法など定番の3冊
- 自分の頭で考える力を鍛える思考法の本:知的複眼思考法・独学の思考法など3冊
- インプット&アウトプットの効率を上げる本:樺沢紫苑の大全シリーズなど3冊
- 学び続けるマインドと古典的名著:勉強の哲学・学問のすゝめなど6冊
この記事を読めば、あなたが読みたい独学の本が絶対に見つかるはずです。
今回は「読んだだけ」で終わらず、学び方そのものが変わった本だけを選びました。
教養を広く深めたい方には、こちらの記事もおすすめです。


どの独学本が自分に合うか迷ったら、まずは下の診断を試してみてください。
いくつかの質問に答えるだけで、あなたにぴったりの独学本が見つかります。
まずはここから!独学の方法論が学べるおすすめ本3選


最初に紹介するのは、独学の「やり方」そのものを教えてくれる3冊です。
独学は才能ではなく技術です。
正しい方法を知るだけで、学びの速度も深さもまるで変わります。
- 読書猿『独学大全』(ダイヤモンド社)
- 山口周『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)
- 柳川範之『東大教授が教える独学勉強法』(草思社)
読書猿『独学大全』(ダイヤモンド社)
「学びたいことはあるのに、何から手をつければいいかわからない」。
その悩みを正面から受けとめてくれるのが、この一冊です。
本書では、古代ギリシアから最新の認知科学まで、独学に使える55の技法を体系的にまとめています。
目標の立て方、資料の探し方、読解術、記憶術まで、学びのプロセスをすべてカバーしています。
788ページの分厚さですが、辞書のように必要なところだけ拾い読みできる構成です。
独学の「地図」がほしい人にとって、これ以上の入門書はありません。
「何からどう学べばいいかわからない」が口ぐせの方に、最初の一冊としておすすめです。
山口周『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)
ビジネスの現場で使える「武器としての知識」を身につけたい人のための一冊です。
本書は「戦略→インプット→抽象化・構造化→ストック」の4ステップで独学の全体像を描きます。
著者の山口周はコンサルタント出身で、哲学・歴史・心理学といったリベラルアーツを独学で身につけた経験をもとに書いています。
「ジャンルを横断して学ぶ」という発想は、専門分野に閉じがちな社会人に刺さります。
学んだ知識をビジネスの武器に変えたい人には、この本が最適です。
社会人になってからの学び直しに、実践的なフレームワークがほしい方に最適の一冊です。
柳川範之『東大教授が教える独学勉強法』(草思社)
独学で大学に入り、経済学の教授になった著者が、学びの本質を語る一冊です。
「なぜ勉強するのか」「独学のメリットは何か」「勉強を始める前にやるべきこと」など、学びに向き合う姿勢そのものを丁寧に教えてくれます。
ページ数は少なめで、2時間ほどで読みきれます。
テクニックよりも「学ぶことの意味」を考えたいときに手に取りたい一冊です。
独学を始めるかどうか迷っている段階の人にこそ読んでほしい本です。
薄い本ですが、読むと「学びたい」という気持ちに火がつく、そんな一冊です。
自分の頭で考える力を鍛える思考法のおすすめ本3選


知識をインプットするだけでは、独学は完成しません。
「自分の頭で考える力」を鍛えることで、学びの質が一段上がります。
- 山野弘樹『独学の思考法』(講談社)
- 苅谷剛彦『知的複眼思考法』(講談社)
- ちきりん『自分のアタマで考えよう』(ダイヤモンド社)
山野弘樹『独学の思考法』(講談社)
「正解のない問いに、自分なりの答えを出す力」を鍛えるための一冊です。
本書は、独学における「探究のための思考法」を体系的に解説しています。
著者は哲学研究者で、アカデミックな知見をベースにしながらも、ビジネスパーソンにも使える形に落としこんでいます。
「1を聞いて10を知る」ための考え方が、具体的なステップで示されています。
知識を集めるだけでなく、そこから自分の考えを生み出したい人に向いています。
「たくさん読んでいるのに自分の意見が出てこない」と感じたときに読んでほしい一冊です。
苅谷剛彦『知的複眼思考法』(講談社)
物事をひとつの視点だけで見てしまう癖を直したい人に贈る、東大教授の思考トレーニング本です。
本書のテーマは「ステレオタイプ思考から脱却し、複数の視点で考える力を身につけること」です。
情報の読み方、問いの立て方、論理の組み立て方まで、大学のゼミのような密度で学べます。
1996年の刊行以来、ロングセラーを続けているのも納得の内容です。
「なんとなく正しそう」で終わらせず、自分の頭で判断する力が身につきます。
ニュースや本を読んでも「ふーん」で終わってしまう方に、考える力のトレーニングとしておすすめです。
ちきりん『自分のアタマで考えよう』(ダイヤモンド社)
「知識」と「思考」の違いを明確にしてくれる一冊です。
社会派ブロガーとして知られるちきりんが、「知っている」と「考えている」はまったく別物だと繰り返し説いています。
データの見方、意思決定のフレームワーク、判断基準の作り方など、日常で使える思考ツールが詰まっています。
文章はやさしく、読書初心者でもすらすら読めます。
思考停止から抜け出す第一歩として、とてもいい本です。
「正解を調べる」のではなく「自分で考える」習慣をつけたい方にぴったりの入門書です。
思考法をさらに深めたい方は、哲学の名著にもふれてみてください。


効率的に知識を吸収するインプット&アウトプットのおすすめ本3選


独学で意外と見落としがちなのが、「読んだのに覚えていない」問題です。
インプットとアウトプットの両方を意識するだけで、学びの定着率は劇的に変わります。
- 樺沢紫苑『インプット大全』(サンクチュアリ出版)
- 樺沢紫苑『アウトプット大全』(サンクチュアリ出版)
- アーリック・ボーザー『Learn Better』(英治出版)
樺沢紫苑『インプット大全』(サンクチュアリ出版)
「読む・聴く・見る」すべてのインプットの質を上げてくれる一冊です。
精神科医の著者が脳科学の知見をベースに、「ただ読む」から「学びが残る読み方」への転換法を具体的に解説しています。
80の実践テクニックが図解つきで紹介されており、今日から使えるものばかりです。
読書だけでなく、セミナーや動画学習にも応用できるのが強みです。
「たくさん読んでいるのに身につかない」を解消したい人の必読書です。
「読んだのに覚えてない…」が口ぐせの方に、最初の一冊としておすすめです。
樺沢紫苑『アウトプット大全』(サンクチュアリ出版)
「インプット大全」の姉妹編で、学んだ知識を行動に変えるための一冊です。
本書のメッセージはシンプルです。インプットとアウトプットの比率は3:7が最適だという点です。
「話す」「書く」「行動する」の3軸で、80のアウトプット法が紹介されています。
ノートの取り方、ブログの書き方、プレゼンのコツまで、すぐに実践できる内容です。
学んだことを「自分のもの」にしたい人にとって、手放せない実用書です。
インプット大全とセットで読むと、独学の「入口」と「出口」が両方揃います。
アーリック・ボーザー『Learn Better』(英治出版)
「学び方」そのものを科学的に検証した、アメリカ発の学習科学の入門書です。
著者のボーザーは学習障害を抱えた経験から、「なぜ人は学べないのか」「どうすれば学びは深まるのか」を徹底的に調査しました。
価値を見いだす、目標を決める、能力を伸ばす、発展させる、関係づける、再考するという6つのステップで、学習の全プロセスを解説しています。
エビデンスに基づいた学習法を知りたい人には、世界的なベストセラーであるこの本が最適です。
「がんばっているのに成果が出ない」の原因を、科学的に突きとめたい方に読んでほしい一冊です。
根性論ではなく、科学的な裏づけのある学習法を知りたい方にぴったりの一冊です。
学び続けるマインドと習慣をつくるおすすめ本3選


テクニックだけでは、独学は長続きしません。
「学び続ける」ために必要なのは、モチベーションではなくマインドセットと習慣です。
- 中原淳『働く大人のための「学び」の教科書』(かんき出版)
- 千葉雅也『勉強の哲学』(文藝春秋)
- 読書猿ほか『独学の教室』(集英社)
中原淳『働く大人のための「学び」の教科書』(かんき出版)
「社会人になったら勉強の仕方がわからなくなった」。
そんな悩みに応えてくれるのが、立教大学教授の中原淳による本書です。
大人の学びは「背伸び→振り返り→つながり」の3原則で成り立つと著者は説きます。
学生時代の勉強とは違い、仕事と両立しながら学び続けるための具体的な方法が書かれています。
社会人の学び直しの「教科書」として、手元に置いておきたい一冊です。
「学生時代とは違う学び方」を知りたい社会人に、最初に手に取ってほしい一冊です。
千葉雅也『勉強の哲学』(文藝春秋)
「勉強するとはどういうことか」を哲学的に掘り下げた、異色の学習論です。
著者の千葉雅也は哲学者で、「勉強とは、これまでのノリから自由になること」だと定義しています。
勉強によって自分が変わり、周囲とのズレが生まれる。そのプロセスを肯定しながら、どう学びを深めていくかを論じています。
一般的な勉強法の本とはまったく違う切り口で、読後に学びへの向き合い方が変わります。
「なぜ勉強するのか」に立ち返りたくなったとき、手に取るべき一冊です。
効率や成果から一歩離れて、学ぶことの本質を考えたい方に読んでほしい名著です。
読書猿ほか『独学の教室』(集英社)
読書猿、佐藤優、永江朗など、14名の独学の達人たちが「学びの魅力」を語るアンソロジーです。
雑誌『kotoba』の人気特集を新書化したもので、それぞれの独学体験がコンパクトにまとまっています。
独学の方法論だけでなく、「なぜこの人は学び続けるのか」という動機に触れられるのが魅力です。
どのエッセイも短いので、気になる人から読み始められます。
モチベーションが下がったときに読むと、再び学ぶ気力が湧いてきます。
独学の先輩たちの体験談に触れたいときに、気軽に手に取れる一冊です。
一生の教養になる独学の古典的名著おすすめ本3選


ここからは、時代をこえて読みつがれてきた「学び」の古典を紹介します。
新しい本にはないスケールの大きさと、根源的な問いかけがあります。
- 渡部昇一『知的生活の方法』(講談社)
- 福沢諭吉『学問のすゝめ』(岩波書店)
- ショウペンハウエル『読書について』(岩波書店)
渡部昇一『知的生活の方法』(講談社)
「知的に生きるとはどういうことか」を追究した、日本の教養書の古典です。
英語学者の渡部昇一が、読書環境の整え方、時間の使い方、知的生産の習慣について語っています。
「本を読むこと」を人生の中心に据えた生き方の具体像が描かれています。
1976年の刊行から50年近くが経ちますが、今読んでも色あせない知的刺激に満ちています。
独学を一時的なブームではなく、一生続くライフスタイルにしたい人の必読書です。
「学び」を単なるスキルアップではなく、人生そのものにしたい方に読んでほしい一冊です。
福沢諭吉『学問のすゝめ』(岩波書店)
「天は人の上に人を造らず」で始まる、日本で最も有名な学びの書です。
福沢諭吉がこの本で訴えたのは、「学問こそが人生の差をつくる」というシンプルなメッセージです。
明治時代の本ですが、現代語訳版なら読みやすく、独学のモチベーション本としても機能します。
なぜ学ぶのか、学ぶことで何が変わるのか。その問いに150年前から答えを出している一冊です。
学ぶ意義を原点から問い直したいときに、何度でも立ち返りたい名著です。
独学の出発点に立ち返りたいときに、静かに背中を押してくれる一冊です。
ショウペンハウエル『読書について』(岩波書店)
「読書は他人にものを考えてもらうことだ」。
ドイツの哲学者ショウペンハウエルが、読書と思考の関係を鋭く問いかけた古典です。
多読の危うさ、良書の選び方、思索の重要性について、痛烈な警句が並んでいます。
独学で本をたくさん読むようになったタイミングで読むと、「読むとは何か」を改めて考えさせられます。
速読や多読に飛びつく前に、この一冊で「読書の質」を問い直してほしいです。
速読や多読に疲れたときに読むと、読書観がリセットされる名著です。
古典文学に興味が湧いた方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。


本をお得に効率よくインプットするコツ2選


独学に本は欠かせませんが、1冊ずつ買うとコストがかかります。
ここでは、月額定額で大量の本にアクセスできる2つのサービスを紹介します。
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今回紹介した本の中では『独学大全』『アウトプット大全』『インプット大全』などがAudibleで聴けます。
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まとめ


今回は、独学のおすすめ本を15冊紹介しました。
大切なのは、15冊すべてを読むことではなく、いまの自分に必要な一冊を選んで実践することです。
何から始めていいかわからないなら『独学大全』。
考える力を鍛えたいなら『知的複眼思考法』。
学びの意味を問い直したいなら『勉強の哲学』。
一冊の独学本が、これからの学びの質を根本から変えてくれます。




















