悩んでいる人鷲田清一の本はテーマが幅広く、最初の一冊を決めにくい…。
鷲田清一は、臨床哲学、身体論、ファッション論を日常のことばから考える哲学者です。
この記事では、初心者向けの入口から臨床哲学と身体論の代表作まで、15冊をランキングで紹介します。
哲学・思想・文学を中心に2,000冊以上読んできた僕が、何がわかる本かと次に読む本を短く整理しました。
最初の一冊を選び、そこから「聴く」哲学か身体とファッションの思想へ進む順番を決められます。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
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本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
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kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
哲学全体の入口も知りたい人は、哲学のおすすめ本30選も参考にしてください。
1位:『じぶん・この不思議な存在』(鷲田清一)
「じぶん」を、固定した実体ではなく他者との関係から考える入門書です。
鷲田清一が専門用語を抑え、身近な違和感から哲学の問いへ導きます。
自分は一人で完結せず、他者とのあいだで揺れ動く存在だという視点をたどれます。
鷲田清一の考え方と文体に、初めてふれる人が最初に読む一冊に向きます。
2位:『「待つ」ということ』(鷲田清一)
効率化のなかで失われる「待つ」時間の意味を考える本です。
鷲田清一が哲学と臨床の視点を往復し、他者に対して開かれる受動性を論じます。
即時の応答を求める社会と、結果を支配せずに相手を待つ態度の違いを追えます。
急いで答えを出す習慣を見直し、人との関わり方を考えたい人に向きます。
3位:『哲学の使い方』(鷲田清一)
哲学を知識で終わらせず、生活の問いを考えるために使う方法を示す本です。
鷲田清一が、ことばの意味を立ちどまって考える臨床哲学の姿勢を解説します。
「ある」という日常語から、当たり前に見える前提を問い直す思考の進め方がわかります。
哲学書を読むだけでなく、日々の対話や迷いに哲学を活かしたい人に向きます。
4位:『「ぐずぐず」の理由』(鷲田清一)
「ぐずぐず」や「もたもた」といった擬態語から、身体感覚を考える哲学エッセイです。
鷲田清一が日本語の響きと動きを手がかりに、ことばと身体の関係を読み解きます。
動きの速さやためらいを表す語が、身体の状態をどのように伝えるかを追えます。
日本語の感覚から哲学へ入り、鷲田の身体論へ進みたい人に向きます。
5位:『ちぐはぐな身体』(鷲田清一)
自分の身体を自分のものと言い切れない「ちぐはぐさ」を考える本です。
鷲田清一が現象学の視点から、身体とファッションの関係を日常の行為に即して論じます。
服を着ること、鏡を見ること、化粧をすることが、自己と他者の境界をどう作るかを追えます。
ファッションを好みや流行だけでなく、身体の哲学として読みたい人に向きます。
6位:『モードの迷宮』(鷲田清一)
モードを手がかりに、「わたし」とは何かを問い直すファッション哲学の本です。
鷲田清一が現象学とモード論を結び、装いと自己像の関係を論じます。
シャネル、川久保玲、三宅一生の仕事を通して、服が身体の見え方をどう変えるかを考えます。
『ちぐはぐな身体』より学術的な議論へ進み、鷲田の身体論を深めたい人に向きます。
7位:『悲鳴をあげる身体』(鷲田清一)
現代人が身体へ加える行為から、身体を所有するという前提を問い直す本です。
鷲田清一が身体論と現象学によって、自己と身体のずれを読み解きます。
ピアス、タトゥー、拒食などを通して、「身体は自分のもの」という考えの限界を追います。
新書から鷲田の身体論に入り、現代の身体感覚を考えたい人に向きます。
8位:『ひとはなぜ服を着るのか』(鷲田清一)
服を着る行為に含まれる自己表現、役割、身体への不安を考える本です。
鷲田清一がファッションの日常的な事例から、自己と社会の関係を解きほぐします。
制服、流行、ブランドが、自分の身体と社会から見られる自分をどう結ぶかを追えます。
専門用語の少ない本から、ファッション哲学の入口をつかみたい人に向きます。
9位:『「聴く」ことの力』(鷲田清一)
話すことではなく、相手のことばを聴く行為の哲学的な力を考える本です。
鷲田清一が臨床哲学とケアの現場を通して、受け手に徹する対話を論じます。
相手の問題を急いで解決するのではなく、ことばを受けとめることが関係をどう変えるかを追えます。
ケアや対人援助に携わる人、日常の対話を見直したい人に向きます。
10位:『〈弱さ〉のちから』(鷲田清一)
弱さを克服すべき欠点ではなく、人と人を結ぶ力として考える本です。
鷲田清一がケアの現場で交わされることばを拾い、強さを求める社会を問い直します。
他人に迷惑をかけないことより、支えられたことへ感謝する関係がどう人をつなぐかを追えます。
組織や社会を、強い人が引っ張るという見方以外から考えたい人に向きます。
11位:『しんがりの思想』(鷲田清一)
先頭ではなく最後尾を守る「しんがり」から、組織と社会を考える本です。
鷲田清一が反リーダーシップの視点を示し、縮小する社会で支える人の役割を論じます。
撤退の最後尾を守る言葉を通して、成果を急ぐリーダー像とは別の責任を追えます。
先頭に立つことだけが貢献ではないと知り、組織の中での役割を考えたい人に向きます。
12位:『京都の平熱』(鷲田清一)
観光地ではなく、そこで暮らす人の日常から京都を読む都市エッセイです。
鷲田清一が路線バスで市内をたどる構成を取り、哲学者の視線で都市を観察します。
バス停ごとに立ち止まり、表通りだけでは見えない生活の温度を拾っていきます。
長い哲学論文よりエッセイから鷲田のものの見方にふれたい人に向きます。
13位:『「透明」になんかされるものか――鷲田清一エッセイ集』(鷲田清一)
鷲田清一の社会と暮らしへの視線を60本の文章でたどるエッセイ集です。
朝日出版社が、鷲田のエッセイ60本をまとめた書籍として刊行しています。
短い文章を行き来しながら、鷲田が日常のことばや出来事から問いを立てる過程を追えます。
長い哲学書の前に、エッセイから鷲田の思考と文体へ入りたい人に向きます。
14位:『〈ひと〉の現象学』(鷲田清一)
顔、こころ、親しみ、恋、所有、死から「ひと」の存在を考える現象学の本です。
鷲田清一が半世紀にわたる思索を、人と人の関係を軸に体系的にまとめています。
人は心や身体を単独で所有するのではなく、まなざしと関係のなかで存在するという論点を追えます。
入門書を数冊読んだあと、鷲田の身体論と臨床哲学の全体を深めたい人に向きます。
15位:『まなざしの記憶』(植田正治・鷲田清一)
植田正治の写真と鷲田清一の文章が、人を見ることの記憶を照らし合うフォトエッセイです。
写真家の植田正治と哲学者の鷲田清一が、写真とことばを一冊の中で対話させています。
砂丘に立つ人物の写真とエッセイを往復し、見る側と見られる側の距離を考えられます。
活字だけの哲学書とは異なる入口から、鷲田の「まなざし」への思索にふれたい人に向きます。
鷲田清一を理解するための3つのキーワード


鷲田清一の著書を読む前に、3つのキーワードを押さえておくと理解がぐっと深まります。
臨床哲学…現場から考える哲学
鷲田が大阪大学で提唱した「臨床哲学」は、病院や福祉施設、学校など人が実際に悩んでいる現場に哲学を持ちこむ試みです。
哲学者が答えを出すのではなく、当事者の声を聴き、一緒に考える。
この姿勢は『「聴く」ことの力』や『〈弱さ〉のちから』に色濃くあらわれています。
身体論…「着る」「触れる」から自分を問い直す
鷲田の身体論は、身体を「所有するもの」ではなく「経験されるもの」として描き直すところに特徴があります。
フッサールやメルロ=ポンティから受け継いだ現象学的な手法で、ファッション、化粧、ピアスといった身近な題材を分析していきます。
『ちぐはぐな身体』『モードの迷宮』『悲鳴をあげる身体』がこの系列の著作です。
「待つ」の哲学…受動性と他者への信頼
鷲田はしばしば「待つ」「ぐずぐずする」「しんがりに立つ」といった受動的な態度のなかに、積極的な意味を見出します。
効率や成果を求める現代社会のなかで、あえて立ち止まること、受け身でいること。
その姿勢が『「待つ」ということ』や『しんがりの思想』の根幹をなしています。
鷲田思想を知りたい方は、現代思想のおすすめ本12選もあわせて参考にしてみてください。
鷲田清一のおすすめ本についてのよくある質問


鷲田清一の本を選ぶ際によく寄せられる質問に回答します。
鷲田清一の本をお得に効率よくインプットするコツ2選


鷲田清一の本は、耳と電子書籍を使い分けると生活の中で読み進めやすくなります。
移動時間を読書に変えるAudibleプレミアム


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まとめ:鷲田清一のおすすめ本ランキング15選


15冊のランキングを、書名、著者、ジャンルとともに一覧へまとめました。
| ランキング | 書名 | 著者 | ジャンル | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | じぶん・この不思議な存在 | 鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 | |
| 2位 | 「待つ」ということ | 鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 | |
| 3位 | 哲学の使い方 | 鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 | |
| 4位 | 「ぐずぐず」の理由 | 鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 | |
| 5位 | ちぐはぐな身体 | 鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 | |
| 6位 | モードの迷宮 | 鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 | |
| 7位 | 悲鳴をあげる身体 | 鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 | |
| 8位 | ひとはなぜ服を着るのか | 鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 | |
| 9位 | 「聴く」ことの力 | 鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 | |
| 10位 | 〈弱さ〉のちから | 鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 | |
| 11位 | しんがりの思想 | 鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 | |
| 12位 | 京都の平熱 | 鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 | |
| 13位 | 「透明」になんかされるものか――鷲田清一エッセイ集 | 鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 | |
| 14位 | 〈ひと〉の現象学 | 鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 | |
| 15位 | まなざしの記憶 | 植田正治・鷲田清一 | 臨床哲学・身体論 |
おすすめ度は、初めて読む人の入りやすさと、作品のテーマを考える深さをもとにした本記事独自の目安です。
次の作家へ広げるなら、フッサールのおすすめ本も参考にしてください。























