悩んでいる人エッセイを読んでみたいけど、笑える系?感動系?暮らし系?種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない…。
エッセイは著者の人柄がダイレクトに出るぶん、合わない本を引くとただ退屈なだけ。その不安、よくわかります。
この記事では、笑えるユーモア系から心にしみる感動作、旅・食・暮らし・人生観まで、目的別にエッセイのおすすめ本を33冊厳選しました。
本記事の内容は、下記のとおりです。
- 初心者にもおすすめの定番エッセイ:まず読むべき5冊
- 笑える・泣ける・旅に出たくなる:目的別のおすすめ本
- 食・お酒・暮らし:日常をもっと好きになるエッセイ
- 人生観が変わる名エッセイ:一生ものの4冊
この記事を読めば、あなたが読みたい一冊が絶対に見つかるはずです。
今回は「読んだあとの気分」で選べるように、笑い・感動・旅・食・人生観の5軸でエッセイを分類しました。
どの本から読むか迷ったら、下の診断を試してみてください。
いくつかの質問に答えるだけで、あなたの気分にぴったりの一冊が見つかります。
📚 あなたにぴったりのエッセイ診断
Q1. いまの気分は?
Q2. どんな笑いが好き?
Q3. 笑いのタイプは?
Q3. 旅の話は好き?
Q2. どんなテーマに惹かれる?
Q3. どんな視点で?
Q3. どんな日常?
あなたにおすすめの一冊は…
迷ったらここから!初心者におすすめの定番エッセイ5選


エッセイを読んだことがない人にも、読書好きで次の一冊を探している人にも、まずはここから手に取ってほしい5冊を選びました。
どれも時代をこえて読みつがれている名作ばかりです。
- さくらももこ『もものかんづめ』
- 向田邦子『父の詫び状』
- 外山滋比古『思考の整理学』
- 星野道夫『旅をする木』
- 兼好法師『徒然草』
さくらももこ『もものかんづめ』(集英社)
こんな人におすすめ:エッセイ初心者、気軽に爆笑したい人
『ちびまる子ちゃん』の作者が綴った、累計600万部をこえるエッセイの金字塔です。
子ども時代の思い出を、独特のユーモアと冷静なツッコミで描きだしていて、電車で読むと声が出るほど笑ってしまうと語る読者が後を絶ちません。
笑いのなかにふと切なさが混じるのも、さくらももこならではの魅力です。
エッセイを一度も読んだことがないなら、最初の一冊はこれで間違いありません。
何も考えずに笑えて、それだけで元気になれる一冊です。
向田邦子『父の詫び状』(文春文庫)
こんな人におすすめ:昭和の家族風景に郷愁を感じたい人
脚本家としても知られた向田邦子が、明治生まれの厳格な父と、それを取り巻く家族の日常を描いた名エッセイです。
不器用な愛情、食卓の風景、子どもの視線から見た大人の世界。
温かいのにどこか切なく、読み終えたあとに自分の家族のことを思い出さずにいられません。
エッセイの最高傑作のひとつに数えられる作品です。
文章の美しさだけでも読む価値があります。向田邦子の言葉は、一行一行が光っています。
外山滋比古『思考の整理学』(ちくま文庫)
こんな人におすすめ:考える力を磨きたい学生・社会人
東大・京大の生協で何年も売れつづけ、累計270万部を突破した知の名著です。
アイデアの熟成法、忘れることの効用、朝の頭の使い方。
「考える」という行為そのものを軽やかに照らしてくれるエッセイで、読むたびに新しい発見があります。
自分の頭で考える習慣を身につけたい人にとって、一生手元に置いておきたい一冊です。
薄い本なのに中身は濃い。読むと「考えることって面白い」と素直に思えます。
星野道夫『旅をする木』(文春文庫)
こんな人におすすめ:自然と人間の関係に惹かれる人
アラスカの大地に魅せられ、その地で暮らした写真家・星野道夫のエッセイ集です。
オーロラの下で眠り、クマの気配を感じながら氷河を歩く。
壮大な自然のなかで紡がれる言葉のひとつひとつが、驚くほど静かで深いのが特徴です。
日々の喧騒から離れたいとき、この本を開くだけで呼吸が深くなります。
僕が「エッセイってすごい」と初めて思った一冊です。読み終えると世界が少し広がります。
兼好法師『徒然草』(角川ソフィア文庫)
こんな人におすすめ:日本最古のエッセイに触れたい人
鎌倉時代末期に書かれた、日本エッセイの原点ともいえる作品です。
「つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて」で始まる有名な序段は、一度は耳にしたことがあるはず。
人間関係の機微、死生観、美意識。700年前の言葉が、いま読んでもまったく古びていないことに驚かされます。
角川ソフィア文庫版はビギナーズ・クラシックスとして現代語訳つきで読みやすくなっています。
700年前の人も同じことで悩んでいたんだなと気づくと、なんだかホッとします。
声に出して笑えるユーモアエッセイおすすめ5選


疲れたとき、何も考えずにただ笑いたいとき。ユーモアエッセイの破壊力は、小説やマンガとはまた違ったものがあります。
実際にあったことだからこそのおかしさが、心を軽くしてくれます。
- 三浦しをん『のっけから失礼します』
- 阿佐ヶ谷姉妹『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』
- 大泉洋『大泉エッセイ』
- 若林正恭『ナナメの夕暮れ』
- 東海林さだお『丸かじりシリーズ』
三浦しをん『のっけから失礼します』(集英社文庫)
こんな人におすすめ:小説家の観察眼に触れたい人
直木賞作家・三浦しをんが日常を綴ったエッセイ集で、2023年の書籍ベストセラー1位に輝いた作品です。
どこにでもある日常が、三浦しをんの手にかかると爆笑の連続に変わります。
BL愛、家族との会話、散歩中のできごと。飾らない人柄がにじみ出ていて、読んでいるだけで友だちになった気分になれます。
小説家のエッセイって、観察眼が鋭いぶん日常が何倍も面白くなるんですよね。
阿佐ヶ谷姉妹『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(幻冬舎)
こんな人におすすめ:ゆるい日常エッセイが好きな人
血のつながらない二人が、阿佐ヶ谷の六畳一間で暮らす日々を綴ったエッセイです。
特別なことは何も起きません。
スーパーの特売、銭湯、二人のやりとり。それだけなのに、読んでいると心がじんわり温かくなるのがこの本の魔法です。
テレビドラマ化もされ、多くの人に愛された一冊です。
こういう「何も起きない幸福」を描けるのは、エッセイだけの特権だと思います。
大泉洋『大泉エッセイ』(KADOKAWA)
こんな人におすすめ:北海道や俳優の裏側が気になる人
俳優・大泉洋が18年にわたって書き溜めたエッセイを一冊にまとめた作品です。
TEAM NACSの仲間との日々、北海道での暮らし、結婚と家族のこと。
テレビで見せるキャラクターそのままの軽妙な語り口で、読んでいる間ずっとニヤニヤが止まりません。
大泉洋のファンはもちろん、芸能人のエッセイに興味がある人にもおすすめです。
読むと「この人、本当にいい人だな」としみじみ思えるエッセイです。
若林正恭『ナナメの夕暮れ』(文春文庫)
こんな人におすすめ:社会への違和感を抱えている人
オードリー若林が、世の中に対して感じてきた違和感と、そこから少しずつ折り合いをつけていく過程を綴った一冊です。
「自意識」や「生きづらさ」というテーマを、笑いに包みながらも真正面から向き合っています。
読み終えたあと、自分の考え方が少しだけ楽になっていることに気づくはずです。
笑えるのに本質的。お笑い芸人のエッセイの概念を変えた作品です。
東海林さだお『丸かじりシリーズ』(文春文庫)
こんな人におすすめ:食べもので笑いたい人
漫画家・東海林さだおが食べものを題材に書きつづけてきた、食エッセイの金字塔です。
カレーライス、コロッケ、タコ。どこにでもある食べものが、東海林さだおの筆にかかると哲学にも冒険にもなります。
シリーズは何十冊もありますが、どこから読んでも大丈夫です。
短い文章が多いので、通勤や寝る前の隙間時間にもぴったりです。
「たかが食べもの」でここまで笑わせてくれる作家は、他にいません。
心にしみる感動エッセイおすすめ5選


人生のなかで立ち止まるとき、そっと背中を押してくれるのは、大げさな言葉ではなく静かで正直な言葉だったりします。
ここで紹介する5冊は、どれも著者自身の経験から紡がれた、読者の心に深く残る作品ばかりです。
- 西加奈子『くもをさがす』
- 星野源『いのちの車窓から』
- 益田ミリ『永遠のおでかけ』
- 燃え殻『すべて忘れてしまうから』
- 大江健三郎『自分の木の下で』
西加奈子『くもをさがす』(河出書房新社)
こんな人におすすめ:闘病記に興味がある人、生きる力が欲しい人
直木賞作家・西加奈子がカナダ滞在中に乳がんと診断され、治療に挑んだ日々を綴ったエッセイです。
重いテーマのはずなのに、文章は驚くほど瑞々しくて力強い。
異国の病院で出会う人々、言葉の壁、身体の変化。そのすべてを西加奈子は、持ち前のユーモアとまっすぐな目で見つめています。
2023年の本屋大賞ノンフィクション本大賞にも選ばれました。
「生きること」について読む本は数あれど、こんなに勇気をもらえる一冊はなかなかありません。
星野源『いのちの車窓から』(KADOKAWA)
こんな人におすすめ:日常を哲学的に見つめたい人
俳優・音楽家として活躍する星野源が、日々の出来事や出会った人々について綴ったエッセイです。
累計45万部をこえるベストセラーで、飾らない言葉のなかに、独特の哲学がそっと宿っています。
何気ない風景がまるで映画のワンシーンのように輝いて見える、そんな不思議な読書体験を味わえます。
星野源の文章は、まるで深夜ラジオのトーンです。静かなのに、ぐっとくる。
益田ミリ『永遠のおでかけ』(毎日新聞出版)
こんな人におすすめ:親との関係に想いを馳せたい人
イラストレーター・益田ミリが、亡くなった父との日々を振り返ったエッセイです。
淡々とした文章のなかに、取り戻せない日常の愛おしさがあふれています。
特別なことは何も書かれていません。一緒にご飯を食べたこと、駅まで送ってくれたこと。
それがどれほどかけがえのないものだったかを、しずかに教えてくれます。
読むと、親に電話したくなります。帰省する前に読んでほしい一冊。
燃え殻『すべて忘れてしまうから』(扶桑社)
こんな人におすすめ:夜に静かに読みたい、孤独を感じている人
テレビ美術制作会社に勤めながら執筆活動をつづける燃え殻の、Twitter発のエッセイです。
大人の寂しさと日常のリアルを、淡々と、でも確かな温度で描いています。
夜の散歩、コンビニの弁当、変わっていく街並み。
読んでいるあいだ、ひとりぼっちなのに不思議と孤独じゃないと感じます。
疲れた夜に、布団のなかで読むのにぴったりな本です。
大江健三郎『自分の木の下で』(朝日新聞出版)
こんな人におすすめ:ノーベル賞作家の深い思索に触れたい人
ノーベル文学賞作家・大江健三郎が、子どもたちに向けて書いたエッセイ集です。
「なぜ学ぶのか」「なぜ生きるのか」という根源的な問いに、やさしく、でも妥協なく向き合った言葉が並びます。
子ども向けとされていますが、大人が読んでこそ深く響く箇所がたくさんあります。
とくに「自分の木」の話は、読んだ人の胸にいつまでも残ります。
子どもに語りかけるように書かれているからこそ、ごまかしがない。そこがすごいのです。
旅に出たくなるエッセイおすすめ5選


読んでいるうちに、気づけばカバンに荷物を詰めたくなる。旅のエッセイには、そんな力があります。
知らない土地の空気を、言葉を通して味わってみてください。
- 沢木耕太郎『深夜特急』
- 片桐はいり『わたしのマトカ』
- 若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』
- 村上春樹『ラオスにいったい何があるというんですか?』
- 太宰治『津軽』
沢木耕太郎『深夜特急』(新潮文庫)
こんな人におすすめ:バックパッカー旅行に憧れる人
インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合バスだけで旅をする。
「旅のバイブル」として30年以上読みつがれている、ノンフィクション紀行の傑作です。
香港の安宿、マカオの賭博場、トルコの夜行列車。読んでいるだけで異国の匂いが漂ってきます。
全6巻ありますが、まずは1巻の香港・マカオ編から手に取ってみてください。
この本を読んで旅に出た人は、たぶん数えきれないほどいるはずです。
片桐はいり『わたしのマトカ』(幻冬舎文庫)
こんな人におすすめ:北欧・フィンランドに興味がある人
女優・片桐はいりが映画撮影のためフィンランドに滞在した日々を綴ったエッセイです。
サウナ、森、静かな湖。北欧の空気感が、片桐はいりの独特な感性を通して鮮やかに伝わってきます。
ちなみに「マトカ」はフィンランド語で「旅」を意味する言葉です。
旅先での小さな出来事が、ユーモアたっぷりに描かれています。
片桐はいりにしか書けない文章です。独特の感性がクセになります。
若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』(KADOKAWA)
こんな人におすすめ:旅を通して社会を考えたい人
オードリー若林がキューバ、モンゴル、アイスランドなどを旅した記録です。
ただの旅行記ではなく、資本主義と社会主義、格差と幸福について深く考えさせられる一冊です。
キューバの街で出会った野良犬と、東京の表参道を歩くセレブ犬を対比させるタイトルが象徴するように、若林の目は常に「構造」を捉えています。
斎藤幸平氏との対談も収録されていて、読みごたえがあります。
旅エッセイとして読んでも面白いし、社会批評として読んでも面白い。二度おいしい本です。
村上春樹『ラオスにいったい何があるというんですか?』(文春文庫)
こんな人におすすめ:村上春樹のエッセイが気になる人
小説家・村上春樹による旅行エッセイ集です。
ボストン、アイスランド、ラオス、熊本。観光名所ではなく、その土地の空気や人々の暮らしを丁寧に描いているのが特徴です。
村上春樹の小説が好きな人はもちろん、初めて村上春樹に触れる人にもおすすめできます。
タイトルの「ラオスにいったい何があるというんですか?」は、旅の本質を突いた名フレーズです。
小説よりエッセイのほうが好きという村上春樹ファンも多い。その理由がわかる一冊です。
太宰治『津軽』(新潮文庫)
こんな人におすすめ:太宰治のユーモラスな一面を知りたい人
太宰治が故郷・青森県津軽を旅して書いた紀行エッセイです。
『人間失格』や『斜陽』のイメージが強い太宰ですが、この作品は驚くほど明るくて、ユーモアに満ちています。
旧友との再会、土地の食べもの、幼い日の記憶。愛すべき人間・太宰治の姿がここにあります。
ラストシーンの乳母・たけとの再会は、日本文学屈指の名場面です。
太宰が苦手な人にこそ読んでほしい。この本の太宰は、本当に愛おしい人です。
食べもの・お酒にまつわるエッセイおすすめ5選


食卓の風景や一杯のお酒には、その人の人生がにじみ出ます。
読むだけでお腹が空き、グラスを傾けたくなるエッセイを5冊集めました。
- 檀一雄『檀流クッキング』
- 平松洋子『買えない味』
- 山口瞳『酒呑みの自己弁護』
- 吉田健一『酒肴酒』
- 益田ミリ『今日の人生』
檀一雄『檀流クッキング』(中公文庫)
こんな人におすすめ:豪快な料理と文学を同時に味わいたい人
無頼派の作家・檀一雄が、自ら台所に立って料理する姿を綴った食エッセイです。
レシピというより「俺はこう作る」という豪快な料理哲学が全編を貫いています。
ポルトガルの魚料理、博多の明太子、サバの味噌煮。文学者の台所から届く言葉は、どれも力強くて美味しそうです。
料理好きにも文学好きにも刺さる、唯一無二のエッセイです。
読むと無性に料理がしたくなります。台所に立つ前に読んでほしい一冊。
平松洋子『買えない味』(ちくま文庫)
こんな人におすすめ:日常の食卓に幸せを見つけたい人
フードジャーナリスト・平松洋子が、お金では買えない日常のおいしさについて綴ったエッセイです。
Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞した本作は、高級料理ではなく、家庭の台所から生まれるおいしさに焦点を当てています。
おにぎり、味噌汁、漬物。そんな何気ない食べものが、平松洋子の筆を通すとかけがえのないものに見えてきます。
派手さはないけれど、読むと食卓が愛おしくなる。そんな静かな名著です。
山口瞳『酒呑みの自己弁護』(新潮文庫)
こんな人におすすめ:お酒が好きで、酒飲みの言い訳を楽しみたい人
直木賞作家・山口瞳が、酒を飲むことに対する自らの「弁護」を綴ったエッセイです。
医者に止められても、健康を気にしても、それでもやめられない酒への愛。
酒を飲む人が読めば深く頷き、飲まない人が読めば酒飲みの心理がわかる、不思議な説得力を持った一冊です。
酒を片手に読むのが正しい読み方。読みながら飲むと、いつもより酒がうまくなります。
吉田健一『酒肴酒』(新潮文庫)
こんな人におすすめ:美食と日本酒・洋酒の世界を同時に堪能したい人
元首相・吉田茂の息子にして英文学者の吉田健一が、酒と肴の美学を綴ったエッセイです。
日本各地の地酒と肴の組みあわせ、洋酒の楽しみ方、食卓の作法。
文章そのものが上質な料理のように磨きあげられていて、知性と美味が溶けあった稀有な食文学です。
酒と食の本は数あれど、ここまで格調高いものは他にありません。
益田ミリ『今日の人生』(ミシマ社)
こんな人におすすめ:何気ない日常を愛おしく思いたい人
イラストレーター・益田ミリが、毎日の些細な出来事をイラストと文章で記録したエッセイです。
カフェで飲むコーヒー、道端の花、ふと感じた寂しさ。「今日」という一日の価値を、やさしく再発見させてくれます。
日記のように短い文章が多いので、寝る前に一篇ずつ読むのにもぴったりです。
大きなことは何も起きない。でも、それがいい。そう思える本です。
暮らしと日常を見つめ直すエッセイおすすめ4選


特別な冒険や劇的な転機がなくても、人生は面白い。
何気ない日常のなかに隠れた豊かさを見つける目を、この4冊がくれます。
- 星野源『そして生活はつづく』
- 村上春樹『村上朝日堂』
- 小泉今日子『黄色いマンション 黒い猫』
- ハ・ワン『あやうく一生懸命生きるところだった』
星野源『そして生活はつづく』(文春文庫)
こんな人におすすめ:何でもない日常に価値を見つけたい人
星野源の初めてのエッセイ集で、「素晴らしくない日常を面白がろう」というテーマが貫かれています。
携帯の料金を払い忘れる、部屋が散らかる、人見知りで困る。
ダメな自分をさらけだしながらも、それを笑いに変えてしまう星野源の姿に、肩の力が抜けます。
完璧じゃなくていい。そう思わせてくれるエッセイです。
村上春樹『村上朝日堂』(新潮文庫)
こんな人におすすめ:脱力系の軽妙な文章を楽しみたい人
村上春樹の初期エッセイ集で、安西水丸のイラストとともに楽しめる一冊です。
猫のこと、ビールのこと、日常のどうでもいいこと。小説とは違うリラックスした村上春樹の姿が新鮮です。
肩の力が完全に抜けた文章なのに、リズムが心地よくてどんどん読めてしまいます。
村上春樹の小説が苦手な人でも、エッセイなら好きになれるかもしれません。
小泉今日子『黄色いマンション 黒い猫』(新潮文庫)
こんな人におすすめ:50代の人生と暮らしに共感したい人
女優・小泉今日子が、引っ越しと暮らしの変遷を軸に半生を振り返ったエッセイです。
若い頃の東京、仕事の転機、出会いと別れ。住んできた部屋の記憶をたどりながら、人生そのものを見つめ直しています。
飾らない言葉で綴られた文章が、読む人の心に静かに寄り添います。
芸能人のエッセイというよりも、一人の女性の正直な人生の記録です。
ハ・ワン『あやうく一生懸命生きるところだった』(ダイヤモンド社)
こんな人におすすめ:がんばりすぎている人、少し休みたい人
韓国の40代イラストレーターが、会社を辞めて「がんばらない生き方」を始めた日々を綴ったエッセイです。
「一生懸命」が美徳とされる社会のなかで、あえて立ち止まる勇気をくれます。
韓国で25万部を突破し、日本でも大きな共感を呼びました。
軽いタッチのイラストも添えられていて、疲れたときにさらっと読めます。
「がんばらなくていい」と誰かに言ってほしかった人に。
人生観が変わる名エッセイおすすめ4選


最後に紹介するのは、読み終えたあと、世界の見え方が少し変わるような4冊です。
時代をこえて読みつがれる理由が、ページをめくるたびにわかります。
- 三木清『人生論ノート』
- 朝井リョウ『風と共にゆとりぬ』
- 清少納言『枕草子』
- 村上春樹×川上未映子『みみずくは黄昏に飛びたつ』
三木清『人生論ノート』(新潮文庫)
こんな人におすすめ:哲学的に生き方を考えたい人
京都学派の哲学者・三木清が「死」「幸福」「孤独」「嫉妬」といったテーマで綴った23編のエッセイです。
1941年の刊行から80年以上読みつがれている、日本哲学エッセイの最高峰です。
一編一編が短いので、気になるタイトルから拾い読みするのがおすすめです。
とくに「幸福について」の章は、何度読んでも新しい発見があります。
難しく感じるかもしれませんが、不思議と心に残る言葉がいくつも見つかるはずです。
朝井リョウ『風と共にゆとりぬ』(文春文庫)
こんな人におすすめ:平成生まれの価値観に共感したい人
直木賞作家・朝井リョウが、ゆとり世代ならではの視点で社会や日常を切り取ったエッセイ集です。
就活、SNS、世代間ギャップ。軽妙なユーモアのなかに、鋭い観察眼が光ります。
笑えるのに考えさせられる、若い世代の読者にはとくに刺さる一冊です。
朝井リョウのエッセイは、小説とはまた違った「素の魅力」が全開です。
清少納言『枕草子』(角川ソフィア文庫)
こんな人におすすめ:千年前の感性を味わいたい人
「春はあけぼの」で始まる、日本文学史上もっとも有名なエッセイです。
清少納言の目に映った宮廷生活、四季の移ろい、人間のおかしみ。千年前に書かれた言葉が、いまの僕たちの感性とつながっていることに驚かされます。
角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシックス版は現代語訳つきで、古文が苦手な人でも楽しめます。
清少納言は千年前の「推し活ブロガー」です。その情熱が今も色褪せません。
村上春樹×川上未映子『みみずくは黄昏に飛びたつ』(新潮文庫)
こんな人におすすめ:創作の秘密を覗きたい人
小説家・川上未映子が村上春樹にロングインタビューした記録で、村上春樹が創作について最も深く語った一冊です。
小説の書き方、物語が生まれる瞬間、読者との距離感。
川上未映子だからこそ引き出せた言葉がいくつもあり、文学ファンにとってはたまらない内容です。
村上春樹の小説をより深く味わうための「副読本」としてもおすすめです。
創作に興味がなくても、二人の言葉のやりとりそのものが面白い。対談集の名作です。
エッセイ本をお得に効率よくインプットするコツ2選


エッセイは一冊の分量が軽いぶん、次々と読みたくなるジャンルです。
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まとめ:エッセイは「今日の気分」で選ぶのが正解


エッセイの醍醐味は、著者の人生をほんの少しだけ覗かせてもらえるところにあります。
笑いたい夜には『もものかんづめ』を、静かに過ごしたい夜には『すべて忘れてしまうから』を。
エッセイは、そのときの気分で選ぶのがいちばんです。
この33冊のなかから、あなたにとっての一生ものの一冊が見つかりますように。








































