悩んでいる人角川新書を読んでみたいけど、ラインナップが幅広くて何から手を出せばいいかわからない。
角川新書は、橋爪大三郎・出口治明・池谷敏郎・新名一仁といった分野の代表的な書き手が並ぶ、KADOKAWA発行の教養新書レーベルです。
教養・戦国史・経済・健康・人生論まで、ジャンルの幅が広く、自分の関心に近い一冊を必ず見つけられます。
ただ、選択肢が広いぶん、最初の一冊は少し選びにくいかもしれません。
そこで本記事では、角川新書のおすすめ本を5ジャンルに分けて20冊紹介します。
本記事の内容は、下記のとおりです。
- 角川新書の特徴と読みどころ
- ジャンル別のおすすめ20冊
- 他の新書レーベルとの違い
- Kindle Unlimited・Audibleでの読み方
この記事を読めば、角川新書の中から最初に読む一冊を選びやすくなるはずです。
新刊・ロングセラー・話題作を踏まえて、教養・歴史・経済・健康・暮らしの5ジャンルから厳選しています。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
>> 30日間無料でオーディブルを試す
本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
>> 30日間無料でKindle Unlimitedを試す
kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
角川新書とは?レーベルの特徴・歴史


角川新書は、KADOKAWAが発行する教養・社会派の新書レーベルです。前身となる角川oneテーマ21・角川SSC新書を経て、現行の「角川新書」ブランドが整えられました。
戦国大名評伝・近現代史・経済・健康・人生論まで幅広く扱い、現役研究者や現場の医師・記者が書く新書として読み応えがあります。
『デフレの正体』『代謝がすべて』『超限戦』『「不屈の両殿」島津義久・義弘』など、ジャンルを超えて読み継がれるロングセラーを多数抱えています。
同じKADOKAWAが発行する文芸の文庫として「角川文庫」「角川ソフィア文庫」も並走し、読書の幅を広げやすい出版社です。
角川新書はこんな人におすすめです。
- 戦国大名・近代史の評伝を体系的に読みたい方
- 経済・国際情勢の入門書をまとめて押さえたい方
- 現役医師による健康・医療新書を読み比べたい方
- 人生論・老い・働き方のロングセラーを探したい方
教養・思想のおすすめ角川新書


角川新書の屋台骨は、世界の文明・古典の名著・現代思想を結ぶ教養ジャンルです。
橋爪大三郎・出口治明・齋藤孝など、ジャンルの代表的な書き手による教養新書を集めました。
- 『4行でわかる世界の文明』(角川新書)
- 『座右の書「貞観政要」』(角川新書)
- 『語彙力こそが教養である』(角川新書)
- 『超限戦』(角川新書)
橋爪大三郎『4行でわかる世界の文明』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2019年 | 約230ページ | 初〜中級者向け |
『4行でわかる世界の文明』は、社会学者・橋爪大三郎が世界の主要文明を「4行」で要約する教養新書です。
橋爪大三郎は東工大名誉教授で、宗教社会学・比較文明論を専門としてきた書き手です。
本作では、キリスト教文明・イスラーム文明・中国文明・ヒンドゥー文明・日本文明など、世界の文明圏ごとの本質が極短いフレーズで切り取られていきます。
1つの文明を1冊で語る重厚な比較文明論とは違い、新書サイズでまず全体像を掴むためのスタート地点として読みやすい設計です。
「世界の宗教・文明を一気に俯瞰したい」方に、最初の一冊として手に取りやすい教養書です。
海外ニュースの背景を立体的に読みたいときに、足場として使える新書です。
出口治明『座右の書「貞観政要」』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2019年 | 約240ページ | 中級者向け |
『座右の書「貞観政要」』は、ライフネット生命創業者・出口治明が中国古典の名著『貞観政要』をリーダー論として読み解く一冊です。
出口治明は立命館アジア太平洋大学の元学長で、5000冊を読んだとも言われる読書家リーダーです。
本作では、唐の太宗・李世民が臣下と交わした問答集『貞観政要』のエッセンスが、現代の経営・組織運営に翻訳されていきます。
古典本文を逐語的に読むのではなく、出口治明自身のリーダーシップ観を通して読み解く構成のため、古典初心者でも入りやすい本です。
「リーダーとしての立ち振る舞い」を考えたいビジネスパーソンに、最初の一冊として推せる教養書です。
経営者の読書ノートを覗くような感覚で、古典を現代に引き寄せられる本です。
齋藤孝『語彙力こそが教養である』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2015年 | 約220ページ | 初〜中級者向け |
『語彙力こそが教養である』は、教育学者・齋藤孝が「語彙力」を教養の核として位置づけた角川新書のロングセラーです。
齋藤孝は明治大学教授で、『声に出して読みたい日本語』など語彙・言葉に関する著作で広く知られています。
本作では、語彙が思考・表現・人間関係に与える影響と、語彙を増やすための具体的な読書術・引用術が整理されていきます。
ビジネス書のような短期的なテクニック本ではなく、「教養としての日本語」の積み上げ方を学ぶ視点で書かれているため、社会人にも学生にも届きます。
「自分の言葉が薄い気がする」方や、文章・会話の幅を広げたい方に向く一冊です。
本を読むときに線を引く場所が増える、読書の質を変える教養書です。
喬良・王湘穂『超限戦』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2020年 | 約450ページ | 中〜上級者向け |
『超限戦 21世紀の「新しい戦争」』は、中国人民解放軍の現役将校・喬良と王湘穂が1999年に発表した戦争論で、世界中の地政学読者の必読書として読み継がれています。
原著は1999年に中国で刊行され、9.11後に世界で再評価された軍事思想書です。本書は角川新書での日本語版です。
本作では、軍事だけでなく経済・情報・サイバー・テロといった「すべての領域」を戦場とみなす「超限戦」の考え方が体系的に語られます。
純粋な軍事学書ではなく、現代国家間競争の枠組みを理解するための文明論・思想書としても読める一冊です。
「現代の戦争・経済安全保障の本質」を理解したい方に、長く参照される基本書です。
ロシア・中国・米国の現代情勢を読み解く際の「補助線」になる思想書です。
歴史・戦国・近代史のおすすめ角川新書


角川新書の最大の強みは、戦国大名評伝と近代史エンタメの分厚いラインナップです。
新名一仁・今福匡・谷口雄太・戸高一成ら、歴史ジャンルを代表する書き手を選びました。
- 『「不屈の両殿」島津義久・義弘』(角川新書)
- 『「東国の雄」上杉景勝』(角川新書)
- 『太平記史観』(角川新書)
- 『戦艦大和復元プロジェクト』(角川新書)
新名一仁『「不屈の両殿」島津義久・義弘』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2021年 | 約330ページ | 中級者向け |
『「不屈の両殿」島津義久・義弘』は、戦国史研究者・新名一仁が、九州を制した島津兄弟の生涯を描いた評伝です。
新名一仁は宮崎県立図書館の研究員などを経て、島津氏研究の第一人者として知られる中世史家です。
本作では、島津義久・義弘という性格の異なる兄弟が、豊臣秀吉の九州征伐・朝鮮出兵・関ヶ原を経てどう生き残ったかが描かれていきます。
「のらりくらりの義久」と「武勇の義弘」のコンビ感が魅力で、戦国小説のような語り口で読みやすい歴史教養書です。
「戦国大名の生き残り戦略」をテーマに歴史を読みたい方に、強く推せる一冊です。
九州の戦国史をまだ知らない方にとって、入り口になりやすい評伝です。
今福匡『「東国の雄」上杉景勝』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2021年 | 約330ページ | 中級者向け |
『「東国の雄」上杉景勝』は、戦国史研究者・今福匡が、上杉謙信の後継として越後を継いだ上杉景勝の生涯を描いた評伝です。
今福匡は上杉氏研究を専門とする歴史家で、本作は同じ角川新書の島津本と並ぶ大名評伝シリーズの一冊です。
本作では、謙信死後の御館の乱から、豊臣政権下の五大老就任、関ヶ原と直江状、米沢への減封までが時系列で語られていきます。
直江兼続との主従関係の描き方が丁寧で、大河ドラマ『天地人』ファンも改めて読み直せる構成です。
「敗者だが生き残った戦国大名」というテーマに関心がある方に向く評伝です。
戦国の勝者だけでなく、敗者の側の戦略を読みたいときに勧めたい一冊です。
谷口雄太『太平記史観』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2026年 | 約260ページ | 中〜上級者向け |
『太平記史観 日本人の歴史認識を支配した物語』は、中世史家・谷口雄太が、軍記物語『太平記』が後世の歴史観に与えた影響を読み解いた一冊です。
谷口雄太は東京大学准教授で、中世足利・新田研究を専門とする若手歴史家です。
本作では、足利尊氏・新田義貞をめぐる『太平記』の物語が、いかにして近世以降の日本人の歴史観の「土台」になったかが分析されます。
教科書的な合戦史ではなく、「物語が歴史をつくる」というメタな視点で書かれており、歴史読書に慣れた読者にとって新鮮です。
「歴史認識の作られ方」に興味がある方に、刺激の強い一冊として推せます。
大河ドラマや歴史小説の見え方が変わる、歴史観の解剖本です。
戸高一成『戦艦大和復元プロジェクト』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2025年 | 約320ページ | 中級者向け |
『増補新版 戦艦大和 復元プロジェクト』は、呉市海事歴史科学館「大和ミュージアム」館長・戸高一成が、1/10戦艦大和の復元と検証の20年を記録したノンフィクションです。
戸高一成は海軍史研究の第一人者で、大和ミュージアム館長として戦艦大和の資料収集・復元事業を主導してきました。
本作では、戦艦大和の設計図・写真・乗組員証言などをもとに、1/10模型を作る過程と、そこから判明した新事実が記録されていきます。
戦記物としても科学史としても読める内容で、戦艦大和の「実像」をデータと検証で追体験できる一冊です。
「戦艦大和の何が新しく分かったのか」を、最新研究で押さえたい方に向く本です。
大和ミュージアムを訪れる前後に開きたい、現場館長による記録です。
経済・社会・国際情勢のおすすめ角川新書


経済・国際情勢ジャンルでは、物流・人口・AI・財閥など現代の論点が幅広く揃います。
藻谷浩介・松田琢磨・栗原聡・菊地浩之の話題作を中心に厳選しました。
- 『コンテナ海運が世界を動かす』(角川新書)
- 『デフレの正体』(角川新書)
- 『AIの倫理』(角川新書)
- 『財閥と閨閥』(角川新書)
松田琢磨『コンテナ海運が世界を動かす』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2026年 | 約260ページ | 中級者向け |
『コンテナ海運が世界を動かす』は、海事ジャーナリスト・松田琢磨が、現代の物流を支えるコンテナ海運の全体像を解説した一冊です。
松田琢磨は海事プレスを中心に活動するジャーナリストで、本作はその専門知見を新書サイズに凝縮した入門書です。
本作では、コンテナ船・港湾・荷役・サプライチェーンの仕組みから、米中対立や紅海危機といった地政学リスクまでが整理されていきます。
経済安全保障の文脈で物流が話題になる時代に、海上輸送のリアルを学ぶ最初の一冊として有用な構成です。
「グローバル経済の足回り」を知りたいビジネスパーソンに、教養としても実務書としても向く一冊です。
ニュースで見る貨物船の話が、自分ごととして読めるようになる本です。
藻谷浩介『デフレの正体』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2010年 | 約260ページ | 中級者向け |
『デフレの正体 経済は「人口の波」で動く』は、地域エコノミスト・藻谷浩介が、日本のデフレを「人口減少」の視点から論じた経済本です。
藻谷浩介は日本政策投資銀行を経て、地域経済の現場をデータで読み解く論客として活躍してきました。
本作では、生産年齢人口の減少が国内消費を抑え、それが「デフレ」の正体だという仮説が、各種データで丁寧に展開されます。
マクロ経済学の専門用語を最小限に抑えた書き口で、経済初心者でも読み通せる構成です。
「日本経済の停滞」を、金融政策以外の視点から考えたい方に向く一冊です。
経済の話題を、人口と地方の現場から考え直したいときに役立つ本です。
栗原聡『AIの倫理』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2026年 | 約260ページ | 中級者向け |
『AIの倫理 人間との信頼関係を創れるか』は、情報学者・栗原聡が、AIと人間の関係性を「倫理」の視点から論じた一冊です。
栗原聡は慶應義塾大学教授で、人工知能学会の会長を務めた研究者です。
本作では、生成AI・自律エージェント・AI兵器など、AIが社会に組み込まれる過程で生じる倫理的課題が整理されていきます。
学術書ではなく一般読者向けの語り口で、AIの技術と社会実装の両面をバランスよく解説しています。
「AIとの付き合い方」を、技術論ではなく倫理の視点で考えたい方に向く一冊です。
生成AIを毎日使う人ほど、立ち止まって読んでおきたい本です。
菊地浩之『財閥と閨閥』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2026年 | 約280ページ | 中級者向け |
『財閥と閨閥 10大財閥の婚姻戦略』は、歴史研究家・菊地浩之が、明治から現代に至る日本の財閥が婚姻によってどう繋がってきたかを描いた一冊です。
菊地浩之は経済史・系譜研究を専門とする書き手で、財閥研究の著書を多数発表してきました。
本作では、三井・三菱・住友など10大財閥の創業者一族の婚姻関係が系図とともに整理され、政界・官界との繋がりも見えてくる構成です。
純粋な経済史というより、家系図を読む面白さと近代史エンタメが組み合わさった一冊で、読みものとしても楽しめます。
「日本近代の権力構造」を、経済と婚姻の両面から読みたい方に向く本です。
近代史の見え方が、ぐっと立体的になる「家系図エンタメ」です。
健康・老後・医療のおすすめ角川新書


健康・老後ジャンルでは、医療現場のリアルと向き合うための新書が揃います。
和田洋巳・石沢武彰・久坂部羊・池谷敏郎ら、現役医師による解説本を集めました。本書は治療効果を保証するものではなく、医療リテラシーを高めるための読書として手に取るのが安全です。
- 『がん劇的寛解 アルカリ化食でがんを抑える』(角川新書)
- 『変革する手術』(角川新書)
- 『健康の分かれ道』(角川新書)
- 『代謝がすべて』(角川新書)
和田洋巳『がん劇的寛解 アルカリ化食でがんを抑える』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2022年 | 約230ページ | 中級者向け |
『がん劇的寛解 アルカリ化食でがんを抑える』は、京都大学元教授で外科医の和田洋巳が、自身の臨床経験をもとに「がんとの共存」を語る一冊です。
和田洋巳は京都大学医学部を出て胸部外科の教授を長年務め、退任後は「がん共存療法」を研究するクリニックを主宰しています。
本作では、食事・運動・ストレス管理など、標準治療と並行して取り組める生活面のアプローチが整理されていきます。
本書は治療法を保証するものではなく、医師と相談しながら自分の生活を見直すための一視点として読むのが安全です。
「がんと診断された家族・友人に何ができるか」を考えたい方に、視野を広げる一冊です。
標準治療と上手に組み合わせるための「読書による予習」として、参考になる本です。
石沢武彰『変革する手術』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2026年 | 約260ページ | 中級者向け |
『変革する手術 「神の手」から「無侵襲」へ』は、東京大学医学部附属病院の肝胆膵外科医・石沢武彰が、現代外科手術の進化を語る一冊です。
石沢武彰は肝臓外科の専門医で、東大病院で多数の症例を執刀してきた臨床外科医です。
本作では、開腹手術から腹腔鏡・ロボット手術へと進む「低侵襲化」の流れが、現場の視点で時系列に整理されます。
「神の手」と呼ばれた個人の名人芸から、機器と技術に支えられたチーム医療への変化を、読者にも分かりやすく描いています。
「これからの外科医療がどう変わるか」を、患者目線で押さえておきたい方に向く一冊です。
自分や家族が手術を受ける前に、読んでおくと判断軸が増える本です。
久坂部羊『健康の分かれ道』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2024年 | 約230ページ | 初〜中級者向け |
『健康の分かれ道 死ねない時代に老いる』は、医師で作家でもある久坂部羊が、現代医療の在り方を医師目線で問い直す一冊です。
久坂部羊は医師として勤務した後、医療現場をテーマにした小説を多数発表してきた書き手です。
本作では、過剰診断・延命医療・健康診断との付き合い方など、「医療をどこまで受けるか」をめぐる現代の論点が整理されていきます。
断定的なアドバイス書ではなく、医療と健康に対する自分なりの考え方を持つきっかけになる一冊です。
「健康診断・医療との距離感」を考え直したい中高年読者に、深く刺さる本です。
親世代の医療選択を考え始めるタイミングで、読んでおきたい医療エッセイです。
池谷敏郎『代謝がすべて』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2020年 | 約230ページ | 初心者向け |
『代謝がすべて やせる・老いない・免疫力を上げる』は、循環器内科医・池谷敏郎が、代謝の仕組みと日常での整え方を解説した健康新書です。
池谷敏郎は池谷医院院長で、テレビの健康番組などでも知られる現役の臨床医です。
本作では、糖質・脂質・たんぱく質をめぐる代謝の基本と、運動・食事・睡眠の整え方が初心者向けに紹介されていきます。
ダイエット指南書というより、長く健康に過ごすための代謝の入門書として読めます。健康法は人によって相性があるため、必要に応じて医師に相談しながら取り入れるのが安全です。
「健康な習慣を、ゆるく長く続けたい」方に向く読みやすい一冊です。
極端な健康法に疲れた人にこそ、ベーシックを取り戻させてくれる本です。
暮らし・人生・働き方のおすすめ角川新書


暮らし・働き方のジャンルでも、現場発の社会派ノンフィクションが角川新書の魅力です。
橋本崇載・望月衣塑子・松崎健夫・野口悠紀雄ら、現場と業界を一次情報で描く書き手を選びました。
- 『棋士の一分』(角川新書)
- 『新聞記者』(角川新書)
- 『アカデミー賞入門』(角川新書)
- 『終末格差』(角川新書)
橋本崇載『棋士の一分』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2016年 | 約220ページ | 初〜中級者向け |
『棋士の一分 将棋界が変わるには』は、現役棋士・橋本崇載が、自身の経験から将棋界の構造的な課題を語った一冊です。
橋本崇載は奨励会出身のプロ棋士で、独自のスタイルと発言で知られる存在です。
本作では、棋士のキャリア・連盟組織・ファンとの関係など、外からは見えにくい将棋界の現実が当事者の視点で語られていきます。
ゴシップ本というより、組織・職業としての「棋士」を考える社会派ノンフィクションに近い読み味です。
「将棋界を一歩深く知りたい」ファンに、内側からの視点として勧めたい一冊です。
藤井聡太ブームの裏で揺れる業界構造を、当事者目線で読める本です。
望月衣塑子『新聞記者』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2017年 | 約260ページ | 初〜中級者向け |
『新聞記者』は、東京新聞社会部記者・望月衣塑子が、自身の記者人生と現場取材の舞台裏を綴った自伝的ノンフィクションです。
望月衣塑子は官房長官会見での鋭い質問で知られる東京新聞記者で、本作は同名映画の原作となりました。
本作では、防衛省取材・森友学園問題・伊藤詩織さん事件などを追ってきた現場が、記者の一人称で語られます。
ジャーナリズムの理念を語る本というより、「働く記者の姿」を見せるルポルタージュとして読めます。
「報道の現場で何が起きているか」を、一人の記者の人生を通じて知りたい方に向きます。
メディア批判の声が強い時代に、現場の記者の側から読みたい一冊です。
松崎健夫『アカデミー賞入門』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2026年 | 約280ページ | 初心者向け |
『アカデミー賞入門』は、映画評論家・松崎健夫が、米国アカデミー賞の歴史と仕組み、見方を解説した映画教養書です。
松崎健夫は映画コラムニスト・評論家として活動し、映画賞レースのウォッチャーとして知られる書き手です。
本作では、各賞のカテゴリー・投票の仕組み・受賞作の歴史的傾向が整理され、映画ファンが「賞レースをどう楽しむか」のガイドになります。
難解な映画批評ではなく、配信時代の映画ファンに向けたエンタメ教養本として読めます。
「アカデミー賞を毎年もっと楽しみたい」映画好きに、入り口として推せる一冊です。
授賞式シーズン前に読むと、ノミネート作品の見方が変わる本です。
野口悠紀雄『終末格差』(角川新書)
| 発行年 | ページ数 | 本の難易度 |
|---|---|---|
| 2025年 | 約260ページ | 中級者向け |
『終末格差 健康寿命と資産運用の残酷な事実』は、経済学者・野口悠紀雄が、人生100年時代の老後格差を「健康」と「資産」の両軸で論じた一冊です。
野口悠紀雄は一橋大学・早稲田大学などで教鞭をとった経済学者で、本書は晩年の代表的な老後論の一つです。
本作では、年金・資産運用・健康寿命のデータをもとに、これからの高齢者世代に何が起きるかが整理されていきます。
投資ノウハウ本ではなく、老後の「経済と健康のリスク」を俯瞰するマクロな視点の本です。
「自分と親の老後設計」を、経済データから考え直したい方に向く一冊です。
貯金・投資の前に、まず老後の現実を俯瞰したいときに役立つ本です。
角川新書の選び方と他の新書レーベルとの違い


角川新書は教養から健康まで幅が広いので、近いレーベルと比較すると、自分に合うジャンルを選びやすくなります。
ここでは、中公新書・PHP新書・集英社新書・朝日新書・角川選書と比較しながら、角川新書らしさを整理します。
| レーベル | 歴史・戦国 | 経済・国際 | 健康・人生論 |
|---|---|---|---|
| 角川新書 | ◎ 戦国評伝が充実 | ○ 地政学・物流 | ◎ 現役医師による解説 |
| 中公新書 | ◎ 学術的厚み | ○ 経済史・経営史 | △ |
| PHP新書 | ○ | ◎ 経営・自己啓発 | ○ |
| 集英社新書 | ○ | ◎ 批評・思想 | △ |
| 朝日新書 | ○ | ◎ 社会派ルポ | ○ |
| 角川選書 | ◎ 古典・学術寄り | △ | × |
表だけだと違いが見えにくいので、それぞれの個性を本文で整理していきます。
中公新書と比べたとき
中公新書は学術的な厚みが強く、歴史・思想・社会科学の体系的な選書が豊富です。角川新書は同じ歴史でも、戦国大名評伝や軍事史といったエンタメ要素の強い読み物で個性を出します。中公新書のラインナップは、中公新書のおすすめ本20選でまとめています。
PHP新書と比べたとき
PHP新書は経営・自己啓発系の入門書が充実したレーベルです。角川新書は経営書よりも、戦国史・近代史・健康・国際情勢といった「現場のリアル」寄りのジャンルが厚みを持ちます。PHP新書のラインナップは、PHP新書のおすすめ本20選でまとめています。
集英社新書と比べたとき
集英社新書は思想・批評・カルチャー寄りの色合いが強く、新書大賞の常連レーベルです。角川新書は思想よりも、歴史エンタメ・健康・現場のノンフィクションが軸になります。
朝日新書と比べたとき
朝日新書は朝日新聞由来の社会派ルポと教養が看板です。角川新書は社会派ルポは少なめで、戦国大名評伝・健康・国際情勢など「専門書を新書サイズで読める」点に強みがあります。朝日新書のラインナップは、朝日新書のおすすめ本20選でまとめています。
角川選書と比べたとき
角川選書は同じKADOKAWAの教養レーベルですが、古典・思想・学術寄りの硬めの本が中心です。角川新書はもう少しエンタメ性が高く、戦国史や健康など読みやすいジャンルが多めです。古典を腰を据えて読むなら選書、教養から入るなら新書という棲み分けで選べます。
角川新書のおすすめ本についてよくある質問


角川新書を読み始めるときによくある質問を、6件まとめました。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選


角川新書の話題作・新刊は、Audible・Kindle Unlimitedを併用すると効率よくインプットできます。
12万冊が耳で聴けるAudibleプレミアム


オーディブルを使えば、通勤や家事の合間にも角川新書の代表作を「耳読」で楽しめます。
出口治明の貞観政要や、池谷敏郎の健康本のような語り口の優しい新書は、声で聴くと一気に頭に入ります。
30日間の無料体験があるので、まずは1冊試してみる使い方がおすすめです。
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500万冊が読み放題のKindle Unlimited


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まとめ


角川新書は、教養・戦国史・経済・健康・暮らしと幅広いラインナップを持つ、KADOKAWAの教養新書レーベルです。
本記事で紹介した20冊は、いずれも角川新書を代表する話題作・ロングセラーで、最初の一冊として手に取りやすい本ばかりです。
| 書名 | ジャンル | 難易度 |
|---|---|---|
| 4行でわかる世界の文明 | 教養・思想 | |
| 座右の書「貞観政要」 | 教養・思想 | |
| 語彙力こそが教養である | 教養・思想 | |
| 超限戦 | 教養・思想 | |
| 「不屈の両殿」島津義久・義弘 | 歴史・戦国・近代史 | |
| 「東国の雄」上杉景勝 | 歴史・戦国・近代史 | |
| 太平記史観 | 歴史・戦国・近代史 | |
| 戦艦大和復元プロジェクト | 歴史・戦国・近代史 | |
| コンテナ海運が世界を動かす | 経済・社会・国際情勢 | |
| デフレの正体 | 経済・社会・国際情勢 | |
| AIの倫理 | 経済・社会・国際情勢 | |
| 財閥と閨閥 | 経済・社会・国際情勢 | |
| がん劇的寛解 アルカリ化食でがんを抑える | 健康・老後・医療 | |
| 変革する手術 | 健康・老後・医療 | |
| 健康の分かれ道 | 健康・老後・医療 | |
| 代謝がすべて | 健康・老後・医療 | |
| 棋士の一分 | 暮らし・人生・働き方 | |
| 新聞記者 | 暮らし・人生・働き方 | |
| アカデミー賞入門 | 暮らし・人生・働き方 | |
| 終末格差 | 暮らし・人生・働き方 |
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