悩んでいる人プラトンの対話篇って難しそうで、どれから読めばいいかわかりません。
プラトンの対話篇は、作品の時期と訳文の選び方を知ると初心者でも読み始められます。
2,000冊以上読んできた僕が、代表的な対話篇と解説書15冊を読む順番に沿って選びました。
『ソクラテスの弁明』から始める原典ルートと、入門書でイデア論などの全体像を先につかむルートを比べられます。
読み終えるころには、自分に合う入口と『国家』へ進むまでの順番を決められます。
哲学全体から入口を探すなら、哲学のおすすめ本37選も参考になります。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
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本を読みたい方はKindle Unlimitedをどうぞ
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kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
1位:『ソクラテスの弁明』(プラトン/納富信留訳)
プラトン原典への入口として最もおすすめの一冊です。
ソクラテスが裁判で自らの哲学者としての生き方を語る場面は、2400年を経ても色あせない力強さがあります。
納富信留の光文社古典新訳版は現代の読者に向けて訳されており、注釈も丁寧です。
プラトンの原典を初めて読み、ソクラテスの生き方にふれたい人に向きます。
2位:『ソクラテスの弁明・クリトン』(プラトン/久保勉訳)
ソクラテスの弁明とクリトンが一冊にまとまった岩波文庫の定番です。
クリトンでは、死刑を宣告されたソクラテスに友人が脱獄を勧めますが、ソクラテスは法を守る正義を説いて拒みます。
「悪法もまた法なり」の名場面で、正義とは何かを根本から問いかける短編です。
『弁明』と『クリトン』を続けて読み、正義と法を考えたい人に向きます。
3位:『メノン 徳について』(プラトン/渡辺邦夫訳)
“徳は教えられるのか”という問いを、ソクラテスとメノンが対話で探求します。
「想起説」が初めて登場する重要な対話篇で、奴隷の少年に幾何学の証明をさせる有名な場面があります。
渡辺邦夫の訳文で、徳と知識の関係を問う対話を追えます。
徳は教えられるのかという問いから、想起説へ進みたい人に向きます。
4位:『プロタゴラス』(プラトン/中澤務訳)
ソフィストのプロタゴラスとソクラテスが「徳」をめぐって対決する、初期対話篇の傑作です。
ソフィストとは何者かがわかり、ソクラテスの問答法が最も鮮やかに発揮される場面が読めます。
中澤務の訳文で、ソフィストとソクラテスの応酬を追えます。
ソクラテスの問答法と、ソフィストの教育観を比べたい人に向きます。
5位:『饗宴』(プラトン/中澤務訳)
「愛(エロース)」をテーマに、酒宴の席で7人が順番に愛を語る華やかな対話篇です。
プラトン中期の代表作で、「プラトニック・ラブ」の語源となった作品です。
アリストパネスの球体人間の神話や、ソクラテスが語るディオティマの教えが収められています。
愛をめぐる異なる演説を楽しみながら、中期対話篇へ入りたい人に向きます。
6位:『パイドン 魂について』(プラトン/納富信留訳)
ソクラテスが毒杯を仰ぐ直前に「魂の不滅」を論証するという、劇的な構成の対話篇です。
イデア論が初めて体系的に展開される重要な作品で、プラトン哲学の核心にたどり着く一冊です。
納富信留の光文社古典新訳版は、ソクラテス最後の日を克明に描く訳文が秀逸です。
ソクラテス最後の日と魂の不滅論から、イデア論を読みたい人に向きます。
7位:『パイドロス』(プラトン/藤沢令夫訳)
魂の三分説やイデアの想起説が語られる、中期プラトンの重要作です。
有名な「魂の馬車の比喩」で、理性・気概・欲望の三者が馬車を操る比喩が登場します。
藤沢令夫の訳は半世紀以上読み継がれた古典的名訳で、岩波文庫で手に入ります。
魂の馬車の比喩を通じて、理性・気概・欲望の関係を考えたい人に向きます。
8位:『国家 上』(プラトン/藤沢令夫訳)
プラトン最大の代表作で、「正義とは何か」を10巻にわたって論じる大著です。
洞窟の比喩、太陽の比喩、線分の比喩という三大比喩が登場し、イデア論が最も壮大に展開されます。
哲人王のユートピア構想は、のちの政治哲学に計り知れない影響を与えました。
イデア論と政治哲学が交わるプラトンの主著へ進みたい人に向きます。
9位:『テアイテトス』(プラトン/渡辺邦夫訳)
「知識とは何か」を根本から問い直す、認識論の出発点となった対話篇です。
3つの定義を次々に吟味しては退ける、スリリングな展開が特徴です。
光文社古典新訳版は渡辺邦夫の訳が平易で、認識論の入門としても役立ちます。
対話を通じて定義を検討し、知識とは何かを考えたい人に向きます。
10位:『ゴルギアス』(プラトン/中澤務訳)
弁論術と哲学的正義の対決を描いた、プラトン屈指の白熱した対話篇です。
弁論家ゴルギアスとその弟子カリクレスの「強者の正義」に、ソクラテスが真っ向から反論します。
「不正を行うことは不正を受けることよりも悪い」というソクラテスの倫理観が最も明確に示された作品です。
弁論術と哲学の対立から、不正と正義を考えたい人に向きます。
11位:『ティマイオス/クリティアス』(プラトン/岸見一郎訳)
プラトンが宇宙の生成と構造を語る、自然哲学の対話篇です。
デミウルゴスがイデアを手本にして宇宙を作ったという壮大な宇宙論が展開されます。
アトランティス伝説の出典としても有名で、クリティアスではその物語が語られます。
宇宙論とアトランティス伝説から、プラトンの自然哲学を知りたい人に向きます。
12位:『はじめてのプラトン 批判と変革の哲学』(中畑正志)
プラトン思想を「批判と変革の哲学」として読み直す2021年刊行の入門書です。
対話篇の読み方、イデア論、魂論、国家論まで、プラトン哲学の全体像を1冊で把握できます。
講談社現代新書で手軽に読め、予備知識ゼロからでも理解できる構成になっています。
原典の前に、対話篇とイデア論の全体像を新書でつかみたい人に向きます。
13位:『プラトン入門』(竹田青嗣)
竹田青嗣がプラトン哲学のエッセンスを独自の視点で解説した一冊です。
イデア論を「ものの本質をつかむ方法」として現代に生きる読者に向けて再解釈しています。
Pochippはちくま新書版のKindle商品で、版を確かめて購入できます。
イデア論を現代の問題に引きつけ、対話篇を読む思考の軸を得たい人に向きます。
14位:『プラトンの哲学』(藤沢令夫)
プラトン研究の第一人者・藤沢令夫がイデア論を専門的に解説した岩波新書です。
イデアとは何か、なぜプラトンはイデアの存在を主張したのか、その哲学的根拠を丁寧に論じます。
対話篇を数冊読んだあとに手に取ると、断片的な理解が一つにつながる体験ができます。
対話篇を数冊読み、イデア論の哲学的根拠を深めたい人に向きます。
15位:『プラトンの呪縛』(佐々木毅)
プラトンの政治哲学が後世にどのような影響を及ぼしたかを論じた一冊です。
西洋政治思想史におけるプラトンの位置づけを、哲人王の理想から近代民主主義との緊張関係まで追います。
プラトンの思想がなぜ「呪縛」と呼ばれるほどの影響力を持ったのかが見えてきます。
プラトンの政治哲学が後世に残した影響を批判的に読みたい人に向きます。
プラトンのおすすめ本についてよくある質問


プラトン作品についてよく聞かれる質問をまとめました。
プラトンの本をお得に効率よくインプットするコツ2選


プラトンの対話篇と入門書は、耳と電子書籍を使い分けると生活の中で読み進めやすくなります。
移動時間を読書に変えるAudibleプレミアム


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僕はAudibleプレミアムを数年使っていますが、目で本を開けない日も読書を進められます。
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まとめ:プラトンのおすすめ本ランキング15選


15冊のランキングを、書名、著者、ジャンルとともに一覧へまとめました。
| ランキング | 書名 | 著者 | ジャンル | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ソクラテスの弁明 | プラトン/納富信留訳 | 古代ギリシャ哲学 | |
| 2位 | ソクラテスの弁明・クリトン | プラトン/久保勉訳 | 古代ギリシャ哲学 | |
| 3位 | メノン 徳について | プラトン/渡辺邦夫訳 | 古代ギリシャ哲学 | |
| 4位 | プロタゴラス | プラトン/中澤務訳 | 古代ギリシャ哲学 | |
| 5位 | 饗宴 | プラトン/中澤務訳 | 古代ギリシャ哲学 | |
| 6位 | パイドン 魂について | プラトン/納富信留訳 | 古代ギリシャ哲学 | |
| 7位 | パイドロス | プラトン/藤沢令夫訳 | 古代ギリシャ哲学 | |
| 8位 | 国家 上 | プラトン/藤沢令夫訳 | 古代ギリシャ哲学 | |
| 9位 | テアイテトス | プラトン/渡辺邦夫訳 | 古代ギリシャ哲学 | |
| 10位 | ゴルギアス | プラトン/中澤務訳 | 古代ギリシャ哲学 | |
| 11位 | ティマイオス/クリティアス | プラトン/岸見一郎訳 | 古代ギリシャ哲学 | |
| 12位 | はじめてのプラトン 批判と変革の哲学 | 中畑正志 | 古代ギリシャ哲学 | |
| 13位 | プラトン入門 | 竹田青嗣 | 古代ギリシャ哲学 | |
| 14位 | プラトンの哲学 | 藤沢令夫 | 古代ギリシャ哲学 | |
| 15位 | プラトンの呪縛 | 佐々木毅 | 古代ギリシャ哲学 |






















