今村翔吾は直木賞作から複数の時代小説シリーズ、読書エッセイまで著作が多く、最初の一冊とシリーズの読む順番に迷いやすい作家です。
この記事では今村翔吾のおすすめ20冊を、受賞歴、知名度、読みやすさ、シリーズの入口を基準にランキングで紹介します。
『塞王の楯』と『イクサガミ 天』から入り、単独長編、羽州ぼろ鳶組、くらまし屋稼業へ進む順番です。
上位から読むと、歴史小説の大作と疾走感のあるシリーズを偏りなく味わえます。
ここからは、今村翔吾の本を初めて読む人が入りやすく、人気作から関心を広げやすい順に20冊を紹介します。
本を無料で読む方法を知っていますか?
今回紹介する本には、オーディブルやKindle Unlimitedで無料で楽しめるものもあります。
2つの違いは、
- オーディブル:家事や移動中に本を聴きたい人向け
- Kindle Unlimited:スマホやタブレットで本を読みたい人向け
このような感じ。
本1冊以下の料金で何万冊も読み放題、聴き放題になるので、使わないともったいないです。
本を聴きたい方はオーディブルをどうぞ
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kindleアプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットでも使えます。2,000冊以上読んできた僕も、かなりお世話になりました。
1位:『塞王の楯』(今村翔吾)
『塞王の楯』は、第166回直木賞を受賞した、今村翔吾の代表作です。
近江の石積み職人集団・穴太衆の若き頭、匡介を主人公に、関ヶ原の前夜・大津城の戦いを舞台にした歴史長編です。
「絶対に破られない石垣」を作る穴太衆と、「絶対に落とせない城はない」と豪語する鉄砲職人集団・国友衆の信念がぶつかる構成が読みどころです。
戦国エンタメ・職人小説・歴史長編のすべての魅力を備えた一冊として、今村作品の入口に最適です。
2位:『イクサガミ 天』(今村翔吾)
『イクサガミ 天』は、和製デスゲームと評される時代劇シリーズの第1作です。
明治11年、京都から東京へ向かう東海道で、292人の剣客たちが10億円の賞金を懸けたサバイバルゲームに挑む長編が描かれます。
「こどく」と呼ばれる謎の興行を仕掛ける主催者と、その渦中で生き残ろうとする剣客たちの心理戦が、ノンストップで進みます。
Netflixシリーズとして映像化された人気作で、原作は『天』『地』『人』『神』の4部作で完結します。
3位:『八本目の槍』(今村翔吾)
『八本目の槍』は、第41回吉川英治文学新人賞を受賞した、戦国群像劇の代表作です。
賤ヶ岳の七本槍として歴史に名を残した武将たちの視点で、八人目の存在「石田三成」の生涯を浮かび上がらせる構成です。
1編ずつ違う武将(脇坂安治・福島正則・加藤清正など)が語り手となり、最後に三成の全体像が見えてくる連作短編形式です。
歴史小説に慣れていない方でも、1編ずつ完結しているため読み進めやすくなっています。
4位:『じんかん』(今村翔吾)
『じんかん』は、第11回山田風太郎賞を受賞した、戦国武将・松永久秀を主人公にした長編です。
「戦国の三大悪人」「裏切り者」とされてきた松永久秀の生涯を、彼の小姓・狗丸の視点で語り直す構成です。
通説とは違う、人間味あふれる久秀像を立ち上げる筆致で、戦国小説の常識を揺さぶる長編として評価を集めました。
通説の悪人像を覆す書き手の力量を、最もよく感じられる代表作のひとつです。
5位:『乱読御免』(今村翔吾/毎日新聞出版・単行本)
今村翔吾を作った48冊と、それぞれの本にまつわる記憶を収めた読書エッセイです。
池波正太郎との出会いから、時代小説、漫画、ビジネス書、絵本まで、創作の源泉を幅広くたどれます。
毎日新聞の2022年から2025年の連載を単行本化し、2026年8月13日に刊行された最新刊です。
作品そのものだけでなく、今村翔吾がどの本から歴史の手触りと言葉の力を受け取ったかを知りたい人に向きます。
6位:『海を破る者』(今村 翔吾)
『海を破る者』は、2024年5月に文藝春秋から刊行された、今村翔吾の歴史大河長編です。
13世紀の蒙古襲来(元寇)の時代を舞台に、伊予の御家人・河野通有を主人公にした骨太な歴史長編が描かれます。
戦国でも幕末でもない「中世日本最大の危機」を、武家社会の側から描く形で、今村作品の歴史的な射程の広さを示します。
本記事のリンクは単行本版です。文庫で読みたい方は、今後の刊行情報を文藝春秋の公式ページでご確認ください。
7位:『童の神』(今村翔吾)
『童の神』は、第10回角川春樹小説賞を受賞し、第160回直木賞候補にもなった、今村翔吾の初期代表作です。
平安時代を舞台に、世間から「童(わらわ)」と蔑まれてきた人々が、自分たちの居場所を切り拓いていく長編が描かれます。
歴史小説でありながら、現代社会の差別・偏見にも通じるテーマを背景に据えた、社会派の側面も持つ作品です。
ハルキ文庫から刊行されており、書店でも手に取りやすくなっています。
8位:『茜唄 上』(今村翔吾)
『茜唄 上』は、『平家物語』をモチーフにした、今村翔吾の歴史長編の上巻です。
平家の盛衰を、平知盛を中心とした視点で描き直す構成で、戦国・近世だけでなく、平安末期も今村翔吾の射程に入っていることを示す作品です。
本作は上下巻構成のため、まずは上巻から手に取ってください。章ごとのテンポがよく、平家物語に触れたことがない読者でも読み進めやすい筆致です。
歴史小説のなかでも、群像劇と人間ドラマを両立した長編として読めます。
9位:『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』(今村翔吾)
『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』は、江戸の火消しを描いた今村翔吾の出世作で、羽州ぼろ鳶組シリーズの第1作です。
羽州新庄藩のお抱え火消し「ぼろ鳶組」の頭・松永源吾を主人公に、火事の現場と人間ドラマを交互に描く時代エンタメです。
1編で1つの火事に挑む形で、火消しの仕事と藩の事情、火付盗賊の影が複層的に描かれていきます。
シリーズはこの後『夜哭烏』『九紋龍』『鬼煙管』など多数刊行されており、まず本作から入るのがおすすめです。
10位:『イクサガミ 地』(今村翔吾)
『イクサガミ 地』は、イクサガミシリーズの第2作で、東海道を舞台にしたサバイバルが続く長編です。
前作『天』から残った剣客たちが、東京を目指す道中でさらに激しい戦いを繰り広げます。
前作で示された「こどく」というゲームの全容が、本作で少しずつ明らかになっていきます。
刊行順に『天』→『地』→『人』→『神』と読むのがおすすめです。
11位:『イクサガミ 人』(今村 翔吾)
『イクサガミ 人』は、イクサガミシリーズの第3作で、シリーズの後半に入る位置の長編です。
残る剣客たちの数が絞られ、各人物の動機と背景がより深く描かれていきます。
前作までの伏線が回収され始める位置の作品で、シリーズを追ってきた読者ほど読み応えが増します。
シリーズは本作のあと完結巻『神』に続きます。 『イクサガミ 人』の前後に紹介した作品も読むと、人物とテーマの違いを比べやすくなります。
12位:『イクサガミ 神』(今村翔吾)
『イクサガミ 神』は、イクサガミシリーズの完結巻として2025年に刊行された単行本です。
シリーズの全伏線が回収される最終巻で、東海道のサバイバルゲームが東京で決着を迎えます。
Netflixシリーズとして映像化された原作の結末として、活字で見届けたい読者に向く長編です。
本記事のリンクは単行本版です。文庫化は今後の刊行予定を各出版社の公式ページでご確認ください。
13位:『夜哭烏 羽州ぼろ鳶組』(今村翔吾)
『夜哭烏 羽州ぼろ鳶組』は、羽州ぼろ鳶組シリーズの第2作です。
前作で活躍した松永源吾と、その仲間たちの新たな火事と陰謀との戦いが描かれます。
ぼろ鳶組の各メンバーの背景が掘り下げられ、シリーズの厚みが本格的に増していきます。
刊行順に『火喰鳥』→『夜哭烏』→『九紋龍』と続けて読むと、人物像の積み上がりを最も楽しめます。
14位:『九紋龍 羽州ぼろ鳶組』(今村翔吾)
『九紋龍 羽州ぼろ鳶組』は、羽州ぼろ鳶組シリーズの第3作です。
ぼろ鳶組と他の火消し組との関係や、火事のスケールがさらに大きくなっていく流れで、シリーズの中盤を支える長編になっています。
源吾と仲間たちの掛け合いも、3作目になるとリズムよく決まり、読み心地がより軽快になります。
シリーズの世界観が定着する位置の作品で、ここから一気に物語が動き出すターニングポイントです。
15位:『鬼煙管 羽州ぼろ鳶組』(今村翔吾)
『鬼煙管 羽州ぼろ鳶組』は、羽州ぼろ鳶組シリーズの第4作で、舞台を江戸から京都に移した長編です。
前作までで活躍してきたぼろ鳶組が、京都という未知の土地で新たな火事と謎に挑みます。
地域を変えた挑戦により、シリーズの幅が大きく広がり、ぼろ鳶組の魅力を別角度から味わえます。
シリーズは第4作以降も刊行が続いており、本作までを読了すればシリーズに本格的に「ハマった」感覚を持てます。
16位:『くらまし屋稼業』(今村翔吾)
『くらまし屋稼業』は、江戸の「人を消す稼業」を題材にした、今村翔吾のもう一つのシリーズの第1作です。
頼まれれば人をどんな状況からでも「くらます」プロの三人組を主人公にした時代エンタメで、毎回違う依頼が描かれます。
ぼろ鳶組とは別の方向性のシリーズで、ハードボイルド寄りの読み心地を楽しめます。
角川春樹事務所の時代小説文庫から刊行されており、シリーズは8冊目以降も継続中です。
17位:『春はまだか くらまし屋稼業』(今村翔吾)
『春はまだか くらまし屋稼業』は、くらまし屋稼業シリーズの第2作です。
前作で確立された「くらまし屋」の世界観が、別の依頼と新しい登場人物で更新されていきます。
前作の余韻を残しつつ、シリーズの本格化を感じられる長編として、ファンの間でも評価の高い続編です。
刊行順に第1作→本作の流れで読むと、登場人物の関係性がより深く伝わります。
18位:『夏の戻り船 くらまし屋稼業』(今村翔吾)
『夏の戻り船 くらまし屋稼業』は、くらまし屋稼業シリーズの第3作です。
夏の江戸を舞台に、くらまし屋の三人組が新たな依頼に向き合う長編で、シリーズの厚みが一段増していきます。
前作までで描かれた人物関係に新しい要素が加わり、シリーズを通読する楽しみが増えていきます。
本作のあとも『秋暮の五人』『冬晴れの花嫁』など、四季を冠した続編が続きます。
19位:『秋暮の五人 くらまし屋稼業』(今村翔吾)
『秋暮の五人 くらまし屋稼業』は、くらまし屋稼業シリーズの第4作です。
秋の江戸を舞台に、新たな依頼と五人の登場人物の物語が交差する形で、シリーズの世界観が成熟していきます。
シリーズを通して読んできた読者にとって、人物関係の積み上がりがより深く感じられる位置の作品になっています。
ハルキ文庫の時代小説文庫から刊行されており、書店でも入手しやすい長編です。
20位:『蹴れ、彦五郎』(今村翔吾)
『蹴れ、彦五郎』は、戦国時代を舞台にした、今村翔吾の短編集です。
蹴鞠の名手・難波田憲重を主人公にした表題作を含む、戦国の名脇役たちにスポットを当てた連作です。
1編ずつ違う武将の物語で、長編が苦手な方の入り口としても読み進めやすくなっています。
祥伝社文庫から刊行されており、書店でも入手しやすい短編集です。
本をお得に効率よくインプットするコツ2選


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まとめ


| ランキング | 書名 | 著者 | ジャンル | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 『塞王の楯』 | 今村翔吾 | 代表作・単独作 | |
| 2位 | 『イクサガミ 天』 | 今村翔吾 | イクサガミ | |
| 3位 | 『八本目の槍』 | 今村翔吾 | 代表作・単独作 | |
| 4位 | 『じんかん』 | 今村翔吾 | 代表作・単独作 | |
| 5位 | 『乱読御免』 | 今村翔吾 | 2026年最新刊 | |
| 6位 | 『海を破る者』 | 今村 翔吾 | 代表作・単独作 | |
| 7位 | 『童の神』 | 今村翔吾 | 代表作・単独作 | |
| 8位 | 『茜唄 上』 | 今村翔吾 | 時代小説シリーズ | |
| 9位 | 『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』 | 今村翔吾 | 時代小説シリーズ | |
| 10位 | 『イクサガミ 地』 | 今村翔吾 | イクサガミ | |
| 11位 | 『イクサガミ 人』 | 今村 翔吾 | イクサガミ | |
| 12位 | 『イクサガミ 神』 | 今村翔吾 | イクサガミ | |
| 13位 | 『夜哭烏 羽州ぼろ鳶組』 | 今村翔吾 | 時代小説シリーズ | |
| 14位 | 『九紋龍 羽州ぼろ鳶組』 | 今村翔吾 | 時代小説シリーズ | |
| 15位 | 『鬼煙管 羽州ぼろ鳶組』 | 今村翔吾 | 時代小説シリーズ | |
| 16位 | 『くらまし屋稼業』 | 今村翔吾 | 時代小説シリーズ | |
| 17位 | 『春はまだか くらまし屋稼業』 | 今村翔吾 | 時代小説シリーズ | |
| 18位 | 『夏の戻り船 くらまし屋稼業』 | 今村翔吾 | 時代小説シリーズ | |
| 19位 | 『秋暮の五人 くらまし屋稼業』 | 今村翔吾 | 時代小説シリーズ | |
| 20位 | 『蹴れ、彦五郎』 | 今村翔吾 | 代表作・単独作 |
迷ったら1位から読み、関心が広がったら表から次の今村翔吾の本を選んでください。




























