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「深夜2時の読書論」管理人のトバリです。普段はWEBマーケティングの会社を運営しており、夜に本を読む時間が私の癒しです。当ブログでは、哲学・社会学・思想・小説など、人文系のおすすめ本を紹介しています。深夜の静けさの中で、あなたにとっての特別な一冊が見つかりますように。
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ストア派のおすすめ本12選!入門から古典まで読む順番と翻訳も解説

こんばんは、「深夜2時の読書論」管理人のトバリです。

些細なことでイライラしてしまう」「将来が漠然と不安で、夜も眠れない

そんな悩みを持つ現代人こそ、2000年以上前の古代ローマで生まれた「ストア派哲学」が必要です。

今、シリコンバレーの起業家やトップアスリートの間で、ストア哲学が再評価されています。ストア哲学が単なる学問ではなく、予測不能な困難な時代を生き抜くための「心の武器」になるからです。

しかし、いざ学ぼうとして書店に行くと、難解な古典や翻訳書が並んでおり、「どれから読めばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

いきなり難しい本を手に取って挫折してしまうのは非常にもったいないことです。

そこで本記事では、数ある関連書籍の中から「本当に役に立つおすすめ本12選」を厳選しました。

ストア派の本を読み進める、おすすめの順番は下記です。

  1. 入門書を読む:『ストア派哲学入門』『奴隷の哲学者エピクテトス』『STOIC 人生の教科書ストイシズム』など
  2. 3大哲人の本を読む:『自省録』『人生の短さについて』や『エピクテトス 人生講義』など
  3. ストア派名著を読む:『哲人たちの人生談義』『ストア派』など

現代の入門書から、人生を変える力を持つ古典の名著まで。

初心者が挫折しないための「読む順番」や、読みやすい「翻訳」の選び方もあわせて解説します。

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あなたにぴったりの一冊を見つけ、どんな環境でも動じない「無敵のメンタル」を手に入れましょう。

耳で聞き流す読書がおすすめ

古典と「耳読書(オーディオブック)」は相性が抜群であることをご存知でしょうか。

昔の哲学書は、「対話」や「講義」の記録であることが多いため、目で文字を追うよりも、音声で聞いたほうが「人から語りかけられている」感覚になり、驚くほど頭に入りやすいのです。

『自省録』や『人生の短さについて』などはAudible版もリリースされています。

満員電車のストレスフルな空間で、耳元でセネカに「怒りとは何か」を説いてもらう。これこそ、現代における最強のメンタルトレーニングと言えるかもしれません。

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おすすめの哲学本37選は下記記事で詳しくまとめました。中高生から大人まで、楽しめる哲学ロードマップになっているので、気になる方は読んでみてください。

目次

ストア派(ストア哲学)とは? なぜ今読まれるのか

おすすめの本を紹介する前に、まずは「ストア派」とは何か、なぜこれほどまでに現代人を惹きつけるのかを簡単に押さえておきましょう。

ストア哲学は、紀元前3世紀のギリシャで生まれ、ローマ時代に発展した哲学です。その核心を一言で言えば、「理性によって感情をコントロールし、心の平穏(アタラクシア)を目指すこと」にあります。

コントロールできること、できないことの二分法

ストア派の最大の教えに、「権内(けんない)」と「権外(けんがい)」の区別というものがあります。

  • コントロールできるもの(権内):自分の思考、行動、価値観、判断
  • コントロールできないもの(権外):他人の言動、評判、財産、天気、過去や未来

私たちは普段、「あの人に嫌われたらどうしよう(他人の評価)」や「不景気になったらどうしよう(社会情勢)」といった、自分ではどうにもできないことに悩み、苦しんでいます。

ストア派は、「コントロールできないこと」に悩むのをやめ、「コントロールできること」だけに全集中しなさい、と説きます。

これが、あらゆる悩みから解放されるための最強のメソッドなのです。

なぜ現代のシリコンバレーで流行しているのか

現代は「VUCA(ブーカ)」と呼ばれる、先行きが不透明で変化の激しい時代です。

GAFAの起業家やトップリーダーたちがこぞってストア哲学を学ぶのは、それが「アンコントローラブルな状況下でも、冷静な判断を下すためのメンタルトレーニング」として極めて優秀だからです。

感情を押し殺すのではなく、感情の奴隷にならない。このクールで実践的な姿勢が、現代のビジネスパーソンに深く刺さっています。

失敗しないストア派の本の選び方と読む順番

ストア派の本を選ぶ際、最も注意すべきなのが「読む順番」です。

有名な『自省録』などの古典はいきなり読むと、翻訳が古かったり内容が抽象的だったりして、挫折するリスクが高くなります。失敗しないためには、以下の3ステップで進めるのがおすすめです。

ステップジャンル目的
STEP1現代の入門書・漫画全体像とメリットを掴む。実践しやすさを重視。
STEP2古典の抄訳・新訳エッセンスに触れる。読みやすい翻訳を選ぶのが鍵。
STEP3古典の完訳原典とじっくり対話する。一生のバイブルにする。

まずは現代語で書かれたわかりやすい本で「ストア派的な考え方」をインストールし、その後に原典へ進むと、驚くほど内容が頭に入ってきます。

特に古典を選ぶ際は、「翻訳」が重要です。

直訳調の硬い文章よりも、光文社古典新訳文庫などの「現代語訳」を選ぶことが、哲学書を読み通すコツといえるでしょう。

ストア派の思想自体はシンプルですが、古典のテキストは当時の時代背景や独特の言い回しもあり、現代人には少しとっつきにくい部分があるのも事実です。

そこで、私が推奨する「読む順番」は以下の3ステップです。この順序を守ることで、挫折率を劇的に下げることができます。

初心者におすすめのストア派入門書・漫画6選

まずはSTEP1、現代の著者によって書かれた入門書や漫画を紹介します。

「哲学は難しそう」というイメージを払拭してくれる、わかりやすい4冊です。

『ストア派哲学入門』(ライアン・ホリデイ)

ストア派を現代のビジネスや生活に応用する方法を説く第一人者、ライアン・ホリデイによるベストセラーです。

この本の特徴は、「1日1ページ」形式になっていること。

1月1日から12月31日まで、日付ごとにストア派の哲人の言葉と、それに対する現代的な解説がセットになっています。

「朝起きて1ページ読む」という習慣が作りやすく、無理なくストア派の思考を日常に取り入れられます。

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分厚い本を一気に読む時間がない忙しい方に、特におすすめの一冊です。

『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業』(荻野 弘之)

「活字ばかりだと眠くなる……」という方には、この漫画版が最適です。

元奴隷という過酷な境遇から偉大な哲学者となったエピクテトスの教えを、親しみやすい漫画で学べます。

現代人が抱える「人間関係の悩み」や「承認欲求」といったテーマに対し、エピクテトス先生がズバッと解決策を提示してくれる構成になっています。

漫画だからといって内容は薄くありません。読後にはしっかりとストア派の核心である「権内・権外の区別」が理解できているはずです。

『心穏やかに生きる哲学』(ブリジッド・ディレイニー)

「ストア哲学」と聞くと、欲望を抑え込む「禁欲主義」のような堅苦しいイメージを持つかもしれません。

しかし、本書はその誤解を解き、ストア派がいかに「日々の生活の中で『喜び』を見つけるか」に特化した哲学であるかを教えてくれます。

著者は英国『ガーディアン』紙のジャーナリストなので、文章も読みやすいです。

例えば、あえて最悪の事態を想像することで現在の幸福を再認識する「ネガティブ・ビジュアリゼーション」という手法などは、仏教の無常観とも通じつつ、より能動的なメンタルトレーニングとして機能します。

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東洋哲学で「あるがまま」を学び、本書で「心の守り方」を実践する。この二刀流があれば、ストレスフルな現代社会も、驚くほど軽やかに泳ぎ切れるようになるはずです。

『迷いを断つためのストア哲学』(マッシモ・ピリウーチ)

著者は生物学者でありながら哲学の教授でもあるという異色の経歴の持ち主。エピクテトスの教えをベースに、著者自身の体験や現代の科学的知見を交えて解説しています。

「障害を持つ友人にどう接するか」「怒りを感じたときにどう対処するか」など、非常に具体的なシチュエーションに即して哲学が語られるため、自分事として捉えやすいのが魅力です。

理論だけでなく、実践的な「生きる知恵」を求めている方にぴったりの良書です。

『STOIC 人生の教科書ストイシズム』(ブリタニー・ポラット)

こちらは、ストア哲学を「90日間のプログラム」として実践するためのワークブック的な一冊です。

単に知識を得るだけでなく、「今週はこのテーマを意識して生活してみよう」といった具体的なアクションプランが提示されます。

読むだけでは終わらせず、行動を変えたいと思っている人にとって、強力なガイド役となってくれるでしょう。

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メンタルを鍛えるための「ジムのメニュー表」のような感覚で使える、実用性の高い本です。

『エピクテートス ストア哲学入門』(國方栄二)

「自分の力ではどうにもならないこと」に悩み、心をすり減らしていませんか?

エピクテートスは古代ローマの哲学者ですが、実は元々「奴隷」の身分でした。

身体的な自由を奪われ、過酷な運命の中にいた彼がたどり着いたのが、「権力や財産、他人の評判はコントロールできないが、自分の『心の持ち方』だけは自由である」という境地です。

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この本は、そんな不屈の精神を持つ「ストア派」の教えを、専門家が丁寧に噛み砕いて解説した岩波新書の名著です。

ストア派の3大哲人のおすすめ古典3選

入門書で基礎ができたら、いよいよSTEP2〜3、本丸である「古典」に挑戦しましょう。

ストア派には「後期の3大哲人」と呼ばれる重要人物がいます。

それぞれの特徴と、初心者でも読みやすいおすすめの翻訳版を紹介します。

『自省録』(マルクス・アウレリウス)

第16代ローマ皇帝でありながら哲学者でもあったマルクス・アウレリウス。

激務と戦乱のさなか、テントの中で自分自身に向けて書き綴った日記が『自省録』です。

誰かに読ませるための本ではないため、内容は非常に内省的で、かつ率直です。

「皇帝」という最高権力者が、私たちと同じように人間関係や死の恐怖に悩み、自分を鼓舞し続ける姿には、時代を超えた感動があります。

『人生の短さについて』(セネカ)

セネカは、皇帝ネロの家庭教師も務めた政治家です。

彼は多忙な現実社会の中で生きる人々に向けて、多くの手紙やエッセイを残しました。

代表作『人生の短さについて』は、「人生は短いのではない。私たちが多くの時間を浪費しているのだ」という強烈なメッセージで始まります。現代の「時間術」の元祖とも言える内容です。

『エピクテトス 人生講義』(エピクテトス)

奴隷として生まれ、後に解放されて哲学者となったエピクテトス。

彼は自ら本を書かず、その講義録を弟子がまとめたものが『語録』『要録』として残っています。

彼の言葉は非常に厳しく、そして力強いのが特徴です。「足が不自由でも、私の意志までは誰も奪えない」というような、魂の自由を説く姿勢は、逆境にある人に強い勇気を与えます。

中級者向けのストア派のおすすめ名著・解説書 3選

さらに深く学びたい、ストア派の歴史や現代心理学との関係を知りたいという知的好奇心旺盛な方には、以下の3冊がおすすめです。

『認知行動療法の哲学』(ドナルド・ロバートソン)

実は、うつ病や不安障害の治療に使われる「認知行動療法(CBT)」のルーツは、ストア哲学にあります。

本書は、ストア派の思想がどのように現代の心理療法へとつながっているのかを体系的に解説した本です。

「哲学は役に立つのか?」という疑問に対し、科学的・臨床的な視点から「YES」と答えてくれる、信頼性の高い一冊です。

『哲人たちの人生談義』(國方栄二)

日本の研究者による解説書です。

ストア派の思想を「自然」「自由」「情念」などのキーワードごとに整理し、3大哲人たちがそれぞれどう考えていたのかを横断的に解説しています。

断片的な名言集ではなく、思想の体系(システム)としてストア派を理解したい方にとって、非常に優れたガイドブックとなります。

『ストア派』(文庫クセジュ)

新書サイズでコンパクトながら、ストア派の歴史、論理学、自然学、倫理学を網羅した入門書です。

少しアカデミックな内容になりますが、ローマ時代の哲人だけでなく、初期の創始者ゼノンなどについても触れられており、歴史的な変遷を学びたい人におすすめです。

ストア哲学を人生に活かす「読み方」のコツ

ストア派の本は、小説のように一度読んで終わりにするものではありません。

読み終わった瞬間から、あなたの人生での「実践」が始まります。

最後に、本の内容を血肉にするための読み方のコツを紹介します。

  • 朝と夜の「ジャーナリング」:
    マルクス・アウレリウスも実践していましたが、日記を書くことはストア派の基本です。朝に「今日起こりうる困難」を想定し、夜に「今日、自分は理性的であったか」を振り返る。本で学んだ言葉を日記に書き写すのも効果的です。
  • 反復読書(味読):
    気に入った一冊、あるいは心に響いた章を、ボロボロになるまで繰り返し読んでください。不安や怒りに襲われたとき、頭の中にパッと哲人の言葉が浮かぶレベルまで染み込ませることが、メンタルを強くする近道です。

通勤や寝る前に。本をお得にインプットする裏技

ここまで紹介した本は、どれも手元に置いておく価値がある名著ばかりです。

とはいえ、全部を単行本で揃えるのは、お財布にも本棚のスペース的にも大変かもしれません。

そこで、賢く「知」をインプットするための、ちょっとした裏技をご紹介します。

Kindle Unlimitedで読めるストア派関連本

Amazonの読み放題サービス「Kindle Unlimited」では、時期にもよりますが、光文社古典新訳文庫のシリーズや、入門書系の本が対象になっていることがよくあります。

セネカの『人生の短さについて』などは、サクッとスマホで読むのに適しているので、まずはUnlimitedで試し読みしてみるのが賢い戦略です。

「自分に合わないな」と思ったらすぐに別の本に切り替えられるのも、読み放題ならではのメリットと言えるでしょう。

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Audibleなら難解な古典も頭に入りやすい

実は、古典と「耳読書(オーディオブック)」は相性が抜群であることをご存知でしょうか。

昔の哲学書は、「対話」や「講義」の記録であることが多いため、目で文字を追うよりも、音声で聞いたほうが「人から語りかけられている」感覚になり、驚くほど頭に入りやすいのです。

『自省録』や『人生の短さについて』などはAudible版もリリースされています。

満員電車のストレスフルな空間で、耳元でセネカに「怒りとは何か」を説いてもらう。これこそ、現代における最強のメンタルトレーニングと言えるかもしれません。

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まとめ:コントロールできる「読書」から始めよう

今回は、ストア派(ストア哲学)のおすすめ本を、入門書から古典まで紹介しました。

記事の要点を振り返ります。

  • まずは入門書から:『ストア派哲学入門』や漫画版から入り、全体像を掴む。
  • 古典は翻訳選びが命:読みやすさを重視するなら「光文社古典新訳文庫」がおすすめ。
  • 読むだけでなく実践を:ジャーナリングなどを通じて、哲学を生活の一部にする。

ストア哲学は、知識として知っているだけでは意味がありません。困難な現実に直面したとき、自分の感情をどう御するかという「実践」の中でこそ輝きます。

まずは気になった一冊を手に取り、ページを開いてみてください。2000年前の哲人たちの言葉が、あなたの現代の悩みを吹き飛ばす、強力な味方になってくれるはずです。

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この記事を書いた人

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「深夜2時の読書論」管理人のトバリです。普段はWEBマーケティングの会社を運営しており、夜に本を読む時間が私の癒しです。当ブログでは、哲学・社会学・思想・小説など、人文系のおすすめ本を紹介しています。深夜の静けさの中で、あなたにとっての特別な一冊が見つかりますように。

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